F1-USGP



スピードビジョンというケーブルTVのチャンネルで、F1グランプリ第15戦の、スターティンググリッドの順番を決めるための、最終予選の様子が放送されました。

これは見逃せません。

放映は、9月23日土曜日の午前10時半から午後1時まででした。

 


昨日から、放送予定は頭の中へインプットしていますが、時々自動消去されて忘れてしまうことがあるので、こちとらとしても、TVの放映予定表をプリントアウトするという用意周到さで対処。(笑)


レースが行われるのは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイという長い名前のレース場。

場所はここなので、シアトルからはちょっと行って帰ってくるというわけにはいきませんが・・(笑)

全長2.065 マイル = 4.195km。

これを73周つまり306.235kmを誰が一番速く駆け抜けるか?

というまあ単純な競争であります。

アメリカでは、不思議なことに、このF1レースというのはあまり人気がない。

インディ500に代表されるように、円周コースをグルグルまわる、いわゆる「カート」と呼ばれるレースに人気がある。

が、私に言わせれば、あれは面白くない。

山アリ谷ありとまでは行かなくても、人生と同じで紆余曲折がないとねえ?

 

で、このコースの円周コースのストレートエンドに、左の写真のような途中で左へ曲がる少しきついコーナーがあります。

まあ曲がりきれなくても、これだけのエスケープゾーンがあれば安心して突っ込めるというもの。

F1はこういう減速というブレーキング競争があるからこそ、ストレートのスピード競争もまたキワだって、素晴らしいのであります。

右の写真のような、テクニカルなコースも組み合わされ、トップグループはこれを一周1分14秒台のラップタイムで周回します。

アメリカ人のGPドライバーとしては、1961年のチャンピオン、フィル・ヒル
1978年のチャンピオン、マリオ・アンドレッティーがいますね。

このUSGPは、TVも含めると全世界で6000万人が観戦するという。

F1ファンとしては、この初開催のUSグランプリが盛り上がり、人気が出てほしいものです。

日本のようなハイレグのおネエチャンはいませんが、スタイルのいいオネエさまたちが、ウロウロして彩りを添えているようです。

TVではほとんど映りませんが・・。

この日は少し雨がパラパラと落ちる天気で、予選が始まると、まずハッキネンがトップのラップタイムを叩き出し、クルタード、バリケロといつもの顔ぶれのタイムが激しく入れ替わりました。

不思議なことにシューマッカはこの最終予選のグループに参加せず、ピットで待機。

コンピュータのディスプレイで、ライバルのラップタイムを見ながら、コースの空き具合を見て、いちばんいいタイミングで、コースインして最速のラップタイムを狙うという作戦のようです。

しかし途中で雨がパラパラと降ってきて、大慌てでコースイン。(笑)

でも、ここで1分14秒266という最終予選でのベストタイムをいきなり一週目で叩き出したのは、さすがシューちゃんです。

タイアはニューですし、チームも上の写真のように、路面状況を見ながら、フロントウィングの角度を調整するという緻密さも持ち合わせています。

フロントウィングにはカバーをかけていましたが、これはライバルにウィングの角度という、大事な情報を隠すということなんでしょうね。


Red Bull Sauber Petronas

Pedro Diniz のドライブするザウバー・ペトロナスは、この時点で10位この日の最終順位は9位。

このペトロナスは、マレーシアの石油財閥。

資金が豊富なので、エンジンをフェラーリから調達。

来年のこのエンジン調達費用は25億円以上だという・・

Pedro Diniz のWEBを見ると、ブラジル生まれのエキゾチックなマスクのいい男。

チームメイトの Mika Salo は2002年からトヨタのF1ドライバーとして起用されることが決まっていますね。

この日の順位は14位。

 

クルタードは予選走行時間のタイムリミットぎりぎりに、コースインして何と第2位へ浮上。

この予選のタイムトライアルは、一台につき12ラップ以内という制限がありますから、みんな真剣そのもの。

ちなみにストレートの最高速度のベストは、バリケロの328キロ。

バリケロは、よくそのコースでの最高速を出しているようで、最高速が出やすいセッティングが好きなのかもしれません。

 

