カテゴリ: 米国株検証

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21日(月)の米国ナスダック総合指数はよいサイズのギャップアップで開始。 マーケット開始から1時間が最も強くその後は堅調だったものの伸び悩み終了。ナスダック総合指数の日足チャートは短い上ヒゲをつけた長い陽線で、ついに2008年10月の高値を突破。ダウ平均も長い陽線で終了。 終値は1万414.1ドル。 為替は91円15銭(AM 6:35)

海外市場の株高や、相次ぐ大型の企業合併・買収(M&A)を好感し続伸。米国の景気、企業業績の回復期待が膨らんできたようだ。

 

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18日(金)の米国ナスダック総合指数は大きなギャップアップで開始。 マーケット開始から30分は堅調だったが、その後1時間半は軟調となったが、その後2時間再び買われたあとは横ばいで、最後は高値引けとなった。ナスダック総合指数の日足チャートは下ヒゲをつけた長い陽線で、再び直近高値付近まで上昇している。ダウ平均は短い陽線で終了。 終値は1万328.89ドル。

ニューヨーク株式相場はハイテク企業の好業績で買われ、イランによる領土紛争地域にあるイラク南部の油田占拠のニュースや、パキスタンでクーデターの計画があるとの噂が流れ、地政学的不安を背景とした売りが交錯。中国政府の不動産投機抑制策のため積極的な財政政策が転換される可能性から中国株は3週間ぶりの安値に下落。だが14日につけた1年2カ月ぶりの高値から3日続落のあとのため値ごろ感から最後は上げて終了。

前日夕方にの決算が予想を上回ったオラクルや携帯情報端末「ブラックベリー」を手掛けるリサーチ・イン・モーション(RIMM)などが上昇。ドルの上昇場面では素材株が売られた。株価指数先物・オプションの取引最終日で、さらに主要株式指標の銘柄入れ替えに絡む取引のためニューヨーク証券取引所の出来高は、前日比14億4267万株増の31億5963万株と膨らんだ。

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17日(木)の米国ナスダック総合指数は大きめのギャップダウンで開始。 マーケット開始から30分は軟調、その後1時間は反転上昇し、その後上げ下げを繰り返し、最後は下げて終了。ナスダック総合指数の日足チャートは長い陰線となり、20日移動平均線の真上で終了。ダウ平均も大きく下げ長い陰線で終了。 終値は1万308ドル26セント。

週間新規失業保険申請件数が予想外の増加で弱いオープニングとなり、さらに金先物相場の下落で素材株が売られ、個別の悪材料が出た金融株も軟調。ドル高や運輸大手の決算も嫌気され終日軟調で推移。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約17億1000万株、ナスダック市場は約18億5000万株(速報値)

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16日(水)の米国ナスダック総合指数は大きめのギャップアップで開始。 マーケット開始から30分は強い上昇で、その後30分は軟調となり、そのあと1時間ほどは上げた後、ジリジリと下げ始め、FOMC声明を発表後は長期金利の上昇を嫌気し、売りが優勢となった。ナスダック総合指数の日足チャートは、長い上ヒゲをつけた短い陰線で終了。ダウ平均もナローレンジの陰線で終了。 終値は1万0441ドル12セント。

米連邦準備理事会(FRB)は16日、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を発表、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0 - 0.26% へ据え置き、金利を長期間ゼロ付近に維持。 経済の安定化については前向きな見解で、労働市場の悪化は鎮火傾向との認識を示し、政策金利を長期間、異例に低水準に維持する方針を表明。

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15日(火)の米国ナスダック総合指数は大きめのギャップダウンで開始。 マーケット開始から30分は軟調だったが、その後1時間は急伸、だがその後は下げ続けて終了。ナスダック総合指数の日足チャートは、長い上ヒゲをつけた短い陰線で終了。ダウ平均はナローレンジの陰線で終了。 終値は1万0452ドル00セント。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は、景気下支のための超低金利政策を続ける方針だが、早期利上げの可能性もあることから警戒感が広がり、16日の発表待ちのため積極的な買いは見送られ、4日続で1年2カ月ぶりの高値での、利益確定目的で途中から売りが優勢の展開となった。また大手金融機関は政府の要請で融資を拡大しているが融資焦付きが増加していると伝えられたこともあって、景気低迷が続けば収益悪化の悪循環が懸念されている。



 

