2007 1015-


1030 Tues.

下げの判別について

多くのトレーダーが直面する問題についてご質問をいただきました。

文字だけでの回答はなかなか難しいのですが、できるだけわかりやすく解説をしてみました。
 

9月のジャンプアップセミナーでお世話になりました**です。

昨日、初めてネットエイドに参加させていただきました。(***のハンドル名で)
セミナー後、一ヶ月ほどdelayedデータで模擬トレードをしてから、やっと口座を開き、先日からリアルデータでのデモトレードに移行しました。モニタも20インチのものを導入しました(先生にあやかってナナオを奮発^^;)。
今まで、エイドの無料モードと、HLBGPとCoolのページは欠かさず拝見しておりましたが、環境が整ったため、晴れて本サービスを購読いたした次第です。

初めてのリアルタイムでのネットエイドは、セミナーでお話を伺った通り、事後にウェブを読むのとは異なる次元の緊張感を伴っていて、そのためか、いつもにも増してマーケットが速く動くように感じました。

エイドを続けて受け、先生の視点と自分の視点の乖離が小さくなってきた時、マーケットがよく見えてくるのだろうと期待しています。

昨日の結果はマイナスにはならなかったものの、実トレードに移行するには未だ早いことを痛感しました。 現状の問題は次のようなものです。アドバイスいただけると幸いです。

私、まだカットロスすべき局面とアップトレンド途中の一時的な下げの区別がつきません。

私のような初心者は、まず躊躇なくカットロスできることが最初の課題だと認識しておりまして、なるべく薄い(できれば0.1ポイント台での)ロスカットを命題としています。

ところが、long後、下がってきたので慌ててカットロスすると、その後どんどん上げる、というケースが多くあります。

これをいくつか体験すると、カットロスに対する規律が甘くなり(また上げるかもしれないと期待してしまう)、躊躇するうちに、決定的に下げる、という悪循環に陥ります。

このような状態には、どのように臨めばよいでしょうか。

「ブレイクスキャン(プロ)でブレイクを確認したものには時を逃さず入り、万一下げたら躊躇なくカットロス。

既にスキャンシステムで選別されているのだから、確率的には上げるものが多いはずなので、下げたらカットロスの原則に従い資金を守ってトレードを続けていれば、トータルでは勝てるはず。」

というような理解でよいでしょうか。(これが正しいとしても、実際に実行できるかは訓練と資質次第なのだとは思うのですが・・・)

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただけると大変助かります。よろしくお願い致します。

# 昨日のエイドの最後にいただいたお答えは大変励みになりました。

これからは、はっち先生と呼ばせて下さい。

 

ご質問は「カットロスすべき局面とアップトレンド途中の一時的な下げの区別ができるようになりたい」という趣旨だと思います。

つまり一時的な下げなら、脱出をせずにホールドして、プルバック後の上昇を期待し、カットロスをすべきケースなら、脱出をするという2種類のトレードができればということなのでしょう。

結論から言えば、そうした2種類の判別は、 ハナからやらないということになります。

抵抗線をブレイクした直後というのは、そこでの上昇である程度の利益を獲れるわけです。

でうからそこで自分が必要なゲインを達成できる株数でトレードをするわけですが、考え方としては、チャンスは一度だけだと考えることです。

そこで勝てば、その後の第二弾や第三弾の上げにエントリーできるわけです。

ですがそこで単なるプルバックだと考えホールドしていると、下げてしまうということはよく起こるのです。

では、単なるプルバックで再び上昇する確率はどれくらいあるのでしょうか?

これはどれくらいの時間をかけて、プルバックからさらに上げるかにもよります。

こうしたときに第二弾や第三弾の上げが期待できる銘柄にエントリーするため、スイングスキャンやブレイクスキャンを使って、週足や日足のトレンドがよいものを選択しているわけです。

昨夜のBIDUの例で説明しましょう。

マーケットが始まった直後ブレイクスキャンプロに、BIDUが表示されています。

日足のMAはよい状態で、マジッククロスパターンでもあり、5日間の高値もブレイクしています。

2007-10-29 22:30:40 はっちshadow
ハッチ3号出てきました

はっち3号でもBIDUが表示されました。つまり週足もよいということです。

このように二つのスキャンシステムに表示された銘柄を狙うダブルスキャンパターンに該当したわけです。

2007-10-29 22:31:02 はっちshadow
ちょっとみんなリバーサル気味

2007-10-29 22:31:05 はっちshadow
あまりあわてないほうがいいですね

2007-10-29 22:31:15 はっちshadow
先物がさげてます

2007-10-29 22:31:21 はっちshadow
今日はあわてないほうがいいですね

2007-10-29 22:31:28 はっちshadow
全部リバーサルさげてます

200株(72ドルの銘柄1000株相当)だと+1140ドル

下げ止まったのを見たあとですぐにエントリーしていますが、これはダブルスキャン銘柄だから上昇する確率はどの銘柄よりも高いということになります。

実際にこのあたりで上げた銘柄の中では、この銘柄がいちばんよく動いたのです。

2007-10-29 22:33:09 はっちshadow
GOOG BIDU ぬけてきましたね

200株(72ドルの銘柄1000株相当)だと+1140ドルですから、一日の利益としては十分です。

月収260万円コースです。

この半分の100株(36ドルの銘柄1000株相当)でも570ドルのゲイン、月収130万円コースなのです。

最初のうちはこうした素晴らしいゲインを死守し、そのあと余計なことをしないことです。

これが一番なのです。

私は昨日この銘柄1銘柄だけで終えました。

 

ですが多くのトレーダーは、このあともトレードを続け、ゲインを減らしてしまうのです。

何故余計なことをするのでしょうか?

その原因は「欲」と明確ではないルールによるものです。

500ドル取ったらそこでトレードをやめる、などとという単純なルールさえ守れないトレーダーが、実際に素晴らしい成績を上げることができるでしょうか?

トレードの初歩の段階では、確実に利益を積み上げることを第一目標とすることが大事で、ゲインを大きく伸ばすこととは分けて考えるべきなのです。

ゲインを伸ばしたかったら、ポジションのサイズを大きくするだけでいいのです。

回数を多くトレードすることは、利益を伸ばすこととは別なのです。

ネットエイドのガイドでは、利益が出る可能性の高い銘柄をいくつか指摘していますが、誰がどの銘柄にエントリーしているかは分からないため、複数をピックアップしているわけです。


 

エントリーして、下げて来たらマイナスになる前に脱出すべきです。

「カットロスすべきか、それともアップトレンド途中の一時的な下げなのか」を考えている暇があったら、さっさと出ることです。

考えている間にも、株価は反対方向へ動き続け、損失が拡大してゆくことを忘れてはなりません。

これができるようになれば、次のステップとして、もう少し少ないポジションで、長めににホールどをするというトレードができるようになります。

事前チェックでもこのようにガイドしています。

2007-10-29 22:13:53 はっちshadow
良いものにどんどん入るということですね

2007-10-29 22:13:58 はっちshadow
迷っていると動いてしまいますから

2007-10-29 22:14:02 はっちshadow
動き始めたものに乗る。

2007-10-29 22:14:13 はっちshadow
そして、米株の場合はすぐ脱出すれば購買力が戻りますから

2007-10-29 22:14:19 はっちshadow
よく動くところでしっかりプロフィットとることが大事ですね

上はBIDUの10分チャートですが、最初の4分足らずで取ったゲインの幅を示したのが黄色いゾーンです。

オープニングが最も効率よくトレードできることは、このチャートを見ても一目瞭然です。

ルールが単純でないと迷うことになります。

それが脱出をはじめとしたアクションが遅くなる「すべての原因」となっている事が多いのです。

もういちど自分のルールが単純かどうかを確認してください。

そして、それを守ることを実際のマーケットで毎日実行することです。

ここをうっかりいい加減に続けていると、悪い習慣や考え方が身についてしまうことになり、そこから脱出できなくなってしまいます。

いつまでたってもゲインの伸びない「思考の塩漬けトレーダー」へと、いつのまにか気がつかないうちに変身してしまっていることが多いのです。

 

 

1029 Mon.

日記の効用


 

「トレードで生活したいのですが、どうすればいいのでしょうか?」という質問を、ときどき受けることがある。

答えは簡単。まず一日で終わるセミナーを受けてください。あるいはDVDを見てください。ということになるだろうか。

そしてそこから第一歩が始まるわけだが、他の仕事以上にまずはやってみないと分からない要素が大きいのだ。

とにかくアクションをすぐ起こせる人は、何の仕事をしてもうまくゆくはず。

一日だけのセミナーでは、いわゆる止まっている車の運転席に座って、操作方法をマスターするまでを体験できるわけだが、基礎セミナーになると、最終日に一周コースを実際に走ってみるという ところまでを体験することができる。

