Christmas Songs 2004
      
      
		2004年版クリスマスソング集
		 
    
      
      VOL.2
    
      
		
		歌手・曲名リスト
      
      01 Diana Krall - Have Yourself a merry Little 
      Christmas
      02    
      Amy Grant -   
      Christmas Can't be very Far Away
   
      03 Fourplay - SantaClaus is coming to Town
      04 Chicago - The Christmas Song 
  
		05 Vanessa Williams - I'll be home for   
      Christmas
  
      06 Baby Face - Winter Wonderland
  
      07 Kenny G - White Christmas
  
      08 Manhattan Transfer - Santa Claus is coming to Town
  
      10 Madonna - Santa Baby   
      
   
      11 Randy Travis - Jingle Bell Rock   
      
   
      12 Alexander O'neal - My Gift to You   
      
   
      13 Mariah Carey - O Holy Night
  
      14 Gloria Estefan - This Christmas
  
      15 Chris Botti - The Christmas Song
  
      16 Ricky Peterson - A Child Is Born
  
      17 Celine Dion -  Don't Save it all for Christmas day
  
      18 Amy Grant - A Christmas to remember
  
      19 Kenny G - Winter Wonderland
  
      20 Baby Face - I'll be home for Christmas
      21 Kenny G - Let it Snow, Let it Snow
  
       
  
       
		 
  
      
		各曲の詳細
       
      
		 
 
      
        
      01 Diana Krall - Have Yourself a merry Little 
      Christmas
  
      
      語りかけるように、ピアノの弾き語り始めるのはダイアナ・クラール。
  
      
      しっとりとしたジャズフレーバーは、バックのアコースティックギターのサウンドからも伝わってくる。
		
		
		
      
      
      クリスマスソングに欠かすことのできない、お約束の甘いストリングスも絡まって、辛口の彼女の歌にほどよいテイストを加えている。
  
      
      少し地味だけれど、おちついたギターソロは心休まる音色で、あなたの気持ちを癒してくれるはず。
 
      
 
       
      
 
        
       
      
 
		 
02    
       Amy Grant - Christmas 
      Can't be very Far Away
      
      窓には素敵なものが見えるわ
		
      この汚い街もすぐに新しい雪に覆われるのね
      
      ブーツを履いて外に出ましょうね
      
      だって、クリスマスはそう遠くないはずだから
		
		と始まるこの曲は、歌詞の素晴らしさを堪能することができる。
		
      	
      	
		
		
		
		Little bits of heaven
		Floating gently by the window
		Soon this dirty city will be
		Covered with a new snow
		Let's put on our winter boots
		Go outside and play
		Christmas can't be very far away
		
		Weather girl says "bundle up"
		It's gonna be a cold one
		I'll put on my wooly hat
		You'll wear your dad's old Stetson
		Pretty lights are everywhere
		Shining night and day
		Christmas can't be very far away
		
		Let's take a walk downtown and
		Go dream shopping in the mall
		The kids can do the Santa thing
		Photographs and all
		We'll get the biggest tree this year
		And trim it to the top
		And spend a whole lot more
		Than what we've got
		But so what
		
		Come next spring
		I know we will be
		Ready for the sunshine
		Right now throwin' snowballs
		At each other's such a fun time
		Kids will think we're crazy
		For a while and that's okay
		Christmas can't be very far away
		Christmas can't be very far away 
 
		
      
      
      この曲は、Amy Grant の新しいアルバムクリスマスアルバム、A 
      Christmas   
      to remember   
      の最初の曲だ。
      
      いわゆる有名な曲ではないけれど、しみじみとしたクリスマスの情景を彼女独特のやさしさでくるんで歌い上げている。
		
      こういう隠れた名曲?をアルバムの最初に持ってくるというセンスが、ナイスであります。
      
      弦のアレンジは、Patrick   
      Williams。
  
      バッキングの演奏は、比較的シンプルにまとめられ、歌を引き立てるような少し押さえたアレンジがされている。
      
      エイミーはクリスマスアルバムを3枚リリースしている。
      
      このアルバムには、いわゆる有名な曲は入っていないけれど、素晴らしい佳曲ばかりで、そういうテイストを探している方にはぴったりのアルバムだと思う。  
       
		  
      
