温泉三昧の醍醐味

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前回「温泉に嵌っている理由」では温泉と閃きの関係について書いたが、温泉にはこうした精神的な部分だけではなく、肉体的にも良い影響があるようだ。

まず温泉が身体に与える温熱効果は「副交感神経」に作用し、リラックスした状態となり、循環器系の動きが穏やかになると同時に、関節などの動きも滑らかになる。

また浮力によって、体重は10%ほどになるため、普段は動きにくい関節や筋肉が動きやすくなる。

筋肉も緩むため血管圧迫が軽減され、その血管を通る「酸素」と「栄養」は疲れた筋肉へ届きやすくなり、疲労が回復しやすくなるというわけだ。

さらに身体全体にかかる水圧のため、肺に入る空気量が減ることで呼吸数は増え、心肺機能の強化にもつながる。 

 

もちろん温泉に含まれる体に有効な成分は皮膚から体内へと浸透する。

最近の研究では、温泉の成分によって、神経末端から、たんぱく質の一種「CGRP」が放出されることも判明している。

このCGRPは、血圧を下げ、炎症を抑え、傷の治癒を促進させるたんぱく質「インスリン様成長因子(IGF)」を増加させる働きを持っているのだ。

 

温泉は体温よりも温度が高いため、湯に浸かっている時間が長ければ当然身体の内部も温度が上がり、体温調節のため汗をかくことになる。

そこで水風呂へ入りたくなるわけだが、温泉で暖まった後の冷水浴により、温度差による刺激で、副腎が活発に働き、副腎皮質ホルモンが分泌される。

この副腎皮質ホルモンは、体へ侵入してきた異物を攻撃するアレルギー反応を抑制する効果があるため、アレルギーにも強くなるというわけだ。

  

人間には全身に200から400万個の汗腺があるのだが、夏でも普段は半分くらいしか働いていないうえ、汗をかかない生活が続くと汗腺はだんだんと減少してゆく。

温泉による発汗作用は、こうして働きの悪くなった汗腺を活性化させると同時に、皮脂腺からは自分の肌に一番合う天然の皮脂を分泌することになる。

そのため肌がキメ細かくなる効果があるのだという。

 

というわけで、前振りはこれくらいにして、今日は最近嵌っている五つ星の温泉をご紹介。

https://www.daytradenet.com/kobewalk/2009/otomezuka.htm


 

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2009年8月

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