この体験の有無の違いはかなり大きいといっていいだろう。

人によっては、体験前と後とでは天と地ほどの違いがあるようだ。

こうした体験によって「これだったら何とかなりそうだ」となるか「難しくて大変だ」と思うかに分かれるわけだが、面白いと感じる かどうかは、長く続けるためには重要な要素となる。

私の場合、簡単で面白そうに思えたことに加え、これを仕事にできればどれだけいいだろうと、楽天的な皮算用をしたものだ。

興味が湧いたら、それを好きになるということは、トレードに限らず、どの仕事でも大事なことだから、そういう意味では自分には向いていたのかも知れない。

 

セミナーを受けに来る人は、たいがい儲かればプロに転向したいと考えているのだが、プロといっても実態は様々で、車でいえばレーサーになる人もいれば、タクシードライバーになる人もいる。

つまりそこで求められる要素がかなり違うわけで、レーサーを目指すなら、それなりの技術と努力が必要になり、タクシードライバーなら、とにかく長時間走る気力が必要 になるというわけだ。

トレーダーの場合、レースといってもタイムトライアルであって、他人と競争するわけではない。

ある一定のタイムが成績というか利益に直結している、と考えればわかりやすいだろうか。

 

ライン(銘柄)の選択は大事で、その日のコンディションによってかなり違うため、これを間違えないことが先ず大事で、できるだけ短い時間でラインを見極めて、アクセルを全開にする必要がある 。

この見極めに時間がかかりすぎて、アクセルを踏む位置(エントリー位置)が遅くなると、コースを飛び出して、ロスを出してしまうことになる。

またブレーキングの位置やガツンと思い切って踏むことも大事で、アクセルを踏む位置が遅くなると、ブレーキを踏む位置も相対的に遅れてしまうため、やはりロスに繋がってしまう。

 

こうして自分で速く走れるようになると、そのコツや方法を教える事も可能になるが、人が身につけたいと思えるような走りができないと、誰も教えて欲しいとは言ってこないわけだ。

そのためには、走り方を公開したうえで納得できるような解説をする必要があるわけで、そこでは、人に伝えるための能力が必要になる。

これは習う側にとってもかなり重要な能力だといえるだろう。

自分を分析し、それを客観的に記述して、相手に伝える事ができなければ、独力ですべてを解決しなければならなくなるのだ。

 

つまりこうした段階になると、書く能力というのはかなり重要になってくるわけだが、これは話す能力にも、ある程度比例することになる。

小説を書く人の場合、人と話すのが苦手というケースもあるだろうが、いわゆる実用書をわかりやすく書く人というのは、総じて人と話す場合でも、自分の思っていることや伝えたいことを相手に納得させる技術をも併せ持っているもの だ。

トレードで一定の成績を出している人からのメールに共通しているのは、スタイルはそれぞれ違ってはいても、自分の伝えたいことがしっかりと書かれているという点だ。

このことは受講者用掲示板へ貼り付けてある、その人のトレードに関するチャートからも窺い知ることができる。

どのようなトレードなのかが、わかりやすく伝わるチャートには、エントリーや脱出の場所、それに使っているタイムフレームやガイドのラインなどの必要な情報がきちんと盛り込まれている。

まさに一目瞭然がチャートになったようなものだといえばいいだろうか。

逆に文章で長い補足があっても、問題点を見つけることが難しいものもあり、まさに人それぞれ。

こうした能力は学校の成績とは別物で、情熱、忍耐、失敗を含むさまざまな経験といったものによって熟成されることになる。

 

トレードの場合、ある段階からはトレードそのものの技術よりも、必要とする周りとのコミュニケーションのとり方や、自分のモチベーションを維持するために必要な人との関わり方 が、その後の成果に大きく影響することが多い。

私の場合、そういうことに「どん欲」だった時期には、アメリカでトレーディングエキスポに参加したり、様々なセミナーを見て回ったり、多くのトレーダーと話をしたわけだが、決して堪能とは言えない英語であっても、知りたい伝えたいという思い さえ強ければ何とかなるものだ。

一人で部屋に閉じこもってああでもない、こうでもないと悶々とするより、優れたトレーダーとの世間話からの方が、遙かに多くのヒントを得たり役に立つことを知ることができる のだ。

 

トレーダーへのサービスとして毎日続けているネットエイドという文字によるガイドでも、どん欲にあれこれと質問をされる方は、やはりその後のトレードで、それなりの成果 を出されていることからも、コミュニケーションを取る能力の重要性はかなり大きいと言えるだろう。

どの仕事でもこうしたことは、ある程度共通するはずで、トレード以外の仕事の方が人との関わりに関する比率は高いだろうから、よりこうした傾向は大きくなるかも知れない。

セミナーを受講後、自宅で受講時のメモを読んでも意味が分からないという笑い話のようなことが時々起こるのは、キーワードと理解レベルがマッチしていない ためで、自分とのコミュニケーションでさえも、難しくなることがあるという典型的な例だ。

 

文章を書くときは、相手に過不足なく伝えることが大事で、ここを効率よく「いい案配」でできるようになれば、 それは「アテにできる能力」となって、その後の人生にもよい影響を与えてくれることになる。

この「いい案配」というのは意外と難しく「過ぎたるは及ばざるが如し」で、過剰になると逆に読み手を遠ざけてしまう。

自分のインサイドとアウトサイドを繋ぐための架け橋として、言葉や文字をどう使えばいいのか?

その重要性は、自分が考えている以上に大きいと思って間違いないだろう。

というのは、その「橋」は言葉や文字の使い方によって、耐えられる負荷の大きさや、物事を旨く運ぶための効率までもが決まってしまううえ、時には信じられないところへも、橋を架けることができるからだ。

 

言葉はインパクトを持つ反面、消え去る宿命を持っているが、文字は証として残るため、不特定多数を相手に時間に縛られることのないコミュニケーションとしても、言葉よりも有利 に働くことが多い。

一方自分の人と「なり」も容赦なく暴露されるため、時間をおいて読み直せば、自分を客観的に見つめることもできるだろう。

こうしたことを意識しながら日記や記録を書き続けるというのは、書く能力を鍛えるためには、かなり効果がある方法ではないだろうか。

解決や飛躍のきっかけやヒントは、意外なところにあるものだし、それは自分の「内」にあることが多いからね。

 

 

1028 Sun.

高値ブレイクアウト手法について

トレードは本来とてもシンプルなものです。

長い期間にわたって安定した成績を出すためには、ストレスの少ないシンプルな手法を先ず身につけることです。
 

200704米国株基礎を受講した**と申します。今週ペーパーとはいえ、月曜から好調で手数料を計算に入れても、十分な利益が出ている計算でした。

金曜日、ある程度取れればトレードに使用予定の資金を全額送金し(ドルも115円切っているし)、いよいよ実トレ開始準備と考えていたのですが、今回の負けで先延ばしになりました。

金曜日は事前チェックの段階で今日は一方方向にどっと行くことはないなと感じていたのですが、オープニングAKAMはほぼイーブン2回目のBIDUでとって3回目のBIDUでやられて、4回目のBIDUで少しとってショートLRCXでイーブン、この時点で手数料を加味しても計算上100ドルは利益が出ていた計算だったのですが、3日連続して計算上1000ドル近い利益が出ていたので、明日は休日今日も何とか1000ドルと考え30分経過してからのトレードは
注意しなければ危ないことを承知しながら3トレード、ものの見事に−で終了となりました。

同じようなパターンの繰り返しなのですが、無料で利用できるネットエイドのおかげで今週は銘柄選択に迷いがなくなりました。

実トレへの移行は来週の結果を見てからと考えています。ネットエイド後2月は続けていただけると言うことでその期間中に何とか目処をつけられるようがんばりたいと思います。

北海道は近場の山が真っ白になる季節になりました。連日のネットエイドで時間的にタイトだとは思いますが、お体に気をつけてください。これからもよろしくお願いします。

PS

ネットエイド一区切りつきましたら、また全国縦断ステップアップセミナーをお願いします。北海道から東京へはそう簡単に行けないもので、最後まで勝手なお願いばかりで申し訳ありません。
 

ネットエイドでのガイドは基本的に高値ブレイクのタイミングを狙います。

最初のBIDUのピークを過ぎると、次はその高値つまりそこで形成された高値の抵抗線をブレイクする時が次のチャンスとなります。
 


ボトムからの反発を狙うなどちう方法は、こうした基本的なトレードができるようになってからでも遅くはありません。

まずは一つの方法で、確実に利益を出せるようにすることが大事です。

いくつものやり方を組み合わせるときに気をつけなければならないことは、一つ一つのやり方で利益が出せるようになってから、次の方法に取り組むということです。

完成したパーツを積み上げてゆくのです。

その一つ一つのパーツが不完全な状態だと、組み合わせたトレード手法も不完全な結果しか出せないと考えてください。

 

