パニックの正体

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世界10中銀が同時利下げに踏切った影響だろう、米国ナスダックマーケットは陽線で終了。

だがニュースではあいかわらず、ダウ平均を取り上げ、下げたと騒いでいるが、昨夜のマーケットを実際に体験すれば、パニックの下げは終わったことがわかるはず。

 

上のチャートは、ナスダック総合指数の月足チャートだが、昨年末から1120ポイントほどの下げを記録している。

 

 

だが私がトレードを始めて3年後に起こったドットコムバブルでは、上のチャートのように3300ポイント以上の下げを記録している。

今回の下げ幅を、この時期のチャートに適応させると、下の黄色いゾーンに該当する。

どう見たって、このときの下げに比べれば、大したことはないといっていいだろう。

 

 

 

基本的に欧米では自分達の税金の使い道に対してはシビアで、税金を投入するためには「社会全体のため」などという言い訳が必要になる。

だが今回のサブプライム問題は、返済能力のない連中に無理矢理貸し付け、儲けようと企んだ連中が、沢山いただけのハナシであって、まさに自業自得。

そのため「何故税金を投入するのだ?}という声を鎮めるためには、大義名分が必要になるわけだ。

冷静に考えれば、市場原理によってダメになるところはダメになっても当たり前なのだが、それでは都合が悪い、と考える連中が大勢いるのだろう。

何らかの思惑による煽りを多くの人が鵜呑みにしているだけのように思うのは、私だけだろうか?

今回の騒ぎは、個人的には公的資金を注入するため、ちょっと大げさに騒いでいるだけのようにも思えるのだ。

ニュースを鵜呑みにして自分で見ようとしない人たちが割を食うというのは、この世界では常識だからね。

今回のパニックで悪い影響を受けた人は、「勉強をし直すよいチャンス」が来たのだと考えるのが正解なのではないだろうか。

機関投資家が操る投資信託はいわば、タイタニックのようなもので、図体が大きいために、舵がきかずに氷山へ衝突しがちだ。

だが我々個人トレーダーが操る小さなボートの場合、今回のような大波だと、普段よりラクに予想以上の結果が出る ことになる。

何だか随分得をした気分がするわけだが、ただご近所の手前もあって、あまり大きな声で言えないのがちょっとツライところか。(笑)

 

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