Christmas Songs 2005
      
      2005年版クリスマスソング集
		 
		
		
		 
    
      
      VOL.1
		
      	
		
      歌手・曲名リスト
      	
		01 The Way We Celebrate New Year's  - Michael Franks
		02The Christmas Song  - Diana Krall 
			03 Frosty The Snowman -  Warren Hill
			04 The Christmas Song -  Joyce Cooling
			05 When The Snowman Sings  - Michael Franks
			06 Have Yourself a Merry Little Christmas - Diana Krall
			07 This Christmas - Gerald Albright
			08 The Christmas Song - The Manhattan Transfer
			09 Winter Wonderland  - Wynton Marsalis
			10 The Kiss  - Michael Franks
			11 White Christmas - Diana Krall
			12 I'll Be Home For Christmas - The Beach Boys
			13 The Christmas Song  - Warren Hill
			14 My Present (Reprise)  - Michael Franks
			15 I'll Be Home For Christmas - Spyro Gyra
			16 I'll Be Home For Christmas  - Diana Krall
			17 The Christmas Song - Celine Dion
			18 Last Christmas - Wham!
		
		
   
      
   
      
		各曲の詳細
   
      
  
      	
			
			01 The Way We Celebrate New Year's  - Michael Franks
 
	
			
			
	
			
			
			マイケルフランクスの Watching The Snow というアルバムのトップを飾る曲。
	
			生ギターのカッティングから始まるイントロを聴いただけでは、クリスマスの曲だとはわからない。
	
			そしてマイケルの「あの歌声」が聴こえ
			てくると、何故かほっとした気分になる。
		
			薄いストリングスがマイケルと絡み、甘美な世界を写し出し、空間を飛び交う数種類のパーカッションとのコンビネーションの緻密さが、雪の世界を連想させてくれる。
	
			間奏ではフリューゲルの音色が、素朴な雰囲気を醸し出し、全編にわたって繰り返されるフルートのコーラスによるリフが印象的だ。
		
			やがてピアノがシンプルなフレーズで歌に絡み、コーラスもマイケルに絡みつくのを聴いているうちに、マイケルの世界に酔いしれることになる。
	
			最後はフルートのコーラスによるリフをバックに、生ギターによるビビッドなソロでフェードアウト。
		
			マイケルのオリジナル曲の世界で、クリスマスを楽しむ心地よさを、感じることができるはず。
		
			音は悪いですが、こちらで
			曲の一部を聴くことができます。
	
			
			ここから購入することができます。
		
			 
	
			The Way We Celebrate 
			New Year's
		
			Out of all the ways there are
			To spend the holidays
			Only ones a cure for the blues
			Just renew that perfect groove 
			With the one you love
			At home by the fire 
			How can you lose?
			
			On the year's last night
			Who cares if Christmas was white 
			When we're in our igloo alone
			I prefer your kiss to schnapps 
			While the popcorn pops
			And Bird reinvents the saxophone 
			
			Comes the countdown
			Soon the ball will drop
			We climb love's mountain
			Listening to bebop 
			Take me to the top
			Please don't ever stop 
			The way we celebrate New Years
			For excitement 
			We don't need champagne
			Snow-bound, love-lucked 
			How can we complain?
			People think we're strange 
			But lets never change
			The way we celebrate New year's
			
			what we first got hitched  
			When invited we never missed 
			The chance to hang socially 
			Now we quench our thirst 
			At home every thirty-first 
			Reclusive as Salinger, J.D.
 
	
			冬の休暇の過ごし方はいろいろあるけれど
			憂醗な気分を吹き飛ばしたいのなら
			愛する人と楽しい時間を過ごせばいい
			暖炉の前でふたり
			最高の幸せだろ?
			大晦日の夜になったら
			クリスマスに雪が降ったかなんて関係ない
			イグルー(エスキモーの堅雪小屋)の中でふたりきり
			シュナップスより君のキスの方が遙かにいい
			ポップコーンがはじける音と
			チャーリー・パーカーのサックスを聴ぎながら
			カウントダウンが始まり
			くす玉かもうすぐ割れる
			ビーバップを聴きながら
			夜はどんどん盛り上がる
			このまま止まらずに
			上りつめよう
			心がわくわくするような
			新年を祝うなら
			シャンパンは要らない
			雪に被われ愛に包まれたなら
			それ以上何が要るというのだ?
			おかしな奴らと言われても
			これからも変わらずに
			こうして新年を祝おう
			結婚したばかりのころ
			僕たちは機会さえあれば
			外へと出かけて行った
			でも最近は家で大晦日を過ごしている
			まるでサリンジャーのような
			ぶたりだけの世界で満たされながら
 