下はBIDUの3分足チャートですが、黄色いゾーンがネットエイドでのガイドを実施している時間帯です。

基本となるトレード方法では、この日BIDUのエントリーチャンスは最初の一度しかありませんでした。

上の抵抗線に近づいてくると、ガイドでその旨を書き込みますが、この日はエントリーのチャンスがなかったことは、記録を見ていただければおわかりになると思います。
 


この日は、HANSだけが遅い時間帯にチャンスがありました。

下のように HANSの週足は明確なアップトレンドです。

この日HANSは三回の高値ブレイクがありました。

ブレイクスキャンプロだとこういう表示で高値ブレイクをチェックすることができます。

これは1回目のブレイクのチャンスです。


 

二回目はネットエイドが終了したあとの、23時47分あたりですが、40分にはブレイクスキャンプロで Near 表示、つまり抵抗線に近づいていることが表示されています。

そして47分にはブレイクしています。

そして三回目は30分あたりですが、28分には Near 表示となり・・

29分には Test 表示になり・・

そのあとブレイクしました。


 

このようにブレイクスキャンプロは、事前に抵抗線へ近づいてくるときに二段階に分けて警告が出ますから、Near 表示があれば、必ずチャートで監視しておくことです。

このように、高値ブレイク手法は、とてもシンプルでなおかつブレイクスキャンプロという、事前チェック機能を持つスキャンニングシステムを使えば、「しらみつぶし」にチャートを見る必要はないという、とてもストレスの少ない方法です。

この手法だけで、素晴らしいパフォーマンスを出すことができます。

どうかこの手法を、じっくりと時間をかけ、しっかりと身につけてください。

それができるようになれば、自然にボトムからの反発も獲れるようになります。

今自分が何を優先して行うべきかをしっかりと把握して、それを実行に移してください。

素晴らしい結果があなたを待っているのですから・・

 

 

1027 Sat.

Porsche Exclusive Preview 2008



 

恵比寿のウェスティンホテル東京で開催された Porsche Exclusive Preview 2008に、私もカミサンと行ってきました。

というわけで、ちょっと遅くなりましたが、沢山撮った写真で、みなさんにもお裾分け?!
 


18日の木曜は、朝からとてもよい天気。

こういうのに参加するモチベーションって結構天気に左右されます。

11時からでしたが、ホテルの前はすでに結構毛だらけ、ポルシェだらけ。
 


 

ココのホテルのインテリアって、クラシカルで好きなテイスト。



いつもと同じ地下のいつもと同じフロアで開催されていました。

 

お金がかかってますね、って余計な計算をしてしまう・・(笑)
 

受付はディーラごとに分かれていますが、日本のポルシェのディーラーは、基本的にディーラーごとに経営母体が違いますからね。


受付ご苦労様です。

 

ここは人が少なく写真が撮りやすかった・・


上がオリジナル。見にくいのでフォトショップでえいやっ!

とやると、下のように見やすくなります。

まだちょっと歪んでいますが、これ以上は面倒なので。ご愛敬ということで・・

なるほど、この頃はポルシェもリッターカーだったんですね。

しかも46馬力!

でもアルミニウムボディーというのがポルシェらしい?

給油タンクのクチがこういうフロントウィンドウの真ん前にあったら、スタンドの店員は困るだろうなあ・・

ガソリンを一滴もこぼせないプレッシャーが、かかりまくりなワケですからねえ。(笑)

ボンネットの留め具が皮というのがお洒落。
 

ホンダのインサイトみたいなサイドビュー。

わかりやすい空力。

リアのサイドウィンドウがあった部分は、ガラスをはずして開いた穴を隠したという風情で、なかなかいいんじゃないでしょうか。
 

お約束の、カップカーも展示されていましたが、つや消し塗装が渋い。

こういうフロントスポイラーだと、ランボみたいにフロントが持ち上がる仕掛けがないと、普段使えないフェラーリ状態になりますけどね。

でも普通の911もココまでやれば、街中でも目立つでしょう。
 

人気のあった、ターボカブリオレ。

ボクスターと並んで、運転席へ座る方が多かったのは、屋根がないと、運転席に座りたくなるんでしょうか。(笑)

宇宙一ともいわれているポルシェのブレーキの中でもピカイチの性能を誇るPCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)は、黄色が目印。

PCCBは重量が鉄の約半分。

バネ下重量の削減は、バネ上の軽量化より5倍から10倍の効果があるといいますから、PCCBは約100キロから200キロの軽量化と同じことになります。



ポルシェのブレーキの性能は、エンジンの性能の4倍と言われていますが、ポルシェ社が持っているブレーキに関する特許は300以上といわれています。

PCCBは低温時の効きの悪さを克服したポルシェ最新のブレーキですが、PCCBは製造工程の途中まではF1用のブレーキと同じだそうです。

そして途中から1700℃の真空状態でセラミックを溶射してディスクに浸透させると、F1では数百キロしか持たないブレーキが、理論上走行距離30万qの長寿命を誇るディスクになるというわけです。

ですが、万が一貴方が30万km以上走ってローターの交換というケースになると一枚につき100万円以上かかります。

パッドとローターを前後輪とも交換すると、部品代と工賃で400万円コース。
 

ターボ版RSに相当するGT2は、6速マニュアルシフトで二人乗りのツインターボ車。

ちなみに、ポルシェ997 GT2のニュルブリンク北コース(全長22.8km)でのタイムは07:32。

フェラーリF430 F1は07:55・ガヤルドSEは07:57・フェラーリ599GTBは07:59・メルセデス SL65AMGは08:14というわけで、ダントツの速さ。
 


 

ちなみにこのコースでの最速はミカ・ハッキネンが96年11月に記録したマクラーレンF1の07:11。

04年7月のポルシェ・カレラGTによる07:28が2番目で、GT2は第三位の記録となります。

07:34-ケーニグセグ CCR (05年10月)
07:40-メルセデスSLRマクラーレン (04年7月)
07:40-ブガッティ ヴェイロン 16.4 (05年12月)
07:40-ポルシェ 997ターボ
07:42-ポルシェ 997 GT3 (06年5月)
07:42-フォードGT (05年11月)
07:43-ランボルギーニ ムルシエラゴ
07:46-ポルシェ996 GT2 (01年6月)
07:47-ポルシェ996 GT3 RS
07:47-ランボルギーニ ムルシエラゴLP640 E-ギア (07年1月)
07:52-ポルシェ996 GT3
07:54-日産スカイライン GT-R R34
07:56-フェラーリ360 (04年2月)
07:56-メルセデス CLK63AMG ブラックシリーズ
07:59-ヴァイパー SRT-10
 

お値段は2607万円。PCCBが標準装備されています。

 

頼めばオネーさんがポラロイド写真を撮ってくれます。


自前のコンデジでも撮ってもらっていたようですね。

Vサインいまだ健在です。^^

 

ポルシェデザインはブースの一角で、ディスカウント販売をしていました。
 

お茶を飲みながら一服できるスペースは早い時間から盛況。

ポルシェはカイエン・ミニを計画しているそうですが、パナメーラ・ミニあるいは4人乗りの小型クーペあるいはカブリオレもぜひ検討してくださーい!

