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1999 03 15-


990331  Wed.

デイ・トレードでは、基本的に上昇気流に乗るということは、何度も説明しています。


ですから、あらかじめ、低気圧や高気圧の位置や、時間がわかれば、晴れるのか雨模様なのかの判断が、かなりの確率で可能になるのではないか?

マーケットに上昇気流が沸き起こるのか、また下降気流が吹き荒れるのかについては、次のような要因に影響されます。

米国情報のページへ掲載したデータですが、別に特殊な情報ではありません。今日のシアトル・タイムスに堂々と?公表されています。

4月の米国経済指標発表予定(米国時間)
インフレの増大や過剰な好景気で政策は利上げの方向に向う
利上げ観測は、株価を下落させる傾向にある

4月1日(木)2月の政策会議議事録
今後のFEDの政策動向を知るための手がかり?

4月2日(金)3月の雇用状況報告
最近の動向>20万の新規雇用増加・失業率4.4%で安定

4月6日(火)主要経済指数
堅調な推移が予想されている

4月9日(金)卸売価格・生産者価格指数
石油価格・インフレーションの増加率に注目

4月13日(火)消費者小売販売動向
クレジットカードを使う頻度は依然高そう

4月14日(水)在庫動向
在庫過剰の恐れなし・景気後退が近いと、減少する傾向

4月16日(金)工業生産動向
供給量の80%前後なら、インフレの恐れはなし
住宅供給は好調・低金利が追い風・指標はゆっくりと下降気味

4月20日(火)2月の国際貿易収支
赤字額と対中国の数字を注目・対中国の数字上昇はよいサイン

4月26日(月)全米不動産業者協会統計
住宅供給動向は景気の大きな流れを示す・低金利は追い風

4月27日(火)消費者の意識を知るため株価に注目
株価が堅調なら、消費者マインドは持続

4月30日(金)第一四半期経済成長レポート
予測値は3.8%・利下げや利下げの判断材料

こういうデータが発表されると、株価は敏感に反応します。

デイ・トレードは新しい手法ですが、これをシステムとして完成させるためには、こういったベーシックな情報を頭に入れておくことも大事なポイントです。

また、4月の前半2週間の最後は、納税申告期限に相当しますから、過去33年間のデータでは指数でいうと、+12という、強い上昇気流が発生しやすいのです。(1955年までの、納税期限は3月15日でした)

一方、後半の2週間の指数はその反動で、+1。

つまり、前半の2週間は後半の12倍の確率で、マーケットは上昇しているというデータがあります。

ただし、1962・1970・1973・1974年はベアマーケットで、弱かったのですが、まあ、何事にも例外はありますからね。

このように、月ごとの前半2週間と後半2週間の過去のマーケットパフォーマンスを見ておくことも、利益を確実なものにするためには大事なことです。


永遠のテーマ

ファンダメンタル分析と、テクニカル分析をどう使うか?

月末特集・永遠のテーマを斬る!

なんといっても明日は、エイプリル・フールですからね!?

今回はいつもの車と違う「たとえ」でいきます。

私は男ですから、男性からの視点で説明しますが、女性は、男女を逆にして考えてください。

あなたが相手を見つけるときに、ファンダメンタル分析と、テクニカル分析をどう使うか?

ファンダメンタル分析で、まず、人気のある女性を選びます。

誰からも相手にされないのは、何かしら問題があると考えていいでしょう。

いってみれば、絶対的な株価や、ボリュームの大きい銘柄がいいですね。

また、まわりからの評判や、上司の意見なども聞いておければ安心です。

上司がよくなかったり、会社自体が問題あったり、会社の幹部がスキャンダルに巻き込まれたり、タチの悪いオトコが回りにいるなどの外部要因が、この女性の将来にどう影響するのかということは、どちらかというとファンダメンタル分析です。

あとはあなたとの相性、好みがありますね。

これはファンダメンタルな要素です。データが良いから、いってみれば、その女性の給与が順調に昇給しているから、好きになるというものではありません。

こういうように、相手を大まかに選択するときは、ファンダメンタル手法が有効で、また多くの人が納得できる部分があります。

実家の経済状態や手持ち資産の増減傾向などを、考慮に入れることもあるでしょうが、土地の価格が下がっているから、実家の不動産が値下がりして、この女性の経済状況にどう影響してゆくのか、などと言い始めれば、キリがありません。

ですから、このあたりをファンダメンタルで分析するというのは、ちょっと無理があるような気がします。

次に、あなたにとって「上げまん」か「下げまん」かを調べるのは、テクニカル分析ですね。株価だと将来の株価が上がるのか、下がるのかということになるでしょうか。

生活がジリ貧かどうか、また昔より現在の方が生活が良くなってきているかどうか、給与の伸びや、貯金額、勤務時間などのデータを使った、テクニカル分析が適しています。

こういう情報が伸びていれば、大人としてきちんとした生活のできる能力が、着々と実を結んでいるということになりますから「上げまん」と判定することができます。(例外もアリますよ!)

過去のチャート分析です。うわさや上司などへの聞き取りというファンダメンタル分析だけでは、客観的なことはわかりませんね。派ぶりがよくっても、借金だらけということもあります。

株式投資と女性選びは、こういうデータに基づく部分が、株式と違うので、かなりの無理はあります。

そのうえ女性は、相手もこっちを選ぶという、大問題があります。

予算さえあれば、銘柄がこっちを選ぶということはないわけです から、そう考えれば、トレードは簡単ですね?!それだけ、女性は難しい、といえるでしょう??!!

ただ、こういう風に、違う視点で株式投資について考えてみるというのは、時として何かのヒントになるかも知れません。

一目ぼれ?仕方ありませんね。

死ぬまで一緒にという、惚れ込んだ相手となら、それが一番幸せ?

でも株と心中だけはちょっとね?




新時代の始まり?

いつもなら、ここでおしまいですが、イマイチすっきりしないなあという方のために、ちょっとまじめに整理してみましょう。

ファンダメンタルという本質的な価値を判断しようという手法は株価が、いつもその本質的な価値を示しているわけではないという現実が起こるときに、対応できない弱点があります。

ネット関連株を代表するような、今までのような価値観では、説明のつかない動きが始まり、またそういう時代にさしかかっているとしたら、はやりその時代に合わせた手法が必要になります。

今までの価値基準があてはまらない場合は、過去の軌跡から予測・分析する手法しか残されていません。

このテクニカル分析は、投資家の心理による、過熱などで買われ過ぎたりした場合の判断などにはなかなか有効だということは、以前から定説になっています。

チャートはある意味では、人間の心理をあらわしています。

人間の心理というものは、時代や環境が変わっても、意外と変化しないものです。


特に、最近増えている、オンラインで参入する一般投資家はプロよりうんと熱しやすく冷めやすいという特性があります。

このように、投資家の質や、層が大きく変化してきています。

こういう、今までと違う動きを分析するためには、まず先入観を捨て去ることが大事です。

特に、株式市場では、「これで儲かった」といわれると、無条件にその理由を信じる傾向にあります。

またたとえそれが、有効であっても、その人だから、できたのかもしれませんから、あなたが同じようにしても同じような結果にならないかも知れないのです。

ですから、その手法をその人以外が利用しようとすれば、やはりデータによる裏付けが必要になります。

それも、実際に運用し、成功したという確かな裏づけです。それが提示出来ない手法や、あなたが納得できないことは無視しても、何ら問題はありません。

むしろそういう余計なことは、知らないほうがはるかにいいのではありませんか?アナリストのいうことは、「そういう見方をする人もいる」くらいで聞いておけばちょうどです。

自分のお金を投資し、そのパフォーマンスを公表している、アナリストのことしか、信用してはいけません。

推薦銘柄でパフォーマンスを公表するのは誰でもできますね。私だって、できます。AOL・AMZN・YHOO・DELL・MSFT・ CSCO・IBMが推薦ですよお。

で、一年後のパフォーマンスを見せれば「わお!凄い」。

根拠のない風説めいた根拠まがいのものを排除する勇気が必要です。

あなたが自分の目で実際に見たもの
体験したことだけを信じることです。

その事実だけを分析し整理がついたら、推測へ応用して、現場での実戦結果をフィードバックして修正することです。

以上の理由から、マーケットはよりテクニカル分析に適した時代になってきているのではないかと考えています。

アメリカでのDTの増加という事実を見ても、また、実際のテクニカル分析を利用した私自身や信頼できるトレーダー達の運用結果からも、かなり確信を持って「新しい時代に入った」といえるのではないかと思っています。

でもこういうことを言うヤツが、いちばん危ない?(ギクッ!)

明日はエイプリル・フールですよ!?




990330  Tues.

今日のワシントンポストの記事の時間を見ると、午後2時18分。

金利据え置きのアナウンスがあった時間です。

ダウの今日のチャートで時間がわかります。指標は急降下。

NASDAQのチャート指標はダウより緩やかですが・・

アナウンスがあったとたんに、売りを浴びましたね。

こういう場合にポジションから脱出できるのが、DTのよさかな。

ここのチャートは時間がわかるので便利です。断崖絶壁状に急降下がなかなかリアルですし、こういう説明には向いたチャートだということを発見?!

日本からだと、この急降下の最初に、飛び降りることはできないでしょうね、多分。

できた人は、かなりの上級者できちんとした、システムやればかなりいけるでしょう。中途半端なデイ・トレードは危険です。
 


石橋を叩いて渡る

デイ・トレードのわかりやすい特長は、超短時間つまり、1分から10分単位で、利益を出すことを目標にしているという点です。

50ドルから100ドルの利益を、何度も積み重ねるという、いわば「チリも積もれば山となる」方式で利益を確定しようというものです。

超短時間の上昇気流を見つけてそれに乗って、数十秒から数分の「超近未来を予測」しながら、飛び降りるといえば、そのイメージがおわかりになると思います。

こういう超短時間スパンでなら、かなり高い確率で予測が可能になるという理論をもとにしています。

今日のような場合は、金利動向の発表スケジュールはわかっていますし、デイ・トレード専用のソフトを使っていれば、きちんとポジションを解消できます。

しかし、現在の日本でできる、アメリカのディスカウントブローカーの売買システムを通して行うのは、非常にリスキーです。

日本で現在可能なデイ・トレードと称するトレードは、2時間から3時間スパンでのDTで、こういうやり方なら売買のタイミングの反応が高速でなくても、それほど問題にはならないからです。

その代わり、先の予測は難しくなります。時間の経過によって、外部要因での下落リスクは増大します。今日のような場合も、その典型的な例です。

この2時間から数時間スパンでの投資で最も、気をつけなければならないのが、大手のマーケットメーカー、つまりメリル・リンチやゴールドマンサックスなどが大量の株数を集中的に浴びせるプログラム売買です。

株価が上昇して、サイドウェイといって、株価の変動がない時に利益確定のために、このプログラムによる売りが浴びせられることもあります。

最初の頃は、よくこれに翻弄されました。運悪く?これに遭遇した場合は、どうしようもありません。

いきなり、ダダダダと株価が下がりますから、こちらもプログラムでロスカットの指値を、セットしてオファーしておくしか手はありません。

ですから、自分の目標金額分だけ上昇したら、大手のマーケットメーカーが利益確定の売りを浴びせる前に、こちらが先手を打って、売却して利益を確定させるのです。

こちらが、売ったくらいでは、株価は微動だにしませんが、先手必勝です。

自分の目標金額を設定することは、ここでも大きなポイントになります。

その日のマーケットの動きやトレンドを見て、目標金額を決め、何回のトレードでそれを達成するのかというガイドラインを設定するのです。

目標金額を設定しないで、「いくらでも儲かったらいい」という姿勢のトレードをしていると、株価が上昇して250ドルくらいの利益が出ても、その時点で、「これだけ上がったのだから、もう少し上がるだろう」という根拠のない、自分勝手な予測をするようになります。

この目標の不在とそこから発生する欲が、利益の確定を遅らせることになって、プログラム売買の売りを浴びるリスクを増大させ、250ドルの利益が、一転して300ドルの損失になるのです。

また、こういう場合に、その損失を取り戻そうとして、値動きの大きいラフな動きをする銘柄で、たまたま儲かったりすると、意識をしなくても、自然にその値幅を基準にするようになり、本来の自分の目標金額ではなく、たまたま儲かった金額が、自分の目標金額にすり替わってしまいます。

自分が、予想できなかった大きな利益を出したときこそ、そこから先に大きな落とし穴が、待っていると考え、「勝って兜の緒を締める」のを忘れてはいけません。

自分が、予想できなかった大きな利益を出したということは、その逆のケース、つまり予想できなかった大きな損失を出すという可能性が、同じ確率で存在するのです。

あなたの編み出した予測で得た200ドルは、棚からボタモチで儲かった1000ドルより、うんと値打ちがあるのです。まず、確実に100ドルの利益を出すことです。不確実な1000ドルを狙うより、うんとラクですね。ラクな方法でないと長期間続けることはできません。

ですから、自分の目標金額を設定しない投資スタイルは、通算すれば、必ず損失を発生させることになります。

さらに、投資している銘柄を持っている時間が長くなれば外国市場の暴落などによる、影響をもろに受けるリスクが発生します。

こういう種類の予測は不可能ですからね。

しかし、銘柄の選択で、このデメリットは減少させることができることは、以前にも書きました。

利益を出す以前に、損失を出さない、つまりリスクの少ないトレードを、まず目標にすることです。

通常のスウィングトレードでは、利益より損失の額の方が大きくなる場合が多いのです。

ですから、この損失の額を少なくすることです。

そうすれば、大きい利益を狙って、増大するリスクを背負いながらトレードをしなくてもすみます。

ゲインは大きいけれどリスクも大きい投資を組み込むのは、50万ドルや1ミリオンの資金ができてからでも遅くありません。

その前に、損を出して続けられなくなって「元も子も無くして」しまっては、ハナシになりません。

「取らぬ狸の皮算用」でトレードするなんて、10年早いですね。




990329  Mon.

ついに、ダウは5桁達成。みなさん、今日は儲かりましたね?

