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			一日二食の索引
          
                      
	
	
	
	
	1001 Sat.
	
	何を食べるか?それが問題だ!
	
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	10月の声と共にやってきた食欲の秋! 
	腹が減って戦はできぬ!とハンバーガーに喰らいつく人は多いだろう。ハンバーガーといえば、マクドナルドというパブロフの犬状態の人は多いはず。 
	
	何しろマクドナルドは世界100カ国以上に3万店を展開し、世界中では一日にスペインの総人口より多い4600万人がマクドナルドの商品を食べているのだから。 
	
	
	アメリカでマクドナルドがファーストフードに占める割合は43%。 
	
	
	Look after the customer and the business will care of 
	itself - Ray Krof Mcdonald's Founder 
	
	お客様を大切に。そうそれば商売は自然とうまくゆく - レイ・クロフ マクドナルド創業者 
	
	
	映画「スーバーサイズ.・ミー」は、2004年1月のサンタ.ンス映画祭のド.キュメンタリー部門で上映され一躍話題となった。 
	
	その理由は「人体実験?ド.キュメンタリー」だったからだ。 
	
	当然ファーストフードの本場アメリカにも波及し、マクドナルド側は、この映画との関連はないとコメントしたものの、この映画が公開されてから、マックはスーパーサイズの販売を中止したというから、その影響は小さくなかったというべきだろう。 
	
	
	
	
	
	監督のモーガン・スバーロックは、2002年11月の感謝祭を実家で過ご.していたところ、あるTVのニュース報道に釘付けになったという。 
	
	「自分たちの肥満症は、ファーストフード・メーカーのせい」とティーンエイジャーの女性2人(14歳で身長147センチ体重77キロ、19歳で身長168センチ体重122キロ)が訴訟を起したのだ。 
	
	
	訴えられたマクド.ナルド.のスポークスマンは、自社が提供する食品の栄養バランスと肥満の因果関係は全くないとコメント。 
	
	6ヶ月目には判決が出たのだが、結局裁判所は大量に食べたのは本人の責任と判定、少女たちはマックが有害だと証明できなかったため、原告の請求は棄却されることになった。 
	
	
	マクドナルド側の弁護士の言い分は「ファーストフードが健康に悪いのは常識だ。原告は肥満の原因がマックとは立証できなかったのだ」というもの。 
	
	だが判事は原告側にも道を開き「マクドナルドの商品を毎日食べるのが著しく危険だと示せれば再提訴も可能だ」と付け加えるのを忘れなかった。 
	
	自己責任と企業責任の境目はどこにあるのか? 
	
	どちらの言い分が正しいいのか? 
	
	という疑問を解消するために、この映画の作者モーガン・スバーロックは1ヶ月のマクドナルド三昧を開始。(笑) 
	
	「1日3食とも食べるものはすべてマクドナルド」というわかりやすいドキュメンタリーを「スーパーサイズ・ミー」と題した映画に仕立て上げたというわけだ。 
	
	
	
	
	映画ではいくつかのルールを設定 
	
	ルール1:ファーストフード.店内のメニューにあるものだけを食べる。 
	
	ルール2:「スーバーサィズ」を勧められたら断らない。 
	
	ルール3:全てのメニューを必ず一度は食べる。 
	
	ルール4:朝・昼・夜ともマクドナルドのメニューは全て残さず食べなくてはならない。 
	
	
	
	スバーロックはこの実験の前に、内科医・胃腸科医・心臓病専門医・栄養士の4人の医師に診察と検査を依頼し、体の異変を数値と共に、彼自身の言葉によって実証して行くという構成だ。 
	
	
	彼のコレストロール値などの数値はすべて健康だったがこの計画を聞いた医師たちのコメントは「中性脂肪は増えるだろうし、体重・コレストロール値は上がるかもしれないし、気分も落ち込むかもしれないが、体は順応性が高いから、ただそれだけだろう。」というものだった。 
	
	
	スタート時の彼の体重は84.1キロで健康そのもの。 
	
	果たして、人はファーストフード.のみで生ぎることができるのか? 
	
	30日後のモーガン・スバーロックのカラダにはいったい何が起ぎるのか? 
	