 

 

1026 Fri.

今週は沢山のメールをいただきました。その中の一部をご紹介がてら、返事とさせていただきます。

熊本の**です。おはようございます。ずいぶん長いことかかりました。
10月24日 やっと 1日あたりでプラスの結果が出せました。
本トレードを始めて4日目。
たった250ドルですが大事にしていきたいと思います。

最初に馬渕さんと出会ってから早7年。いろいろありました。
とてもうれしいです。HLBGPでした。感謝申し上げます。
もう少し稼げたら 東京にセミナー受けに行くつもりです。
その時はお会いできるのを楽しみにしています。
今夜もがんばります。

自分にとっての最も印象に残るトレードというのは、誰もがお持ちのはずで「手応え」をダイレクトに感じることができたものは、長い間記憶に残ると思います。

毎日変化するマーケットで、一定の成績を出し続けるというのは、なかなか難しいものです。

トレードというのは自分の中にある欲と恐怖心と向き合い、それをどのようにコントロールするのかいう部分が常に存在するからです。

そのため、時にはガス抜きが必要になります。

つまりルールを破りたいという欲望を満たすため、そうしたトレードをすることがあります。

ポジションのサイズを小さくして、いわゆるギャンブル的なことをやるわけですが、リスクさえコントロールできていれば、これはけっして悪いことではありません。

むしろ肝心なときに、こうした欲望が頭を持ち上げてこないようにするというのも、大事な点だと思います。

こうした工夫はまさに人それぞれだと思いますし、テクニカルな部分だけではない要素が、意外と大きいのもトレードの特徴なのだと思います。

扉は開かれたようですから、あとは一歩一歩着実に進まれることですね。

嬉しいメールをありがとうございました。

 

 

初めまして、**と申します。(平塚在住在勤)
10/24の馬渕さんのHPを拝見して不躾ながらメールさせていただきました。

私し(男.35才)マガジンのMIQ連載から馬渕さんのファンで単行本や今回出版された本も買いました。お金に対しての考え方が180度変わりました。
またいつもHPを楽しく拝見させていただいております。
ちなみにニショッカー(二食)でもあります。
トレードの方は見ているだけですが。

前置きが長くてすいません。
実は雲の上の存在の馬渕さんが、私の住んでいるこの平塚に来たという事でいてもたってもいられなくなりメールさせていただました。

平塚には地場の魚を使った店(ブラッスリーアッシュエム、魚忠)や先生が大好きなお蕎麦屋さん(とみ田、そば処松葉)があります。
また今の季節「生しらす」も食べれます。今年は大漁だそうです。
とても残念でなりません。

またちょうどこの時期「馬入ふれあい公園」では河川敷一面にポピーが咲いており穴場的なスポットです。今度平塚にいらした時は是非寄って下さい。

最後に長くなりましたが、これからも一ファンとして先生を応援していきたいと思います。
寒さに向かう折ご自愛のほどお祈り申し上げます。

 

こうした、トレードとは別の繋がりからのメールも嬉しいものです。

今回は下調べをせずに平塚へ向かったのですが、途中で蕎麦屋の場所くらいは調べておけばよかったかなと、ちょっと反省していたところです。

地元をよくご存じの方からのクチコミのファンダメンタル情報というのは、とても頼りになるものですからね。

今回のメールで、蕎麦屋さんやスポットの名前が分かりましたので、平塚へ行く機会があればぜひ、足を向けたいと思います。

ありがとうございます。

 

 

200704米国株基礎を受講した**と申します。連日のネットエイドありがとうございます。
いまだ、ペーパーなので毎日参加という訳には行きませんが、月5日の参加をめどに取り組んでいます。

昨日はネットエイドに参加していました、23:25頃ISRGがテストに来ていたので注目していたのですが、ハッチ先生は、先物が反転するタイミングがよくないとおっしゃっていました。

私が見るに先物のチャートパターンとISRGのパターンが似ていたのでいけるかなと思っていたのですが、結果的には上昇しなかったのでハッチ先生の見方が正しいのですが、どの辺を見て判断されているのか。

ヒントをいただけないでしょうか、よろしくお願いします。

掲示板への投稿は最初に受講した200509ジャンプアップにしています。

 

早速ご指摘の時間前後のネットエイドの記録を調べてみました。

下記が該当する部分です。

 

2007-10-26 23:19:30 はっちshadow
だめですね

2007-10-26 23:19:33 はっちshadow
先物たれてきていますね

2007-10-26 23:20:03 はっちshadow
今日はほんと、オープニングのみでしたね

2007-10-26 23:20:07 はっちshadow
こうなってくると難しいです

2007-10-26 23:25:05 はっちshadow
先物は反転していますが
 


2007-10-26 23:25:09 はっちshadow
入れるものはないですね

2007-10-26 23:25:34 はっちshadow
ISRGはテストにいってるところ。

2007-10-26 23:25:39 はっちshadow
これからテストするところですね

2007-10-26 23:26:06 はっちshadow
先物が反転するタイミングがちょっとよくない。位置関係がよくないので入れませんね

2007-10-26 23:28:00 はっちshadow
FWLTがまたテスト

2007-10-26 23:28:05 はっちshadow
これは強いですね

2007-10-26 23:28:49 はっちshadow
先物 またたれてきました

2007-10-26 23:28:55 はっちshadow
今日はこれで終わりでしょう

 

2007-10-26 23:26:06 はっちshadow
先物が反転するタイミングがちょっとよくない。位置関係がよくないので入れませんね
 

という部分ですが、下が先物のチャートで、黄色いマークが24分時点の3分足の位置なのですが、ギャップを抜けて上がりそうに見えますね。

安全なのは、その日の高値をブレイクするポイントなのですが、まだまだ遙かに上にあります。
 


 

下はISRGで抵抗線をテストする位置にありますが、この抵抗線をブレイクすることができませんでした。

 

下はFWLT ですが、これもそれまでの高値を抜くことができませんでした。

このブレイクするタイミングが、先物の高値ブレイクと一致すれば安心してエントリーできるのですが、そうでなければリスクが高くなるので、「タイミングと位置関係がよくない」と書いたのです。

もちろんよくないときにも上げてゆく場合はあります。

ガイドでは抵抗線に近づいている銘柄に対して注意を促しはしますが、基本的にはリスクを下げる方向へガイドをしています。

そのため、ときどき入っていればよかったというケースも起こりますが、それは仕方ありません。

チャンスを掴むことよりも、危険なリスクに晒されるのを避けるという方を優先するのが、トレードの最初の基本なのです。

特にマーケット開始から30分を経過すると、こうしたイントラデイのトレードでは俄然難しくなります。

ネットエイドの連日トータルでの損益がマイナスにならないのは、こうしたリスクを下げる方針をきちんと守っているからで「塵も積もれば」こちらにあるようなパフォーマンスになるというわけです。

ご自分の判断と、ネットエイドのガイドを比べながら、ご自分のスキルを上げてゆくというのが最も効果的な利用方法です。

またリアルタイムで質問もできますので、ぜひ積極的にご利用ください。

 

 

1026 Fri.

旨いのに安い赤ワイン

旨いのに安いワインという日記では、白ワインをご紹介しましたが、続編で今度は赤ワイン。

ですが、ワイン好きの方はすでにご承知だと思いますが、赤で安くてうまいものを探すのは、実はなかなか難しいのです。

というのは、白ワインなら「冷やす」という武器が使えるのですが、赤ワインは冷やさずに勝負をするわけですから、モロ素性というか「味」が分かってしまうというわけです。

と前振りでいろいろ能書きを書くと、アトがつらくなるものと相場は決まっているのですが、さてお立ち会い。

自信を持ってお勧めする、安い赤ワインのトドメは「ドメーヌ・サン・ヴァンサン」。

2005年のカベルネ・ソーヴィニョン種 100%で、ラングドック地方の中心都市モンペリエの約40km西方にある街、ベジエに所在するワイナリーで作られたもの。





ここのワイナリーは低価格にもかかわらず、随所でかなりこだわりを持って作られています。

栽培されている各区画ともに最適な成熟状態で収穫し、さらに手摘みのため1ヘクタールあたり50hlの低収量に制限。

また果実が潰れないように、20kg入のプラスティックケースで運搬するなど、さまざまな工夫がこの値段でのこの味に繋がっているのでしょう。

樽にもこだわりがあり、産地の異なる新樽を使い8ヶ月熟成しているということで「よろずや」の女性店主、由起子さんによると、樽を実にうまく使って味を作っているとのこと。
 

さて肝心の味です。

まず最初の印象は、スッキリした感じで、味のバランスがとてもいいというものでした。

口に含んだとき、そして喉を通った後など、いわゆる「どの過程」でも厭な味が全くしないというのはなかなか立派です。

よろずやの由起子さんによると、樽を旨く使って味を作っているとのことでしたが、特別樽の香りが強いとは感じなかったのも、バランスがよいせいでしょう。
 


色は濃いめで、若いのに丸みのある柔らかな口当たりは、ちょっと意外に思われるかも知れません。

とにかく、ブラックベリーやブルーベリーなどの完熟した黒い果実の風味とのバランスがナイスで、なめらかなタンニンとたっぷりの果実味が優しい後味となって、最後まで楽しめます。

というわけで、味見のため開けた一本は、カミサンと二人であっという間になくなってしまいました。

安いのに、酔い心地がいいため、頭が痛くなる心配なし。

この味でこの値段とはにわかに信じられないハズ。

さて肝心のお値段ですが、よろずやさんで、何と1,082円!

