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詳細DATA   (JP)=2002年06月28日 00:00:00
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◎米商務省が発表した5月の個人消費は、前月比0.1%減の7兆3,300億ドルと6ヶ月ぶりに低下した。 一方個人所得は前月比0.3%増しの8兆9,700億ドルと事前予想通りに。 シカゴ地区購買部協会が発表した6月の製造業景況指数は、58.2と前月比2.6ポイント減少したが、エコノミストらの予想と景気拡大を示唆する50ポイントを上回った。


◎コピー機で有名な事務機器メーカーのゼロックスが、今年4月に米証券取引委員会(SEC)が調査した不正額をはるかに上回る大幅な水増しが行われていたことが、新たな調査で明らかになった。 4月の調査での推計では1997年から2000年までの4年間で30億ドルだったが、ウォールストリートジャーナル紙の報道によると、今回の調査で過去5年間に渡り総額60億ドル以上にのぼる可能性を述べた。



金曜日の米国株式市場は、新たな不正会計問題を受け、企業会計不信に拍車がかかり、警戒心から積極的な売買が手控えられ小動きで推移。 史上最大規模の不正会計が明らかになり現在取引停止となっているワールドコムに引き続き、コピー機製造のゼロックスが今年4月に入ったSEC調査での推計額を大幅に上回る収入水増しが行われていたことが新たに発覚し、株価を10%以上急落させた。 しかし、連日売られていたハイテク・通信株全般に底入れ感が広まると、収益見通しの上方修正を受けたノーテルネットワークスなどの関連株を筆頭に買い戻しが入り、ナスダックは続伸した。



NASDAQ

ナスダックは、半導体のConexantシステムズやバイオテクのCephalonが買われ、小幅続伸。
5.75ポイント高の1,464.95ドル。
取引高は約13.2億株。 


NYSE

ダウは、ゼロックスが牽引役となりプロクター&ギャンブルや3Mなどの大型株に売りが優先し反落。
26.66ポイント安の9,243.26ドル。
取引高は約12.4億株。 



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