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14日(月)の米国ナスダック総合指数は大きめのギャップアップで開始。 だがマーケット開始から1時間はリバーサル、だがその後に反転上昇し終盤ではさらに強くなりそのまま高値引け。ナスダック総合指数の日足チャートは、長い下ヒゲをつけた陽線で終了。ダウ平均はナローレンジの陰線で終了。 終値は1万0501ドル05セント。

ドバイの信用不安が後退し、シティグループの公的資金返済などが好感されマーケットは堅調に推移、ナスダック、NYとも高値越えでこれから期待が持てそうだ。

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11日(金)の米国ナスダック総合指数はしっかりとしたギャップアップで開始。 だがマーケット開始からリバーサル気味で、開始から30分以後は軟調な展開で一時間が経過。その後も30分揉み合った後、30分間大きく下げたが、その後は反転上昇して終了。ナスダック総合指数の日足チャートは、長い下ヒゲをつけた陰線で終了。ダウ平均は陽線で終了して3日続伸。 終値は1万0471ドル50セント。

11月の小売売上高、12月の消費者信頼感指数などの消費関連指標が相次いで市場予想を上回り、米個人消費が堅調に推移し、米景気の回復につながるとの期待からダウは上昇。一方で為替はドルが対ユーロで上昇、商品相場が下落しエネルギーや素材株が軟調。強い経済指標が好感されるのか、あるいは警戒されるかが微妙な地合となってきたようだ。

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10日(木)の米国ナスダック総合指数はしっかりとしたギャップアップで開始。 マーケット開始から1時間は上昇したが、値幅の少ない展開。も横ばいが続き、最後は少し下げて終了。ナスダック総合指数の日足チャートは、上下に長い下ヒゲをつけた短い陰線で終了。ダウ平均は陽線で終了。

10月の米貿易統計の赤字幅が予想に反して縮小し、ドル安が輸出を押し上げ景気下支えの期待感から自動車など輸出関連が堅調。雇用情勢が最悪期を脱し通常の水準に戻りつつあることが確認されたことも追い風となったが経済指標以外は材料が少なく、手詰まり感のため値幅の少ない展開。今後ゼロ金利によるドル安株高傾向が続けば、引き続き緩やかな上昇が期待できるだろう。メルクなどの製薬大手電力大手、アマゾン・ドット・コム、スターバックス、ウォルマートなど個人消費関連も堅調だったが金融株の一角が軟調。

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09日(水)の米国ナスダック総合指数は薄いギャップダウンで開始。 マーケット開始から1時間は軟調、その後30分上げたあと3時間下げ続けたが最後の2時間で急騰、結局ナスダック総合指数の日足チャートは、長い下ヒゲをつけた長めの陽線で終了。ダウ平均も陽線で終了。

ニューヨーク株式市場は、材料不足で方向感のない展開となったが、最後に期末を意識した買いが優勢でダウ平均は1万0337.05ドルで終了。景気指標がないため、個別材料が中心で推移、アナリストが投資判断を引き上げた3M、医薬品関連などのディフェンシブ銘柄が買われた。(ディフェンシブ銘柄とは景気停滞局面で着実な利益が期待できる銘柄群のことを指す)

格付会社、ムーディーズはアラブ首長国連邦(UAE)などの政府系企業を格下げ方向で見直したが、10月の卸売在庫は前月比0.3%増と、2008年8月以来のプラス。企業の在庫圧縮一巡したとの見方で、相場を下支え。中東の信用不安による米金融機関への影響は限定的との見方で売り込まれる事なく終了。

米機関投資家はクリスマスまでに年内の取引を終えるため、31日の期末までに今年値動きの良かった銘柄を運用資産に組み入れる化粧買いの時期となっている。マーケットは景気回復は織り込み済みで、今後は景気の回復力がポイントとなるだろう。

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08日(火)の米国ナスダック総合指数は大きなギャップダウンで開始。 マーケット開始から30分は軟調、その後30分は堅調という難しい展開。その後30分は下げた後、1時間強く上げたが、その後はダラダラと下げて終了。ナスダック総合指数の日足チャートは、前日に引き続き上下に長いヒゲをつけたDOJIに近い陰線で4本連続した陽線のあとの4連敗となった。 ダウ平均は大きく下げて終了。  

マクドナルドの11月米既存店売上高が2カ月連続で前年実績を下回り、3Mの2009年収益見込みも市場予想より悪く、企業業績の回復期待に水を差す地合と相まって景気の先行き懸念が台頭、さらにアジア・欧州の株安や米主要企業の業績悪化警戒感から、リスク回避売りでマーケットは軟調な展開となった。

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