大きな流れ

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2016年を迎えたと思っていたら、早いモノで今日から2月。

先日、日銀総裁がマイナス金利を決定したが、こうした経済政策が及ぼす影響というのは、我々の生活にもアイなり小なりの影響を与えることになる。

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特に大きな流れの変化は、普段からしっかりと認識しておいた方がいいだろう。

    

毎日の生活の中では、どうしても細かい目先の出来事に目を奪われがちだ。

そのため大きな流れの変化は、意識の中に具体的なカタチとして入って来にくくなる傾向にある。

   

特に経済の「潮流」というのは、お金の流れや、仕事や仕組みに対し、ゆっくりだが、確実に影響を与えることになる。

どの方向へ、どう影響するのか?を予測するのは難しいが、常に意識をしておくというのは大事なことだと思う。

    

だがそうした要素というのは特に難しいものではなく、少子高齢化と、純粋な人口の減少という単純な要素に加え、忍び寄る放射能の影響で書いた総人口の減少は、これから様々な分野が影響を受け、やがてジワジワと効いてくるはずだ。

わかりやすく言えば、衣食住の必需材は減少し、耐久消費財も減少することになる。

   

日本は若者の自殺が多い。

年齢別自殺者数のグラフを見ると一目瞭然。

  

若年人口が減ると食料消費や、アルコール消費に影響が出てくるわけだ。

反面、健康やアンチエイジング関連分野は大幅に伸びるだろう。

     

具体的には、食品・外食・ファッション・デパートやコンビニ・家電・メディアなどの分野は程度の差はあれ、縮小することになる。

産業も重厚長大からダウンサイジング方向へとトレンドは動き、比重はハードウエアからソフトウエアへと変化している。

   

流通も、プロセスを省略し顧客とダイレクトに繋がるという方向へ、徐々に流れを変えている。

トレードという仕事を通じて日本とアメリカのマーケットを毎日見ていると、人気のあるセクターや企業が、どういう分野へどう影響し、どの方向へ傾いてゆくのかが、意外とよくわかるのだ。

     

ビール会社で例を挙げてみよう。

キリンとアサヒは、どちらが美味しいのか?

嗜好は人それぞれだが、その答えはマーケットの動きを見れば一目瞭然。

 

キリンHD(2503)は87年にピークをつけ、その後アサヒビール(2502)の株価はキリンを追い抜いてしまった。

これはスーパードライの大ヒットによるものだ。

アサヒスーパードライの奇跡(溝上幸伸)

だがそれ以後も格差は開くばかり。

 

直近の市場の株価を見ると、マーケットはアサヒビール(2502)をより高く評価していることがわかる。

kirinstockprice.gif

キリンHD(2503) 年足チャート

 

asahistockprice.gif

アサヒビール(2502) 年足チャート

  

アサヒビール(2502)の株価はキリンHD(2503)の約2倍までに、格差が開いてしまっている。

   

自分の属する世界がどのあたりに属し、これからの動向がどうなのかを見据えるための時間を意識して持てる人というのは、果たしてどれだけいるだろうか。

これから伸びるセクターに関わる方が衰退してゆく分野で頑張るよりも、より良い結果を得られる可能性が高くなるわけだ。

  

コースを軌道修正しながら、仕事の内容を徐々に変えたり、変化が必要になったときに素早く動くためには、普段からのこうした「意識」の持ちようというのは、意外に効いているものなのだ。

自分が属する業界だけを見るのではなく、時には振り向いて地平線の向こうを見渡すことで、意外なものを見つけることができるのかもしれない。

   

 

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