日経レバレッジETF

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最近売買代金で常に上位に入ってくる日経レバレッジETFという上場投信Fがあります。

ここ1年の動向を見ると、衆議院解散から5月高値まで日経平均株価は約2倍の上昇でしたが、日経レバレッジETFは約3倍の上昇でした。

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この日経レバレッジETFとは何者かというと、日経平均に対して前営業日から当営業日の暴落率が2倍になるよう設計されたもので、ファンド資産を短期公社債等と日経平均先物で運用します。長期間運用すると日経平均株価を下回るところから短期間向けの位置付けです。ファンドの詳細は次のサイト・ページの通りです。

日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(野村證券)

大証上場時の説明資料(楽天証券:PDF)

このETFは2012年に上場されたのですが、この1年の出来高推移を見ると、5月高値からの下落辺りから増加しています。この頃から認知されだしたようです。

注目したいということで、CQGにも登録していただきました。今日から登録なのですが、日経平均先物ミニより大きい動きをを示しています。

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上場投信で貸借銘柄なので、信用取引で買い建て・売り建てできるのですが、単位株数が1です。

上昇局面では何も問題ないのですが、ショートするにはアップティックルールにより51単元以上に制約があるので少し使いにくくあります。また一般株式と比べると信託報酬が設定されているので、少しだけ諸費用が余分にかかります。

アップティックルールについては、今年の11月5日よりトリガー型価格規制への移行が予定されているので、およその局面では問題なくなります。

ちなみに、上述のファンドはブル型で、ベア型もあり、1571 日経平均インバースETFもCQGに登録してもらっていますが、これは1倍で設計されているので2倍ブル型より値動きに欠けます。

TOPIXにも同様に設計された、1568 TOPIXブル2倍投信、1569 TOPIXベア上場投信がありますが、TOPIX先物と同様に出来高にかけます。(だからCQGへ登録をお願いしていません)

指数が動き始めたというとき、面白い銘柄のひとつになるかもしれません。