		
			Second Opinion
		
			
			アンニュイな曲調だな〜。繰り返しのフレーズのところの音の幅(一番低い音と高い音)がせまく、まるでしゃべっている時の音の幅のようだな〜と。 
			
			
			Michael Franksの声がちょっとハスキーで優しく、髪をなでられながらおしゃべりしているような気持ちにさせてくれます。 
			
			淡々と曲が流れていくさまは幾つかのクリスマスと新年を共に過ごしてきたふたりが、ゆったりとふたりの時間を楽しんでいるかのよう。 
			
			フルートが効果的に曲全体に流れていますが、車の中ではっちさんに伺ったお話を思いだしていました。一人の人が吹いて録音して合わせているんだな〜って(^^) 
			
		
			 
		
			 
		
			02The Christmas Song  - Diana Krall 
			
			
			
		
			 
		
			エルビス・コステロと結婚して2004年に発売された前作「THE GIRL IN THE OTHER 
			ROOM」は、作風をガラっと変えたため、ファンの間では物議を醸しているダイアナクラール。
		
			ソロピアノから始まるダイアナの歌声は、とても落ち着いた気分にさせてくれる。
		
			彼女は歌を引っ張らずに、すこし突き放したような、歌い方をするのだけれど、ハスキーな声とあいまった、「さりげなさ」がとても素敵だと思う。
		
			ブラシとベースがさりげなくサポートするその世界は、雪が舞い降り始めた情景にも似た、たおやかさと、静けさをあわせ持っている。
		
			クリスマスソングはどうしてもピカピカしがちだが、エレガントなアレンジは、巷に溢れているクリスマスソングとは、全く別の世界があることを教えてくれる。
		
			結婚によって、しっとりとした落ち着きを増したように思うのは、気のせいだろうか?
		
			「ジャズ界の女王ダイアナ・クラール滞日記」「2002.10.3〜12 宣伝J&Kから見た日本滞在日記」
 
		
			 
		
			 
		
			Second Opinion
		
			
			私はもともとジャズはほとんど聞いたことがなかったので、もちろんジャズアーティストの事も全くと言っていい程知りません。 
			
			でもはっちさんのアップしてくれた写真を見て、ダイアナクラールって素敵な大人の女性なんだなあっていうことがよくわかります。
		
			それは『The Christmas 
			Song』をこれだけしっとりと歌い上げていることからもわかりますし、充分すぎるほどの「艶」を感じます。 
			
			技巧に走らず、素朴な歌い方で語りかけてくるダイアナクラール・・・女の私から見ても「いい女」です。 
			
			それに聞いていてとても落ち着きますから、ゆったりと過ごす聖夜にピッタリの曲ですね。 
 
		
			 
		
		03 Frosty The Snowman -  Warren Hill
		
		
		
		 
		8日間で1800ドルから6000ドル が SOLD 
		OUT 状態という warrenhillcruise 
		でその人気振りが伺える Warren Hill。
		
		シンプルなリズムで珍しい曲に挑戦しているが、淡々とメロディを吹いた後の、ピアノもシンプルなメロディーから始まるが、後半のタメのあるフレーズを聞けば、只者ではないことがわかるだろう。
		で、その後は Warren 
		Hill ソロが展開されるが、バックの掛け声がいかしてるね。
		実にシンプルでファンキーな演奏だ。
		
		ここまでシンプルにして聴かせる手腕は並大抵のものではないと思う。
		あまりにも短く感じるから、もっと聴きたくなってしまう。
		恐れ入谷のオンライン < 意味不明(笑)
		
			 
		
			Second Opinion
		
		楽しい♪聞いていて実に楽しい曲です。
		
		正確に刻むリズムに少し遅れ気味についてくるメロディーライン。 
		
		イントロのところでふっと止まるところなんぞ、誰もが「えっ?」って思うでしょうね。
		
		それと曲の中にたった2回だけ入る掛け声がとても印象的です。
		
		私的には一拍おいてから「ヤッ!」って来るのかと思っていたら章節の最後に来ちゃうから驚き(笑) 
		
		クリスマスの夜雪景色の街で最後の買い物をする家族がそれぞれのお家に帰って行く・・・なぜかそんな情景が目に浮かびます。 
 
		 
		
		04 The Christmas Song -  Joyce Cooling
			
		
		