	なかなか面白い展開だ。 
	
	
	
	
	
	カメラは2日目にスーパーサイズをすべて食べた22分後に吐くシーンを捕らえている。 
	
	3日目には、気持ち悪くなるが、禁煙でも3日目が最も苦しいと笑わせる。 
	
	5日には体重は88.5キロへ増加、この頃から胸に圧迫感あり。 
	
	おいしいし、満足感はあるが、気分が滅入ってくるという。 
	
	12日目の体重測定では92キロ。 
	
	さらにモーガンは実験中、全米20都市を回り、字佼給食の調理師、体育教師、弁護士など多くの人への取材を敢行し、食生活がど.れだけ人間形成に影響を与えるかを検証している。 
	
	
	問題児を扱う学校では、食事に肉を出さないという。 
	
	また給食は莫大な利益を生み出すため、ファーストフード会社は学校給食の分野からは絶対に手を引かないのだという。 
	
	筋肉が減って、脂肪が増えたため、体重は91.6キロへ少しだけ減少し始めるが、頭痛と目の裏が痛いという。 
	
	18日目の検査での診断は、「病気」の状態という判定。 
	
	肝臓がやられているという。 
	
	そして食べると気分がよくなってくるという。つまり中毒状態だ。 
	
	マクドナルドの発表では、顧客の72%が週一回以上食べるヘビーユーザーだという。 
	
	そして週3-4回以上の利用者をスーパーヘビーユーザーと呼んでいる。 
	
	ファーストフードにはいろいろな中毒成分が含まれていて、チーズにはモルヒネの成分が含まれている。 
	
	チーズの蛋白質にあるアヘン剤でそれを甘味飲料とセットで売られているが、その甘味飲料には中毒性の糖分にカフェインが含まれているから、12歳の子供の脳には勝ち目はないという。 
	
	
	弁護士は「遊びを作り、ピエロまで動員して幼児を誘い込むのは責任が大きい」と証言し、栄養士はファーストフードはゼロが理想的な食生活だと断言する。 
	
	21日目には息苦しくて夜中に目が覚め、呼吸が苦しく暑く動悸も激しく、不安感に襲われたという。 
	
	検査では尿酸値が高くなりこのままだと痛風が起こるだろうとの診断。 
	
	医者は肝臓が危険だという。 
	
	医者はアルコールならわかるが、ファーストフードでこうなるとは想像がつかなかったと驚く。 
	
	
	
	
	食品産業は巨大な業界で高額な圧力団体を雇っている。 
	
	圧力団体の目的は3つあり、雇われている会社の製品に対して悪影響となる発言を監視し、会社の不利になる法案を通さない。そして、有利な法案を通すように働きかけるというもの。 
	
	
	そして彼らの「自身が問題の一部であると認めている」という証言には戦慄を覚える。 
	
	この実験で月末までに食べるマックの量は、栄養士が食べていいという量の8年分に相当するのだという。 
	
	最後の計測では95.3キロ。 
	
	結論は「マックは安いが、肝臓が確実に悪くなる、つまり代金なりの食事だ」ということ。 
	
	不健康な食事を売って巨大な利益を得るのがファーストフードのビジネスで、それを辞める企業はありえないというわけで、 
	まさに選択肢はあなた次第というわけだ。 
	
	2004年3月には、肥満による食品会社への提訴を禁止する「チーズバーガー法」が下院を通過。 
	
	現在の全米一肥満の街はデトロイト、二位はヒューストン、三位はダラス、4位はサンアントニオとテキサス州が最も肥満の多い州だという。 
	
	モーガン・スバーロックが元の体重へ戻るのには18ヶ月かかったという。 
	
	この映画が公開されてから、マックはスーパーサイズの中止を発表。 
	
	だが、すぐにアダルト・ハッピーセットが登場。 
	
	マックでは、この映画との関連はないとコメントしている。 
	
	
	
	
	圧巻は付属のDVD、マックポテトは密閉した容器へ、1ヶ月以上放置しても決して傷まないし腐らないのだ! 
	
	さてあなたは、このDVDを見終わったあとで「もうお腹いっぱい」という感覚になるのか、それとも「マックが食べたい!」と思うのか? 
	
	それが運命の分かれ道? 
	
	どにかく、ごちそうさまでした。(笑) 
 
          
			
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