神戸ルミナリエ

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阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂のため、大震災の起こった1995年12月に初めて開催され、今年で13年間の歴史があるという神戸ルミナリエ。

「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂のため、大震災の起こった1995年12月に初めて開催され、今年で13年間の歴史があるのだという。

1995年からは毎年、クリスマス当日まで実施されていたというが、2005年は12月9日から12月22日、2006年は12月8日から12月21日の開催に時期が繰り上がり、今年は15日まで。

というわけで今年は15日(月曜日)までの開催だということなので、土曜日のセミナーが終わったあと、ルミナリエを見るため自転車で一路会場へ。

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会期が短くなってきたオフィシャルな理由は、クリスマス・イヴや当日に来場者が集中して危険な状況に陥ることを回避するためだという。

「神戸ルミナリエ」はイタリアのアートディレクター、ヴァレリオ・フェスティ氏と神戸市在住の作品プロデューサー、今岡寛和氏による「光の彫刻作品」だという。

http://www.kobe-luminarie.jp/

こちらが公式WEBサイト

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だが、神戸の人たちによると、毎年「やめる」という話が持ち上がるのだという。

約2週間の期間中に毎年約400万人が訪れるらしいが、交通規制などで近くの大丸百貨店や商店街には顧客が近寄りにくくなるため、かき入れ時の歳末商戦時に商機を逃すことになるわけだ。

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とにかく地元の商店街にはお金が落ちるわけではないのだという。

東遊園地会場には「来年もルミナリエを開催できるよう」と書かれた募金箱が設置されている。

というのは、ルミナリエ関連グッズの販売や、募金などの一部が開催経費にあてられるらしいが、年々資金繰りが悪化しているため、今後の開催が危ぶまれるのだという。

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順路は、元町駅から三ノ宮駅方面への一方通行となっていて逆行はできないが、東京ほど厳重に管理されているわけではないので、終点近くへ自転車を止めて、歩き回っての撮影が可能だった。

とにかく、東京のミレナリオのように、写真を撮るだけでも一時間待ちで並ばなければならない、などということはないので、かなり楽だ。 

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凄い人のため、立ち止まっての写真撮影はダメだと煩いので、ブレない写真を撮るのは一苦労。

電飾が見えない位置だと、このように地面が見える状態に空いているわけだ。(笑)

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携帯のカメラではブレブレだろうね。(笑)

東遊園地会場には露店が出店しているため、観客や露店のゴミの問題も浮上してきているのだという。

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特に最近では当初の目的だった「震災犠牲者の鎮魂」という意味合いが薄れ、単なるクリスマス期のイルミネーションイベントになっているため、この点からも継続には、どうやらアゲインストの風が吹いているようだ。

とにかく人が多いので、会場へ行くのも大変だし、そこから離れるのも大変。

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自転車で自宅付近まで戻ると、何だかホットしたのは人が多過ぎて「人疲れ」したからだろう。
 

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神戸は東京に比べると、圧倒的に人が少ないわけで、そうした環境に慣れてきたため、余計にそう思うのかも知れない。

20081215 Mon.