  
      
 
  
      
 
      03 
		Fourplay - SantaClaus is coming to Town   
         
      
   
      イントロのあと、いきなりフィンガースナップから始まり、ラリー・カールトンのギターがシャッフル気味の8ビートというか4ビートというか・・そういうノリで始まる。
      
      ドラムの、タムの音がいい。
      
      テーマをブリッジにして、ラリーのギターがメロディーを謳いあげる。
      
  
      ボブ・ジェームスが生ピアノで入る、4ビートのノリがとてもお洒落。
      
		そしてまたフィンガースナップ。
		まるでマンハッタントランスファーのようなノリで入り、そのあとシャッフル気味の4ビートに持ってゆき、リズムをぐいぐい引っ張
      ってゆくさまはまさに圧巻。
      
      アレンジャーが、聞き手の心理をよく知っていることがよくわかる。 
      
      途中のホーンにはシンセの音も混ぜた音色のブレンドで微妙な味を出している。
      
      ラリーのソロもさりげないが、ラリー節は健在だ。
		そしてまたボブのソロへ。
 
      展開と各コーラスの長さのバランスがいいから、聞いていて飽きない。
      
      つまり曲がとても短く感じるというわけだ。
		もう少し聴きたい・・と思わせるような仕掛けが、至る所にあるからね。
      
      最後のリフが、クリスマスらしさをとてもよく醸し出している。
      
      	
		こちらでメディアプレイヤーによるライブの様子を見ることができる。
		 
		  
        
      
  
      04 Chicago - The Christmas Song 
  
      
  
      ホーンセクションの魅力が満載の一曲。途中のブリッジがシカゴだあーー!
      
      嬉しいなあ。ここまでやってくれると。
      
      ホーンに隠れたハモンドのB3風のレズリー早回しの合いの手の、パーカッションのようなバッキングサウンドが懐かしくそして暖かい。
      
      
      ドラムのスネアの音が、いかにもロックらしくて雰囲気を盛り上げてくれる。
      
      ギターのカッティングも、ちゃんとその時代の味を残してくれているし、サビから登場する普通のタンバリンもいい効果を出している。
      
      途中のホーンの展開は、まさに全盛期のシカゴの「あのノリ」が再現されている。
      
      スネアのカーンという響きも、バックとよく合っている。
      
      いやあ、さっぱりしたなあ。
      
  
       
 
        
      
      
  
      05 
		Vanessa Williams - I'll be home   
      for Christmas
  
      
  
      バネッサ・ウイリアムスが丁寧に謳いあげるスローバラード。
      
      歌がうまいとかそういうことを気にさせない次元での、彼女の世界が繰り広げられている。
       
		
		
		
		
      
      
      パっと聞くとごく普通にしか聞こえない。
      
      けれども、よく聞くと声の芯が太く厚いことがわかるだろう。
      
      黒人ならではの柔らかな声で、ストレートに奇をてらわずに歌っている。
		
		彼女の歌を聞いていると、天は時々、気まぐれにも、ニ物を与えるのだなあと思う。
      
      ああ、人生は時に不公平!
      
      Ed   
      Calls   
      のソプラノサックスのソロも素晴らしい。
      
      ケニーG とは、また違った持ち味で楽しませてくれる。
      
      少し抑揚を押さえ気味のプレイは、彼女の歌の魅力を一層際立たせているようだ。
      
      こういう
      プレーヤーもいるという層の厚さが、アメリカ音楽の魅力だ。
       
		 
		 
		
  
      06 
		Baby Face - Winter Wonderland
  
      
  
      WOO!という叫び声から始るが、育ちの良さを感じさせるフレーバーとノリのよさだ。
 
      黒人の持っている声の太さと柔らかさに加え、アレンジも超一流ときている。
      
      ファルセットと生声の連携がまたいい。
      
       
		   
         
      
		   
       