外交

北大西洋条約機構(NATO)による、ユーゴスラビア連邦に対する空爆が続いている。

最新のステルス戦闘機が墜落したがパイロットは救助されたらしい。

ところで、朝鮮との問題でクローズアップされた、防衛力だが日本は大丈夫か?

ニューズ・ウィークなどによると、日本の自衛隊の装備は最新鋭らしいが、訓練自体が時代遅れで、ソ連から日本を守るというシナリオに基づいた作戦が基本だという。戦う相手によって作戦を変えなければならないのは当然
なのだが・・。

演習の最後には「前線通過」という複雑な訓練があるという。防御線を築き、他の部隊が前に新しい防衛線を作る間に見方を撃たないように背後から援護するらしい。

防御力を低下させない演習だというけれど、基本的にちょっと違うよね。攻撃こそ最大の防御。

化学兵器搭載ミサイルの迎撃や、捕虜の解放などという新技術の訓練も行われていないという。

パイロットも、米軍が1960年頃に使っていた作戦計画だというからサビついている?

相手が竹やりだといいけど。予算もあるんだから何とかすればいいのにね。

いまどき、世界第三位の予算と、攻撃兵器を持っているのに軍隊じゃないなんてのは、全くのヘ理屈。

あきれてしまう。

自分のことは、自分で守る。当然のハナシで、攻めてきた敵にウチは平和憲法だからなんていって、ハイそうですかと引き下がるというのを想定していたんじゃ、物笑いになるだけだ。

実際に、戦争が起こらなくても、したたかな国との、外交のときにこそ、この武力をちらつかせて使うものなのだ。

実際に使わなくても、イザという時に使えるゾという姿勢が、切り札だというのにね。外交オンチ・・

不思議なり、我が祖国。



ギャンブル

デイ・トレードとバクチつまりギャンブルはどう違うのか?

デイ・トレードに対して、何となくラクに短時間で儲けることができるといようなイメージを持つ人にとっては、ギャンブルと見分けがつきにくいのかもしれません。

トレードをするフロアにはパソコンが並び、ディスプレイをじっと眺めているトレーダー達を見ていれば、パソコンのゲームをやっているようにも見えるのでしょう。

また、インターネット株の名前を書いた紙に向って、猿にダーツを投げさせて、その株を買うシミュレーションをしたら、数百%の値上がり率だったなどというハナシを聞けば、どの銘柄を買っても、アメリカの株式市場なら、同じように儲かると勘違いするのも無理はないかもしれません。

そうして、一度でも、たまたま儲かる経験があれば、この勘違いに拍車がかかります。

そして、そのイメージと思い込みで、ギャンブルまがいのトレードにのめり込む人が増えているのです。

米国証券取引委員会が、オンラインブローカーに対して、デイ・トレードのハイ・リスクを徹底させようという動きがあるのは、こうした感違いトレーダーが増え、その結果として大損をする人が続出しているという現実があるからです。

デイ・トレードは基本的に取引を1日で終えるという方式のため、1日で何千ドルも安易に儲かると考えるのでしょう。1日で何千ドルも簡単に損をする人の方が圧倒的に多いという事実があるのに、何故勘違いをするのでしょうか?

それは、実際に日本で本当のデイ・トレードができないということにも原因があるのだと思います。

現在、日本からできるトレードは、すべてスウィングトレードだと思ってほぼ間違いありません。

ディスカウント・ブローカーを使って、インターネットでリアルタイム・チャートと称するチャートを見ながら取引しても、それはあくまでもハイテクでチューンした市販車でしかないということです。

デイ・トレードというレースをするための、レース用の車でないとコンスタントに利益を出すのは非常に難しいのです。

マーケットにオーダーを出すための部分のシステムを、インターネットのディスカウントブローカーに頼る限り、本来のデイ・トレードをすることは不可能なのです。

ディスカウント・ブローカーの売買の指令を出すシステムはスウィング・トレードを前提にしています。

金額が少ないから、レスポンドつまり、マーケットに対する反応という性能が遅くてもいいというのは理屈になりません。

楽しみながら、儲からなくてもいい、ときどきまぐれで儲かればいいという人は、まあトクしても損しても、投資をしているのではありませんから、ここで書いていることにはあてはまりませんけれどね。

話がすこしそれましたが、ここで本題です。デイ・トレードの前にまず、一般の株式投資はバクチとどう違うのかということから始めましょう。

ギャンブルは、負けた人の賭け金から諸経費とテラ銭という胴元の儲けを引いて、勝った人で分配します。

パチンコでも、玉を買ったお金を、勝った人にだけ、還元しているのです。

これは競馬でも、宝くじでも、ポーカーでも同じですね。

ですから、ただお金が負けた人から勝った人へ移動するだけです。

株式投資は、自分の投資に対する判断や、その株式を発行している会社の運営能力や素質、さらに時の流れという運に近い要素が組み合わされることで、新しい価値が産み出されます。

その産み出された価値は投資者にも分配されます。

株主が、他の株主との資金をあわせて、その資金を取り合うわけではありません。

自分の持分という投資の量と、さらに保有する時間を調節することによって、自分の資産を大きく成長させることができます。

新しい価値観を産み出せる企業へ投資をして、その企業の社員にならなくても、その会社を成長させるという行為に参加できるのです。

そうして、その富の分配を受けることもできるのです。

こういう自由度と成長性を求めて、アメリカの株式市場へ、多くの投資家が参加しています。

アメリカは、自由の国です。

ですから、この参加の方法として投資の量の増減に加え、以前からの、時間のかけ方による成長率を変えることができるという要素、いいかえれば、参加する時間を短くするという、より自由度の高い手法の追求が、デイ・トレードという新しい選択肢を生み出したのです。

ですから、保有する時間を長くしたいのか、短くしたいのかという選択の自由を使って、自分の目的やライフスタイルに合わせた投資スタイルを構築することができます。

正しいデイ・トレードの教育を受けて理解し、十分な経験があれば、ディスカウントブローカーのソフトを使って、スウィングトレードで自分の投資目的を達成することができます。

これが、デイ・トレードの環境のない現在の日本でできる、最もリスクの少ない、また賢い投資法だと思います。

ですから、デイ・トレードにこだわる必要は全くありませんね。

その時の、自分のまわりの環境にあわせて、無理をしないで投資を楽しむというスタイルが COOL です。

お勧めします。
 



990328  Sun.

Dr.Chan

もう20年も前のことですが、長女がお腹にいるときに、カミサンが医者へ検診に行った帰りのことです。

ロードパルという原付で渋滞した道の左端を走っていたのですが、反対車線から走ってきたクルマが突然曲がったためクラッシュ。

大怪我はなかったのですが、後遺症で、朝寝起きに指がしびれるようになり、だんだんひどくなってきました。

そこで昨日は、カミサンをシアトルダウンタウンの中国人の鍼灸師チャン先生の所へ連れて行ったのです。

ところがこれが奇跡的なくらいに効いたのですねえ!!

本人は感激して知り合いに電話しまくってますが・・

見ていると、ハリの長さは3センチくらいあって、2センチほどをクリクリと入れるのです。いやああんなに深く刺してるのか・・自分で治療してもらっているときは、見えないので分からなかったけど。

今まで日本でもあちらこちらのハリへ連れて行ったけれど、手とかにすると内出血をしやすく、青タンになったりするのですが、このセンセイはさすがすごい。

チョット心配で、「深く刺すんですね?」とか、「どうしてここがしびれるのか?」と仕事の邪魔をする私に、きちんと説明してくれて、チャン先生、ハリは中国で5千年の歴史があると、誇らしげでしたねえ。どちらにしても感謝感激。


NASD Acts to Control Day Trading

先日、デイ・トレーディングの環境を提供しているブローカーに対しての検査が始まっている問題を取りあげましたが、ワシントンポストのこの記事でも
NASD Acts to Control Day Trading という見出しがありました。

Electronic Trading Association の調査では、NASDAQの取引量の約15%が、高速の電話回線で取引されているということですが、3月26日金曜日のNASDAQの取引量が、約8億3000万株でしたから、単純計算ですが、1億2450万株がネットを使った、オンライントレードで売買されたことになります。

John Skiersch というシカゴの俳優が、デイ・トレーディングで10万ドルをスッたとありますが、実名が出るのは珍しい・・。

このページの左側のリンクがいつのまにか切れていたので、リンク先をチェックして、修復。

その時、シアトルタイムスサーチで検索をして、たまたまで、こういう記事を発見しました。

ヒューストン地域を本拠地として、全米で12以上の支店を持つ知名度の高い、Block Trading が、損失をかかえるトレーダーへ、返済できないかもしれないのに、会社から融資を奨励していたため、マサチューセッツ州のライセンスを剥奪されたというもの。

数名のトレーダーは、創立者の父親から、多額の融資を受けていたそうで、68名のトレーダーのうち、利益が出ていたのはこのブローカーからの情報を得ていた,、一人だけだったそうですから驚きです。

会社は、毎年2千万ドルの利益を得ていたといいますから、大体どんな経営をしていたかは、わかりますね。

ワシントンポストの記事でも、デイ・トレーディングには証券市場とトレードのテクニックに精通していることが要求されることと、競争相手はライセンスを持ったプロのトレーダーだと、指摘しています。

レース場で、プロのレーシングドライバーと素人が競争すればどうなるでしょうか?もちろん株式投資は、車の競争とは違いますが・・わかりやすいようにと、たとえですからね。

アマチュアが競争するためには、まず何よりもドライバーの腕が必要です。プロと競争するためには、レースのためのドライビングスクールで基礎を勉強し、レースの経験を積む必要がありますね。

峠の公道レースでウデを鍛えても、それは仲間うちの腕がいいと自負している素人の中では、速いというだけですから例え、鈴鹿や富士のアマチュレースで優勝しても、いきなりニュルブルクリンクやインディアナポリスのメジャーレースでプロと張り合うことは不可能でしょう。

長時間のレースでは、完走さえ難しいでしょう。途中でリタイアでしょうね。資金不足で途中からレースには参加できないことにもなります。

雨の日に、たまたまリタイヤが多かったりすると、そのどさくさで上位に食い込むことができても、雨の日ばかりじゃありませんし、続けて入賞することは至難のワザでしょう。

プロ集団のトップ集団の流れに混じり、競争相手を研究してマイペースで走る。株式投資も全く同じことですね。

1周だけのレースなら、スタートをフライイングすれすれで飛び出して、第一コーナーだけは先頭で抜けることはできても長時間レースになれば、勝ち目はありません。

特に、クルマの性能の違いは大きいですから、ディスカウントブローカーのソフトを使ってデイ・トレードで利益を出すのは非常に難しいのです。

プロのドライバーの車が市販車で、あなたがレーシングカーなら、まだ勝機はあるでしょうけれど・・

日本のレースで優勝したトップドライバーでも F-1 では、完走がやっとという状態でしたね。

たまに入賞すれば大騒ぎです。

アメリカやヨーロッパと日本とでは、多くの分野で日本は大きく遅れていますが、株式市場では、特に大きな差があると思います。

F-1でも、1年を通して戦いつづけることができ、そしてチームの資金があれば、翌年も参戦することができますね。

デイ・トレーディングを続けて、それで生活を支えるには、それくらいの覚悟が必要になります。

本職があるサンデー・ドライバーは、レースを観戦して楽しみときどきレースに参加して腕を磨くというのが、いいのではないでしょうか。

投資信託なら、利回りは低いかもしれませんが、観戦していればいいですからラクです。

もっともプロのドライバーにまかせているからといって、あなたが資金の一部を出してスポンサーになっているチームが、いつも勝てるとは限りませんが・・



990327  Sat.

定期点検

春を前に、定期点検。

車じゃありません。

自分の健康をチェックして、疲れを取る。これはベストコンディションで、生活するための条件ですから。

まず木曜に時間を見て指圧。

いつもお世話になっている、佐々木先生はもうかれこれ、7年くらいのおつき合いです。

予約をしなければなりませんが、突然思い立って電話しても、予約で一杯だったりしますし、土曜はほとんどダメ。こういうことには、計画性のないヤツなのですよ。

ですから、ウィーク・デイの中頃朝一番が狙い目。先生にとっても1日の始まりですから、フレッシュな気分で、私もリフレッシュ。

相変わらず、かすかに流れてくる、アメリカネイティブインディアンの笛の音ですっかり、リラックス。

疲れているときは、いつのまにか寝てしまいます。

気がついたら、背中側はほとんど終了して、一瞬ここがどこかわからなくなったりするのですが、最近はほとんど寝ることもないので、体調よしの一安心。

去年の夏の引越しで、腰の疲れがとれず、かといってここぞという時に、指圧は予約で一杯だったりしますから、マッサージチェアを購入しました。

パナソニック製で、結構なお値段。カミサンも凝るので、思い切って購入しました。大病をして入院したり、手術なんてことになったら、マッサージチェア代なんて吹っ飛びますからね。

