偉大なる「無難」

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というタイトルのトヨタ・クラウン 2.5アスリートG(FR/6AT)インプレッションを読み始め、最初のパラレルを読んで、あっ!と思った。

なぜなら、モリケータ氏だ!とすぐわかったからだ。

というのは、普段から MOTOR JOURNAL を購読しているからなんだけどね。(笑)

ざっと目を通してまとめてみると・・

こういうことになるだろうか。

 

シートを含めたドラポジがやっと普通になった。

ダッシュボード中央にある液晶モニターのうちの下のほう。ちっちゃいほう。カーナビ画面じゃないほう。これって、けっこうあからさまなコストカット策じゃないですか?

で、走りだすと。「2.5もあるクセにトルクが細いな」というのが第一印象。地のトルクのホソさがさらにあからさまになったともいえる。

あとは……。んー。「ハンドルの手応えが少しフワついていて、なにげなライントレース性がイマイチ」とかはあったけど、カンタンに言うと「相変わらずクラウン」

2013年のいまの大型高価格サルーンとして見た場合、新型クラウン、クルマの基本部分のポテンシャルがすごく高い……とは言いがたい。

ホレボレするほど骨格がガッチリしていて、そのおかげで(アシが硬くても)乗り心地がイイ。クルマの動きの精度が高い。アシがイイから真っすぐ走る。そういう感じのクルマではどうもない。動力関係のフィーリングもやはり。

乗った印象に対して値段の額面がちょっとならずゴリッパすぎると思ったことは書いておきたいけれど。

 

と、全部引用したのは、ざっと解析するためなのですが・・(笑)

  

ポジティブなフレーズを書いておいて、最後に否定形を持ってくる、というパターンが多用されています。

「ぱっ」と見た字面は、いいことが書いてあるようだけど、よく読むと実はそうではない。

という高度?な技が使われています。(笑)

 

参考になるなあ・・

  

つまり事実とは逆な褒め殺しフレーズを書いておいて、最後に否定。

というフレーズのサンドイッチ構造。

  

それと、ネガティブ用語をポジティブフレーズへ置き換える、というワザも使われています。

 

値段が高すぎる → 値段がご立派

相変わらずダメ → 相変わらずクラウン(笑)

 

それと「ともいえる・という感じがしないでもない・とだけは書いておきたい」

などという、いわゆる、角の取れた否定フレーズを振りかけたりと、苦心のアトが見受けられます。

 

 

“いつかはクラウン”ならぬ、“当分クラウン”。事情によりそういうコトになっているお客さんが、このクルマの場合は多い。そう推察される。

これも、いい味出してるねえ。

掲載した webCG もエライ!(笑)

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