NISAのよくある勘違い

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本日の取引から受け渡しが2014年となり、2013年までの譲渡所得の軽減税率が終了しました。

政府は少額投資非課税制度(NISA)を代わりに開始しましたが、よくある勘違いとして、

× 年100万円までの売却益や配当金が非課税

○ 年間の累積購入代金100万円について、売却したときの利益や配当金が非課税

年度途中で一部売却しても、それに使用した購入代金分を再利用することは出来ないし、100万円に満たなかった購入代金残りを翌年度に繰り越すこともできません。損失が出ても特定口座などの損益に通算することも出来ません。

ぶっちゃけ、僕と契約(NISA口座を開いて)して毎年100万円塩漬けを作ってよ、と読み替えることも出来ます。

こういうときには配当金目的に電力株を購入するという手も過去にはあったのですが、電力会社の多くは増加する燃料費に苦しみ無配の状態です。それでも原発が再開すれば株価も上がるだろうし配当もきっと再開するだろうということに期待をかけるのもよいかもしれません。(南海トラフが10年間おとなしくしていればの条件付き)

ところで、NISAのためには単位株数が1000株というのは大き過ぎます。東証は2014年4月に100株/1000株に集約する計画としていますが、100株に集約しないと使い勝手が悪いですね。もっとも集約を立案したころにはNISAは立案されていなかったと思いますが。

合計500万円を10年に渡って運用するということなのですが、結果10年定期より悪かったら笑えませんね。