検証の意味

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昨夜2日は新年度になって始めてのマーケットだった。

こちらに概要を掲載している。

最初のユニットをプラスにするためにはどういう検証が必要なのか?

 

最初のユニットでトータルの損益をプラスにするために要素として何があるのか?

優先順位で並べるとこういうことになる。

 

銘柄を選択する。(エントリー方向へ動く銘柄を探すという意味ではない)(負けるリスクを下げる)

エントリーしたらストップを付ける。(大きく負けるリスクを下げる)

できるだけ3銘柄でエントリーする。(負けるリスクを下げる)

オールグリーン化でスリッページを減らす。(ゲインが減るリスクを下げる)

 

それぞれの項目を1週間、2週間、一ヶ月などの単位で、スキルが達成されているかどうかを検証するわけだ。

最初の3つができていないのに、オールグリーン化の練習をしても効果が薄いであろうことは、容易に推測できるだろう。

そして、それぞれの項目はフレキシブルつまり柔軟に対応することが大事だ。

 

トレーニングではある程度のルールは決めてある。

だがそれは「安全のためにお勧めします」という意味あいだ。

絶対にこうしなければならないというものではない。

トレードの世界に「絶対」はないのだ。

 

最初の項目である「銘柄を選択する」というのは、具体的にはどういう項目で決めるのだろうか?

基本は3分足で、最初のユニットは1分足を併用して見る方が安全だ。

 

問題は何本目でエントリーするのか。

トレードフロアでは、3分足で2本待ってからのほうが安全だと説明している。

 

もちろん2本目で入っても勝てればかまわない。

だが多くのケースで負けることが多かったので、2本待ってからの方がいいよ、ということにしたわけだ。

じゃあ何故2本目で入ると成績が良くないのか?

 

最たる理由は、3分しか時間がないので、チャートの確認がおろそかになるからだろう。

ということは、ばっと見て、すぐにわかる判定基準があればいいわけだ。

何のために1分足を併用すれば安全なのかという理由を、今一度考えてみて損はないはず。

これが仮説を立てるということなのだ。

 

2本待てと言うけれど、じゃあ2本目で入っては絶対勝てないのだろうか?

こういう発想で工夫をするという取り組みができるかどうか。

私のいうことを鵜呑みにするだけではなく、何とかして勝とうと、いろいろなことをやってみるというガッツを、あなたは持っているだろうか?

そしてそれを日々実行し、公開しているだろうか?

 

言われるまま、その言葉面通りにやるだけしかできないのなら、会社勤めの方が向いているのではないだろうか。

特にプロを目指そうというなら、なおさらのこと。

マーケットの1時間だけではなく、やる気さえあれば、週末や昼間の空いている時間に、いくらでも仮説を立て、検証できるはずなのだ。

こここそがトレーダー冥利に尽きる部分なのではないだろうか。

ガットボトムのプレイや、ボトムスキャンは、すべて私がこうして仮説を立てた自分の考えから生まれたものであり、誰かに教わったわけではないのだ。

  

前回のセミナーへ参加された、カナダ在住の方は、セミナー修了後にぽつりとひと言。

COOLで書いてあることの多くを、勝手に勘違いしてそうだと思い込んでいました。

セミナーを受けてそれがよくわかりました。

 

今日のこの日記ではチャートは一つも掲載していない。

だが、今日の日記には、非常に重要で大きなヒントが書かれているはず。

それを理解し、自分なりに実行できるかどうかだ。

  

適当なことをただ書いているわけではないことの証として、いずれチャート付きで解説をする予定。

乞うご期待。

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