		   
      Sleigh bells ring 
		Are you listening 
		In the lane 
		Snow is glistening 
		A beautiful sight 
		We're happy tonight 
		Walking in a winter wonderland 
		
		Gone away is the bluebird 
		Here to stay is a new bird 
		He sings a love song 
		As we go along 
		Walking in a winter wonderland 
		
		In the meadow we can build a snowman 
		Then pretend he is Parson Brown 
		He'll say: Are you married? 
		We'll say: No man 
		But you can do the job 
		When you're in town 
		
		Later on 
		We'll conspire
		As we dream by the fire 
		To face unafraid 
		The plans that we've made 
		Walking in a winter wonderland 
		Winter wonderland 
		
		In the meadow we can build a snowman 
		And pretend that he's a circus clown 
		We'll have lots of fun with mister snowman
		Until the other kiddies knock him down 
		
		When it snows 
		Ain't it thrilling 
		Though your nose gets a chilling 
		We'll frolic and play 
		The Eskimo way 
		Walking in a winter wonderland 
		Yeah we're walking in a winter
		Yeah we're walking in a winter
		We're walking in a winter wonderland
		Wonderland
		Winter wonderland
 
		
      途中で4ビート寄りのリズムに乗ってピアノソロが入り、歌へと繋がれてゆく。
		
      ストリングスなしで、ドラムも軽いミディアムテンポでノリを重視したアレンジで、ストリングスはかなり控えめな使い方だ。
      
      もしあなたのオーディオがよければ、録音された音の素晴らしさも味わえるだろう。
      
      ベースの二泊三連気味のフレーズも乱入、もちろん16分の速いフレーズもちりばめられている。
      
      	高品質なオーディオシステムをお持ちの方は、音の素晴らしさでも圧倒されるはず。
		
 
       
      
 
       
 
      07 Kenny G - White Christmas
 
      
 
      この超有名な名曲を、ケニーはソプラノサックスの音色の魅力を十二分に生かした、ロングトーン中心のプレイで聞かせてくれる。
      
      こうした曲は、みんなが知っているだけに、料理が意外と難しいものだ。
      
      さりげなく聞こえるけれど、各フレーズの長さを微妙に変えながら、彼ならではの解釈をしている。
		息の力で強く押された音と、そうではない音との違いに耳を傾けながらじっくりとそのバランスを堪能するもよし。
		途中で転調してムードを少し変えてから、エンディングへ持ってゆくというアレンジだが、何だかやけに短く感じる。
		いわゆる普通のドラムもベースもないけれど、その分じっくりと楽しむことができる。
      
      この人のクリスマスアルバムが発表された時の、驚異的な売れ行きは、今や伝説となっているが、この曲を聴くとその理由がわかるような気がする。
      
      正統派をも納得させるこれだけの演奏は、ケニー・Gのクセを嫌う人も、この曲のよさとあいまって十分に楽しめるはずだ。
		
		
      
 
      
 
      08 
		Manhattan Transfer - Santa Claus is   
      coming to Town
  
      
  
      少しアップテンポな4ビートのリズムに乗って軽快に始まるこの曲は、ジャズ・コーラスのトップグループとしてのマンハッタントランスファーの魅力が存分に味わえる。
      
      このグループのコンサートへは日本で何度か行ったことがあるけれど、こういうジャズコーラスのスウィング感は独特のものがあり、嵌る人はハマルはずだ。
		またニューヨーク仕込みのステージングが洒落ているから、コンサートはデートにはぴったりだと思う。
		
		男性二人・女性二人のコーラスに続き、途中のピアノソロも秀逸。
      
      ソロの終わりからまた、少し後ノリ気味のコーラスへ入るところなどはゾクゾクするような、スウィング感が楽しめる。
      
 ウッドベースの響きに加えラッパ類のリズムもシャープ。
      
      最後の楽しそうな叫び声が、いやがうえにも気分を盛り上げてくれる。
		 
		
 
      
       
		
      
      
 
      09 Madonna - Santa Baby   
      
   
      