		
		リリカルな生ギターで始まるイントロに、シンセが絡むと書くと、ありきたりなサウンドを想像しがちだがが、シンプルなメロディーの謳い方がとてもフレッシュな印象だ。
		
		このようなシンプルなメロディーを生ギターで弾くというのは、逆にそのセンスを問われることになる。
		
		彼女の持つメロディーを崩す際の、シンコペーションやリズムのタメを聴いているうちに、彼女の非凡な才能が伝わってくる。
		
		テーマになるブリッジのメロディーがとても印象的で、聞きなれたメロディーと組み合わされることで、彼女独特の世界を作り上げている。
		
		コーラスや、シンセの使い方などのバランスからも、このことが窺い知れるだろう。
		
		クリスマスソングを通じて、彼女の世界を楽しむといえばいいだろうか。
		
		そういった気分でクリスマスソングを聴くことになるというのは、ちょっと予想しなかった展開。
		というわけで、この曲を3曲目に持ってきたというわけだ。
		
		ドラムなしでパーカションだけがリズムを刻み、そのゆったりとしたリズムの波の合間で、ジョイスの生ギターが見え隠れしながら、戯れている。
		あたかもそういった情景が目に浮かぶようだ。
		
			
			Second Opinion
		
		クリアーで優しい音色のギター。
		
		女性が弾いているのですね。
		
		バックコーラスもギターに合わせてしっとりと控えめで、曲全体の雰囲気を最後まで崩さずあくまでさりげなく・・・お見事ですね。 
		
		一言でクリスマスソングと言ってもいろんな曲風があったり音の使い方があったり改めてその奥深さに驚かされます。
		 
		 
		
		
		05 When The Snowman Sings  - Michael Franks
		
		
		
 
		
		ミディアムスローの4ビートで、ちょっとけだるい雰囲気。
		
		それでいてちょっとユーモラスな雰囲気の曲調だ。
		
		歌詞を見ると・・なるほどね。
		
			ちょっとペーソスを含んだ、ユーモア溢れる彼の世界を感じることができるだろう。
		
		
			
		Last night deep in the snowfall 
		I thought I heard someone singing 
		Some happy tune very snowissimo 
		Staring out through the stormdoor 
		I saw no one but the snowman 
		We made a few days ago 
		Now I know
		
		
		When it snows then the Snowman sings 
		Lights his pipe and he blows smoke rings 
		Plays his icicle vibraphone 
		Just to postpone the approach of Spring 
		When it snows then the Snowman Sings 
		
		And the song that he sings goes something 
		like this 
		As I recall, something like this: 
		"How I do treasure this low pressure 
		How euphorically hip is this frozen precip 
		There's no other manifestation of 
		crystal perfection 
		In all of creation like snow 
		That I know of 
		One thing I miss is a missus 
		So make me one, please 
		A Snowwoman my own with whom I 
		can happily freeze 
		When the wind blows sub-zero 
		We'd be nicely equipped 
		If you catch my drift"
		 
		
	昨夜降りしぎる雪の中
	誰かが歌う声が聞こえた
	ピアニシモならぬスノーイシモな明るい歌
	僕は嵐の中を外へ飛び出したけど
	そこには
	数日前に僕らが作った雪だるまだけ
	
	雪が降ると雪だるまは歌う
	くわえたパイプからは煙の輪
	つららのビブラフォンを叩き
	春の訪れを遅れさせようと
	雪が降ると雪だるまは歌う
	そして彼が歌う歌は
	こんな調子のこんな感じだったね
	
	この低気圧をどうやって保とうか
	凍った雪はどれほど深いのか
	これほどまでに完壁な結晶は
	僕が知っている限り
	雪以外にはありえない
	ただ一つ欠けているのは僕の妻
	だから作ってくれないか
	僕だけの雪だるまの彼女を
	冷たい零下の風が吹いたとき
	幸せな気分で一緒に凍りたい
	僕の言いたいことが伝わったら
	申し分のない二人になれるからね
		
			 
		
			Second Opinion
		
		ちょっと甘えたような声で歌われているこの曲。
		
		Vol.1の一番目のMichael Franks だと気付いたのは少し時間がたってからでした。
		
		違って聞こえたのはMichaelの歌の表現力があるからなのでしょうか。 
		
		「雪だるま」を大人の歌の歌詞に使うって、素敵ですね。 
 
		 
		 
		
		06 Have Yourself a Merry Little Christmas - Diana Krall
			
		
		
 
		
