トレード関連用語集(株式取引用語集)

東京証券取引所証券用語集野村證券証券用語解説集


S.Q(最終清算指数)
ギャップまたはギャップゾーン
ギャップアップ
ギャップダウン

ギャップリバーサル (ギャップアップ・ギャップダウン・リバーサル)
限月(げんげつ)
午後イチ
サポートまたはサポートライン
ストップ高・ストップ安(すとっぷだか・すとっぷやす)

ダブルトップ
ダブルボトム
テスト
トリプルウィッチ
トリプルセットアップ(ダブルセットアップ)
トレーディングレンジ

トレンド
トレンドライン
夏時間・冬時間
呑み込みパターン(のみこみぱたーん)
フィボナッチ
プルバック
ブレイクアウト
ブレイクダウン
寄り付き(よりつき)

レジスタンスまたはレジスタンスライン
レベル2


S.Q(最終清算指数)・さいしゅうせいさんしすう

株式先物取引や株価指数オプション取引の最終決済を行うための価格(=清算指数)

取引最終日までに転売又は買戻しが行われなかった建玉は、最終決済期日に最終決済が行われる。

最終決済は、現物の受渡しが行われるわけではなく、取引の対象はTOPIXという統計数値で、最終清算指数に基づいて差金決済される。

この最終清算指数として、取引最終日の翌日におけるTOPIX各構成銘柄の始値に基づいて算出された「特別清算指数(S.Q.)」が用いられる。

当初、最終清算指数は、取引最終日の大引けの現物指数を採用していた。

ただ、この方式では当該取引最終日の立会終了間際に株価指数先物取引と株式現物市場間の裁定取引のポジション解消で注文が現物市場に集中し、取引最終日における株価乱高下の原因となっていた。

ことから、平成元年9月限月取引の最終清算指数の算定から改訂され、売買最終日の翌日の指数構成各銘柄の始値をもとに算出されている。

指数が算出される日は、各限月の第2金曜日。
 


ギャップまたはギャップゾーン

窓・ウィンドウとも呼ぶ。

前日の終値と当日の始まり値の間の値段の違いを指す。

前のローソク足の終値と次のローソク足の始まり値の間にできた値段の違いも同じようにギャップと呼ぶ。


ギャップアップ

前日の終値よりも、当日の始値の方が高い状態を指す。 


ギャップダウン

前日の終値よりも、当日の始値の方が安い状態を指す。


ギャップリバーサル

マーケットメーカーなどのいわゆる機関投資家が、売るために偽のギャップアップを起こして買い手を集め、その買い手に対して売りを浴びせるパターン。

フェイクギャップパターンとも呼ぶ。

3分チャートによるギャップアップリバーサル。

マーケットメーカーは、オープニングギャップでギャップアップを起こし、一斉に売っている典型的なパターン。

このトレード方法の詳細はセミナーで解説。


限月

Emini などの先物の期限。

3月限(H)、6月限(M)、9月限(U)、そして12月限(Z)と4つある。

それぞれの4つの月の第3金曜日に期限が切れるためシンボルは第三木曜日に変更される。

実際にはその数日前から次の限月物の取り引きが活発になる。

表示は年度を最後の一文字で表記し、2004年なら 4、2005年なら 5 と表示する

なお、トレード用ソフトによって、シンボルが違うので要注意。
 

表示例

Nasdaq 100 Dec 2004 >  /NDZ4

S&P 500 Mar 2005 > /SPH5


午後イチ

「午後イチで売るか・・」とか「午後イチでカットロスしとくかなア・・」というように使う。

「午後いちばんに」の意味の略。

普通は昼休みが終わったあとだが、トレードの場合は後場が始まる12時半ごろを指す。

応用パターンとして「朝イチ」がある。


サポートまたはサポートライン

下値抵抗線とも呼ぶ。

細い一本のラインというイメージではなく、いわゆるゾーンと呼ばれるような、少し幅があるものだと考えた方がわかりやすいだろう。

ギャップゾーンは位置によってはサポートの働きをする。

このサポートまで株価が下がってきた場合、反転して上昇するか、それとも下へ突き破るかによって、サポートの位置からのトレード方法を変える必要がある。

トレードには非常に大事な要素だ。


ストップ高・ストップ安(すとっぷだか・すとっぷやす)

取引所では、1日の値動きの幅を前日の終値または最終気配値段などを基準として、株価の一日の値動きの幅を株価に応じて一定幅に制限している。

この制限値段を「ストップ値段」と 呼び、そこまで価格が上がることを「ストップ高」、下がることを「ストップ安」と呼ぶ。


ダブルトップ


ダブルボトム


 


テスト

株価が抵抗線(サポート・レジスタンス)や抵抗ゾーンに接近して、どちらかへブレイクして株価が上がる、または下がろうとしている状態。


トリプルウィッチ

アメリカのシカゴの先物やオプション取引所へ上場している3種類の株式派生商品の最終売買日が一致することをいう。

3種類とは、S&P500種先物、S&P100種オプション、個別株式オプション。

3・6・9・12月の第三金曜日がその日に該当し、裁定取引の解消のためのプログラム売買が交錯して現物株式相場が乱高下することから、魔女のように魅力もあり、悪知恵が働いた波乱の相場になるという意味で、魔女( Witch)の仕業にたとえてこう呼ばれている。