  
      サンタさん今夜は早目に煙突から暖炉へ降りて来てね・・ウッフン
		
  
      私の靴下には小切手も忘れずに入れておいてね・・
  
      	
      ツリーの飾りつけはティファニーで・・
  
      	
      
  
      なんてノリのこの曲は、マドンナしか歌えないよなあ・・と思わせてくれる個性がある。
      
      思わずニヤリと笑ってしまうような、歌詞の連続だ。
		
		
		
		
		written by J. Javits and P. Springer  originally sung by Ertha Kitt
		
		Santa baby, slip a sable under the tree, for me
		I've been an awful good girl
		Santa baby, and hurry down the chimney tonight
		
		Santa baby, an out-of-space convertible too, light blue
		I'll wait up for you dear
		Santa baby, and hurry down the chimney tonight
		
		Think of all the fun I've missed
		Think of all the fellas that I haven't kissed
		Next year I could be oh so good
		If you'd check off my Christmas list
		Boo doo bee doo
		
		Santa honey, I wanna yacht and really that's
		Not a lot
		I've been an angel all year
		Santa baby, and hurry down the chimney tonight
		
		Santa cutie, there's one thing I really do need, the deed
		To a platinum mine
		Santa cutie, and hurry down the chimney tonight
		
		Santa baby, I'm filling my stocking with a duplex, and checks
		Sign your 'X' on the line
		Santa baby, and hurry down the chimney tonight
		
		Come and trim my Christmas tree
		With some decorations bought at Tiffany's
		I really do believe in you
		Let's see if you believe in me
		Boo doo bee doo
		
		Santa baby, forgot to mention one little thing, a ring
		I don't mean a phone
		Santa baby, and hurry down the chimney tonight
		
		Hurry down the chimney tonight
		Hurry down the chimney tonight
		
      	
		
      
      4ビートで、ドラムはブラシ。
      
      伴奏はまともなのだが、マドンナの少し音をはずしたようなキュートでセクシーな歌い方で、あっという間に終わってしまう。
      
      	とにかく楽しい曲だ。
       
		
		
      
 
       
		 
		 
      
 
      10 Randy Travis - Jingle Bell Rock   
      
   
      
  
      いわゆるオールドスタイルのカントリーロック風でグイグイ聞かせてくれる。
      
      声がとにかく渋い。
      
      こういう雰囲気
      は日本人ミュージシャンには出せない味だ。
       
		
		
		
 
		
		Jingle bell, jingle bell
		Jingle bell rock
		Jingle bell swing
		And jingle bells ring
		Snowin' and blowin'
		Up bushels of fun
		Now the jingle hop has begun
		
		Jingle bell, jingle bell
		Jingle bell rock
		Jingle bells chime in
		Jingle bell time
		Dancin' and prancin'
		In jingle bell square
		In the frosty air
		
		What a bright time
		It's the right time
		To rock the night away
		Jingle bell, time
		Is a swell time
		To go glidin' in a
		one horse sleigh
		
		Giddy-up, jingle horse
		Pick up your feet
		Jingle around the clock
		Mix and mingle
		In a jinglin' beat
		That's the jingle bell rock
		
      	
      	
      	
      
      バックでかすかに聞こえるバックコーラスも素晴らしい・・ラグタイム風のピアノといい、よく知らないけどたぶんアメリカ南部の香り
		ってこういうのだろうなあ、というような雰囲気が漂ってくるクリスマスソングだ。
      
      最後に曲が終わってから、We   
      Do One MoreTime Guys ?
		
		とランディーが聞くと、すかさず Here we   
      go, we roll..
		