		スローなピアノソロから始まり、しっとりと噛み締めるように歌うバラードは、すぐに4ビートのゆったりとしたリズムへ変わり、やがてストリングスが甘く色を添え、その淡々としたダイアナの歌の世界へ私たちを誘ってくれる。
		
		このあたりの、アレンジの巧みさは、こうして分析をして聞かなければわからないことからも、窺い知ることができる。
		
		途中のアコースティックエレキギターによるオーソドックスなアドリブソロが、ジャズのアルバムだということを感じさせてくれる。
		
		そうした自然さのバランスが、また彼女の音楽の魅力なのだろうと思う。
		この曲を何と短く感じることか・・
 
		
		Have yourself a merry little 
		Christmas,
		Let your heart be light
		From now on,
		our troubles will be out of sight
		
		Have yourself a merry little Christmas,
		Make the Yule-tide gay,
		From now on, 
		our troubles will be miles away.
		
		Here we are as in olden days,
		Happy golden days of yore.
		Faithful friends who are dear to us
		Gather near to us once more.
		
		Through the years 
		We all will be together,
		If the Fates allow
		Hang a shining star upon the highest bough.
		And have yourself A merry little Christmas now. 
		
		
		今日ここに迎えたクリスマス 永遠の歓びにあふれたクリスマス
		ささやかなクリスマスを君に 明るい心のクリスマスを君に
		去ってゆく年月にきっと悩みも消えてゆくはずさ
		それぞれに歳を重ねた私たち
		輝きをともに過ごしてきた友達が 時を超えて今夜ここに
		いつかみんなともに集える日まで
		私たちはなんとか毎日をやりくりしてゆこうね
		悩みはつきないけれど でも今この時は
		楽しくささやかなクリスマスを一緒に過ごそう
		 
		
			Second Opinion
		
		
		
		やはりダイアナクラールの声はいいですね。
		
		落ち着きます。
		
		バックの伴奏もいい雰囲気♪ 
		
		ブラシが強くなく、かといって弱くなく。
		
		いい感じです。 
		
		賑やかなX`masもいいですけど、しっとりとした大人のX`masをちょっと気取って過ごしたくなりますね。
		
		 
 
		 
		
		07 This Christmas - Gerald Albright
			 
		
		
		
		
		
		フェンダーローズのリフから始まるイキのいいイントロに導かれて、パーカッションが印象的だ。
		
		8ビートに乗って適度にポップで、適度にビパップしているこの楽しさは、クリスマスならではのものだ。
		
		メロディーに引き続き、アルトサックスとソプラノサックスで次々と繰り出されるアドリブソロは、ジャズ好きには堪らない魅力だろう。
		
		メロディーの崩し方を聴くだけで、その後のアドリブソロのの素晴らしさが窺い知れるはずだ。
		
		高い音域の咽び泣きがセクシー!
		
		この曲の印象的なテーマはホーンのハーモニーで繰り返されるが、アドリブとのバランスはお見事。
		
		もっとソロを聞きたくなる長さで終わってしまうのが、また憎い。
		
			 
		
			Second Opinion
		
		すぐにポップなサックスが歌いはじめ、伸ばす音のビブラートがまるで人間の声のようです。
		
		サックスの魅力に引き込まれてゆきます。 
		
		ドラムのハイハットの音が入ってくるあたりからクリスマス気分全開(笑)
		
		かすかに聞こえているベルの音も雰囲気を盛り上げてくれます。 
 
		
 
		
		08 The Christmas Song - The Manhattan Transfer
		
		
		
		
		都会の洗練されたオープンハーモニーは、マンハッタントランスファーならではの味わいだ。
		
		オーケストラのバックで、ゴージャスで厚みのあるコーラスは、スローでもしっかりとシンコペーションでリズムへ突っ込んでいる。
		
		ゆったりとした中にもリズム感を保っているのはこうしたところが、しっかりとしているからだろうね。
		
		内声でハーモニーのメロディーがクロスしながら、奏でるハーモニーの美しさは、素晴らしいメロディーとあいまって、そのサマをあわらす言葉を失ってしまう。
 
		Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos.
Everybody knows a turkey
and some mistletoe
Help to make the season bright
Tiny tots with their eyes all aglow
Will find it hard to sleep tonight.
They know that Santa's on his way
He's loaded lots of toys
and goodies on his sleigh
And every mother's child is gonna spy
To see if reindeer
really know how to fly.
And so I'm offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it's been said
many times, many ways
Merry Christmas to you.
		
