GT

ある事情があって、前のGIANTの自転車を、人にあげることになった。

まあそろそろ、いいのが欲しいなあと思っていた時期だったし、欲しい!という人がいたので、プレゼントすることにした。

何でもいいから、自転車ならいいと思い、買ってから5ヶ月足らずだったけれど、思い出がたくさんあるバイクだった。

でも、いい人に大事に使ってもらえそうなので、まずはめでたし。

そこで、次は何にするか?

このプロセスがまた楽しいんだな。

 

まず条件としては・・

盗まれても、カッカしなくてすむ程度のものにする。

基本的に歩道をトロトロと走るので乗り心地がいいこと。

前のより、はっきりわかる程度に軽いこと。


車種はこのグレードのマットブラックで、フレームサイズはS。

というか、できるだけ早く欲しかったので、早く手に入るものとしては、在庫がこれしかなかったのだけれどね。
 

運転席?からの眺め。

ドライビンググラブも買って、その気ムンムンであります。<?(笑)

左の丸いのは、歩行者対策のベル。

右の銀色の細長いのは電池式ヘッドライト。
 

 

ディスクブレーキは重くなるのでパス。

それに泥んこの山を走るわけではないからね。

サスペンションの上についている手前の黒いノブを回すと、サスペンションの硬さを調節することができる。

 

ドライブコンピュータ、時速、走行距離などを計測できる。

これは別売りであります。

 

ハンドルポストの前後の長さが一番短いものに交換

胴が短いもので・・・足も短いけど(笑)

 

これが i - Drive というペダリングシステム
 

ここのメーカーはこれが売り物らしい。

最初、販売店の人に、「フルサス(前後にサスペンションがついているのをこう呼ぶらしい)は、スタンドをつけることができません」と言われて驚いた。

通常こういう後ろにもサスペンションがついているバイクは、後輪を支えるフレームが下の写真のように斜め上と横に2本あるのだが、この2本が交差する角度がサスの動きと共に変わるため、スタンドを固定する金具をつけることができないのだという。
 

なるほど。

それは知らなかった。(笑)

ところが、このアイ・ドライブ方式方式だけが、スタンドをつけることができるのだという。

このアイ・ドライブというのは、1999年にこのメーカーから発表されたものらしく、もちろん特許をとってあるので、他の自転車メーカーは真似することができないのだという。

発表から今年で3年目のため、かなり完成度が高くなっているのだという。

 

サスペンションを支えているピボットという軸と、ペダルのクランク軸が同じ位置にあるというのがミソのようだ。

普通こういうサスペンション付きのバイクは、後輪が持ち上がると、チェーンの上側がたるみ、そしてそれが伸びるときに、ペダルへ反動がくるのだ。

まあこれは、こういう後輪にサスペンションが付いている自転車の宿命なのだが、このアイ・ドライブでは、内側の赤いポッチのついている部分が円運動で回転するようになっていて、そのたるみやフリクションを吸収するようになっているため、自然で能率のいいペダリングが可能になるのだと言う。
 

訓練をしたプロの選手は、ペダリング技術が高いので、こうした問題はそれほど大きくないようなのだが、そこまでのスキルがない私のようなシロウトには、非常に有効なシステムなのだという。

私は、このアイ・ドライブの付いていないバイクには乗ったことがないので、その違いはよくわからないのだけれど・・

 

これが後輪のサスペンション

 

下のリングを回して硬さを調節することができる。

 

変速機は後ろ9段の前3段の計27段変速。

シマノ製のDeoraというシステムが使われている。

 

 

後ろの泥除けも追加

雨が降るとやはりこれがないとねえ。

 

こちらは前の泥除け

 

私の身長だとフレームサイズがSの方がいいというので、さらに軽くなって、重さは12キロ台。

前のは15キロ位あったが、自転車で3キロ違うと、はっきりと違いがわかるほど差が出るという。

持ってみると、確かに軽い。

 

走ってみると・・

行感だが、まずドライビングポジションが全く違うのに仰天した。

こんなに違っていいものなのだろうか?

前の自転車はいったい何だったんだ?

というほど違う。

ペダルを漕ぐと、力の入り具合が、ちょうど効率よくなるような角度まで足が上まで上がるような、フレームのサイズになっているようなのだ。

なんだかスーパーマンになったような気分。

まあ4割がた馬力アップという感じかな。

それと、アルミフレームのためか、剛性感が高い。

前のがマーク2だとすると、これはまさにポルシェの剛性感。

それにサスペンションが素晴らしい。

歩道には少なからず段差があるのだが、以前の自転車だと、前の車輪が段差に当たる前に、ショックを減らすために持ち上げるような動作を、知らず知らずのうちにしていたのだが、これはヘイチャラ。

このバイクにしてしてからは、段差のあるところを、探して走っているくらいだ。<オイオイ。

まあ、それくらい歩道を走る人には効果があると思う。

もっと早く、買い換えればよかったなあ・・

というわけで、毎日わざわざ遠回りをしながら走り回っている。


 

GTというメーカーのWEBはこちら。
http://www.gt-japan.co.jp/