      と(多分ドラマー)が返事をするという聞かせどころが最後にある。
      
      	そのあと、ドドドドとドラムが入ってゆくのだけれど、カッコよすぎるぞ。
      
      でこうしたあとでさえ、また転調するんだなあ・・年季の入った意表の突き方には参りました。
      
       
		
      
 
      
      11 Alexander O'neal - My Gift to You   
      
   
      
  
      ジャンルでいえば、ブラックコンテンポラリとなるのだろう、ソウルフルなクリスマスソングだ。
      
      声がいいから、つい聞き惚れてしまう。 
      
      ドラムには少しエコーをかけ、あまりオンマイクにはせず、いわゆる艶のあるサウンドでまとめている。
      
      日本ではあまりポピュラーな人ではないかもしれないが、これだけ特徴のある声だし、独特の世界を持っているから、時々彼のアルバムを買っている。
      
      サウンドもあまり変わったことをしていないが、そういう意味では安心してアルバムを買い続けることのできる、アーティストの一人だ。
      
 とてもロマンチックで、それでいてブラックな味わいの、しっとりとしたクリスマスソングに仕上がっている。
		とてもオーソドックスな雰囲気が魅力だ。
      	
      
		Christmas is the time we have picked to 
		give 
		Each other gifts Oh yeah, yeah 
		Most people never seem to think about the things 
		We really need oh ho oh whoo 
		
		So I'm offering this wrapped present 
		Wrapped up in a package that you can get from someone 
		(Get from someone) 
		This package that they'll bring to you 
		Is my gift to you 
		
		We must not predict without giving up ourself you know 
		It's just not a gift oh no huh 
		So how can you expect a gift from someone else unless you give 
		That's just the sign of a selfish man 
		
		So I'm offering my heart and soul 
		And every single part I have to give of myself 
		(To give of myself) 
		My love is what I bring to you 
		Is my gift to you 
		
		Oh yeah my gift, my gift, my gift to you 
		
		So I'm offering this wrapped present 
		Wrapped up in a package that you can get from someone oh yeah 
		(Get from someone) 
		This package that they'll bring to you 
		Is my gift to you 
		
		Said it's my gift yeah huh 
		Gonna say it again 
		My gift to you 
		Yeah (my gift to you) 
		Do you hear what I'm talking about baby 
		My gift, my gift, my gift to you 
		Oh yeah yeah 
		My gift to you 
		Said it's my gift 
		Said it's my gift 
		My gift to you 
 
		 
		 
		12
		Chris Botti - The 
      Christmas song
 
      	
      クリス・ボッティーの、トランペットがクールに響く。
		やがてストリングスと絡み合う。
		
		中程で、少しメロディーを、ほんの一切れだけ崩すのがまたいい。
		
		
 
      
		
		アドリブソロは、生ギターでさりげなく展開されるが、少しコードを変えたハーモニーをストリングスがつづれ織り、またトランペットのソロへと戻るというシンプルな構成だ。
 
      
      アドリブこそないがメロディーの崩し方で、彼の実力の片鱗がうかがい知れる演奏だ。
 
      
		
		少しもの悲しい、哀愁を帯びたサウンドは、クリスマスの酔いをほんの少しだけ鎮めてくれるかもしれない。
       
		 
		
 
  
      13 
		Mariah Carey - O Holy   
      Night
  
      
  
      マライヤ・キャリーの魅力が、てんこもり?
      
      ゴージャスな香りのする黒人との混血の魅力が伝わって来るようなサウンドが味わえる。
      
      セリーヌ・ディオンはヨーロッパの味わいだが
      、マライヤ・キャリーはアメリカの歌手の層の厚さを、まざまざと感じさせてくれる。
		
		
		
		
		
      途中のハモンドの間奏は、中低域を生かしたトーンで、バックの厚いゴスペル風のコーラスとよく溶け合っている。
      
      この人は
      本来ポップというより、かなり黒人に近いゴスペル風のテイストをもっているのだということがよくわかる。
      
		ファルセットとコーラスのブレンドがサウンドに独特の味を出している。
      
      日本人にはちょっと脂っこいかな?
      