揉み具合はなかなかのものです。

開発には指圧師の指を、シミュレーションしたそうで、昔の指圧椅子とは大違い。

指に相当す部分の左右幅や突出する具合も前後に調節できます。

こね方も外側・内側を選べますし、オートの組み合わせも絶妙。

「いやあ、凝ってきたなあ」というときは、予約不要で即揉みほぐしてくれますが、やはり1ヶ月に1度は先生にお願いしないと。

マシンで揉めない部分、足や顔などはもちろんですが、マシンはこちらから凝っている場所をスリスリと寄せていかなければなりませんが、先生だと微妙な角度で指を当ててくれますから、この差は大きいですね。

指圧の後は、帰ってからゆっくりと昼寝。

翌日の金曜日は、中国バリ。名刺には、華州中医鍼灸総合診所
とあり、英語で Washington State Acupuncture and Chinese
Medicine Center の チャン先生。

漢方の権威の先生もそうでしたが、中国の先生は必ず、ベロつまり舌を見ますね。あと脈もとります。レストランオーナーのマイクから評判を聞いて、今回は2回目。体の芯の疲れが取れるようです。

昨日は、カミサンも指圧へ行ってきたそうなので、今日はチャン先生へ予約。彼女ははじめてですが、私の推薦なので行く気になったようです。

いつも炊事で右腕を酷使して、おいしい料理を作ってくれていますから、二日連続の疲労回復作戦です。



ミアータ

先日うっかり、ヘッドライトをつけたまま、30分ほど駐車したらエンジンがかからなくなってしまい、車を押してもらって押しがけ。

自宅へ戻ってから、出かける用事があったので、バッテリーのことをすっかり忘れて、娘を乗せて出かけたら、交差点で突然バッテリー・アウト。娘に隣の車線をストップしてもらって、車を押して、ブラウン・ベアという洗車場へ待避。

出かけるときに、エンジンがかかったものだから、バッテリーのことはすっかり忘れてました。夕方だったので、ヘッドライトをつけていたのですが、これも原因、交差点のアイドリング状態で充電が追いつかず、エンスト。

ブラウン・ベアの兄ちゃんの車から、ケーブルでバッテリーをもらい、薄暗くなった街をヘッドライトを消したまま一目散で帰宅。

翌日、チャップリン・マツダでバッテリーを購入して、駐車場で交換。自分でやれば、95ドルほど。新しいバッテリーは、小さく軽くなっているんですね。

バッテリーは2年毎に交換した方がいいようです。

ダウンタウンへ寄ったついでに、カーショップへ.。

金属製のシフト・ノブの手があたる部分が、ハゲてきたのと、夏に炎天下で駐車すると、さわれなくなるほど熱くなるので、次の候補を物色に立ち寄ったのですが、平日の午後なので店はガラガラ。

韓国または中国系のヒトの経営のようで店は派手。

こういう車関連のパーツは、日本製品が一番人気です。結局、プラスティック製のゴルフボール状のがバーゲン中で55ドルのが30ドルちょいだったので、これに決定。

ショップの駐車場で、説明書を見ながら取り付け。説明書は日本語なので楽勝。

軽くなったのと、短くなったので、シフトのタッチがダイレクトで、スコスコと心地よい。

無用なシフトダウンでガソリンを浪費しながら、オープンエアで夏の日差の中を駆け抜けるのは、至福のひととき。

私の贅沢の一つです。

 


990326  Fri.

ここの掲示板で、こういう質問がありました。

いつも現地からの情報楽しみにしています。

日本で25日に「これが電子デートレーダー」という本が発売されました。

ブロードウェイトレーディング社のマーク・フリードファチーグとジョージ・ウェストの共著です。同社はAttain社のライバル会社という事になるわけですか?

デイトレーディング会社事情についてのお話を伺えれば幸いです。

また、Attain社はCA近郊では研修を行っていませんか?

The ELECTRONIC Day Traderが、日本語に翻訳されたようですから、Broadway Trading 社は、日本のマーケットへ日本支社を設立する可能性があるかもしれませんね。

All Tech Investment 社 と Broadway Trading 社 は、確かに同じようなサービスをしていますから、ライバルになるのかもしれません。

こういう、トレードをサービスする会社を設立するのは、アメリカでは意外と簡単なのです。使用するソフトは、グラフ表示や、マーケットメーカーの動きを表示するレベル2のウィンドウなど、中心になる部分は共通した汎用ソフトがすでにあります。

売買をオーダーする部分が違うだけです。ここは顧客の売買データをやり取りするす部分ですから、会社によって違うわけです。All Tech の場合は、ATTAIN と呼ばれるシステムが、ここに相当します。

ポイントはやはり、トレーニングシステムでしょうね。

成績のいいトレーダーが多いところは、教育システムが優れているといえますから、そういうところは、売買手数料という売上も増えますし、損をしてやめるトレーダーも少ない ことになりますから、トレーダーを儲けさせるというのは、ブローカーにとっては大事なことなのです。

日本の証券会社のように、投資家の損得に関係なく、高い手数料を取るという手法は、アメリカではすっかり時代遅れになってきているようです。

All Tech Investment Inc. の支店一覧です。

全米で22店舗あるようで、CA付近ではサンディエゴがあります。All Tech は東海岸側から発展してきたグループですから西海岸はちょっと弱いのかな?

西海岸では、他に私がトレードしているシアトルとポートランド店がありますが、フランチャイズですから、オーナーは同じです。


3月6日に書いた関連情報です。

CNBCの特集でデイ・トレーディングについて、ゲストを呼んで視聴者からの電話に答えていました。

マーケットが開いていないときに、トレードはできるるのか?とか建設関係の男性からは、どうやってやり方を習えばいいのか?など、一般の方もずいぶんも興味を持つようになってきたなあという印象を受けました。

傑作だったのは、質問の最後の男性が、「これで損をしたらそのあとどうすればいいのかということがちゃんと答えてくれないと困るじゃないか、大体にこういうことをだな、はっきりしていないというのは何か問題があるということなのにそもそも・・」と少し興奮気味でとりとめのない一方的な話しを
始めたのです。

司会者は「まいったなあ」というような表情で、すこし苦笑い気味で 「What's a Point ?」。と、聞いても、もうひとつなので、司会者はポイントだろうという
ように話しをまとめ、回答者はそれに対しては無難な返答に終始していましたが、彼はどうやら株でずいぶん損をしたような感じでしたね。

そのやり取りと、心境がおかしくて、大爆笑。

このときに回答していたのが、最近本屋でもベストセラーになっている本を書いている、Broadway Trading という会社のMark Friedfertig 氏と、その会社の社長、George West 氏で、本の題名は、The ELECTRONIC Day Trader.ここの会社は私がトレードをしている、All Tech のようなトレードをするシステムを提供するところのようです。

サブタイトルは Successful Strategies for On-Line Trading.

Mcgraw-Hill の出版で、ここのサイトに詳細があります

ビジネスは膨大なリストでかなり重い。

時間はかかりますがそのかいのある内容です。

これだけの豊富な本があることにビックリします。

その中から何点かお勧めを紹介しますので、興味のある方は直接オーダーされるか、アマゾンでオーダーされるといいでしょう。

これがその本ですが、デイトレーディングについて書かれています。トレーニングを受けたあとだとわかりやすいのですが、活字だけだとちょっと難しいかな?チャート分析などの解説は一切ありませんしね。

Broadway Trading という会社の宣伝を兼ねているような本のような気がします。
The Electronic Day Trader

(May 1998) Hardcover: $34.95US (0-07-015808-8)
Marc Friedfertig  George West
Get more info - or - Place an order

詳しい内容



これは、All Tech Investment 関連の記事です。

Business News: Sunday, October 11, 1998

Day trading: adding recklessness or honesty to the market?
Day trading is a practice conducted by mostly inexperienced stock-market
players who pursue quick strategies, buying and selling stocks sometimes
over a period of just a few minutes. Some say it's a good example of the free
market at work, others say it's a reckless approach that contributes to
the volatility of an already shaky Wall Street.


Business News : Monday, November 09, 1998
When stock goes down, you're rich but ...
At the end of a down day on Wall Street, Mark Montgomery sometimes finds
himself sharing a cocktail with friends who figure he's just taken a beating.
What his friends don't always understand is that as an active short-seller
- an investor who profits when a certain stock drops - he often gains
handsomely from a daily dip in the Dow Jones industrial average.



NASDがDAY TRADINGについて色々検討しているようですが
実際に影響のある規制等は行われそうですか?

どこかのアメリカのニュースサイトで見られたのでしょう。早いですね。いまや日本からでも、その気になれば、最新ニュースをゲットできますからね。

私もさっき、シアトルタイムスの記事で読みましたが記事によると、私達トレーダーに対する規制というより、いわゆる、こういうデイ・トレーディングを訓練するコースを持ち、特別なソフトを使って、トレードのいわゆる環境を提供しているブローカーに対してのようです。

ブローカーが広告をする際に、これからデイ・トレードを始めようとする人達に、絶対儲かるように思わせるようないわゆる誇大広告をしていないか、またその危険度・つまりリスクをきちんと説明しているかということを徹底させるようです。

Securities and Exchange Commission 、米国証券取引委員会は、全米にあるおよそ100ほどの、ブローカーの広告を調査し、誇大広告などを、チェックし始めているようです。

The National Association of Securities Dealers つまりNASDからこのSECに対しての申し入れがあれば、SECは調査をしなければならず、ブローカーとトレーダーへこの件に関しての聞き取り調査を始めるようです。

NASDは、デイ・トレーディングが投資家やマーケットに与える影響の大きさを、きちんと認識しているということで、トレーダーという、いわゆる消費者へ公正な情報を提供するという基本的なことをきちんと実行しようということですから歓迎すべきことだと思います。

トレーダーの無知につけこんで儲けるブローカーを排除し、投資家が過大な損害を受けないような環境を提供することで、NASDAQマーケットの拡大を考えているのでしょう。


重複しますが、参考までに、3月8日に書いた関連情報です。

CNBCではデイ・トレードの特集をしていました。
The boom in online investing というサブタイトルで
Day Dreamers という番組でした。
All Tech Investmentの、Houtkin会長が、インタビューを受けていました。
All Tech Investment を、儲かると宣伝するのは詐欺だと、訴えているところがあるようですね。

最近のデイ・トレード人口ですが、1997年は410万人。

1998年までに、750万人。今は、1000万人は超えている?

アメリカ人は、こういう新しいものに比較的抵抗なく飛びつく傾向にあります。

きちんとしたトレーニングをしないでシステムを提供するところが圧倒的に多いようですから、そうなると、自殺行為です。また、トレード中毒(?)になって、損をしてもやめられない人が、結構多いという。

たまたま一度儲かると、それも短時間にですから、得意になり絶対に損をしないような気分になる人が多いのです。

でも、結局はそれで損をしている人が多いのです。口座を開く前に、危険性をもっと説明しなくてはならないとか、いやそんな規制は、不要だとか、けんけんがくがくの論争があるようです。

特集では、24歳で会社をやめて専業にしたけれど、損ばかりしている若者や、学生が限度ぎりぎりまで、ヤフー・アマゾン・エキサイトなどのアブナイ銘柄をトレードし、株価が下落したため、Amritradeが自動的に持分を売却して、口座を閉鎖したため破産し、弁護士が入って大騒動・・などの顛末など、
大ブレイクの副作用がずいぶんとあるようです。

 


990325  Thurs.

チェック(小切手)

アメリカで日常使われているのに、日本ではあまり馴染みのないものの1つにチェック(小切手)があります。

私が、アメリカへ来てからはじめて口座を開設して銀行は、Seafirst Bank 。この名前は、シアトルで最初にできた銀行 なので、Seattle First → Seafirst と変化してこの名前がついたようです。

口座を通常して銀行と取引をすると、小切手帳を発行してくれます。

あとは金銭出納帳形式で記録する小型の手帳も一緒に、セットになっています。

これは実費をとられます。

小切手で払うことを、小切手を切るといいますが、最初アメリカへ来たときは、何でこんな面倒なことをするのだろうと思いましたが、使っているうちに、何と便利なんだろうと思うようになってきます。

慣れるというのはすごいことです。・・と思わず感心してしまいましたが。

最初面倒だと思ったのは、結構時間がかかるということです。

最初は、何でアメリカ人は呑気なんだとあきれてしまいました。

金額・支払先・日付とサインを記入して小切手を書くのですが小切手で支払うときに免許証を一緒に渡します。

小切手にはあらかじめ、名前・住所・電話番号が印刷されていますから、店は免許証と見比べて、確認をします。

免許証の写真もチェックされます。

本人かどうかをそれとなく確認しています。

金額が200ドル以上になると、銀行へ照会したり、店によっては独自に照会できるシステムを持っていて、残高があるかどうかの確認をします。

これだけのことをするわけですから、日本の現金支払い方式に比べると、うんと時間がかかります。

でもみんな、チェックのやりとりをしながら、世間話をしたりして、お互いが結構楽しくやっているのです。

ただ、日本人のように気の短い人もいるようで、そういう人はカードを使います。でも、何故小切手がこんなに人気があるのか?

