ロスの正体

トレードの世界では、ロス(損失)を出すことで心理的に疲れ果て、力尽きたかのように感じることがあります。

ですが、ロスから受ける感情はとても主観的なもので、心の中に存在するもので、現実には存在しないものです。

本来は自分で不安を作り出さない限り、恐怖や不安が出現することはないのです。

ですから冷静になって考えると、意志のチカラで、すぐにでも克服できる状況にあるのだということがわかるはずです。

何が起きてもうろたえることなく、強く穏やかな心境で過ごすには、自分の選択したトレード方法が「ルールの完全な統治のもとにある」ということを信じる必要があります。

一ヶ月トータルでの「予想を上回る結果」を一度でも体験した人なら、何種類ものトレンドを確認して選択をするというルールを「信じることでもたらされるものの価値」を容易に理解できるようになります。

トレードの世界では、どれだけの経験があろうと、マーケットという学校の生徒となり、学び続けなければなりません。

ですがこれは、間違った判断を繰り返しながら、永遠に生徒であり続けなければならない、という意味ではありません。

いずれ失敗や過ち、そしてマーケットの気まぐれから学び、自信に満ちたトレーダーとして、自立できるときがやってきます。

こうした能力を身につけることは、誰にでもできることなのです。

そのためにはロスによって、自分の判断の価値を過小評価し、自らが創り出しすネガティブな感情で、心の中を満たすという「間違った癖」を捨て去ることが必要です。

ロスを出した場合、ほとんどのケースではロスを受け入れる際、「マイナス面だけしかない」と考えてしまいがちです。

ほとんどの人は普段の生活の中や仕事においても、こうした訓練をしていないためです。

ですが、ロスを受け入れるという本来の意味は、はより高い目標設定とゴールへと自らを導く目的で使ったときに、生まれるものなのです。

トレードのルールを真に理解することができれば、見かけだけの挫折や、突然の予期せぬ結果にも動じることなく、不安や恐怖に対して毅然と立ちはだかることができるようになります。

そのために必要なのは、自分の自我を克服させるための勇気です。

勇気を育てるには、自らの感情を時には鞭打ち、躾けるという課程を経なければなりません。

感情に支配されるのではなく、あたかも召使いや使用人を「こき使う」ように、コントロールし、命令を下すべきものなのです。

感情に支配されはじめると、人に腹を立て、自分以外の外部要因を嫌い、自分を責め始めるなどといった、わかりやすい兆候があらわれてきます。

もともと備わっているあなたの優れた能力を、このように扱うことによって生まれる「無駄使い」は、考え方の方向を少し変えるだけで、根絶することができるのです。

正しい手法についての知識を知ったうえでのロスは、本来より高い目標を設定し、より上のレベルの成功へと導くためのものです。

言い換えれば、大きな成功へ到達するためには、ロスという体験がどうしても必要となるのです。

あなたをより強くすると同時に、経済的な成功への飛躍の体験となる「きっかけ」を生み出してくれるチャンスは「ロス」を受け入れることができた時に、はじめて生まれるのです。

多くの人が、本質を見抜く目を持ち合わせていないため、自分自身に翻弄され、自分自身を悪い方向へ導いていることに気がつかないまま、一生を終えています。

我々はトレードという仕事を通じて、本質を見極める目を養うことができるチャンスを、すでに手に入れているのです。

それをどのように生かすのかは、まさにあなた次第なのです。

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