		暖炉にくべた栗の実がはぜる 
		ジャック・フロストが君の鼻をつまむ 
		聖歌隊が歌うクリスマス・キャロル 
		エスキモーのように着飾った人たち 
		
		みんなが知っている 
		七面鳥とヤドリギ飾りが 
		この季節を盛り上げてくれると 
		ちびっ子たちの瞳は爛々と輝き 
		きっと今夜は眠れないだろう 
		
		サンタがやってくるとみんなが知っている 
		ソリにおもちゃやプレゼントをいっぱい載せて 
		どの子もみんなこっそり覗いているのさ 
		トナカイがちゃんと空を飛べるかってね 
		
		だから、僕は1歳から92歳の子供達に 
		このシンプルな言葉を贈ろう 
		いろんなところで何度も繰り返されている 
		この言葉を
		
		「メリー・クリスマス!」
		
			 
		
			Second Opinion
		
		伴奏はいらないわというほど綺麗な完璧なコーラス。
		
		男性ボーカルの声がまた素敵。
		
		ハンサム声ですね。 
		
		バックのコーラスに負けないくらい、声の存在感があります。 
		
		そして、曲全体としてはいいバランスで心地よく聴けるくことができる・・・
		
		そういう風にトータルアレンジされているのでしょうね。 
		
 
		
		
			09 Winter Wonderland  - Wynton Marsalis
			
		
		
		
		トランペットソロから始まる2小節のリフでリズムを繰り出し、リズム隊が淡々としたミティアムテンポで展開されるイントロが聴きものだ。
		
		ウィントンマルサリスのトランペットサウンドは、あまりにも淡々としているため、かなりジャズフレーバーの強い演奏となっている。
		リズムの食い方も又然り。
		途中のアドリブソロの、色合いは無彩色系。
		それがまた彼らしさを演出しているといっていいだろう。
		最後のエンディングの突き放し方もね。
		
		どうしても甘くなりがちな、クリスマスアルバムにスパイスを聴かせてくれるマルサリスにサルート!
		 
		 
		
		10 The Kiss  - Michael Franks
			 
		
		あたかもゆっくりと流れる時間のように、しっとりとしたスローバラードで始まるのはマイケル・フランクスが妻に捧げる愛の歌。
		
		途中のソプラノサックスの短いソロがあたかも一瞬舞い上がるかのように謳い、マイケルの歌に華を添えている。
		
		アコースティックギターが素朴なサウンドを創りあげ、ストリングスが隙間を薄く埋めるバックグラウンドで、マイケルがキャンバスに描く愛の世界は、聴く者の心に、スペシャルなプレゼントを届けてくれる。
		
		彼の世界に酔いしれよう・・
 
		
		Another tear has cone and gone 
		Who cares if Time gives its a licking 
		If, like that famous wristwatch, 
		We just keep on ticking? 
		If you'll forgive me this cliche 
		You are rite gift that keeps on giving 
		lo coin a phrase its true 
		You make my life worth living
 
		At eleven fifth-seven
		Our embrace stops lime and Space 
		My arms will nor release sun 
		Till next year 
		Love. let me lose myself in you 
		Until we can't tell who is who 
		The dialogue of bliss 
		Begins each rime we kiss 
		
		No matter where this journey ends 
		As long as I have you beside me 
		I know I'll carry all my happiness 
		Inside me 
		if you'll forgive me this cliche 
		You are the gift that keeps on giving 
		Two coin a phrase it's true 
		You make my life worth living
		
		また一年が過ぎてしまった
		時間に叩かれたからって何ともないよ
		あの有名な腕時計のように
		僕らが時を刻んでいるだけ
		ありぎたりの言葉で言わせてもらうなら
		君は自らを捧げる贈り物
		あえて言うなら
		君は僕の生きがい
		11時57分だ
		僕らの抱擁が時間と空間を止める
		来年までこの腕の中で
		君を抱いて放さないでいよう
		愛しい君の中で自分を失いたい
		誰が誰だか分からなくなるまで
		ぶたりがキスをするたびに
		至福の対話が始まる
		
		この旅がどこで終わっても
		君がそばにいる限り
		僕は心の中に幸せを抱いて
		生きてゆけるからね
		ありきたりの言葉で言わせてもらうなら
		君は自らを捧げる贈り物
		あえて言うなら
		君は僕の生きがい
		 
		
			Second Opinion
		
		こんなに甘い台詞を囁かれながら、愛する人の腕の中でNew Yearを迎えられたら誰もが女に生まれてきて幸せってだって感じることでしょうね。 
		
		
		ギターの素朴なメロディーも純粋で素敵な雰囲気を盛り上げてくれています。 
		
		愛する人に捧げるために歌うお手本のような歌です。 
		
 
		 
