思考回路を変えろ!

少し前に書いた「全世界2000万部のベストセラー全文無料公開の衝撃」でも触れたように、ナポレオン・ヒルのメソッドでもそうなのですが、何事も成功するためには自分の潜在意識へポジティブな考えを擦り込む必要があります。

具体的には、ネガティブな感情や言葉を頭の中に浮かべないということになります。

ですが、特にトレードという仕事では、頭の中でネガティブな感情や言葉が飛び交うことになりやすいのです。

そうした状態を繰り返していると、頭の中の思考回路を、トレードの成功とは逆方向へと、自ら洗脳していることと同じことになります。

トレードをするたびに、勝てない思考回路を構築するようなもの。

こうした悪循環を食い止めるには、チェックシートへ記入してからボタンを押すしかないのです。

そうすればカットロスをしても、ルール通り機械的にチェックしてボタンを押した結果ですから、「マーケットのブレだったな」で終わり。

後悔することにはならないため、結果としてネガティブな感情や言葉が飛び交うことがなくなるというわけです。  

その方向への動きが止まるサインとしては・・

そこまでで最も長いローソク足かどうか

DOJIあるいはエントリー方向への長いひげ

反対サイドへのギャップダウン

エントリーと反対色のローソク足

などがあり、それをチェック項目で確認することです。

そして・・

エントリーと反対色のローソク足の確定

トレンドラインの確認

ユニットでのトータルプロフィット

などの条件を確認してからボタンを押せば、自分の頭の中で、ネガティブな感情や言葉が飛び交うことにはならないのです。

 

マーケットではポジションを持つと、ポジション・ブラインドに陥ることは再三指摘しています。

そのため基礎セミナーでは昔から、シミュレーションでは、確認項目を紙に書いてから執行しろと、しつこくアドバイスを繰り返してきました。

ですがそれを実行する人は、ごくわずか。

特にエグゼキューショナートレーニングという、プロ育成のためのトレーニングへ参加するトレーダーであっても、同じようにチェックシートへ記入せず、同じ結果を繰り返す現実を目の当たりにして、これは強制しない限り、やろうとしないのだということを学んだわけです。

トレンドラインが崩壊するまでホールでできなかったり、何度も同じ銘柄をエントリーするように指示しているにもかかわらず、エントリーしなかったりするのは、ポジションブラインド症候群だということは、折に触れ指摘しています。

8月だけでも、8月最初のマーケットで何を学ぶのか? ・ ハイ・ボラティリティーなマーケットホールドのためのヒントなどで実際の例を挙げて説明しています。

 

まずは、ポジションブラインドになっているということを、まず自分で認めることから始めてください。

チェックシートをつけることで、脱出時に忘れてはならない項目を思い出さなければならないとか、チェックをし忘れてはいないだろうか?といった、心理的なストレスから解放されるのです。

ということは、体にも負担がかからないことになるわけで、トレードが終わったあとの疲れも激減するのです。

さらに確実に条件を満たしたかの記録が残るわけですから、翌日に自分がどの程度ポジション・ブラインドに陥っていたのかがわかるのです。

これだけのメリットがあるにもかかわらず、チャレンジする意欲が出ないというのであれば、肉体的な健康状態に問題があるケースが多いことも、また事実なのです。

ですが、この件については、又の機会に触れることにします。

  
 

coolに過ごそうに連続投稿されていたチェックシートシリーズのおかげで

チェックシートを使ってのエントリーの仕方が、以前に比べて大分理解できてきました。

ストップもちゃんとチェックするということを強く指示していただけていますので、

9/2、9/3の2日間は、カットロス分はほぼ$150以内で収まっています。

一連の動作をもう少しスムーズに出来るようにトレーニングをしながら、

自分がよく見逃してしまう脱出パターン等の見逃しを無くするように工夫していきたいと思います。

あとは、ワンクリックシミュレーションで色々なチャートフォーメーションを体験して

自分の中に蓄積していきたいと思います。

オープニングから1時間は2分足にして30本。

30本のローソク足がどのようなパターンを作るのか?

少しずつ研究していこうと思います。

 

幸いにも受講者用掲示板へこうした書き込みをされる方も現れてきています

 

さらに昨夜のマーケットでも、エグゼキューショナートレーニングへ復帰されたTさんが、着実に成果をあげられています。

EIblog-tomy.gif

 

大事なことは、このようにロスの出たトレードの原因がどこにあったのかを徹底的に調べることです。

翌日のトレードでさらによい結果を残すためのチェックシートを、前日のデータを使い、作成できるかどうかなのです。

同じ間違いを食い止めるには、こうした努力を毎日積み重ねるしか方法はないのです。

その積み重ねによって、思考回路が少しずつ修正され、やがてチェックシートでのチェック項目が、自然に頭へ浮かんでくるようになるのです。 

このようにしてポジションブラインドがなくなると、嘘のように負けなくなります。

 

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