この小切手を切る間に、金額支払先・日付を、金銭出納帳形式の手帳へ書き写すのですが、ここで記録してしまうと、あとは残高の計算だけをしておけば、いくら残っているかが一目瞭然でわかるのが、この小切手方式のいいところです。

カードだと、全ての記録を後で、照合しなければなりませんし、残高を常に考えておかないと、使い過ぎたりしますから、私も今ではすっかり小切手派。

ただし、ほとんどのレストランでは、不渡りを恐れているのとレジで時間がかかるのをいやがって、この小切手は使えないところが多いようです。

また、早く会計を済ませたいときも、カードが便利です。

でも後でのデータの記録や保守が面倒。

この支払った小切手は、自分の銀行へ戻ってきます。

銀行から1ヶ月分がまとめて、送られてきますが、明細の一覧が付いてきます。私は念のために、小切手帳の金銭出納帳形式の手帳と照合します。

マイクロソフト・マネーや Quicken などのソフトを使うと、後の分析はラクですが、データの入力が面倒なので、私は使っていません。

不渡り小切手を出すと、銀行が高い手数料を請求してきますし店側も手数料を請求してくることもありますから、小切手用の口座の残高がマイナスにならないように、気をつけていなければなりません。

うっかりではなく、大きい金額で、繰り返し不渡りを出すと、その記録はしっかり残り、後でイヤな思いをします。

この金銭の出し入れの記録は、大きい金額の買い物、たとえば、車を買う場合などに、車を売る側が、ヒストリー つまり履歴を照会するのです。

こいつは、不渡りを出しそうだと思われると、店から小切手の受け取りが拒否されます。

また、アパートを借りる場合も、踏み倒したりしていると、履歴に残っていますから、即座に入居を拒否されます。

このように、小切手を使うと、自分のお金の記録を自分で書くわけですから、クレジットカードのようにうっかり使い過ぎるという危険性が少ないのです。

また、記録を常に持ち歩いているわけですから、チョットした待ち時間などに、残高の計算をしたりもできますから、時間を有効に使うことができますね。

小切手だと、支払ったときに金額支払先・日付は、すでに金銭出納帳へ記録します。

支払い時に、ほぼリアルタイムで書き写しますから、間違いもほとんどありません。

現金だと、帰ってから家でレシートと照合しなければなりませんし、買った時から時間が経っていますから、レシートを無くしたりすると、わからなくなり、記録から漏れて残高と、あわなくなったりして、結構面倒だったりします。

このように小切手を使っていると、記録が残るうえに、不渡りにならないように常に、気を配ることになりますから、使っているうちに、お金の管理が上手になるという、利点があります。

では、現金つまりキャッシュは使わないのかというと、そんなことはありません。

5ドル前後の金額は大体キャッシュ。

日本でいうATMという自動支払機は、いたるところにあります。

銀行の外側にあるATMは24時間使うことができますし、スーパーマーケットには必ずありますから、使うときに必要な だけ、キャッシュを引出せるので、現金を持って歩かなくていいようになっています。これは超便利です。

日本のATMは、何十万円でも現金を取り出すことができますが、私の銀行は1日300ドルまで。他も大体同じだと思いますが高額のキャッシュは銀行で引出します。

どちらにしても、治安の問題もあって、日本ほど現金を持ち歩きませんね。

日本では、ここにあるような理由で、コンビニなどにATMはありませんし、そうなるのもなかなか難しいようです。
 



990324  Wed.

24時間トレード体制 ?

これは、The Pristine Day Trader のニュースからですが、3月15日に、ニューヨーク証券取引所の会長 Richard Grasso氏が、日本を訪問し、東京証券取引所とトレードを24時間に延長することについて協議しているとのことです。

NYSEとNASD,それにAMEXはすでに、かなり具体的な計画を進行中のようですから、2000年の夏には、日本からでも、好きな時間帯にトレードができるということにもなるかもしれませんね。

そうなれば、日本でもデイ・トレードが本格的に普及するかもしれません。楽しみです。

向上

昨日は大幅に株価が下落したAOL、アメリカンオンライン社ですが、今日の発表では100億ドルを投資した、傘下のネットスケープ社の従業員の20%または500人を削減すると発表、またAOL本体の一万人の従業員に対しても350人から500人のリストラを発表しました。今日も株価は5ポイントほど下落したようです。

アメリカのこういうトップにランクされている会社は、株価が上昇しているときでも安住することなく、将来のために現在しなくてはならないと決めたことに対しては、こうして積極的に取り組んでいきます。

彼らにとっては、株価が下がろうがそういう表面的なことにはこだわりません。やるべきことをやれば株価はもっと上昇することを知っているからでしょう。

生存競争の激しいアメリカの社会で生き残るためにはどうすればよいのか、また何が必要なのかをよく知っているからこそ、こういうアクションを起こすのです、これは個人にも応用できることです。

よほど恵まれた才能がなければ、こういうやり方を真似するというのは、成功のための大きなポイントだろうと思います。

昨日車のデザインをパクることについて触れたことにも関係しますが、表面的なものを真似するのは、人気があるというか簡単にできます。

目に見えますからね。

スターと同じ化粧や服を着て、自分もそのスターになったような気分を楽しむというのは楽しいことです。

これと同じで、姿勢や考え方を真似るというのを楽しむこともそう難しいことではありません。

そう思うか、考えるかどうかです。

表面的なことだけではない部分を真似れば、外側もだんだん近づいてくるものです。

スターが、デビューしたときは垢抜けなくても、回りから注目されて、本人もその気になれば、回りが期待していた以上に大きく魅力を増して行くというのは、よくあるパターンです。

「急がば回れ」で、最も大事なことをきちんと把握していれば、他の関連した要素は自然に後をついてくるのではないでしょうか。


前回の続きにも関係しますが、

トレードの分析とフィードバックで自分の欠点と長所を知る。

でも以上のことを応用することができます。

ある程度のトレードの成績を残せるようになって、それをさらに安定させたいと思ったとき、この真似をしようと思ったのです。自分でできることはすでにやったと思ってましたから、次は他力本願です。

どうせ、真似をするならトップを真似るのです。このやり方では、トップにはなれませんが、100位くらいの位置からトップ10に入るなどというときには、とてもよく効きます。(本当はできることは全てやったのかどうかは分かりませんが、まあこういうことは、本来後でしかわからないものですからね)

トップトレーダーがどうやって、そのような成績を残しているかをまず知ることが大事。

そこでMに「横でしばらく見ていてもいいか」というと、No Problem.

黙って見ていると気を使って、いろいろ教えてくれます。

日本の昔の徒弟制度というか、「門前の小僧」みたいですね。

私に教えたから私が儲かって、Mが損をするわけではありませんから、まあ当然と言えば当然ですが、だからといって誰にでも教えてくれるわけではありませんが・・

まあ、ない頭を絞ってあれこれ考えて失敗するよりも、すでにウマく成功しているのを手本にして、それから独自のものに変えて行くのも、拡大解釈をすれば、分析とフィードバックで自分の欠点と長所を目的にあわせて変えることになります。

マネをすると簡単ですが、わかったからといって同じようにできるかどうかはまた別問題ですけどね。

このマネをするについては、以前も少し書きましたので、重複するかもしれませんが、自分の手本としたいときに参考になる生き方が多種多様だというのが、アメリカ社会と日本の社会の大きな違いの1つです。

あと何年かしたら、こういう風にトシをとってみたいなあ、とかああいう夫婦になれればいいなあというのは、表面的であっても、中からにじみ出るものが伝わりそう思うものです。

人間のそういう能力が科学的にどうかということはわかりませんが、そういうのってあると思いますね。

「不言実行」つまりやっていることが積み重なって、外見にもあらわれてきますから、あれこれ言うよりも、わかってしまうことってありますから、こういったことが実感できて、その影響を回りに与える人達が、アメリカには多いというのは、大きな魅力です。

日本には相対的にそういう人が少ないと思うのは私だけでしょうか。

トシをとっても、ああいう風にはなりたくないなあという、反面教師はいくらでもいらっしゃるように思うのですが。

 


990323  Tues.

ここの久々の車特集いいですね。

先日、こちらでアメ車の古いのを専門に扱い、日本への持ち込みなどの仕事をしている方からお聞きしたのですが、アメ車は依然だめなようです。

フォードは7万マイルあたりからトランスミッションがダメになるそうで、新車でもその傾向がいまだにあるようですが、安い車が欲しい人はアメ車。

学生の理想の車は新車のシビック。やはり故障しないから。日本車は、故障しないというので人気があります。ホンダの人気は日本では想像できないでしょうね。

娘には、最初6000ドルのムスタングを買ったのです。これは車は故障するものだ、ということを知って欲しいのと故障しても、うろたえないようにという親心からだったのですが懲りたらしく、今はアコードの4年落ちを気に入って乗っています。女性は男と違って、一般的に機械は苦手のようです。

一方、中国や韓国の金持ちのバカ学生息子は、BMWの3シリーズのMをシャコタンにしてのってたりします。

トヨタはレクサスブランドで押しているようです。トヨタは最近レインジローバーを丸くしたような車をプッシュしているようで、(名前は知りません)
最近よく見かけるようです。

外観は高級車してますが、この種の車ではクライスラーのジープは、やはり一番人気です。売れ行きナンバーワンはカムリ。僅差でアコード。

フォードはレンタカーで台数を伸ばしていますが、日本車から見ると実際の売れ行きは落ちるようです。

ミアータはモデルチェンジをしなかったのがよかったのに新型はアメ車みたいになってしまってがっかり。

日本車はやはりデザインがすぐに古くなります。

買ったときはいいんですけど。だからといって、デザインをパクルのだけはやめてほしいですね。

「世界のトヨタ」の看板が泣きます。



ここの掲示板はなかなかリアルで面白い。

で、昨日以下のように書きました。

うーん。余計なお世話ですが・・一言書かせてください。

現在急騰中のものを他の人が騒いでいるので、それを見て欲を出して買うというパターンは危ないですよ。上昇前に予測しておき、上がリ始めを買うのでなければ、やめることです。チャンスは何度もあります。

人生は長いのです。

いまあわてて、儲けなければならない理由があるのでしたらそれもダメですね。余裕のあるお金で、余裕をもって投資する。これは基本です。

次に、マージン一杯まで買ってしまう、つまりポートフォリオを無視してしまうというのものです。これも基本の無視です。25%くらいはマージンを確保して、チャンスが来たら動けるようにしておくのです。予算を使い切ってはだめですよ。

自分流の解析をして、上がると思い込んで買うというのもよくやりますね。

思惑や、こうなるからこうなるはずだという予測は、不可能だということです。

当たったことはあるでしょうがまぐれです。

そのまぐれに、つける理由を探すのもいけません。

バクチでも2回に1回は当るのです。(イカサマは別ですよ)

やることが、全て裏目に出るときほど、じっと我慢です。

何故そうなるのかの理由を自分で分析して、原因を明確にしなければ、同じことを繰り返します。

「何だこいつえらそうに」と思われるかもしれませんが、何事にも基本があります。それを守ったうえで、投資をするというのは、リスクを下げるための基本です。

ゲームをするのでしたらどうぞお好きにですが、利益を出すためには、自分をコントローしながら計画的に投資しなければ、必ず損をします。

私は、多くのそういったアメリカ人を見てきています。

日本人でもそういう意味では同じことでセオリーを無視するものは、非常に難しい立場になります。

大事なことは、儲ける前に損をしないことです。

当たり前のことばかり書くな?

あたり前のことが守れないのが人間です。

反論、ご意見があればどうぞ。

ここで書くと長くなりますのでこちらや、バックナンバーをご覧ください。何か役に立つことが見つかるはずです。

http://www.hesjapan.com/Seattle/Cool/Index.htm

失礼しました。

うーん、余計なお世話でしたけれど、どうせトレードするのだったら、儲けて欲しいじゃないですか。で、今日のアメリカ市場は大幅ダウン。

書き込みは間に合ったようでしたが・・

私は、今日もお休み

用事があったので、マーケットが終わったあとに、フロアへ行ったら、トップトレーダーのMがまだいたので、どうだったと聞いたら、タフな1日だったと苦笑い。

今日はDELLで勝負したようでショートなしのロング。

下がったところを買っては売りの繰り返しで、お疲れの様子。


少し前の続きです。

残っていた、デイ・トレードを成功させるためのポイントは

銘柄の分析力(注意力?)が必要。

集中力と利益を追求するという強い意志。

トレードの分析とフィードバックで自分の欠点と長所を知る。

ニュースに注意して世の中の動きを良く知る。

どんな状況でも冷静に落ちついて対応できる。

自分で計画をたてて、それを管理できる。

でしたね。そこで、今日は

銘柄の分析

銘柄は多くのサイト・ニュースでも山ほどの推薦?銘柄がありますから、多くの投資家はすでにご存知でしょう。

ですからここでは、さらっといきます。

なわけで、ではそのは右上がりチャートの、よしこれは行けるという銘柄を見つけたとします。

やはり、これは行けるという確信を持つことは大事ですし、第一ヤル気に影響します。

塩漬けになっても、いつか上がるというのがあるからこそ、待ち続けることができますものね。

長期投資かデイ・トレードか?

長期投資は持っているだけでいいのは、大きなポイントです。

チマチマとデイ・トレードをする必要がありません。

ココのサイトのを引用しますが、米国株ファンドでも98年の平均の運用成績は14・52%で、過去15年間の年率平均運用成績は14・49%。

プロのファンド運用者は、デイトレードのように頻繁には売買はしません。

それでもダウの16%上昇や、S&P500の28%上昇にはとても及ばないという結果です。


では、長期投資一本槍がいいのか?

理想は、組み合わせることです。

多くの銘柄に分散投資すれば、リスクを減らすことはできますが、運用成績が落ちることは、以前にも説明したとおりです。

では、一つの銘柄を持っていればどうなるか?