なおこれは、業者による現地買い付けグループに加入していないと、仕入れることができないそうで、扱っている店は日本で100軒もないでしょうとのこと。

飲んでから値段を当てるのはまず無理で、この味でこの値段とはにわかに信じられないハズ。

というわけで、あるレストランでは、これを6,000円で出しているようです。


ワインと地酒 鶯谷よろずや

〒110−0003  東京都台東区根岸3−4−16
03-3873-8146
 

 

 

1024 Wed.

柿食えば・・

油漏れ疑惑のため引き取られたミニは、3日後に戻ってきたが、BMWによると、どこも異常がないという。

ロールス神話じゃないけど、当社の車は故障しませんってことなのか?(笑)

結局12ヶ月点検整備後戻ってきたが、レッカーや代車の費用、12ヶ月点検もすべて無料。

EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM

さすがプレミアムカー?、だけあってBMWのサービスは素晴らしい。

って無料だったから誉めてわけじゃないんだけどね。

先週末はセミナーで3日間雪隠詰めだったが、その前にシアトルで知り合った、エリちゃんというカミサンの友達から電話があって、柿を取りにおいでといわれていたのだ。

彼女の実家が平塚にあり、裏庭の柿がたくさんできるので、時々お邪魔したときにいただくのだけれど、今年も彼女のお母さんから「柿がなってるよ」コール。

というわけで、セミナー開けの昨日、朝から天気がよかったこともあって、朝のネットエイド終了後息子をセンターへ送ったあと、ノーズを東名に向ける。

道は空いていたので結構いいペースで走ることができたので、先にハラごしらえをしておこうということになり、厚木出口手前の海老名サービスエリアに寄り道。


レストランを見て回っても、食指の動くものがなかったので、パン屋で見つけたベーグルを食べようということに。
 

卵も牛乳も使っていないプレーンなシナモンレーズンを囓りながら、一路平塚へ。



東名を走っていると、いつも都内を這いずり回っているだけではわからないミニの楽しさが、アクセルの開度に比例して味わうことができる。

踏めばよく走るうえ、デミオのあとなので余計そう思うのかもしないが、とにかくドライビングが楽しいのだ。

東名だと、ぬうわキロから、ぬおわキロあたりが気持ちのいい速度域。

ボクスターより20キロほど低いが、楽しさはこちらの方が上手かな?

流石BMW。絶妙な味つけの成せるワザなのだろうか。



 

というわけで、快調なペースで昼には平塚のお宅に到着。

朝電話すると留守だったが、あらかじめ「勝手に入って取っていってくれ」と言われていたので、勝手知ったる?順路で裏庭へ。
 

庭はよく手入れされている。こういうのを見ると、一軒家はいいなあって思う。


通路を通って裏庭へ・・
 

裏庭の柿の木。ああ・・秋だなあ・・とシミジミ


木のそばには、ちゃんと脚立とハサミが置いてあった。ありがたい。

念のためにハサミは持って行ってたけどね。

 

だが「蚊」という思わぬ伏兵の攻撃が激しく、長居できずに退散。

カミサンは、虫刺されのためのクリームを持参していたので助かったが、まさかあんなに蚊がいるとは思わなかった。

やっぱ、一軒家よりマンションがいいな。(笑)
 

1時には持ちきれないほど収穫したので作業を終え、平塚を後にして一路銀座へ。

帰りの第三京浜では速いNXSに追いついたので、露払いをしてもらいながら、隣のカミサンのクチリミッターにあたりながらも快走。

NSXはかなり飛ばしていたが、先導車としては理想的なパターン。

くっついていったら、ぬよわキロまで出てしまっていた。

 

帰宅後、早速柿をいただいたが、手間暇かけた柿には格別のおいしさが・・^^

柿食えば、鐘が鳴るなり法隆寺

と一句が出てしまう、秋の一日でありました。

 

 

1022 Mon.

スイングスキャン・プロ(はっち3号)の新機能

近いうちにバージョンアップを行う予定ですが、その機能を簡単に説明しておきます。

今日は日本株の基礎セミナーの最終日のため、参加されたみなさんは、このような大きなギャップダウンのマーケットを実際に体験していただいたのですが、今回のセミナーでも、バージョンアップしたプロトタイプを使い、ネットエイドでガイドをしたのですが、非常に使いやすくなっています。

またセミナーで説明した使い方が、偶然にも次のようなご質問への回答と同じでしたので、ここでご紹介しながら解説をしておきます。

はっち先生、いつもお世話になっております。

毎晩、ネットエイドのガイドを受けながら、いまだに、ドタバタとトレードをしていますが、最近は、すっかりスカルピングのみの状態になっています。それも、かなり薄めの。

ふと、デイトレロボット、はっち3号+週足フィルターの結果を見ると、大きく負けてる日もありますが、毎日ドタバタやっている自分よりぜんぜん成績がいい。

デイトレロボットは、一番上に表示された銘柄1本だけ、終日保有するやり方ですが、毎日の僕のドタバタスカルピングの他に、最高レベルで表示される1銘柄だけは、別枠で入っておいてもいいのかなと思うのですが、どうなのでしょうか?

リバーサルの反転など、もう少し入るポイントを良くするとゲインも増やしていけるかなと思うのですが。

やはり、開始早々の動きのいいところで取ってしまうほうが、いまのマーケットでは安全なのでしょうか?

今のへたくそな自分の技術だと、けっこう毎日綱渡り的気分で、勝った日でも、これでいいのかな?、と悩む日もあります。

まだまだ勉強ですね。
 

https://www.daytradenet.com/Service/robot/index.htm

上のリンクをクリックすると下のような成績表が表示されます。


 

下のスイングスキャン・プロ(はっち3号)でこういう表示にして、表示された銘柄を、始値でエントリーして、終値で脱出したときのパフォーマンスを、ベンチマークとして見ていただくという目的で、自動的に毎日更新しています。


 

別枠でエントリーしておけば、ほぼ同じくらいの成績が出ると思います。

2万5千ドルの資金で、+49,702ドルの利益が出ているということは、1年と6ヶ月足らずで、198%の単純利回りになります。

こちらにある、「ハイローバンドギャッププレイを徹底解説」での方法だと、年単利で893%。

https://www.daytradenet.com/hiloband/archives/2007/10/212328.php

ただし、このイントラデイのトレード方法は、経験が少ないうちは同じようなパフォーマンスを出せないと思いますから、安定したゲインのためには、ご質問のように、別枠でスイングスキャン・プロ(はっち3号)で表示された一番上の銘柄だけ、最初にエントリーして、終了間際に脱出するという方法を組み合わせるというのはいいアイデアだと思います。

Hの表示で銘柄が表示されない日は、ノートレードということになります。

なおスイングスキャン・プロ(はっち3号)は、5日間の高値安値ブレイクで日足と週足のMAがよい状態だと、上のように色が変化する機能を追加したバージョンアップを、近いうちに行います。

レベル1での表示 ↑

つまり下のように「H」表示にしなくても「レベル1」の時に「H」の条件の銘柄がわかるわけです。

オープニングの時間のないときに、レベルを切り替えることなく銘柄を見分けることができるわけですから、とてもありがたい機能です。

別枠でスイングスキャン・プロ(はっち3号)で表示された一番上の銘柄だけ、最初にエントリーして、終了間際に脱出するという方法を組み合わせるときにも、レベル1の状態で、その銘柄へエントリーすることが可能になります。

半分だけ途中で脱出するつもりでポジションを持つ、というのはイントラデイでのトレードのストレスも大幅に低減させてくれるはずです。

 

1021 Sun.

空耳アワー


 

笑う門には福来たる

 

1020 Sat.

300ミリ望遠レンズ

先日近所で火事があった。

中央区の電器店倉庫で火事6人けが

所用で出かけていたときに娘から電話があり、家のそばが火事だという。

ちょうど昭和通りを走っているところだったが案の定、車は直進できない状態。

どのみち、この交差点で左折だったので、渋滞に巻き込まれずにすんだが・・

自宅からその界隈を撮った写真だが帰宅した頃には、このように鎮火していた。



 

ただ、家からは近い距離をブンブン飛び回るヘリが4機ほどいたので、KISS に300ミリの望遠でパチリ。

少し薄暗かったので、ブレを防ぐため ISO1600 で撮ったためノイズが多い。


レンズが大きいため、レンズにカメラが付いているように見える。(笑)

EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM


足にカメラらしきものが、ハッキリ見える。

 

これは東京消防庁のヘリ。

 

KISSは、フルサイズセンサーではないので、望遠だと480ミリ相当。

近すぎるときは5Dで使うと70から300ミリのズームになるが、それでも普段使うには長過ぎてちょっと使いにくいレンズだ。

だがこういうときには、かなり大きな像で捉えることができる。

こちらにこのレンズの詳細なインプレッション


これはフジサンケイグループのヘリ。

これだけは他のヘリと尻尾が違う。(笑)

 

2004年の3月5日に白昼の銀座で宝飾店に強盗が押し入り35億円相当が奪われるという事件があったのだが、その時も300ミリでヘリを撮影したが、下はそのときの写真。


撮っても余り意味がないのだけれど、頭の上を飛び回られると、ついつい撮ってしまう。

 

道路から撮ると、どうしてもこういうアングルになってしまう。

 

捉えられるヘリの大きさもこれが限度。

とはいっても、こういう用途以外、余り使う機会のないレンズなのだが、一眼レフを持つと、どうしてもこれくらいのレンズが欲しくなる。

もうすぐタムロンから35mmフルサイズ対応手ぶれ補正機構搭載高倍率ズーム「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC」が出るようだ。

キヤノン用10月26日発売で何と84,000円!