ポールポジションから3位までは、300人もの記者にとり囲まれて予選終了後の記者会見。

日本人でここへ座ったドライバーは残念ながらいませんが、その前に英語をマスターしておかないとね。

でも心配ご無用。

質問者もヨーロッパ訛で判りにくいし、シューちゃん、クルタードはドイツ訛りだし、ハッキネンはフィンランド訛り?なので、ものすごく訛ってます。(笑)

日本訛りで勝負すれば、別に問題はありませんが・・

日本人は、なかなか3位以内に食い込めません。

高木虎之助も日本へ帰れば、ダントツに速いようですが、F1では10位あたりから上へはなかなか行けませんでしたからね。

トヨタなら、2002年からのF1への挑戦に日本人ドライバーで挑戦するくらいのことはできると思うのですが・・

 



バリケロのピット前はタイヤの山!

 

エディー・アーバインは、インタビューアーにいろいろ答えていましたが、かなり軽いノリのニイチャン。でもナイスガイ。

コスワース・ジャガーをドライブして、今日は17位。

でも、自家用で乗ってるのはジャガーじゃなくて、フェラーリ。(笑)

自家用ヘリも持ってますねえ。



先日タイガーウッズはナイキとの5年契約で100ミリオンと報じられていましたが、シューちゃんの年収はというと、いろいろ合わせると、54ミリオン。つまり57億円ほど。

生涯年収は5億ドル。530億円ほどになるそうです。

まあ、事故死と隣り合わせだからこれくらいはもらわないと・・ということなんでしょうか・・

トレードでは、死ぬことはないからねえ・・

心臓麻痺に気をつけるくらいかな。(笑)

 

 

クレジットなしで一瞬、耳栓をしているゴクミが映りました。

ダンナのジャン・アレジのラップライムを見ているところでしょうね。

アメリカ人には、アジア系のオンナくらいの認識しかないでしょうね。

ジャン・アレジがダンナだということは知らないはずです。

その肝心のダンナですが、残念ながらエンジンブローで、20位・・

アレジは、アレースィ という発音じゃないと通じないようです。

こういう実際の発音と、ウソの発音とのギャップの責任はどうやら日本のマスコミにあるようですね。

勝手にモディファイは、なしだよーん。ほんと。

さて、明日の本番が楽しみです。


 

01) Michael Schumacher, No. 3 Ferrari, 1:14.266 / 126.356mph

02) David Coulthard, No. 2 McLaren/Mercedes, 1:14.392
03) Mika Hakkinen, No. 1 McLaren/Mercedes, 1:14.428
04) Rubens Barrichello, No. 4 Ferrari, 1:14.600
05) Jarno Trulli, No. 6 Jordan/Mugen-Honda, 1:15.006
06) Jenson Button, No. 10 Williams/BMW, 1:15.017

07) Heinz-Harald Frentzen, No. 5 Jordan/Mugen-Honda, 1:15.067
08) Jacques Villeneuve, No. 22 BAR/Honda, 1:15.317
09) Pedro Diniz, No. 16 Sauber/Petronas, 1:15.418

10) Ralf Schumacher, No. 9 Williams/BMW, 1:15.484
11) Alexander Wurz, No. 12 Benetton/Supertec, 1:15.762
12) Ricardo Zonta, No. 23 BAR/Honda, 1:15.784
13) Jos Verstappen, No. 19 Arrows/Supertec, 1:15.808
14) Mika Salo, No. 17 Sauber/Petronas, 1:15.881
15) Giancarlo Fisichella, No. 11 Benetton/Supertec, 1:15.907

16) Nick Heidfeld, No. 15 Prost/Peugeot, 1:16.060
17) Eddie Irvine, No. 7 Jaguar/Cosworth, 1:16.098
18) Pedro de la Rosa, No. 18 Arrows/Supertec, 1:16.143
19) Johnny Herbert, No. 8 Jaguar/Cosworth, 1:16.225
20) Jean Alesi, No. 14 Prost/Peugeot, 1:16.471

21) Gaston Mazzacane, No. 21 Minardi/Fondmetal, 1:16.809
22) Marc Gene, No. 20 Minardi/Fondmetal, 1:17.161