1998年のデータを見ると、デルを1年間持っていれば、240%以上、アマゾンだと何と1000%近く上がっているのです。

しかしこれは、成績のいい銘柄ですし結果論。

もし・・だったらということを言い出せば、都合のいいデータで 仮説はいくらでも立てることができます。どうして、デルを1年間持ち続けなかったのか?

普通は、確信が持てませんから、分散投資をせざるを得ません。

あなたが30万ドル持っていたら、すべてをアマゾンへ1年間投資するでしょうか?

長期保有のバフェット氏(ブフェットと発音しますが・・)が何故騒がれるのか?

ここに秘密があるような気がします。

何故、あなたの全額を、AOLに投資しないで、売買を繰り返すのか?

をよーく考えてください。

ビル・ゲイツ氏は何故他のジャンク債まで買うのでしょうか?

デルを1年間持っていれば、240%以上、アマゾンだと何と1000%近く上がっているのがわかるのは、今だからです。

1年前に買っていたらこれだけ儲かっていたのにという仮定です。

今だから買っておけば良かったということはわかりますが、今から1年前に戻って買うことはできません。

それほど、株式投資においては、未来を予測することはできないのです。

株式投資では将来のリスクと危険性は、常につきまとうのです。

それがいやなら、銀行へ預けることです。

ですから、短期のトレードと組合わせるのです。

長期の株式投資と短期のトレードは、不確定な株式投資に おいては、心理的にお互いが保険のような役割をするのです。


ライフスタイルの選択でトレード方法は変わる

50万ドルを投資して、デイ・トレードで年25%の利益だと、毎月1万ドルがキャッシュで手に入るとします。年間12万5千ドルです。

50万ドルを、1年の長期投資?で回したら、50%になったとします。

1年後の25万ドルです。しかし、1年間は1セントも入ってきません。

説明を分かりやすくするためのたとえですから、じゃあ1年間10%の利息でもいいから借りればいいのに、などというのはこの際なしです。

毎月1万ドルのキャッシュが欲しい場合には、デイ・トレードを選びますね。

長期保有の利回りが倍であってもです。

ある人にとっては、長期投資が重要でも、ある人にとってはデイ・トレードが必要だったりします。

ですから、長期と短期のどちらが優れているかは、トレードをする人によって違いますね。

このように、今までの長期保有しか選択できなかった、株式投資に、デイ・トレードが出現して新しいトレード方法が出現しただけでなく、様々な組み合わせが可能になりました。

従来の長期保有と、デイ・トレードを組み合わせることで、選択の自由が、飛躍的に広がるのです。

プロのファンド運用者は、デイトレードのように頻繁には売買はしません。

というよりできないといいましたが、顧客のお金を運用するわけですし、売買回数は意外と少ないのです。

デイトレードのような売買は、もともと個人の小口投資家のためのシステムですから、プロのファンド運用者がこれを利用することはありませんし、多忙のため経験する機会もほとんどありません。

ただ、デイ・トレードの利点に目をつけたこういったプロたちが、デイ・トレードのブローカーに転業する例も多く、アメリカでデイ・トレードがブームになる背景には、こういった事情もあるようです。

25万ドルを投資して、デイ・トレードで年25%(1ヶ月2%)の利益を出せば毎月5千ドル強がキャッシュで手に入りますから、アメリカでは納税したうえで、普通の暮らしができます。

拘束されない自由な時間付です。プロの個人デイ・トレーダーとして生活できるのです。それほど、危険で実現が不可能なことでしょうか?

アメリカで、何故DTがこのように爆発的に増えたかの、理由が、少しはおわかりいただけたと思います。

私のプロ・トレーダーへの道は、皆さんが想像されるほど、大変な道ではなかったのかもしれませんね。
 



990322  Mon.

アカデミー賞

このサイトに特集がありますが、司会のウーピーはとっかえひっかえ衣装を変えて、ジョークで観客を笑わせていました。

Documentary (short subject) で受賞された Keiko Ibi.伊比恵子さん(31歳)は、東京出身で、日本女子大在学中にミス日本に選ばれ、一時は女優を志し演出の勉強で1991年に渡米されたという。

1991年に渡米という短いキャリアを考えれば、なかなかの英語力。

アメリカ社会で生活してきたということがわかるという英語です。

りっぱなものです。なかなかの美人!サンケイのサイトに関連記事があるようです。

以下は、受賞者リスト。

Picture: Shakespeare in Love.
Director: Steven Spielberg, Saving Private Ryan.
Actor: Roberto Benigni, Life Is Beautiful.
Actress: Gwyneth Paltrow, Shakespeare in Love.
Supporting actor: James Coburn, Affliction.
Supporting actress: Judi Dench, Shakespeare in Love.
Foreign film: Life Is Beautiful, Italy.
Art direction: Shakespeare in Love, Martin Childs (art direction)
  and Jill Quertier (set decoration).
Cinematography: Saving Private Ryan, Janusz Kaminski.
Sound: Saving Private Ryan, Gary Rydstrom, Gary Summers,
Andy Nelson and Ronald Judkins.
Sound effects editing: Saving Private Ryan,
Gary Rydstrom and Richard Hymns.
Original musical or comedy score: Shakespeare in Love,
Stephen Warbeck.
Original dramatic score: Life Is Beautiful, Nicola Piovani.
Original song: When You Believe from The Prince of Egypt,
Stephen Schwartz.
Costume: Shakespeare in Love, Sandy Powell.
Documentary feature: The Last Days, James Moll and Ken Lipper.
Documentary (short subject):The Personals:
Improvisations on Romance in the Golden Years, Keiko Ibi.
Film editing: Saving Private Ryan, Michael Kahn.
Makeup: Elizabeth, Jenny Shircore.
Animated short film: Bunny, Chris Wedge.
Live action short film: Election Night (Valgaften), Kim Magnusson
  and Anders Thomas Jensen.
Visual effects: What Dreams May Come, Joel Hynek,
Nicholas Brooks, Stuart Robertson and Kevin Mack.
Oscar winners previously announced this year:
Scientific and technical award: Avid Technology Inc.
Honorary award: Director Elia Kazan.
Thalberg award: Producer-director Norman F. Jewison.

株価指数

ダウの指数は、アメリカが工業で発展してきたという歴史を示すものですが、ダウを構成している30社では、マーケットの約20%の動きを示すだけですし、特にNASDAQ銘柄をトレードする機会の多いDTで監視するのは、トレード対象銘柄はもちろんですが、NASDAQ指数と先物の指数を監視しています。続いては債権の指数です。「3種の神器」のようなものですね。

株式市場のエキスパートに人気のあるのが、S&P500。ダウの30社に比べ、500社と幅広い業種をカバーしていますから、よりよいベンチマークを示します。これを表示しているトレーダーも多いようです。

私の時のトレーニングでは、チャートではなく、ティッカーの動きに乗ることを重点的に教えられました。

ところが、これの欠点は長期にわたる投資では無理が出ることです。

銘柄は関係なく、マシンのソフトを使って銘柄を抽出して、それが動いている間に、飛び乗るのですが、これは、その銘柄が抽出されたときにはかなり上がっていますから、飛び乗った後で上昇が止まったり、バウンスバックという
揺り返しの下げにあうと、ロスカットをしなければなりません。

またロスカットを嫌って保持すると、大きな下落に巻き込まれることがあります。ミスは必ず発生します。人間ですからね。そうすれば、中期投資銘柄として運用しなければなりません。

ですから、右上がりチャート銘柄でトレードするというのはリスクを減らすための基本です。

そのためチャートを見ながらのトレードにシフトしたのですがこの分析をまめにしていたのがボブ。彼は動きを把握するために、チャートのパラメータを色々いじっていました。かなり研究熱心でした。

ただ怖がって買わずに上がるのを見ていることが多く、つい高いところで買ったりしてしまいます。

そうなると、判断が全て裏目になってしまいます。

これでは利益を出すことはできません。

宝くじは、買わなければ当たりませんからね。

決めたところで買う。ところが負けていると怖くなって買えなくなって自信を失うという堂々めぐりに陥ります。

DTではこの一瞬の決断を要求されるケースが多いのです。

ロスカットの値段あたりへ来たときに、どうするかの判断です。遅れれば更に大きな下落が待っています。

しかし、ロスカットで脱出した途端に、上昇に転じることもあり ます。

カンではない、冷静な判断ができなければなりません。

が、我々人間にはこれは難しい。

わかっているのにやるミスですね。

しかし、右上がり銘柄であれば、このロスカットのラインを割り込んだときに脱出できなくなった場合でも、戻るのに多少時間がかかるだけです。

こういう判断は、他の銘柄の利益を見ながら決断しなければならないこともあり、また株数の半分だけ残すという手もありますから瞬時に、クリックするのか、しないのかという判断が、かなりのプレッシャーになります。

金縛り状態になったりします。

そうなると考えることができなくなったりもするのです。

自分が優柔不断かどうかを知りたかったら、DTをやってみればいいですね。すぐにわかります。(爆)

コンピュータと優れたスフトウエアで、リアルタイムのデータを計算してグラフ化するという、一種のチャートを使った方法はDTにとっては、今やなくてはならないものです。

その運用と判断は自分の責任で決断するわけですが、その結果は、6時間以内にいやでもわかるという仕組みです。

笑い話ですが、緊張のあまり無意識に人差し指に力が入ってクリックしてしまうのです、何を隠そう、この私のことですが、多くのトレーダーが同じような失敗(?)をしています。ですから、用のないとき、特に売買のオーダーウィンドウを表示しているときは、マウスから手を離しておくようにしています。これは大事なノウハウ?

誰かがどこかで書かれていましたが、うまく事を運べば、強力な生活力を手に入れることになります。

ゆるぎない自信をもつこともでき、他人への深い思いやりの余裕も生まれます。

この「宝くじ」はそのあたりで買うことはできませんが、手に入れるための努力をして成功する確率は、「宝くじ」にあたるより、はるかに高く、また確実だといえるでしょう。

 


990321  Sun.

ウォーレン・バフェット

株の超長期保有で億万長者になったウォーレン・バフェット氏ですが、彼の生き方は彼独自のもので、これだけの資産を持ちながら、宝石・自動車・生命保険事業を組み合わせて運用しています。

ウォーレン・バフェット氏のBERKSHIRE HATHAWAY INC.のサイトに、つい最近最新レポートが掲載されました。

でも株価予測めいたことには言及していません。

株式投資は、株価が右上がりになるという前提があります。

彼は、その大前提ルールを守り、実行したのです。

彼が生きている間は、彼の保有している株式を売らないと明言 しています。

やはり只者ではありません。

アメリカの株式市場については、ウォーレン・バフェット氏を含め、高値警戒発言をしていますが、では、個人の一般投資家はどうすればいいのでしょうか?

未来の予測は不可能です。株価が右上がりになるという前提がありますから、「長期で見れば、必ず上がる」くらいは言えるでしょう。

これもマーケット全体だから言えることです。

個別の銘柄では、特にスウィングトレードや短期投資というのは、実は一番リスクが高いのです。

彼のように長期間保有すれば、誰でも儲かることが 分かっていながら、何故やらないのでしょうか?

理由は簡単です。凡人(?)は彼ほど余裕がないため、もう少し目先の利益が必要になるという、もっと切迫した、いいかえれば、「背に腹は変えられぬ」事情があります。

ですから、一般投資家は高リスク投資へ参入することしかできなかったわけです。

そこで、コンピュータとソフトでネットワークへ接続して数十秒先や数時間スパンで、予測をするデイ・トレードという手法が登場しました。


メディアによる予測

では一般には、このリスクの高い投資の頼みの綱である 専門家の予測はどうなっているでしょうか?