		
		11 White Christmas - Diana Krall
			
		
		
		
		スローな 4ビートに 乗って流れるホワイトクリスマス。
		
		ジャージーな雰囲気が、とかく面白くなくなるこの曲を、味わい深いものにしている。
		
		歌を引っ張らない、ダイアナの歌い方もまた、この曲にさっぱりとした印象を与えることに成功している。
		
		途中のピアノソロは彼女が歌手だけではなく、ピアニストとしても非凡な才能を持っていることを教えてくれる。
		
		エンディングのテーマからは、この曲がクリスマスソングだということは全くわからない。
		とにかく、純粋な曲としても十分に楽しめる。
		Enjoy It !
 
		
		I'm dreaming of a white Christmas
		Just like the ones I used to know
		Where the treetops glisten
		and children listen
		To hear sleigh bells in the snow.
		
		I'm dreaming of a white Christmas
		With every Christmas card I write
		May your days be merry and bright
		And may all your Christmases be white.
		
		I'm dreaming of a white Christmas
		With every Christmas card I write
		May your days be merry and bright
		And may all your Christmases be white.
		
 
		
			Second Opinion
		
		言わずと知れたクリスマスソング。
		
		Jazz風に歌うとこうなるんですか・・
		
		皆が知っているだけにどんな風に歌って聞かせるかでその人の歌の力量が問われるのですね。 
		
		charming な Diana Krall ♪の魅力がいっぱいに歌っています。 
		
		7小節目あたりのキュートな、声にドキッ!
		 
		 
		
		12 I'll Be Home For Christmas - The Beach Boys
			
		
		
		
		映画音楽のようなイントロを聴いただけでは、これがまさかビーチボーイズだとはお釈迦様でもわかるまい。(笑)
		
		このスローでゴージャスなフルオーケストラに、「あの」ビーチボーイズの厚いコーラスが重なると・・
		それはほとんどの人の想像力を遥かに上回るはずだ。
		
		少し下の音程からスライドするような独特のコーラスは、ビーチとクリスマスという二つの相反する世界を、ひとつにしたような、不思議な魅力を持っている。
		お見それしました。(笑)
		 
		
		I'll be home for Christmas
		You can count on me
		Please have snow and mistletoe
		and presents on the tree
		
		Christmas Eve will find me
		Where the love light gleams
		I'll be home for Christmas
		If only in my dreams
		 
		
			Second Opinion
		
		完成されたコーラスは聴いていて落ち着きますね。 
		
		伴奏が映画音楽のよう♪ 
		 
		 
		
		13 The Christmas Song  - Warren Hill
		
		
			
 
		
		ソロピアノで始まるオンマイク録音が独特の世界へ聴く者を引きずり込む。
		
		何気ない聴き慣れたメロディーが、とてもリアルなことが印象的なのは最初だけだ。
		
		サビからは、ドラムがその前兆を示すかのようなシンバルワークを聴かせ、そして2回目のメロディーからはスウィングしたリズムをバックに、Warren 
		Hill が少し抑え気味にメロディーを崩し気味に展開。
		
		ストレートでまっすぐな音楽が魅力のこのアルバムは、ダイレクトにその力強さであなたのハートへ訴えかけるはず。
		
		ほとばしる若さと、粗めの粒子で描写される彼のブローは、理屈ではない力を伝えてくるから、その密度による満足感の高さを文字で伝えることなんてできないのだ。
		無念。
		
 
		
			Second Opinion
		
		思いのままに表現するサックスに圧倒されます。
		
		途中からスウィング調のドラムとピアノをバックにとってもJazzyででdeluxeな盛り上がりをみせてくれ、いままでJAZZにふれた事のなかった私の心をわしづかみです(笑) 
		
		
		Warren Hill 素敵♪ 
 
		 
		
		14 My Present (Reprise)  - Michael Franks
			
		
		
		
		
		
		弾き語りのような、この曲はマイケルの魅力を存分に伝えてくれる。
		
		そのうえ、韻を踏んだ美しい詩の世界を堪能することもできる。
		
		あなたが音のいいオーディオシステムをお持ちなら、ピアノのリリカルな響きも楽しめるはずだ。
		
		まさに珠玉のクリスマスプレゼントといっていいだろう。
		 
		
		My Present
		Am I allowed to shake it? 
		Will dose inspection break it? 
		And can my hands retie these 
		Ribbons I undo 
		If what I find is you?
 