こっちの方が安いし、広角側も28ミリからだものねえ。

望遠側がちょっと暗いけど、でもこの値段。

というわけで、これから買う望遠ズームを一本というと、このレンズになるのかな。

 

1019 Fri.

ネットエイド開始4ヶ月目

米国株のマーケットの様子はギャッパーズアイと、ハイローバンドギャププレイと2つに分けているが、ネットエイドの記録をまとめていると、事前解説部分がどうしても長くなります。

そのため、たとえば昨夜は「HLBGP徹底解説」に事前解説を掲載し、ギャッパーズアイには、マーケット開始後の部分を詳細に解説するというようにして、どちらかがあまり長くなりすぎないように調整しています。

日本株の場合は、HLBGP徹底解説のみなので、どうしても全体が長くなりがちなのです。

というわけで、昨夜のネットエイドでの無料解説で、掲載するかどうかを悩むという趣旨の、ちょっとした迷いについて書いたところ、早速下記のようなメールをいただきました。

 

HLBGP徹底解説におけるネットエイドの記録について

こんばんは。ご無沙汰いたしておりますが、200603福井の**です。毎日ネットエイドの無料モードを拝見しております。本日(いや、もう昨日ですね)のネットエイドで先生が仰られてたことですが、事前チェックの解説について私見を少々。

結論から申し上げると「とても有難いです。」ということです。

先生が当日の方針を、先物の動きおよび各銘柄のチャートフォーメーションから判断して述べていらっしゃる。これが私のような経験の浅いトレーダーにとって本当に参考になります。

というのは、日々先生の目線と自分の目線の相違を(タダで!)チェックできてしまうからです。(笑)

超一流のプロトレーダーが、マーケット開始前に30分セミナーを毎日タダでやってくれているのですよ。

しかも次の日にその「30分セミナー」に加え、当日のトレード記録まで公開していらっしゃる。

これは、その日の「自分の考え方を検証する」という作業のために大変有難く、かつ非常に役立ちます。

当日の先物や銘柄の動きをCQGやリアルティックで先生のエントリー位置と比べてみると先生の目線が見えてきます。そして自身の目線との相違を比較検討し修正できる。(しつこいようですがタダで。)こんなサービスって他にあります?(笑)

ですので個人的なお願いで申し訳ないのですが、HLBGP徹底解説におけるマーケット開始前の記録は是非残していただきたいです。少々のつもりが長くなりました。すみませんでした。


 

毎日書いていると、本当にこういうの書いてもみんな見ているのだろうか?と不安になるというか、まあ正直言えば面倒になるときもあって、そういう心境になることがあります。

疲れているときなどは特にそうなんですが、そうしたときにこういう「おだて」半分(笑)の激励はとても良く効くのですね。

ほんとうにありがたいことで、迷いが吹っ切れました。

でこうした嬉しいメールも時を同じくして、いただきました。


 

ご無沙汰しています。9月のジャンプアップセミナーでお世話になりました、広島の**です。季節の変わり目ですが体調は崩されていませんか?私は若干風邪気味です(苦笑)

さて、セミナーから1ヶ月半がたちました。この間、私はオメガチャートのワンクリックシミュレーションを2週間行った後に日本株でHLBGPを用いてプレイしていました。その成果を報告します。

戦績6戦5勝1敗  投資資金増加率 +12%

上記の数値、私には驚愕でした。これまで果てしなく負け続けていましたから(笑) 利益が得られるようになって一番変わったことはマーケットが第三者的に見れるようになったということです。今週の株安も偶然か必然かはわかりませんが(恐らく必然)、ノーポジションで見ています。もう、周りがいくら騒いでいても雑音にしか聞こえません。

利益をあげることができるようになり、仕事にもプライベートにも集中できるようになり、現在はすべてが良いサイクルで回っています。本当に9月に意を決して上京してよかったと思っています。

そうそう、私事ですが一点報告があります。来春結婚することに成りました。8年間付き合った彼女で、自分が将来やろうとしていることを心から理解してくれている人です。先生が推奨されるアメリカ株でのトレード、今すぐにでも行いたいのですが、目先の資金は結婚のほうに流れますので春以降にずれ込みます(苦笑)。それまでは日本株でHLBGPをもっと深く理解していこうと思います。もちろん、利益を上げながら♪

長くなりましたが、今後ともよろしくお願いします。寒くなります。はっちさん、田村さん、ご自愛ください。

p.s ネットエイド及び御社のHP上のMarket watch、Cool Watchは毎日楽しみに拝読させてもらっています。本当に勉強になります。今後とも楽しみにしています!

 

 

特に最近は、セミナーへ参加されてから成果を出されるまでの期間がとても短くなってきていることを実感していますが、これはネットエイドを続けていることが影響しているのではないかと、まあ勝手にモチベーションが上がるような解釈をしていたのですが・・

そういうときにこうしたメールをいただくと、「よし今日も頑張って続けるぞ!」という気分になります。

ほんとうにありがたいことです。

最近はブレイクスキャンプロを使われている方には、バージョンアップ直前のβバージョンを使っていただけるようにしていますが、実際の使い勝手の部分をチェックするには、ネットエイドでの検証は、とても効果があることを実感しています。

今日から募集を始めた11月のジャンプアップセミナーでは、このβバージョンの使いこなしについて、そのノウハウを披露するプログラムを組んでいます。

詳細はこちらからご覧ください。

https://www.daytradenet.com/Report/SemIndex.htm

 

田村さんも、かなりこのバージョンアップには時間を割いて取り組まれていますから、何とか使いやすく効果の高いシステムに仕上げたいと思っています。

さらに自分がマーケットで解説しているときと、後で書き込みを照合するときのギャップも、継続して続けていることによって、かなり埋まってきているため、やはりやるだけの価値はあるのだなと、納得しています。

ガイドが優先なので、とてもよい地合いの時に自分のトレードができないことがあると、ちょっとストレスになりますが(笑)スイングに切り替えるとか、今日はキッパリとやめるとかのメリハリをつけながら、モチベーションが落ちないようには気をつけています。

ネットエイドは7月から始めて、まもなく4ヶ月を過ぎようとしていますが、始めたときは半年くらいで成果が出るかどうかを見極めてから、存続について決めようと考えていました。

12月の終わりで半年ですから、そこからどうするかを、改めて考えてみようと思っています。

この調子だとそれまでは、何とか続けられそうです。

 

 

 

1017 Wed.

旨いのに安いワイン


 

アルコール全般に関していえば、何を隠そう私は「下戸」の部類でしょう。

だから一人で飲むことは、ほとんどありません。

だけど飲んだときに醸し出される友達と雰囲気が好きなので、お相伴するわけです。

日本酒や焼酎は何故かダメというか余り飲む気がしない方で、それならワインの方がいいということになってしまうんですけどね。

でも本当は、テキーラやウィスキーの方が好きかな。^^

と長いイントロに続く今日の日記はワインについて。
 

まずワインにあまり馴染みのない方には、冷やした白ワインあるいはシャンパンあるいはスパークリングワインをお薦めします。

何はなくとも冷えたビールをグビッ!っと派の方にも、まずは満足してもらえるからです。

ビールは安い上に、のどの渇きを癒すにはぴったりな飲み物なのですが、難点はお腹が膨れるので、食前酒としてはイマイチなんですね。

それにビールはどこの家庭でも置いてありますから、ハレの日にはプラスアルファのサプライズが欲しくなるときもあるでしょう。

そういうときには、懐があまり痛まず、こうしたシチュエーションにぴったりのものというと、冷えた白ワインということになります。

シャンパンやスパークリングワインは、値段のレンジが少し高くなります。

 

食前酒としてはデザートワインのような甘いものより辛口の方がいいのですが、安いワインの場合、甘さというのは最も味を誤魔化しやすいので、そういった方向性のものが多いようです。

というわけで、今日はこのワインをご紹介。

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル

輸入元はこちら。こちらがワイナリーのWEB

ライチやバラの花びらのような香りとエキゾチックでスパイシーな香りが楽しめる芳香豊かな白ワインで、ブドウを最新設備と科学醸造法でエレガントかつ高品質なワインに仕上げてあります。