選んだのはある日のある日経のサイト。

これからのNY市場の動き予測で、
正確には<今週の見通し・NYダウ>です。

株価の割高感が強まるなか、現在の楽観的な業績予想が崩れるようだと、ハイテク株を中心に調整局面入りする可能性もある。

業績が悪ければ下がり反対だと上がる。

という当たり前のことですね。

特に増益でも売上高の伸びが鈍るようなら、中長期的な成長力への疑念が広がりかねない。

利益が出ても売れ行きが悪いと、景気が悪くなってマーケットが下がるような書き方ですが、増益なら大きな問題ではありません。

売れ行きは株価と同じで、多少の増減を伴って上昇するものですから、急激な売上減でなければ、目先で売上が多少下がったからといって、騒ぐことはありません。

売れ行きが悪くても、利益の出るような体質に変われれば、 企業の生存・競争能力は高くなります。

重要なのは利益率。

1株当たりの利益額がよければ、基本的に大丈夫。

「中長期的な成長力への疑念」とは曖昧な表現ですね。

逆に騰勢を強めている金融分野で大型合併などの材料が飛び出せば、ダウ平均は1万ドルを超えて上値を試すこともありそうだ。

材料が飛び出せばマーケットが強くなるのは当然です。

材料が飛び出すのかどうかの予測はしていませんね。・・すれば、というのは、しなければ逆に行くということです。

予測めいたことを書く時は、・・が気になります。と書けば、そうなった時に、「気にしていたのだから、当ったのかもしれない」と思ってくれたりすることもあり、書いた方も当ったような気がしたりするものです。

私は、日経のサイトの予測にケチをつけているのでは、ありません。

要素が多すぎる上に、投資家の心理的な要素も加わるため、結局は、曖昧な書き方しかできないものなのです。

このように、市場環境で予測をするのは、非常に難しいのです。

というより不可能なのです。

しかしそれを言えば、実も蓋もなくなってしまいますね。

こういう予測の的中度を調べるには、過去のデータと照合して当っていたかを調べれば、どれだけ当るのかがよくわかります。

次にWSJサイトからの引用ですが
(すいません。無断で・・)

目先は、やはり金利であろう。昨日ここで5・6%は再び覚悟する必要があるだろうといったのは、冒頭で述べたAT&Tの大量社債発行である。そして、火曜日のOPECである。そこで原油が頭打ちとなるか、やはりそこからまだ上昇するかは、けっこう金利への影響が大きいだろう。これが最終、5・4%を切り初めてから、ようやく株価はブル・トレンドを出してくるかもしれない。

4月の決算発表は強いはずであるから、こちらの面はあまり心配がない。敢えていえば、個別で、決算自体はいいが、今後1年の見とおしがスローダウンだといった失望がでると、売られる。従い、金利、そしてこの決算での今後の見とおし発表などまでが恐らく、今回の調整の最終局面となる。
やはり4月の中下旬がひとつのメドか。売られたら、全力で買いということになるであろう。5月は、ファンドの乗り遅れた買いがでるはずだからである。

今のアメリカ株式市場の主だったポイントが、きちんと記述されていますね。

しかし、「だろう」「かもしれない」「恐らく」「はずだ」という言葉を使わざるをえません。

人間ができる予測とは、その程度のものなのだということなのです。

一方で、見通しの悪い見通しなら、客観的な役に立つデータを並べた方が、よほど参考になるのではないかという考え方があります。

昨日書いたデータでは、2月以降は4月が大きく上げる最初の月でしたね。

4月は強い。

こうした、過去のデータをアタマに入れて読むのと白紙の状態で読むのとでは、意味までもが違ってくるように思えます。

私もこのWSJサイトはよく覗いています。


テクニカル分析

会社や業績の数字は絶対ではなく、投資家の心理は、アナリストの発言で大きく変わります。

個々の株価は、ダウと同じに動いたり、最近のAOLのようにあまり影響されない銘柄もあります。

年間の過去のデータを利用すれば、いつ上がるのかを、かなりの確率で予測できるようになります。

どのデータをどう使うかの使いこなしがポイントですが、しかし、これはせいぜい数十秒先から6時間ほどの限られたスパンという限定されたものですが・・

最近の市場の動きをパターンとして捕らえられるように、データを分析します。

こういうアナライズは、多くのトレーダーが、パソコンと様々なタイプのソフトを駆使して、必死になってモデル化して検証しています。

チャートを上手に使いこなし分析をして、数分後の流れに対して予測をたてながら、その流れに参加するのです。

ですから、ある程度の成績を残している手法はシステムとしてマニュアル化できるため、トレーニングとして教育をすることが可能になるのです。

特に、ここ10年くらいの日米のこういう取り組み姿勢の違いは非常に大きくなっているように感じます。

現在、トレーダーのトップから3,4人は、オールテックのトレーニングに加え、過去の株価や、マーケット全体の動きに関するデータを中心とした、テクニカル分析を加えた手法でお互いが、期間やパターンを多数の銘柄で検証しながら、トレードしています。

特にMが最近プリスティーンで学んだ、新しい理論を加えた手法は、驚くべき成果をあげています。投資実績の収益率を見ながら、どのデータをどう分析すれば予測につながるのかを、検証するのです。

今のところ結果は、予測と、ほぼ一致しています。データの読み方も非常に重要です。さらに時間をかけて年間でのパフォーマンスを見るのが、楽しみです。

最近のシアトル支店のトレーニングでは、Mの実戦理論や手法も取り入れていますから、これが、シアトル店の好成績へと、つながっているのだと思います。

これをスウィング・トレードに応用できないものなのか?現段階では、スウィングトレードにも応用のできる部分は非常に多いのです。ちょっと意外でした。

こういうように、自分なりの仮説を検証しながら、新しい挑戦ができるDTは、利益を出すこととはまた違った、楽しみがあります。

自分の予測が当るという醍醐味は自信をつけてくれます。それが利益と直結したものであれば、なおさらです。

あのノーベル賞学者も参加したヘッジファンド理論は、あの大損で評判を落としましたから、テクニカル分析派には、ちょっと風向きが悪くなっていますが・・

でも、こういう多様性のある混沌としたように見える、アメリカの株式市場は、アグレッシブで危険ですが、また多くの夢を実現できる可能性が詰まった玉手箱のように思えます。

開けたとたんに、ジジイになっても、既にジジイの世代にさしかかっている、私には問題はありませんが、でも若い人は要注意ですぞ。(冗談です)
 



990320  Sat.

ネット冷蔵庫

冷蔵庫にインターネットをどういう風に、融合させるか?日本人とアメリカ人の考え方の違いがよくわかる例です。さる掲示板でのやりとりで、おもしろいと感じたのですが、

日本のは外出先から冷蔵庫の中身をチェックするってコンセプトのようです。会社から冷蔵庫の中をネットを通して見る。

そして帰りにコンビニで不足分を買う?というのをシミュレート してるのでしょう。

中身をユーザーが手入力でその都度入れて使ったらその都度Deleteのようですが、会社から冷蔵庫の中身をチェックする人が増えるでしょうね。

でも、冷蔵庫の中身を手入力でデータベース化するよりも中をカメラで見えるようにしたほうがいいと思いますけど。

どちらにしても、その通信コストを会社が負担するのか・・勤務中に冷蔵庫の中身を見るために、電話料金を負担してくれるような太っ腹な経営者は少ないでしょうから、会社のネットで冷蔵庫の中身を見てはいけませんという、
規則ができるでしょう。

アメリカのように、24時間テレホーダイ状態にすれば、またハナシはかわってくるのでしょうけれど・・松下などネット冷蔵庫を開発する会社がNTTなりと交渉して、そういう環境を整えるというようになれば普及するかな?

アメリカは、奥さんが中を見て不足分の補充は宅配便で配達してもらうという作戦です。

なくなりそうなものだけ、そのパッケージのバーコードをスキャンすればいいわけですし、すでにスーパーマーケットなどでは、すべてこのスキャンで値段を入力していますね。

ですから、スキャン機能部分の製品コストは安いでしょう。通信のコストも日本とは比較にならないほど安いわけですから、実用化は早いワケです。

使用者の使い勝手をよくするためには、ユーザからの生の声をフィードバックすることは大事ですから、早い実用化は大事ですね。スピードが大事。

実用化したら日本のような冷蔵庫の機能?を取り入れたり、いろいろな仕様を出せばいいのですから。

キーボードを使った古いデータ入力は不要ですし、なくなる前にネットで自動的に注文して後は、配達を待つというパターン。

中身を補充するということ1つをとっても、これだけの違いがあるのですなあ。



トリプル・ウィッチ

先週の木曜日あたりから、トリプル・ウィッチが影響。ニューヨークのマーケットが安くなった要因の1つですが、このトリプル・ウィッチとは、3種類の先物やオプションの期限が重なることで決済が多く要注意日。

先物などの決済には期間に制限があり 例えば、 3ヶ月ものと6ヶ月ものの先物の期限があるとします。3ヶ月先物の期限は2回目で6ヶ月ものの期限と重なりますのでこういう日は Double Witchとなる わけです。

魔女のように魅力もあり、悪知恵の働く相場に なるということで Witch とつくのでしょうね。 昨日シアトルエリアのメリルリンチの人に確認しましが、ただし魔女の件は私の推測です。魔女の件はうっかりして聞き忘れました。

これはシアトルタイムスの記事からの抜粋です。

Stocks ended the week yesterday with a triple-digit slide on a triple-witch Friday with the Dow off 100.14 pointsto end at 8,712.87.

時間要因

ダウはとうとう、5桁で終わることができませんでした。一つの指標ですから、大騒ぎし過ぎたり、あらぬ妄想をして余計な心配をしないことが一番です。

1966年にダウが、1000ドルを記録してから、1000ドル台でその日の取引を終わるまでには何と、6年もかかっていたこともあります。

でもだからといって、悲観的になる必要はありません。時代が違います。

株式取引は、こういう時間の経過による株価上昇で利益を出すというやり方ですから、逆になればもろ影響を受けるのですが、この影響は予期しない外部要因によるものです。

外部要因は、投資家の心理的要素も多く、企業業績とのからみも複雑ですから、この間のオラクルのように、業績の数字がよくても、株価が下落することがあります。

いわゆるアナリストなどから多くの情報を入手しやすい、ファンドマネージャーでさえ、会社の情報を分析して運用する投資信託、アメリカではミューチュアルファンドに近いものですが、年間の運用成績はアメリカでも平均して10%もいけばよい方です。

ダウが10000ドルを維持したまま、取引を終えるのがいつなのかを確実に予測できる人はいません。アナリストや、ファンドマネージャーはもちろんのことです。

こういう数日スパンの予測さえできないほど、予測は難しいのです。テクニカル分析であろうとファンダメンタル分析であろうと同じことです。

ですが、1日のリアルタイムでの動きを見ながら、それに乗ることは、以前にも書きましたが、使うツールがよければ可能になります。いわゆるコンピュータを使って監視してその時の流れに乗るのです。

予測ではありません。マーケットは、リアルタイムのまさにそのときが一番確実です。

多くの株を平均して持てば、リスクを低減できますが、その分パフォーマンスは落ちます。お金を運用するのには、銀行→投資信託→個別株式と、いう
順でリスクも高くなりますが利益も大きくなります。

株式投資という、利益の大きい手法であって、リスクを小さくすることのできる方法の1つとして、脚光を浴びているのがDTです。

この保有している時間経過途中で起こる、価格下落の影響を受けないDTという新しい投資手法の実態は、日本では、ほとんど知られていません。

長い間の組織がつちかってきた経験が時代の変化・ネットパソコンの普及などによって、個人の新しい動きに負けるという事態がすでに起こりつつあるのです。

シアトルの一個人が始めた、アマゾンの時価総額が、長い歴史を誇る名門大企業を瞬く間に追い越す時代です。

ネット関連株の上昇を見て戸惑っているのは、従来の手法や常識とされてきたものに縛られた、いわゆる「専門家」達です。

先日ご紹介した読売新聞の記事でもわかるように、DTでトレードをしたことのない人が、いくら取材で情報を集めても、それをきちんと紹介することはとても難しいことだというのは当然のことです。

「答えはマーケットを見ろ。今目の前で起こっていることが真実だ」というのが、デイ・トレードの本質をあらわしているように思います、

人の投資するという行動が株価に現われます。ですから、現実のマーケットの動きをよく見るためには現実のマーケットを分析する必要があります。

1950年から1998年の48年間。アメリカの株式市場は、ある要素については、同じ動きを繰り返しています。

(わかりやすいように指数の%を10倍した数字で説明)
Average month - to - month % charge in S&P Composite index.
Based on monthly closing prices.

12月、1月は、最高の17。
11月は15。
4月と7月は13。

3月は10。

10月は4。
2,5,8月は3。
6月は2。

9月は-3です。

11月・12月・1月で1年分稼いだら、後は休むか、ボチボチとやっています。株価上昇率の半分はこの時期に集中しています。

会社や個人のペンションファンドのために資金が株式市場へ流れ込む時期だからです。

上がらないマーケットで、あがいても「くたびれ儲け」。

9月は唯一マイナスの月です。過去13年でプラスになったのは、何と5回だけ。

おまけにこの月は、大統領の中間選挙の年には過去9回にわたって最低のパフォーマンスを記録しています。

効率のよいところで、頑張った方がいいですね。

ただし、過去10年間は5月が最高のパフォーマンスを示し、11月は、下から3番目の成績に終わっています。

近年の傾向の変化はまだありますが、ここではこれ以上詳しくは触れません。

このように、アメリカ市場特有の現象を頭の中に入れてトレードすることで、ストレスの少ない、確実な利益を上げる投資をすることができます。

私が2月にトレードをしたのは、2月1日と16日の2日間だけ。

それでも目標を大きく上回る利益をクリアしています。

だってそのつもりでやってるワケですから、何も難しいことではありません。

これは長めのスウィングトレードでデイ・トレードではありませんが臨機応変。

手法に縛られないことです。

利益を出すのに、手法はある意味で関係ありません。

利益を出すための基本はとてもシンプルなものです。

具体的なペース配分目標を設定するのも大事ですね。

私の生活の中で、株式投資に関して使うエネルギーは、全体の30%くらいから40%くらい。カンカンになってするほどのものではないと思ってます。

今日は天気がいい。もうすぐ夏です。




990319  Fri.

掲示板

最近は書き込む量が増えていますが、メールや掲示板でのフィードバックがとても参考になっています。

昨日書きましたが↓

いよいよ日本からシアトルへ来て、トレーニングを受けようと、トレーニングを申し込んだツワモノが登場

デイ・トレードを始める日本人が少ないのは、40くらいでそれなりに地位もお金もあってしまうと、守りの姿勢になるということにも原因があるようです。

これに関して、ある掲示板に書きこまれたご意見ですが

>周囲を見てみますと、守りの姿勢と言うより英語やネット環境
>への抵抗が有るようです。
>その意味で、この方は障害が無いという事でしょうね。
>守りというよりDifenceの感覚ですね。
>力が無ければ自分や家族を守る事はできない。
>欧米の投資家と対等の条件・待遇を得られ、同じだけの
>価値を保有出来る
>というのが私にとっての海外投資の意義の一つですが、
>DTも対等になれる手段ですね。