		
		My present 
		I hope its not Ulysses 
		Or I Hersheys candy kisses 
		'Cause even chocolate's wrong 
		When love's long overdue 
		And the sweet I crave is you
		
		It's Christmas Eve
		The kids are finally sugar-plummed 
		Asleep and smiling 
		Here we arc alone at last 
		Somehow 
		Although it nigh seem immature 
		Of me my love, 
		One things for sure I'm 
		Opening  my present up 
		Right now
 
		
		My present 
		I'm glad it's not pajamas 
		You knew just what I wanted 
		And such a perfect fit 
		Desire It I do 
		Cause all I want is you
		
		
		僕がもらったプレゼント
		ちょっと振ってみてもいい?
		それとも点検したら壊れてしまうのかな
		ほどいたリボンを
		結び直せるだろうか
		もし包まれていたのが君だったら
		僕がもらったプレゼント
		ユリシーズじゃないといいな
		ハーシーのキスチョコもお断り
		だってずっとお預けだったから
		
		僕が欲しいお菓子は
		チョコより甘い君の愛
		今日はクリスマス・イブ
		子供たちも
		満足して眠った
		ようやくぶたりきり
		子供っぽいかも
		しれないけれど
		僕は決めたよ
		今すぐ
		プレゼントを開けるんだ
		僕がもらったブレゼント
		パジャマじゃなくてよかった
		ちゃんとわかっていたんだね
		僕にぴったり合っている
		いちばん欲しかったものは
		君なのさ
 
		
			Second Opinion
		
		女性は押しなべてプレゼントされるのが好きですが、反対に愛する人にプレゼントをする時に、何を送ろうかあれこれ悩むものですが・・・ 
		
		「僕にぴったり合っている いちばん欲しかったものは 君なのさ 」 
		
		なんて言われたらもう〜ダメでしょ!(笑)
		Michael 
		Franksの歌声で夢の世界へ行ってしまいそう・・♪ 
 
		 
		
		15 I'll Be Home For Christmas - Spyro Gyra
		
		
			
		
		
		morning dance で一躍有名になったスパイロジャイラ。
		
		ジェイベッケンシュタインのサックスのメロディーが流れると、彼らだということがすぐにわかるほど個性的なサウンドだ。
		
		途中のビブラフォンのアドリブソロが美しい。
		
		リズムはその後一転して流れるような4ビートに変化し、ピアノソロへ。
		
		このあたりのアレンジのうまさは、さすがにアメリカ東海岸を代表する長寿フュージョン・バンドだけのことはある。
		
		クリスマスソングが、スパイロジャイラ色に染め上げられるとこうなるのか!
		
		という嬉しい驚きを楽しむことができる。
		
			 
		
			Second Opinion
		
		JAZZだぁ〜!と思わせてくれるアレンジですね。 
		
		いろんなリズムが重なっています〜! 
 
		 
		
		16 I'll Be Home For Christmas  - Diana Krall
			
		
		
		
		ドラムのブラシのサウンドに載って、ミディアムスローの4ビートが展開されるダイアナのバッキングは、ホーンのアレンジが素敵だ。
		
		フルートが透明感のある涼しげな雰囲気を醸し出し、ちょっとクールで幻想的なクリスマスのムードを感じさせてくれる。
		アレンジの素晴らしさが堪能できる歌曲だといっていいだろう。
		
		I'll be home for Christmas
		You can count on me
		Please have snow and mistletoe
		and presents on the tree
		
		Christmas Eve will find me
		Where the love light gleams
		I'll be home for Christmas
		If only in my dreams
		 
		
			Second Opinion
		
		やっぱりDiana Krallは素敵♪って再確認しちゃいます。
		
		静かなクリスマスを過ごしたい方にはお勧めでしょう♪ 
 
		 
		 
		
		17 The Christmas Song - Celine Dion
			
		
		
 
		
		遠くから聞こえるフルートとオーケストラの響きは少しずつその音量を増しながら、やがてセリーヌの透明感のある歌声が聞こえてくる。
		あいかわらず素敵な世界だ。
		
		丁寧なフレージングは、彼女の持つ歌の世界の繊細さを十分に伝えてくれる。
		
		オーケストラアレンジは、厚過ぎず、彼女の声を生かすための上質なエコー処理とあいまって、サウンドの素晴らしさをもまた、堪能することができる。
		
		切ないビブラートは、女性の持つ可憐さをよく伝えてくれるうえ、この曲あたりになってくると、そろそろシャンパンも回ってくる頃だから、気がつかないうちに酔いしれ、あなたを夢の世界へ連れて行ってくれるだろう。
		
		
		
		
 
		Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos.
Everybody knows a turkey
and some mistletoe
Help to make the season bright
Tiny tots with their eyes all aglow
Will find it hard to sleep tonight.
They know that Santa's on his way
He's loaded lots of toys
and goodies on his sleigh
And every mother's child is gonna spy
To see if reindeer
really know how to fly.
And so I'm offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it's been said
many times, many ways
Merry Christmas to you.
		
