あべのハルカス

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先輩の墓参りでの「偲ぶ会」は「あべのハルカス」のすぐそばにある店で開催。

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というわけで「あべのハルカス」へ行ってきました。

  

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エントランス

 

2010年(平成22年)1月9日に着工され、2014年(平成26年)3月7日に全面開業。

ビル名称の「ハルカス」は古語の「晴るかす」に由来。

「人の心を晴れ晴れとさせる」という意味があり、ビルの上層階から晴れやかな景色を見渡して爽快感を味わえることや、多彩で充実した施設で来訪者に心地よさを感じてもらいたい、という思いが込められているという。

   

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フロアには迷わないためのガイドが・・

地上60階建て、高さ300mで、日本で最も高い超高層ビル。

  

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エレベータは乗り換え方式。

 

16階には「あべのハルカス美術館」があり、特別顧問にはシカゴ美術館東洋部長や大阪市立美術館や金沢21世紀美術館、兵庫県立美術館の館長を歴任した蓑豊が[49]、また館長には大和文華館館長の浅野秀剛が就任しているという。

展望台「ハルカス300」へは、大人(18歳以上)1,500円のチケットが必要。

 

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23階・24階には大阪大谷大学、四天王寺大学、大阪芸術大学、阪南大学が100坪 - 300坪程度のサテライトキャンパスを開設。

 

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大阪芸術大学は、ドアに3-5の数字の部屋だった・・ 

 

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あべのハルカスが立地する大阪の阿倍野・天王寺エリアは、梅田や難波に比べ、魅力的な商業施設がなかった。

さらに近鉄沿線の人口は減少傾向、そこでオフィスも入る巨大駅ビルの建設で、近鉄は沿線の魅力アップを狙ったというわけだ。 

 

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こうした狙いとは裏腹に、百貨店であるあべのハルカス近鉄本店は苦戦を強いられているという。

開業効果が薄れるにつれて、来客数は今後さらに落ち込むとみられているが、親会社の近鉄は売上目標を達成できなかった近鉄百貨店の飯田圭児社長を更迭。高松啓二副社長を社長に昇格させた。 

新経営トップの喫緊の課題は、ハルカス本店のテコ入れだ。

 

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中央にあるのが通天閣。

   

天王寺・阿倍野地区の1日の乗降客数は77万人で梅田地区の220万人の3分の1、難波・心斎橋地区の110万人にも大きく水をあけられている。 

大阪ではここ数年、百貨店がひしめき合う梅田地区で三越伊勢丹やグランフロントが開業し、商業施設の一極集中が加速している。

近鉄は神社・仏閣を抱える奈良と伊勢へのアクセス向上を目的に設立された企業だ。

 

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近鉄が運営する志摩スペイン村は、総合保養施設整備法(通称・リゾート法)の施行に合わせて策定された三重サンベルトゾーン構想に基づき、大阪難波、大阪阿倍野橋を起点とする電車の終点にあたる志摩に、複合リゾート施設として1994年4月に建設された。

  

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志摩スペイン村へは、テーマパーク、ホテル、温泉で構成される。開業にあたり志摩線の複線化、志摩磯部駅および鵜方駅の改良、新型特急「伊勢志摩ライナー」などに合計480億円を近鉄は投じており、志摩スペイン村の初期投資と合わせて1280億円を投下。

   

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開業1年目には426万人の入園があったが、その後は減少の一途をたどり赤字経営が続く。

そのため近鉄は06年、志摩スペイン村の資産を買い上げて減損処理を行い、旧会社と新会社に分離する支援策を実施。

新たに設立された運営会社の志摩スペイン村が、近鉄グループのレジャー事業を担当する近鉄レジャーサービスから営業を全面委託される形態に移行している。 

これで志摩スペイン村の業績は近鉄本体の決算に直接、影響しなくなったというわけだ。

  

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志摩スペイン村は、近鉄には喉に刺さった骨のようなもの。

期せずして、スペイン村への投資額と、あべのハルカスへのそれがほぼ同額。

市場関係者の間では「あべのハルカスは第2の志摩スペイン村になる」との懸念も広がっているという。 

  

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大阪は阪急百貨店梅田本店(同市北区)や高島屋大阪店(同市中央区)など、百貨店がひしめくオーバーストア(店舗過剰)の状態。 

近鉄は2015年4月に純粋持ち株会社に移行し各事業の連携を強化する構え。

百貨店を中心として展望台やホテル、オフィスなどが同居するハルカスはその試金石ともいえる。

  

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三菱地所(東京都千代田区)がJR東京駅前に「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)を超える高さ日本一のビルを建設すると発表。 

2015年8月31日に三菱地所が発表した建設計画によると、ビルは地上61階、地下5階建て高さ約390メートルで、2027年に完成予定。JR東京駅日本橋口に隣接する常盤橋地区の再開発プロジェクトの一環で建設され、総事業費は1兆円を超える。

「あべのハルカス近鉄本店」は百貨店として日本最大の売上面積で、開業当時は2つの「日本一」という形でアピールしていた。

しかし、東京駅前に新しく建つビルはあべのハルカスの高さを90メートルも上回る予定。

計画通り建設が進むと、あべのハルカスが高さ日本一を維持できる期間は15年、ということになりそうだ。

    

 

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