なかなか、分析力のある方で、こういう風に物事をとらえる見方ができている方は、トレードに向いていますね。

ははは。デイ・トレードを、やれとそそのかしているのではないかと、鋭い突っ込みをいれて、勘繰る向きには、そうかもしれませんし、そうでないかもしれませんと、どこかで見たようなフレーズを、またまた登場させて、対応することにしておきます。

英語は、私の経験では、知りたいという熱意があれば何とかなるものです。
株式関連銘柄のDELL(デル)を「えっ?ベル?」というのではちと困りますが、後は関連用語がわかればOK。しかし、わからなければ、また聞けばいいのです。「それでいやな顔をするようなら、相手にする必要はない」
という姿勢が大事ということです。

株式投資以外のジャンルで、議論をしようというのではないわけですし、大丈夫。案ずるより生むがやすしです。

ネット環境も確かにありますが、投資はお金だけでなく、こういう熱意や工夫という目に見えないものの方が、成功するための比重としてはうんと重いのです。

その情熱を持っているという人なら、このデイ・トレードがうまくゆく可能性は、非常に高くなります。

もちろんトレードは、お金がたくさんあれば、うまく行く確率が高くなります。

株式投資の常識ですし、その具体的な方法はトレーニングで習いますからね。

それも5000ドルと、1ヶ月間朝5時半起きの6時間半全力集中というエネルギーと情熱で取り組むのです。

ペーパー・トレーニングが終わる頃には、90%以上の人が利益を出すことができるようになっています。

しかし、実際の投資では、欲で、自分の決まりを守れなくなったり、決まりを決められなくなり、だんだん損をしてゆくのがよくあるパターンです。

リスクの大きい、上がれば利益の大きい銘柄で、ポートフォリオの基本を守れず、欲に目が眩んで自滅します。

しかし、向き不向きをペーパー・トレーニング中によく考えながら取り組んだ人は、大きな損をしないうちに普通の長期保有スタイルの株式投資に戻るケースが多いのです。

デイ・トレーディングでの株式投資がうまくいかなかったからといって、大損をするとか全部スッてしまうなどということはないようです。みんな子どもではないワケですしね。

うまくいかなかっても、また別の仕事をしながら、なんとか生活できるようになっていくようです。ただ自信を失いますから、そこがちょっとつらいところです。

しかし、トレーニング期間中、真剣に自分のエゴや欲と戦うことができたわけですから、自分に対しての別の自信が生まれてきます。

これがあなたを強くします。「捨てる神あれば、助ける神あり」です。

しかし、目標の利益を1年間出し続けないと、プロとして生活することは、できません。そうでない人は副業にするべきですね。

数学や、学校の勉強のできる優秀さではなく、冷静で素直で純粋な人の持つ、まっすぐな取り組みが成功を生みます。

目標が何かということさえきちんとしていれば、半分は成功したも同じだと思います。

トシをとればとるほど、新しいことに挑戦しにくくなります。失うものがたくさんあるという幻想を大きくするだけのリクツをならべるのはお手の物です。

自分の新しいことへの変化に対して、自己防御にも似たような行動をとるのは、人間の本能ですから、ここが難しいところ。

自分を進歩させることを止めようとする、ヘリクツ考える老獪さだけは、歳とともに熟練の度合いを高めるものです。

これは逆に、仕事ができる人ほどその度合いが強いですからある意味で、優秀な人ほどそうなることが多いのです。


日本から、トレーニングに参加される方ですが、

奥さんにも、元上司にも反対されています。ぼくのような素人が生き残れるような甘いところでは無いとの事でした。 そんな事は無いといえる根拠がないので黙って勉強をして、suretradeに$40,000を入れてシミレーションしています。

と2通目のメールに書かれていました。

私もよく考えるようにと、あえて油を注ぐようなことはしなかったつもりですが、可能性を試してみたいという強い願望と情熱に打たれました。

失うというリスクをかかえても、家族のためにチャレンジするという人を助けなかったら、死んでから即、時獄行きになるのは目に見えていますしね。

人を助ける。これはアメリカ社会の持つ伝統ですし、私も多くのアメリカ人からずいぶん助けられてきてここまで来ましたから、いってみればそのお返しです。

アメリカ人喜ぶ。日本人も喜ぶ。ぼくもうれしい。そういうあなたを神も助ける。と酋長もいってますし。インディアン嘘ツカナイでしたよね。

ちなみに、「シアトル」はインディアンの酋長の名前です。


重役で見るお国柄

アトランタベースの、UPSの調査によると、ヨーロッパの重役は昼食時に商談をする傾向が強いという。

同じヨーロッパでもイタリア系は朝食で商談をすることが多く、ドイツ系は食事とビジネスを一緒にするのを避ける傾向にあるという。

日本は、もちろんゴルフと夕食と、女性のいる酒場ですね?

インターネット冷蔵庫

冷蔵庫とインターネットは関連がなさそうだけれど、年中電源がオンになっているという点を利用した、新しい使い方?が提案されている。

冷蔵庫の中のものが少なくなってきたら、そのバーコードをスキャンすると、冷蔵庫についているネットを使って、品切れになる前に発注し、業者が家まで配達してくれるというものだ。

使い勝手がよければ、ある特定の層にはウケそうですが、まだ値段も決まっていないようです。

日本での評判

こういうメールをいただき、ファクスを送ってもらいました。ここで、チョット感想を・・

3月18日の読売新聞朝刊9面に”株本位経済の実相”という見出しでアメリカ国民の株式市場に対する加熱ぶりが紹介され、DTの何例かを紹介していました。
その中にALL-TECHニュジャージーのダン・スクロックさんがガソリンスタンドを売り払ってALL-TECHに通っている話が載っていました。
記事のトーンはDTをギャンブルとみなす意見を紹介して、また日本のバブル期と対比しアメリカの株価先行きを悲観的に思わせる典型的な日本新聞になっています。
どうしても、生涯こつこつ働いて稼ぐ事だけを善としたいようです。 やっと最近になって気が付いたんですけど、この考えって経営者や、社会を支配している人たちにとっては大変都合のいい事です。 大新聞がそのトーンになるのは当然かもしれません。もし新聞が手に入らないようでしたら、FAXいたします。

どれどれ、と早速日本から直送のホヤホヤのファクスを読んでみました。

急騰演出ネット取引
デイ・トレーダー市場の脅威にも

という見出しですが、「脅威」ですか。

記事では、定職を持たずに1日中株取引を行っている個人投資家を「デイ・トレーダー」というそうですが、読売新聞の新説(珍説)のようです。

トレードは定職とはいえず、定職がなければさも悪いことだとでもいいたいのですね。

アメリカでは、仕事を持ってトレードをしている人の方が圧倒的に多いのですが・・。

アメリカのデイ・トレーダー数が15万人?

どこからの数字でしょうかね。

DTをしている人数は、98年ですでに750万人とCNBCサイトに書いてありますよ。違いすぎますね。大本営発表か?

サイトをいくつか探せばわかることですから、きちんと調べるべきです。こういうことはモノを書く人の基本です。

また記事では、荒っぽい取引を繰り返す、デイ・トレーダーにはさすがに・・・とありますが、「荒っぽい取引」とは何をいいたいのでしょうか。

形容詞の多い記事です。

写真の解説があり、「デイ・トレーダーが集まるオール・テック・インベストメント社の、デイ・トレーダー用施設」。

ははは!「施設」ですか・・なかなかの表現力です。

結局この記事は何をいいたいのか。こういうことが、うらやましいのか、よくないと思っているのか、取材した人の主張がはっきりしないのじゃ、政府の御用記者記事、あるいは大本営発表と揶揄されてもしかたありませんね。

でも何も知らない人は、「へえーアメリカではそうなんだあ、アブナイところだなあ」と思ってしまうのかもしれませんが、そうなれば読売の作戦成功なのでしょうか?

サイトでも、巨人軍の記事がトップにあるくらいですから、偏向しているということは、分かっていましたが、認識を新たにしました。

きちんとデータを調べて、記名の記事を書かないとオオカミ少年になりますよ。>読売新聞のこの記事を書いた記者さん


新聞社のサイト

新聞のことに触れたついでに、日本の新聞サイトで、一番まともなのは何度も書いていますが、いまでも産経新聞。最近は経済覧にネット関連の特集記事を掲載したりしていますし、肝心なときはやはりサンケイですね。

朝日新聞サイトですが、アメリカのニューヨーク市場の結果を見ると、株価だけのホンの1、2行。うーん、その程度の情報しか読者には必要ないと思っているのでしょうか。

そういうのは、日経を見てくださいということなのでしょう。

日本が、どれだけアメリカ経済に依存しているのかという視点や認識がないのかもしれませんが、欧米の新聞に比べて相対的に、日本の新聞は株式市場は特殊な層の人向けという捕らえ方のように思います。

日本市場やアメリカ市場を独自の視点で取り上げて、読者の希望する情報を開示するという姿勢がないのでは、マスコミではなく、ただの政府ご用達の情報操作機関。

ここを少しは見習ってはどうでしょうか?


昨日の市場

先日、「今日の夕刊で、AT&Tのニュースを見た人が、明日朝一番に注文するでしょうから、明日は上がるでしょうね。

今日の終わりが弱かったのが少し気になりますが・・」

と書きましたが、昨日は下がってしまいましたね。

決済期日のため今日もマーケットは下がるでしょうがでももし買っていた人は、心配することはありません。

調整が終われば、戻すはずです。

もっともマーケット次第ですがね。AT&T今日のチャート

DELLなども下げていますが、パソコン需要が低迷するという観測で下げたのですから、市場全体の調整があってもこういう優良企業企業は、売上を上げるための戦略を打ち出してきますから、心配することはありません。

下がるときは、みんな一緒です。

でもAOLは強いですねえ。

IBMが足を引っ張った格好です。

NY株式市場、今日の朝は堅調でしたが、今日は下げ相場。

なもので、今日はお休み。

昨日の天気予報では今日明日と天気がいいということですしね。

みなさんよい週末を!

 


990318  Thurs.

昨日の新聞に以下のような記事がありました。

先進8カ国で断然トップ 人件費など米の20倍以上


【フランクフルト17日=時事】国際会計事務所のKPMGは十七日、先進七カ国(G7)にオーストリアを加えた八カ国の産業立地条件の比較調査で、人件費、税金など企業の支払うコストが最も高い国は日本だったと発表した。

米国の平均を一〇〇とした場合、一ドル=一一二円で計算して日本は一二一・九となり、次いでコスト高のドイツ(一〇八・〇)と大きく差が開いて断然トップ。コストが最も低いのはカナダ(九二・二)、次いで英国(九四・八)だった。

この調査は八カ国の六十四都市を比較。電機、食品、医薬、ソフトウエアなど九業種の企業が百人前後の雇用を伴う事業で進出した場合の人件費、通信、輸送コスト、税金などを計算、比較した。

日本は人件費、道路輸送、土地・不動産などのコストが他の先進国に比べ高く、土地がカナダの二十九倍、建設費が同七倍となり、比較した全業種で産業立地条件は最低にランクされた。日本で選ばれた浜松、福岡、横浜の
三都市のコストは、米国平均の一〇〇に対し、それぞれ一一五・三、一一八・六、一三一・九。

ただ、通信機器製造など設備投資コストが高い業種では、日本と他の先進国のコストの差は小さいと指摘している。

KPMGといえばあのピート・マーウィック会計事務所という信頼できる筋ですし、それもドイツからのネタですねえ。

最後の2行がちょっと大本営発表的な言いまわしになっていますが、奥歯にものの挟まったようなレポートが多い中でチョット気になった記事でした。

では、株式の売買手数料を比べてみようと、野村・大和・日興証券のサイトを見ましたが、どこか秘密の場所にあると思われ発見できませんでした。

どうしてこういう、基本的な情報がWEBのわかりやすい場所にないのか?

結局サーチエンジンで探しました。
株式の売買手数料の一覧はここにありますが、一時のアマゾンの株価は400ドルあたりでしたから、何と全財産を注ぎ込んで1000株を買うという、シミュレーションです。

このサイトの日付は1996年ですから、手数料はその後安くなっているのかもしれませんが・・

4800万円の大バクチだと日本の証券会社は、以下の計算式で手数料を請求します。

3000万円を越え5000万円以下だと約定代金の0.375%+85,000円ですから、26万5千円!!買うだけなのか、売買の1セットなのかわかりませんが、
買うだけだとすると、1売買で53万円?!