      でもこの曲一曲くらいなら大丈夫なはず。
      
      
 
		 
		 
 
      
		14 
		Gloria Estefan - This Christmas 
 
      
		ドラムのスネアがカーンという響きの高めのチューニング。
 
      
		このサウンド・・一瞬誰かと思うだろうが、何とグロリア・エステファン。
      
      この人のクセがまたこの曲とよく合っているのだけれど、でもそうかといって、あまりラテンという感じはしないのがまたいい。
      
      高いところの少し苦しそう
      で、それでいて切なそうな響きが素敵だ。
      
      バックコーラスもそつなくきちんと仕事をしている。
      
      エレキギターのソロは、泣き気味のプレイ。
      
      後半から子供たちのコーラスが入ってくるが、これがとても効果的。 
      
      そしてグロリアのアドリブっぽいフレーズが絡んでゆく。
      
  
       
		
		  
      
       
		
      
      	15 Earl Klugh - We Three Klugh
  
      
  
      	生ギターでしっとりと楽しませてくれるアール・クルー。
      
      イントロはまさに映画音楽の世界。
		
		アナログっぽいレコードの針の音が効果音として聞こえると、厚いベースの音が重いリズムを刻みはじめるという仕掛けで一曲目が始まる。
      
      こうした厚いベースサウンドは少し前の流行だったが、今でもこうして聴
      いてみると、暖かくていいなあって思ってしまう。
      	
      ピアノはボブ・ジェームス。
      
      こうしたしっとりと落ち着いた演奏は、クリスマスに欠かせない。
      
      バックのかすかな鈴の音がなかったら、クリスマスを感じ
      させない演奏がまたいい。
  
       
		 
		
      
      
  
      16 
		Ricky Peterson - A Child Is Born
  
      
  
      スローなコーラスから始まるが、このトラックはすべて、Ricky   
      Peterson 自身の多重録音。
      
      オーケストラアレンジメントから、キーボード類まですべて彼が演奏している。
      
      Drums   
      は Paul Peterson。
      
      Bass は Billy Peterson 
      と、どうやら親類縁者で固めているようだが、まあ音楽がよければ、「それがどうした」だ。(笑)
      
      そういえば、昔ジャスのレッスンのとき課題曲でこの曲をやったことを懐かしく思い出した。
      
      確かあのころは、チック・コリアもアルバムで取り上げていたなあ。
      
      	
		
		
		
      途中には素晴らしいピアノソロが散りばめられている。
 
      
		ハモンドの
      何気ないソロの風合いがスパイスとして、よく効いている。
      
      声がなんとなくスティーブ・ミラーに似ている気がする。
      
      彼は以前ベン・シドランのライブのLDで見たことがあるが、はなかなかよかった。
      
      最近どうしているのだろうか。
      
      最後はピアノソロと絡みながら、ハモンドの音がフェードアウト。
 
       
 
       
 
      17 
		Celine Dion -  Don't  
      Save it all for Christmas day
 
      
 
      鳥肌もののいい曲だ。
  
      
		セリーヌ・ディオンの魅力が存分に味わえる。
      
      スローなテンポで、だんだんと盛りあがりるアレンジも秀逸だ。
		20年以上も同じことをやり続けることの素晴らしさを、彼女は歌で伝えてくれる。
      
      彼女がシャウトするところは、ほんとうにダイナミックだ。
      
      しかもシャウトした後、ロングトーンで伸ばしながら、こぶしを利かせたフレージングを聞かせるのだ。
      
      	どのようにすれば、あの細いカラダから、このようなエネルギーが出るのだろうか?と思うほどのパワーを感じながら、彼女の歌に酔いしれることができる。
      	
      
      	Don't get so busy that you miss
		Giving just a little kiss
		To the ones you love
		Don't even wait a little while
		To give them a little smile
		A little is enough
		
		How many people are crying
		People are dying...
		How many people are asking for love
		
		Don't save it all for Christmas Day
		Find a way
		To give a little love everyday
		Don't save it all for Christmas Day
		Find your way
		Cause holidays have come and gone
		But love lives on
		If you give on
		Love...
		
		How could you wait another minute
		A bug is warmer when you're in it
		And Baby that's a fact
		And saying "I love you's" always better
		Seasons, reasons, they don't matter
		So don't hold back
		How many people in this world
		So needful in this world
		How many people are praying for love
		
		Don't save it all for Christmas Day
		Find a way
		To give a little love everyday
		Don't save it all for Christmas Day
		Find your way
		Cause holidays have come and gone
		But love lives on
		If you give on
		Love...
		