というのが瓶のラベルの裏に書いてある能書きです。(笑)

「コノスル」とは円錐型の南という意味で、このワイナリーが円錐型をした南米大陸の南部に位置する事を意味しています。

アルコール度は15度未満。

 

コノスルは、チリのラペル地区チェンバロンゴに100年以上続くもとは川底にあった肥沃な土地で育った単一畑で育成されたブドウで作られています。

華やかな柑橘系の香りとさわやかな酸味が特徴でしょうか。

ゲヴェルツトラミネール種は、香りがそのまま味わいにつながるような独特のスパイシーな風味が持ち味です。

朝霧が畑を冷やし、太平洋の涼しい海風がブドウをゆっくりと熟成させ、果実に良質の有機酸と絶妙なバランスをもたらせているからでしょうか。

つやのある淡い黄色で、鮮烈なライチやマスカット、メロン、バラの花びらの甘くエキゾチックな香りが印象的です。

味わいはクリアーで雑味がなく、その甘い香りの印象にからは想像できないドライな風味が魅力的。

スパイシーなハムやソーセージや、酢豚などの中華料理、カレーやタンドリーチキンなどのインド料理やエスニック料理にも合います。

 

このワインを友人に飲ませてから、「払ってもいい値段」をつけてもらうと面白いですよ。

友達の多い人は、仕入れた差額分で計算上の億万長者になれかもしれません。^^

ワインはどうも・・という方は、意外とおいしいワインを飲んだことがない人もかなり含まれていることが多いのです。

このワインは、日本のワインに共通する「あの味」とは違った味わいを持っています。

複数のテイストのバランスを、「この値段で楽しむことができる」というのが、このワインのよさでしょうか。

高いワインと比べると、こうした複数のテイストのレンジや深さは浅いのですが、浅いなりにきちんと、複数の微妙な「後味という味わい」を楽むことができます。

安いワインは、ワインを口に含んだときの「口中香」で勝負するものが多く、後味の「余韻の持続力」はバッサリと切り捨ててあるものが多いようです。

ですが偉大なワインの最も重要な要素というのは、実はこの後味の余韻の持続力なのですね。

ワインを飲んだ後に依然として口の中に残る味わいと香りは、そのワインが偉大であるほど長くなるのです。

この時間の単位にフランス人は「コ−ダリ−」という名前をつけていますが。1コ−ダリ−は1秒。

偉大なワインはこの「コ−ダリ−」が12から20近くまで続くのです。

 

テイスティングの時のワインの温度は約15℃が標準といわれていますが、ボトルからグラスに注いでしばらくすると、温度は2℃前後上昇します。

それぞれのワインの特性によって、一番美味しいと思われる温度は違うのですが、一般的に炭酸が含まれているものは温度を低くすると美味しく感じます。

どちらかというと軽い味わいのワインは、重い味わいのものより、酸の強いもの、また甘みのあるものも温度を低くした方が美味しく感じられるます。

でも冷やしすぎると味がわからなくなり、香りもたたなくなるので最低温度は5℃くらい。

逆に最高温度は20℃くらいで、これ以上温かいと、赤でも味がぼやけます。

タンニン分が多いワインは、冷やすと味が堅くなりがちで、高めだとまろやかさが引き立ちます。

熟成期間の長いタイプのワインは、短いタイプのものよりも、温度を高めに出した方が味わいや香りがより複雑になるようです。

スクリューキャップなので一本を飲みきれないときや、独身の方にも便利です。

 

このスクリューキャップは、コルクを抜く儀式がないため味気ないように思いますが、他にも大きな利点があります。

それは、ブショネ「bouchonne'」というフランス語で呼ばれる、コルク臭が移ることで明らかにまずくなってしまうものに遭遇する確率がゼロになるという点です。

ワインをダース買いしたときに「あれっ?」と思う風味のワインに出くわすことがあります。

これがブショネです。

これはどんなに旨いワインでも、コルクを使っている以上、起こりえることなのです。

ワインをダース買いしたときだと、明らかに他と味が異なるので比較的分かりやすいのですが、1本単位で買うワインでこれに当たってしまうと、このワインはマズい・・ということになってしまいます。

どんな味がブショネなのかというと、アルコール臭が鼻についたり強いコルク臭があったり、色が透明ではなく、明らかに濁っていたり、舌に残るエグい味や不快な酸味といったものです。



 

さて気になるお値段ですが、幾らだと思います?

今まで当てた人は皆無。^^

今回は887円で馴染みの「よろずや」さんから購入。

ご承知のように今は円・ユーロレートが高いので、安いワインを選ぶときには、ヨーロッパのワインというのは不利なんですね。

今日の日記でご紹介したワインは、8年間毎月ワインを届けてもらっている「よろずや」さんから教えてもらったのです。

ネットでの最安値は728円あたりですが、女性店主の由起子さんへ馬渕から聞いたと言えば、いろいろと相談に乗ってもらえると思います。

ヒュー・ジョンソン著「ポケットワインブック」では、星3つの評価で「極めて申し分ないピノ・ノワールを産するワイナリー」と紹介されています。
 

ワインと地酒 鶯谷よろずや
〒110−0003  東京都台東区根岸3−4−16
03-3873-8146
yorozuya@sepia.ocn.ne.jp

 

 

1016 Tues.

マツダ・デミオ

事の始まりは、カミサンと娘が息子を迎えに行き帰宅したときの「オイルが漏れてる、大変!」という一言だった。

ガレージを見ると、確かに小さな油の固まりが右前輪下あたりにあるのだが、オイル漏れだともっと中央よりで、しかももっと大量のオイルが漏れていいはず。

BMWは緊急で見ましょうということで、速攻で手配してくれ、3時間後には写真のようにして引き取られることになった。

さらにBMWは代車を手配してくれ、ミニがレッカーで運ばれると、即座にオリックスレンタカーから代車が届けられた。

車種はデミオ。

カミサン曰く「何だかコオロギみたいな車ね」だって。(笑)

7月5日にフルモデルチェンジされ、デミオとしては3代目になるマツダのBセグメントに該当するコンパクトカーだ。

で、早速その辺を一周してみた。


スリーサイズは、全長×全幅×全高=3885×1695×1475mmで、先代に比べ40mm短く、15mm幅広く、55mm低くなったという。

ミニは全長×全幅×全高=3650×1690×1415mm だから、デミオの方がほんの少し大きいということになる。

車重はミニクーパーSコンバーチブルの1270kgに対してデミオは1020kgあたりだから、デミオの方がかなり軽い。
 

レンタカーなので、たぶんもっともベーシックな「13C」で、ベース価格は120万円に20万円弱のナビがついていたので、合計140万円の車ということになる。

車を受け取ったのが夜だったこともあって、レンタカー屋が置いていった代車が点滅していたハザードランプをオフにしようとスイッチを探したが、すぐには見つからず。(笑)
 


 

ちょっとアセったが、1分後にはハザードランプのスイッチはダッシュの上にツライチでセットされていたのを発見。

ハザードスイッチにはライトが内蔵されているのが普通だ。

だがデミオでは省略されているようで、このあたりはコスト削減のしわ寄せなのだろうか。



まあ、慣れれば問題ないが、同じようにシフトレバーのポジションインジケータにもライトが内蔵されていないため、室内灯をつけて、Dの位置を探すハメになってしまった。(笑)

シフトレバーのポジションインジケータは慣れたとしても夜だと全く見えないため、自照LEDくらいはぜひつけて欲しいものだ。
 


インテリアは、プラスチックの質感がどうも安っぽく、値段相応といわれればそれまでだが、デザインと素材の使い方を工夫すればもう少し何とかなりそうなものだと思う。

メーター周りのデザインや、ダッシュボード全体もちょっと脱力してしまうデザインで、WEBで上級グレードのものを見ても、あまり印象は変わらなかった。
 


 

ミニと同じような高級感とまでは言わないが、同じセグメントの欧州車のように、安い素材を使っても、安っぽく見せない工夫をすれば、もう少し何とかなりそうなものだ。

車というのは、年中目に入るインテリアのダッシュボードあたりの景色は、愛着を持てるかどうかの別れ目にもなるわけで、いくら安くてもこれではなあ、というのが正直な印象だ。



 

だが、シート自体の色や柄などを含めた出来はけっして悪くない。

それほど窮屈でもないし、コーナリング時にもきちんと身体を支えてくれるうえ、ブワブワしない硬めのクッションもなかなかのもの。

とてもこの値段とは思えない。

運転席はハイトコントロールで上下させることもできるから、好みのポジションにセットすることができる。

こうしたアジャスト類は当然電動ではないのだが、ミニも手動だからね。
 


 