3ヶ月の期限は2回目で6ヶ月ものと重なることもありこういう日をDouble Witches または Double Witching と呼ぶ。

CNBCでは、Witching と呼んでいるようだ。


トリプルセットアップ

上昇トレンドで例を挙げると、3分足チャートの200移動平均線と15分足チャートの200移動平均線より上に株価が位置してなおかつ、ギャップアップする3つのアップトレンド条件を満たした場合、トリプルセットアップと呼ぶ。

トリプルセットアップに、さらに前日のギャップの方向を加味したセットアップを、クアトロセットアップと呼ぶ。

上の15分足チャートでは、青はトリプルセットアップによるロングプレイ(買い)ゾーンを示し、赤はトリプルセットアップによるショートプレイ(売り)ゾーンを示している。

薄い青はダブルセットアップによるロングプレイ(買い)ゾーンを示し、薄い赤はトリプルセットアップによるショートプレイ(売り)ゾーンを示している。

詳細はセミナーで解説。


 

トレーディングレンジ

一定の値幅で株価が上下している範囲のこと。「ボックス圏で株価が推移」というようにも表現する。


トレンド

株式売買(以後トレードと呼ぶ)で最も大事なことは何だろう。

まず損をしないこと。

まさにその通りなのだが、それでは損をしないためには、具体的にまずどういうところに注意しなければならないのだろうか?

それは「トレンドに逆らわない」ということだ。

トレンドに逆らわないトレード方法を、通称で「順バリ(じゅんばり)」と呼び、トレンド逆らった方向へトレードをする方法を、「逆バリ(ぎゃくばり)」と呼ぶ。


トレンドライン

連続して上昇または下降する株価の安値、または高値を結んだ線。



この例はアップ(上昇)トレンドライン。

ポジションから脱出するとき、トレンドラインの崩壊を目安にする。


夏時間・冬時間

米国でエネルギー節約のため、夏時間は4月の最初の日曜日の午前2時から始まり、10月の最後の日曜日の午前2時に標準時へ戻る。

つまり、日本から米国マーケットでトレードをする場合、夏時間では午後10時半から午前5時までとなり、冬時間になると午後11時半から午前6時になる。

夏時間(サマータイム)は現在70カ国以上の国で実施されている。

ここに夏時間・冬時間についての解説が 、そしてここには1999年から2008年までのスケジュールが 掲載されている。

関連サイト

www.worldtimezone.com/daylight.html

www.worldtimeserver.com/

www.worldtime.com


呑み込みパターン

一定のトレンドで反対サイドのローソク足を、飲み込むように現われるローソク足の組み合わせパターン。

これはアップトレンドで現われるパターンで「呑み込みブル」パターンと呼ぶ。

赤い陰線のローソク足本体を青い陽線が「呑み込む」ように覆っていることがわかる。

このパターンが現われると、次のローソク足が陽線になる確率が非常に高くなる。

ダウントレンドでは「呑み込みベア」パターンと呼ばれる。


フィボナッチ (黄金分割比)

13世紀のイタリア数学者フィボナッチは、木の枝へ葉が生える過程や、カタツムリの殻の渦が広がり方などを研究し、多くの生物の生長パターンが1.618の比率で成長することを発見した。

1950年頃、ロンドンの投資グループは、多くの人間によって行われるマーケットの変動も、自然現象の現われではないかと考え、この比率を使う方法を考案したといわれている。

ラリーウイリアムズも1.618平方根である、1.28を使い、2つの山の間の日数を数え、その2つの山の間の谷から日数を1.28倍したところが次の谷がくるポイントと予測する方法を考案。

為替取引では、高値から安値を引き、その変動幅の38%、50%、62%が押し目買いのポイントと予測するフィボナッチ・リトレースメントが使われることが多い。

 トレンドの勢いが強い場合は38%、勢いが弱い場合には62%、や半値戻しの50%を使う。

短期売買のトレーダーは、前日の高値と安値からのフィボナッチポイントへストップロスのオーダーがあることを前提にするケースがある。


プルバック

株価が一定の方向へ動く場合、それまでの買い手または売り手が、利益確定のために反対方向へ動くことをプルバックと呼ぶ。



黄色いゾーンが上昇トレンドの場合のプルバック。

デイトレードネットでは、ローソク足3本分プルバックすることを便宜上「ブンブンブン」と呼ぶことがある。


ブレイクアウト

株価がレジスタンス(上値抵抗線)またはギャップを上へ突き抜けること。


ブレイクダウン

株価がサポート(下値抵抗線)またはギャップを下へ突き抜けること。


寄り付き(よりつき)

日本ではマーケット(市場)は午前9時から取引所で売買が開始されるが、その最初の売買のことを「寄り付き」と呼ぶ。

その時の値段を「始値」と呼び、昼休みをはさんで開始される後場の最初の取引を「後場寄り」という。


レジスタンスまたはレジスタンスライン

上値抵抗線とも呼ぶ。

細い一本の薄いラインというイメージではなく、もう少し太く幅があると言うイメージで考えた方がわかりやすいだろう。

株価がレジスタンスをブレイクアウトすると、レジスタンスはサポートへと変化する。
 


 


レベル2

米国のダイレクトアクセス用トレードソフトでは、必ず付属しているウィンドウ。

売買のための買いたい値段(Ask)や売りたい値段(Bid)が表示され、この数字の上でダブルクリックすると、売買用のウィンドウが表示される。

右の黒い背景の窓に表示されているのは、実際に売買された値段と株数と時間。


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