ホールドと見切りの理由

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下記のようなご質問をいただきました。

 

なかなか成績が安定しない原因はロスカットの判断が遅いからだと思っているのですが、アドバイスがありましたらお願いします。

12月4日のESRXとBBBYですが似たようなパターンでESRXはホールドBBBYは利益があるうちに逃げているように見えるのですが。

どのように見ていたのか教えてください。連日のネットエイドありがとうございます。以上よろしくお願いします。

1204ESRX.gif

下はESRXのエントリー位置から揉み合いのサポート部分の含み益を表しています。

500株銘柄ですから下ブレをした位置でも120ドルの含み益があります。

これをカタにさらに上がるのを待つわけです。

1204ESRX-hold.gif

下のBBBYは1000株銘柄のため、急に陥落すると即マイナスになってしまいます。

ですからそのゾーンでの揉み合いは、ESRXの方が下のBBBYに比べて気分的にも楽なわけです。

理由がないのに、ホールドできずに途中で手仕舞いしたら、その後上がってしまう、という体験は皆さんお持ちのはず。

こうした揉み合いの場合、チャートパターンではなく、ホールドするための「こうした工夫」がないことが多いのです。

どちらも複数銘柄をホールドしていますから、よりストレスのかからない方をホールドする。

これがBBBYを早く見切った理由です。

1204BBBY.gif

このようにトレードでは、純粋にチャートパターンやローソク足フォーメーションなどのテクニカル面での要素ではなく、「考え方」の工夫をすることで、トータルの利益をどのように積み上げるのかを考える必要があります。

コマンダーが指示した時の株価より、安い値段で買えれば勝てるチャンスは増えるのです。

トレードをするのは「人」ですから、自分の心理状態をどのようにコントロールして1時間という限られた時間で結果を出せるのか?を考え、工夫することで成績を大きく伸ばすことができるのです。

シアトルのトレードフロアでマーケットが開催している6時間半、マーケットに張り付いてトレードした経験で得たモノは、実はこうした部分なのです。

オンラインセミナーだけではなく、人と人とが顔をつきあわせるセミナーを開催しているのは、こうしたノウハウを伝えるためでもあるのですけどね。

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