		Let all the children know
		Everywhere that they go
		Their whole life long
		Let them know love
		
		Don't save it all for Christmas Day
		Find a way
		To give a little love everyday
		Don't save it all for Christmas Day
		Find your way
		Cause holidays have come and gone
		But love lives on
		If you give on
		Love...
		Love...
		
		
      
 
      	
      
 
      18    
       Amy Grant - A Christmas to   
      remember
  
      
  
      エイミー自作の曲だ。
       
		
		
		
		
      
      
      	Twinkling light
  
      	
      A chill is in the air
  
      	
      And carols everywhere
  
      	
      Close your eyes, It's almost there
  
      	
      Candles and cards
  
      	
      And favorite movie scene
  
      	
      The small of evergreen
  
      	
      As special as it's always been
  
      	
      And I have a dream or true
  
      	
      Maybe they will come true
  
      	  
      	
		
  
      生ギターのバッキングが印象的
		で、彼女出身のカントリーの雰囲気が少し漂ってくるようなイントロだ。
		サビのメロディーは、ドラマチックであり、楽曲としてのよさが十分に備わった曲だ。
  
      
		
      初めて聴く人にも、彼女の歌声は、クリスマスを象徴するような歌詞とともに、沁みわたるように響きわたるはずだ。
      
 
		 
		 
  
      19 Kenny G - Winter   
      Wonderland
  
      
  
      最初はドラムがほとんど聞こえない。
      
      でもよく聞くとブラシできちんとリズムを刻んでいる。
      
      耳がケニーの音色へ吸い寄せられているため、聞こえないような気がするのだろうか。
		
      
      
		
      メロディーが終わると彼のアドリブソロが始まる。
      
      ビブラフォンがかすかに響き渡り、ケニーはメロディーを巧みに崩しながら、フレーズが宙を舞う。
      
      最後のロングトーンでは彼の息遣いまでもが聞こえるようだ。
 
 
       
 
      
       
 
      20  Baby Face - I'll be home  
      for Christmas
 
      
 
      ミディアムスローで、ベビーフェイスの歌が始まる。
      
      2コーラス目からコーラスが加わりますが、美しい。
      
      山下達郎がよくやるパターンだな。
      
 
      タンバリンとスネアのリムショットの音の重ね方とか、メロディーラインとコーラスとのバランスとか生ギターのソロの出し方などを聞くと、この曲をどのように聞かせているのかという仕掛けがだんだんわかって
      くる。
      
      パッと聞くと、何の変哲もない曲のように聞こえるが・・。
      
      アレンジを勉強したことがある人なら、この曲は何倍も楽しめるだろう。
      
		I'm dreamin' tonight of a place I love
		Even more then I usually do
		And although I know it's a long road back
		I promise you
		
		I'll be home for Christmas
		You can count on me
		Please have snow and mistletoe
		And presents under the tree
		Christmas Eve will find me
		Where the love light beams
		I'll be home for Christmas
		If only in my dreams
		
		Christmas Eve will find me
		Where the love light beams
		I'll be home for Christmas
		If only in my dreams
		If only in my dreams
 
 
      
      
      
  
       
 
       
 
       
       
      
 
      21 Kenny G - Let  
      it Snow, Let it Snow
 
      
 
      ミディアム4ビートに乗って、この簡単だからこそ難しいメロディーをこれだけスウィングさせるのだから、まったく恐れ入る。
      
      バックとのバランスが、どちらかというとケニーに寄りかかりすぎて、バックのアレンジに個性はあまりないけれど、それを補って余りある魅力が、ケニーのフレーズには秘められてい
      る。
      
      2コーラス目が終わるといよいよアドリブソロだ。
      
      淡々と吹いているように聞こえるようだが、リズムがモタッって遅らせるところと、食いこむように突っ込んでくるところのメリハリが絶妙。
      
      フレーズもさることながら、リズムの取り方の醍醐味といったらいいだろうか・・
       
		 
       
		 
       
      
 
      
 
      Christmas Song VOL.1
 
      
	
	
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      Christmas Songs 
      2004