2011年11月16日 のCoolに過ごそう

オープニングの工夫その2

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以前こちらで書いた「オープニングの工夫」では、ボトムスキャンを見て、どちらサイドへ入るのかを見極める方法を書いた。

だが昨夜のマーケットのように、サイドを決めかねるときはどうすればいいのか?

大事なことは、複数銘柄でエントリーするという点だ。

単独の銘柄でしかエントリーできないケースというのは、皆無に近いと断言できるほど、まれにしか起こらないのだ。

 

  

下は昨夜のナスダックマーケットでのボトムスキャンの表示だ。

1115compBS3.gif

上はマーケット開始後3分の時点。

下は5分の時点のボトムスキャンの表示だ。

1115compBS5.gif

3分と5分の表示を比べると、どちらサイドも同じようなものだ。

では5分の時点で表示された銘柄で、6分台にエントリー可能だった銘柄のチャートをチェックしてみよう。

LRCX1115comp.gif

1000株で +320ドル

 

CHKP1115comp.gif

500株で +300ドル

 

LLTC1115comp.gif

1000株で +120ドル

  

ALTR1115comp.gif

1000株で +260ドル

 

ショートサイド

CTRP1115comp.gif

1000株で +800ドル

 

CERN1115comp.gif

500株で -85ドル

 

いかがだろうか?

すべて6分待った時点、つまりローソク足2本のあとでエントリーした場合だ。

上にチャートが掲載されていないものは、ルール通りのエントリーパターンではなかったため、チャートは省略している。

気になる方は、ご自分で確認されるといいだろう。

 

マイナスになって、カットロスをするハメになるのは、CERNだけだが、それでも100ドル以下のロス。

このように、どの組み合わせであっても、3銘柄にエントリーすれば、トータルで負けることはないのだ。

そのために開発したボトムスキャンなのだから、当然の結果となっているわけだ。

  

ここに膨大な数のトレーニングでわかった実に驚くべき事実がある。

それは「勝手なルール」を確立しているトレーダーが実に多いという点だ。

上のチャートを検証すればわかるように、エントリーは、クイックマジックプレイ。

2本のローソク足本体の終値より上で始まった場合は買いのエントリーを仕掛ける。

という単純なルール。

この方法でのエントリーだと、実に高い確率で勝てることは、上の検証でもよくおわかりになるはず。

 

にもかかわらず、オープニングのユニットで勝てないのは、何かのルール違反をしているのだ。

エントリーが遅すぎる、手仕舞いの判断をミスしているなど、理由は人それぞれだろう。

大事な点は、それが何かを探し出すことだ。

間違ったルールを擦り込み、ルール通りにトレードをしているのに勝てない、と思い込んでいるトレーダーが実に多いのだ。

これが現実。

 

ただ単に自分のトレーディングした銘柄のチャートをアップするだけなら、誰でも出来るわけで、大事なことはその記録から、問題点を探すことなのだ。

とはいっても、誰でもできることさえ、出来ない人も多いのだが・・

 

あなたは、こうした検証と自分のトレードを比較し、その結果から問題点を見つけ、WEBへ記録として残す、という作業を毎日欠かさずやっているだろうか?

トレーディングは、こうした地道な努力の積み重ねが必要な仕事なのだ。

それくらいの努力さえもできないのなら、他の仕事に変えることを考えた方がいいいだろう。

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