		暖炉にくべた栗の実がはぜる 
		ジャック・フロストが君の鼻をつまむ 
		聖歌隊が歌うクリスマス・キャロル 
		エスキモーのように着飾った人たち 
		
		みんなが知っている 
		七面鳥とヤドリギ飾りが 
		この季節を盛り上げてくれると 
		ちびっ子たちの瞳は爛々と輝き 
		きっと今夜は眠れないだろう 
		
		サンタがやってくるとみんなが知っている 
		ソリにおもちゃやプレゼントをいっぱい載せて 
		どの子もみんなこっそり覗いているのさ 
		トナカイがちゃんと空を飛べるかってね 
		
		だから、僕は1歳から92歳の子供達に 
		このシンプルな言葉を贈ろう 
		いろんなところで何度も繰り返されている 
		この言葉を
		
		「メリー・クリスマス!」
		
			 
		
			Second Opinion
		
		出ました!歌姫!なんて透明で繊細な声の響きなんでしょう。
		
		ガラス細工のようだけれど力強い・・・ただただ聴き惚れてしまいます。 
		
		バックのストリングスもとても上品。 
		
		Shall we dance?で物語が始まりそうな予感が・・・ 
 
		 
		
		18 Last Christmas - Wham!
		
		
		
		
		この前のクリスマス、君にまごころを捧げたのに、君はすぐにそれを捨てちゃった。ボクはもう泣きたくないから、今年のクリスマスが来たら、まごころは、君以外の誰か特別な人に捧げることにしたよ・・
		
		というちょっとばかりメメしい内容の、大ヒットしたワムのラストクリスマス。
		
		歌詞の内容はともかくとして、やはり歌はメロディーが命!という事が、この曲を聴くとよくわかる。
		
		何といってもメロディーが際立って美しい曲だ。
		 
		
		Last Christmas, I gave you my heart
		
		But the very next day, You gave it away 
		This year, to save me from tears 
		I'll give it to someone special 
		
		Last Christmas, I gave you my heart 
		But the very next day, You gave it away 
		This year, to save me from tears 
		I'll give it to someone special 
		
		Once bitten and twice shy 
		I keep my distance but you still catch my eye 
		Tell me baby do you recognise me? 
		Well it's been a year, it doesn't surprise me 
		
		(Happy Christmas!) I wrapped it up and sent it 
		With a note saying "I Love You" I meant it 
		Now I know what a fool I've been 
		But if you kissed me now I know you'd fool me again 
		
		Chorus 
		
		(Oooh. Oooh Baby) 
		
		A crowded room, friends with tired eyes 
		I'm hiding from you and your soul of ice 
		My God I thought you were someone to rely on 
		Me? I guess I was a shoulder to cry on 
		A face on a lover with a fire in his heart 
		A man undercover but you tore me apart 
		Oooh Oooh 
		Now I've found a real love you'll never fool me again 
		
		Chorus 
		
		A face on a lover with a fire in his heart 
		(Gave you my heart) 
		A man undercover but you tore me apart 
		Next year 
		I'll give it to someone, I'll give it to someone special 
		special 
		someone 
		someone 
		I'll give it to someone, I'll give it to someone special 
		who'll give me something in return 
		I'll give it to someone 
		hold my heart and watch it burn 
		I'll give it to someone, I'll give it to someone special 
		I've got you here to stay 
		I can love you for a day 
		I thought you were someone special 
		gave you my heart 
		I'll give it to someone, I'll give it to someone 
		last christmas I gave you my heart 
		you gave it away 
		I'll give it to someone, I'll give it to someone 
 
		
			Second Opinion
		定番中の定番!
		
		日本のクリスマスの時期には、街を歩いているとどこからともなく聞こえてくるこの曲・・・ 
		
		どれだけのカップルがこの曲でワイングラスを傾けたことでしょう。 
		
		自然と体がスィングしてしまうのは私だけでしょうか。 
 
		 
		
		
		 VOL.2
 
      
		
	 
  
      
 
      Christmas Songs
      2004