手仕舞いの見極め方

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エントリーと手仕舞い。

損益は、この2つの要素で決定されるわけですが、エントリーしてしまえば、あとはどこで手仕舞うかが勝負になるわけです。

そのためにはルールが必要です。

手仕舞いについては、下記のようなご質問をいただきました。

 

大変お世話になっております。

ブログでの再検証ありがとうございます。

掲載になるスコア-ではなかったので、自分とは気付かず、3ケタロスが多いなぁ、俺みたい~と思いました、初め(笑)←笑えないのですが。。

 


さて、エントリーの精度が少しずつ上がってくる一方で、ご指摘頂きましたとおり、サポートを意識したホールドが課題となってきております。

先月まで、ストップをエントリーラインのみにおき、考えるのを後回しにしておりましたが、現在の動きの悪い相場においては、一定のロス状態は許容しなくてはならないと感じ、サポートを見つけようと画面を凝視しますが、咄嗟には何も見えません。。まだまだこれからです。

それにしても、言い訳抜きに、技量が試される相場ですね、3月。

(2年ほど前、皆さん数千ドル毎日稼いでいたことを羨ましく思って、ブログを見ていた記憶がありますが、相場がそこまで違うんでしょうか?腕のせい?)

  

1時間内にレンジアベレージに達する銘柄があるかないかの状況においては、利益確定に迷いが生じ、ルールの脱出か、早めに獲りべきか、う~ん??っといった状態。

ハッチ先生は、ネットエイドの検証においては、ルールどおりの脱出と獲りきる脱出を使い分けておりますが、その見極めというか、脱出の意識の仕方に何かこつはありますでしょうか。

『ルールどおりの脱出を基本とし、脱出サインがでたら、早めに獲りきる』というイメージでしたが、どうも揉みあうので見極めが難しい。

なお、諦めの悪さは、脱出ポイントを逃すと、素直に脱出しなくなり、利益を減らしてしまうという、マイナスの側面もあります。。。

 


以上、よろしく、お願いいたします。

アドバイスは、考えるきっかけになり、大変役にたっております。

ありがとうございます。

 

ルールを整理すると、次のようになるはずです。

わかりやすくするため、買い・ロングのケースでの説明です。

 

 

最初のユニットは、陰線が出たら手仕舞う。

エントリーしたローソク足が下げてマイナスになったら次のローソク足のアタマでカットロス。

1分足単位でのカットロスも可。

 

 

以後のユニットでは、少なくとも陰線2本が出るまでホールド。

サポートを切るまではホールド。

陰線に呑み込まれたら手仕舞いしてもよい。

 

 

カットロスは明確ですが、利益が出ているケースでは、条件つきでホールドするわけです。

そこで決定すべき点は次のようなものになるはずです。

 

1・利益を伸ばすため、利益が減るのを覚悟でリスクを取ってホールドする。

2・リスクを避けて、利益を確保する。

 

この2択から選択するわけです。

なぜなら、そこまでのトータルの損益がマイナスなら迷うことなく2番を選択しなければなりません。

ですがトータルでプラスなら、1番を選択することができるわけです。

つまり選択肢に幅ができるわけで、いいかえれば柔軟な決定が可能になるわけです。

 

 

そこで大事なのはストップの付け方。

実際の例で説明しておきましょう。

 

FFIV0314.gif

さてこのケースでは、このエントリーポイントまでに、うっかりエントリーしてしまうポイントがいくつかあります。

 

 

FFIV0314-4.gif

ここケースでエントリーしてしまうのは不注意だからという事になります。

プルバックが来るまで待たなくてはなりません。

 

FFIV0314-2.gif

ここでエントリーしてしまうケースはあるはずです。

陰線2本の後なので待ちなのですが・・

 

FFIV0314-5.gif

この場合のストップはここでしょう。

236のガイドラインには上下に点線が描画されますが、これはゾーンだから。

マーケットではブレが起こるため、ゾーンとして考える必要があるからです。

 

FFIV0314-3.gif

陽線が呑み込んだからといって、ストップに当たらないのに手仕舞いしてはなりません。

ストップというサポートが何故大事なのかは、このチャートを見るとよくわかるはずです。

呑み込みはサインの一つだということです。

 

こうしたストップをつける際に、CQGのガイドライン表示は、非常に的確で、また効果があることがわかりますね。

多くのプロトレーダーが何故CQGを使うのかが、よくわかる例でもあります。

 

こうした検証は、スキル向上には欠かせないモノです。

ぜひこのサンプルと同じ視点で、ご自分のトレード結果を検証されることをお薦めします。

目から鱗が落ちるかも知れません。(笑)

 

 

 

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