一方、株式投資の本場米国で私がデイ・トレードしているところは50ドル。

6000円。

日本の証券会社を通すと、アメリカの88倍。

もし26万5千円だとしても44倍。

これじゃ、私でも株式の売買手数料一覧は、どこか秘密の場所に、隠したくなります。

ここのような動きが、日本でも始まっています。

時間の問題ですね。オンライン・ディスカウント・ブローカーが、近い将来に開設されることを予感させてくれます。



時間

以前、デイ・トレードの魅力は、自分の時間をどのように使うかということを自分で決められることだ、と書きましたが、この点に魅力を感じているのは、アメリカではリタイアする年代にさしかかっている、私だけではないのですね。

日本で会社勤めをしている方は、よりそういうことを感じ、また考えているようで、若い人達も同じ、というよりむしろ、もっと切実に自分の生活を変えるチャンスがあればと考えはじめているようです。

このように私の認識が少し違っていたのではないかというのはある方から、メールをいただいたことが、発端でした。

自分の感動的な体験は人と分かち合うことで、何倍にもなるものです。映画も一人で見るより、誰かと一緒の方が、うんと楽しいですよね。

ということで、いよいよ日本からシアトルへ来て、トレーニングを受けようと、トレーニングを申し込んだツワモノが登場しました。炊きつけたのは私かもしれません。

5月のクラスですが、まだ定員になっていなくて、よかったですね。あるコンピュータに関連するアメリカ超巨大資本の日本法人に現役で勤めている方です。休みをとって挑戦のようです。

この全く新しい発想のトレードに関連して、もっと書いてみようと考えたのは、このシステムが人生を根底から変えるだけの可能性を秘めているからです。

シアトルのようなアメリカ社会だと、特に概念・慣習・ご近所の目など、は気にしなくていいわけですから、一切の制約がありません。

いろいろなことを試すには、アメリカは最高の国です。もっと早く、住めばよかったなあ。

でも一般的には、45歳あたりまで会社に勤めて、居心地がいい場合はその生活スタイルを変えるリスクの方が多い場合がありますから、ライフスタイルの変化が、必ずしも幸せにつながるとは限りませんが・・

私の場合は例外だったようですが。

デイ・トレードを始める日本人が少ないのは、40くらいでそれなりに地位もお金もあってしまうと、守りの姿勢になるということにも原因があるようです。

しかしですよ「攻撃は最大の防御ナリ」という言葉もあります。

私は、タバコをやめて15年以上になりますが、タバコをやめない理由として一番効くのが、「いまさらやめたって」という考えですが、アメリカの禁煙社会はこのあたりと、密接な関係があるのかもしれません。

アメリカと日本の違いを聴き比べるとすれば、NYで育った16歳の、宇多田ひかる さんのアルバムと、ダンゴ3兄弟のCDを聞き比べてみてください。

何かわかるかもしれませんしわからないかもしれません。?

時間帯が変わるだけで行動パターンを始めとして、どれだけ生活そのものを変えることができるかは、実際にやってみないとわからないもので、やってみると、こういう部分の想像力が自分には欠如していたころが、わかってしまったりもします。

自分の体調や、気分を大事にしながら毎日生活をするということは実際にはどういうものなのか?

トレードを済ませて、朝の9時ごろに家へ帰るとき、車が溢れ、渋滞している反対車線を見ながら、ガラガラの道を走っていると、自由は時には反対車線にあるのか?と何だかおかしくて、一人で苦笑い。

イーグルといって、家の改造や修理している部品を売っているチェーン店があります。ここは朝7時からオープンしています。

時々、ガーデン用品や家の補修のための道具などを買うのですが、9時ごろだと空いているうえに、アタマもカラダもまだ朝のうちで元気ですから、足取りも軽く、レジは待ち時間なし。

どこへ行っても空いていますし、店の人も元気ですから愛想もいいし、「早起きは三ドルの得」?

トレードをしている間も、支払いのチェックを書いたり、本を読んだり、チョットしたことはほとんど済ませることができます。ただ、All Tech のスタッフが「オレにも小切手を切ってくれ」などと、ジョークをかましてきて邪魔されますが・・

行動して体験することが、どれだけ自分の可能性を広げるのかを、試してみることができる機会は、人生のうちに何度あるでしょうか?

それができるチャンスを、デイ・トレードを使って手に入れることができます。
インターネットとこういうシステムを使いこなして、独自のシステムを構築し、自分の生活を豊かに変えることができる選択肢を提供できるアメリカ社会は、いつの時代もアメリカンドリームを提供してくれているのです。

観光や短期のアメリカ滞在では、想像できないことかもしれませんが、あと9ヶ月で迎える2000年が、ただY2K問題しかないという人生じゃ、それじゃあまりにも淋しいじゃありませんか。

 


990317  Wed.

今日の始まりの高値で一度売って、下がった場面で買って続伸に備える、という作戦を昨日書きましたが、持ってた人は売れましたか?

デルの今日のチャート

私は、開始後売りましたが、売るタイミングが難しかったですねえ。

専用のソフトがない人は、売りそびれるか、安値で売れたことと思います。

でも売っておいて良かったですネ。最後は安く終わりましたから・・

デルを売却したあとでちょうど、HALの買いドキだったのでHALの今日のチャート これで勝負と思ったのですが、チャートを見ればわかりますが、なかなか上がらない。

今日はマーケットが弱かったですからね。

ですから今日は、これのおかげで1日貼りついていましたが、終了前の37ドル手前で売却。

長かった。

ですが、シアトルの時間でちょうど10時頃に、AT&Tのスプリットのニュースが、ブルーム・バーグの端末に入り、ちょうどその時間、 All Tech シアトル店社長のマイクが座っていたのですが、ディスプレイを見た瞬間に「AT&T
がスプリットだ。上がるから買うなら今だ!」と叫び、みんな大騒ぎ。

スタックしている人などは別ですが、数人が買ったようなのですが、私もこのチャートは、候補として見ていましたから即オファー。AT&T今日のチャート

82 と 1/2 のオファーも蹴られてしまい、何しろ上昇速度が速い。

注文が追いつかないので、再度先回りで指値オファー結局買えたのは、82 15/16。

所要時間は1分15秒でしたが、目の前でどんどん株価が上がって行くのを見ながらですから、何十分もかかったように感じました。

途中リバウンドで下がったときに、シャチョーが大声でまた「売ってテーブルの上にキャッシュを置くんだ」と叫んだので殆どの人は、ちょうど犬の条件反射で有名な「パブロフの犬」状態になり、途中で降りてしまいました。

昨日風邪で休んでいた、テーブルの向いのお兄さんも、参加したようですが、「どうだった?」と聞くと、「100株だからねえ」と元気がありませんでした。

100株ではねえ・・このお兄さんは、一時ヤフーでブイブイいわしていましたがスタックして塩漬けなんでしょうね、多分。

私は幸い犬ではなかったようなので、しつこく待ちました。84ドル付近まで我慢して一旦売却。もちろん下がったところで、また買いましたよ。

今日の夕刊で、AT&Tのニュースを見た人が、明日朝一番に注文するでしょうから、明日は上がるでしょうね。

今日の終わりが弱かったのが少し気になりますが・・

というわけで、今日は「棚からボタモチ」でラッキーでした。トレードのフロアにいると、時々こういうことがあるのですがこういう急騰は買うのが難しい。売るのは比較的簡単なのです。

ですから最初のうちは、買いそびれてしまって、無事買って数千ドルをゲットした人が、叫んでいるのを、羨ましく見ていた頃を、ふと思い出してしまいました。

しかし久々の6時間半フル・トレードは疲れました。

棚ボタよりも、マイペースでのトレードの方がラク。

なんていったら、バチが当りますね。

すいません。



故障

シュワブと E*Trade がコンピュータの故障で、米国東部標準時間の午前10時から15分間、ネットでの取引ができなくなって混乱したようです。

前回のトラブルから、1ヶ月も経っていないのにです。

取引が集中したときの処理能力は、昨年の1万件から今年は25万件へと容量を増やしているということですが、それでもトラブルが起こるというのは、ネットでの取引量が予想を上回る増加率だということなのでしょうね。

電話でのバックアップは6月頃には、現在の一時処理能力の6500通話を40%以上増加させる予定で、600から800人を増員して、4000通話分を増やすようです。

またこの種のサイトでは第三位の E*Trade も、断続的な停電でダウン。

こういうハイテクがダメなときは、昔から電話と相場が決まっているようですが、日本からだと、電話をしても話し中でしょうし、そうなると、安くない国際電話料金は上がる一方で、英語でこういう緊急時の処理を頼むのは、かなりの英語力が必要です。

Schwab は、トレードの約60%がネットでを通じて、取引されていますが、こういう事故のための電話によるバックアップ体制は不十分のままで、また、それによる利益補償の制度もないといいますから、手数料が安い分、こういうリスクがあるということを、自覚しておかなければならないようです。

 


990316  Tues.

ダウは、1万ドルに触りましたが、背伸びしていたようで、あれは達成というのとは少し違うような・・

チャールズ・ダウという人が、Wall Street Journal という新聞で、1896年に12株の平均株価を掲載したのが、ダウ平均のはじまりだったようですが、

私も対抗して、「ハッチ平均株価」を発表して、ダウにとってかわろうという夢がありますが、そんなことはさておいて、このダウの銘柄数は、1916年に20まで増え1928年には30まで増やしましたが、その後 Wall Street Journal の編集長は20年以上も数を増やしていませんから銘柄数を増やすには、編集長になって、数を増やすしか手はなさそうです。

実質的な1万ドルには今週一杯かかるでしょうなあ・・

としみじみと天気予報風になってしまいましたが、トレードの最中は、まず、NASDAQ指数と、S&P500 先物指数債券指数がいわゆるレーダーの役割をするのですがダウは4番目。

私のスタイルだと、ダウはおまけ。

理由は私がトレードしている銘柄が、ほとんど、つまり約90%までがナスダック市場の銘柄だというだけなのですが、

今日は、1日デルザンマイ。

今日のチャート

チャートの下値あたりで買えばデイ・トレードでは2回以上のチャンスがあることがわかります。

1000株で1000ドルクラスの利益です。

元本は4万ドル少し。デイトレードなら2万ドルちょい。

こういう動きはデイ・トレードにまさに最適です。

この間書いたのを読まれ、上がると信じて買って、まだ持っている人は、今夜のNYマーケットの始まりの高値で売るというのが、確実にゲットする、スウィング・トレードの典型的なパターンです。5日間のチャート

1ヶ月のチャート を見ると46ドルはいきそうですね。

明日のマーケットが堅調なら、そのまま持っているのもいいですが、心理的不安というリスクを減らすのなら始まりの高値で一度売って1日のうちで必ず下がる場面がありますから、そこで買って続伸に備えるというのが、セオリーです。

でも同じようにまねをして、損をしても知りませんよ。売るタイミングをどうやって捕まえるのか。欲を出しすぎると決断が鈍りますからね。

買うより、売るほうが何倍も難しいのです。

買う時も、鉄則があります。成り行きの売買、特に「成り行き買い」をしないということです。

以前、女性のトレーダーがこの、デイ・トレードで成り行き売買のような AUTO というので売ったところ、何と10ポイント以上も高い値段で、誰かが買ったのです。一瞬にして、1万ドル以上が転がり込んできました。

驚喜していましたが、逆だとこわいですね。

結局このオネーさんも今は、姿を見せなくなりました。

ですから、よほどのことでないと、オートでは売買しないことにしています。

今日の朝、トレードが始まる寸前に、1万ドルを達成したら、下がる可能性があると、コメントがあり、オーバーナイトをしないようにという注意がありました。

バブルだ、暴落するかもしれないと騒いでいますが、暴落すれば、程度の差はあれ、すべての株式が下がるわけですよね。

この間から書いているように、チャートの形がよい銘柄を選択しておけば、不安定なものより、回復が早いという可能性は大きくなります。

ですから、必要以上に怖がることはありません。

別に楽天的なのではなく、暴落したときに被害を最小限ですませることのできる、デイ・トレードは、波乱が予想される状況でも、安全性の高い新しいトレードのスタイルなのだと思います。

 


990315  Mon.

ダウは、1万ドルに届かずでしたがもう少しです。

先週の金曜に書いた、デルですが、今日の朝に買って終わる頃に売ったあなたは、少なくとも 1,000ドルはゲットできたはずです。

デイトレードだと、2万ドル少しの資金でトレードできる銘柄で、今後のスウィング・トレードでも、期待できますしね。

ここ1年のチャート
ここ5日のチャート

簡単でしたね。朝方に一度急上昇したあとは、安定していたというのは今日のチャートを、見ればわかります。


安定した難しく余計な神経を使うトレードは身体に悪いですから、本業がある人でも、リスクの少ないこういう投資ができるという、柔軟性から産まれる幅広い適応性が、デイ・トレードの魅力だと思います。

素人同然の私がこういうレベルまで、1年半で到達できるというAll Tech Investment のデイ・トレーダーへのトレーニングは、素晴らしいシステムだと思います。

私は、別に宣伝料をもらっているわけでは、ありません。

念のため。

今日は歯医者だったので、シアトル関連のニュースは休みになってしまいました。

今日は、歯のクリーニング。次は7月。

ということは、3ヶ月の間隔が4ヶ月になったので、歯の手入れがきちんとできるようになったと、少し喜んだのですが、ナイト・ガードというプラスティク製で上の歯へマウスピースのようなものをハメて寝るのを忘れないようにと、釘をさされました。

ガッチリとね。あれじゃ脅しです。「歯がダメになってもいいのなら、好きなようにすればいいですが、寝ている間の歯軋りは、あなたがコントロールできないのですよ。わかりますか?」全くごもっともで、今夜から決意も新たにしますからね。

私の娘もきつくいわれたそうで、家系か?それとも誰にでもああいうように言うのだろうか?

まあ、どちらでもいいですが、患者のためなら、脅しまがいに でも説得するという姿勢はさすがプロ。

すいませんでした。払う側に説教して、儲かってしまうというのはいいですなあ。

5分間ルールの説明の補足です。SOESでの売買へはまだ適用されます。
厳密に言うとですが、これでわからない人は、別にそれで何も支障はないので、そうか、と思ってください。

説明すると、長くなりますので、どうしてもという方は、アマゾンこの本 The SOES Bandits' Guideを注文して読んでみてください。


1999 03 15-

 


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