ミラーやウィンドウのスイッチはドアのアームレストの一カ所にまとめられているため、わかりやすく、また操作しやすい。

ただ二日ほど使っていて、どうもドアの開け閉めがやりにくい事に気づいた。

特に閉めるときには、手をかけてドアを引っ張るところが水平になった少し遠い部分しかないため、開け閉めがやりにくいのだ。

ミニだと下のように縦にバーがありそこに手をかけて開け閉めすることになるが、こうした開け閉めに関して、とても自然でよい案配なのだ。
 


 

だがデミオの場合、こうした「取手」がないため、開け閉めがとにかくやりにくい。

ミニの容易さに慣れているから、余計にそう思うのだろう。

だが実用車としてこういうところの使い勝手が悪いのは、ちょっとマズイと思う。
 

面白いのは「マガジンラック付グローブボックス」。

グローブボックスのリッド手前の上面部分を四角く切り抜いて、地図や雑誌を縦に差せるようになっている。

グローブボックスを引っ張って開けると、こういう風で、奥にはもう少し四角いモノを入れることができる。

センターコンソールには抜き差しできる仕切板があり、前席左右間のスペースがちょっとしたモノ置きになっている。

18万円ほどのオプションのクラリオン製カーナビは意外とよくできていて、これはミニについてきたモノよりも遙かにできがいい。

操作もしやすく、ビルトインされたオーディオの操作もやりやすく、グラフィックイコライザーで調整をすれば、140万円の車とは思えない「よい音」を楽しむことができる。

右端のブタンを押すと、CDをセットするトレイが表れるという仕掛けは、なかなか凝った作りで機能的にもよくできている。

キーは上の写真の左上にあるキーホルダーのボタンを押すと、飛び出しナイフのようにキー部分が飛び出し下のようになる。

なかなか面白いしよくできている。


 

 

さて肝心の走りに関する部分はどうか?

まずブレーキが日本車に多く見られる「独特のサーボの効き具合」のため、スムースに走らせるにはかなり神経を使うタイプ。

ミニのように踏んだだけリニアにブレーキが効くのではなく、ブレーキを踏んでいると効き始めてからどんどんサーボが強くなり、停止する寸前に踏むチカラを緩めないと、前へつんのめってしまう。

これは娘やカミサンも同じ意見で、効きそのものは悪くないのだが、ブレーキの踏んだタッチが自然ではないため、乗るたびに違和感を感じてしまう。

これは丸々2日間ほど乗っていても、最後まで慣れる事はなかった。


 

乗り心地は、車重が軽くなったネガが出ているようで、目地段差ではフロアがブルッと震えるうえ、凸凹を通過するとボディーがある周波数と共振するかのように、安っぽい音と振動が増幅されて感じる。

乗り心地は決して悪くはないのだが、いくら安いとはいえ、こうした遮音に関する部分のコストをケチったような印象を与えるのはどうかなと思う。

これが結構気になるために、始終ヒョコヒョコと落ち着かない印象が加わり、とにかく「安い車だから仕方ない」という気分になってしまう。



 

新採用の電動パワーステアリングは中立付近が軽過ぎるせいなのか、ステアリングをゆっくり切っても、緩やかにロールを始めるのではなく、ロールが急激に立ち上がるので少し驚く。

これはステアリングのクイックさというのとは違い、ステアリングを回した分リニアにロールするのではなく、最初の部分で急に反応し、そのあとは少し反応が緩やかになるという特性のためだろう。

というわけで、デミオに乗ってみると、ミニのステアリングのキレ具合が実は「とても自然」だったことがよくわかることになったのだが、操舵力がミニより遙かに軽い代償として、これは仕方ないというのなら、個人的にはもっと重くてもいいと思う。

ではステアリンが軽いからといって、ミニのようなゴーカートフィーリングの楽しさがあるのかというと、それとはハナシがまた別で、走行感覚として「車重が軽い車」という印象を受けないのだ。

エンジンは低回転域からレスポンスに優れているため、60キロくらいまでの市街地での速度域なら馬力の数値から受ける印象以上に速く走らせることができる。

ただし、いざというときに踏み込んだときのエンジンの音が、ちょっと拍子抜けするほど味気ないというか色気のない音で、やはり「安いから仕方ないかな」ということになってしまう。

140万円の実用車だから仕方ないのかも知れないが。



トータルで2泊三日ガレージに滞在することになったのだけれど、「140万円」を常に枕言葉として頭に浮かべるなら、細かいことに文句を言う筋合いではないだろう。

だが、趣味や楽しみという領域を含めて考えると、よい道具を手に入れることができたという類の、いわゆる車を持つ歓びや楽しみという部分がキレイさっぱりと抜け落ちているというのは、なんだか淋しい気がする。

そういう意味でデミオには、車を置いてどこかで食事をして車へ戻ったときに、ふと「いい車だなあ」と思わせてくれるプラスアルファの要素が欲しいと思う。

私の場合、車というのは休みの日に「たまに走るための車」ではなく、距離は走らなくても毎日使う道具なので、使い勝手と、適度な趣味性のバランスというのを大事にしたいのだが、でも基本的には「走れば何でもいい」という考えだ。

だから、その車が根源的に持っている要素が心の琴線に何か一つでも触れれば、グラっと来て、買い換えようかなと思う方なのだが、今回は「そこの部分が微動だにしなかった」のがちょっと残念だった。

値段を考えると「車なんてこれくらいのものでもいいんだよな」ってふと思わせてくれる、よくできた車なんだけどね。

だけど、ミニとの差額で浮いた300万円を何にどう使おうか、などという方に考えてしまうと、なんだかちょっとなあと思ってしまう。

こうして考えてみると、値段のことなどすっかり忘れて「買ってよかったな」と思える「満足感」を予感させてくれる魅力を持った車を作るというのは、大変なことなのだ。

それはともかくとして、早く戻ってこないかな・・

 

1015 Mon.

オール・ザ・キングスメン

オール・ザ・キングスメン(All The King's Men) は、ロバート・ペン・ウォーレンの小説「すべて王の臣」(白水社)の映画化で、1949年に「ハスラー」などでお馴染みのロバート・ロッセンの製作・監督・脚本で、第21回アカデミー賞の、作品賞・主演男優賞・助演女優賞の3部門を獲得している。

つまりこの作品は、リメイクというわけだが、野心を持つ地方政治家が権力を手に入れ、やがて批判をしていた「欲」の虜となり自滅するという硬派の作品。

アカデミー賞俳優ショーン・ペンが知事役として、実在したウィリー・スタークを演じ、新聞記者には、ジュード・ロウ、そして脇をケイト・ウィンスレット、アンソニー・ホプキンスが固めている。

純朴で実直だった田舎の役人が州知事の座を手に入れることによって、徐々に権力に溺れ腐敗してゆく主人公の姿をショーン・ペンは南部訛で熱演しているが、大衆の前での説得力溢れる演説はなかなかの見所となっている。

そして、その裏では人間の善意が欲の中で消されてしまう姿を、自然に演じている様との対比が見事。

オープニングのシーンから、物語が遡って始まり、やがてオープニングのシーンが再度登場するという展開はなかなかよく考えられている。



様々な利害がもつれ合う政治の世界で、だんだんと善悪の区別が付かなくなってゆく様を皮肉を交えながら描いているが、このあたりは現実の世界ともオーバーラップするため、かなりの説得力を持っている。

それだけに、理想を掲げながらも、善と悪の狭間で揺れ動く政治家に翻弄される周りの人間模様が、また切ない。

ジャック演じるジュード・ローは淡々と「目撃者」としての立場を演じているが、後半では個人的な憎悪や嫉妬がキーとなって終盤へのクライマックスへと繋がってゆく。

強力なリーダーシップを持ち、演説といういわゆる説得のプロでもあるウィリー・スタークに心酔してゆく、元新聞記者という冷静な目を持っていた、ジュード・ロウ演じるジャックの「演技」は、この映画に深みを与えている。

だが後半から終盤のストーリーは、ジャックと幼なじみ役のケイト・ウィンスレットとのロマンスやアンソニー・ホプキンス演じる父親との葛藤に比重が移ってゆく。

重厚なテーマだけに、後半にこうした他の要素を絡めると、弾劾決議成立の可否というサスペンスの要素が薄れ、最後に展開される皮肉なクライマックスの印象までもが弱くなってしまっているのが、ちょっと勿体ないような気がする。

だが全体的に見れば、よくできた作品で、豪華な名優を揃っているうえに、見応えがあり、しかも考えさせられるこの手の映画は、秋の夜長にじっくりと味わうには最適な一本だといっていいだろう。

昨日ご紹介した「300」とのDVD二本立ては、なかなかいいコンビネーションだと思う。

 

 


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2007 1015-

 

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