0912 水
昨夜の悪夢のような米国への無差別テロで、米国のマーケット
は閉鎖されたまま。
明日、つまり日本時間で言うと、今晩も米国のマーケットはクローズ。
今日のTOKYOマーケットは３０分遅れで開始。
さて今日の東京マーケットは？
日経平均225種は、トレンドラインを切って下落し、ついに１万円を切ってしまった。
TOPIX
トピックスも同じように、下向きのトレンドラインをさらに下へ抜いて下げてしまった。
米国への前代未聞の無差別テロという事態に直面した人々の心理が、チャートにはっきりと現われている。
ブルーの長いローソク足が、人々の恐怖感をよく物語っている。
◆
ニュースと株価ＷＡＴＣＨ
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今日で３日連続してWATCHしている銘柄の３日前のニュース
「株式」信越化学工業(4063)−個別銘柄ショート・コメント
*14:49
<4063>
信越化学工業 3510 +110
4営業日ぶりに反発。モルガンでは、2001年度を増益と考えるならば、現在の株価水準は大変魅力的として投資判断「ストロングバイ」を維持しているようだ。
で、昨日はこう書きました。
＞今日はモルガンが大量に買った、または買わせたようで（笑）今日はギャップアップ。
＞朝方、ギャップアップした時点で買いですね。
＞明日売るという短期スタイルのトレードの方がリスクは少な＞い。
＞何といっても、基調はまだダウントレンドですからねえ。
＞長い間持つのはコワイなあ・・
＞私はマーケットメーカーは信用してませんしね。（笑）
株式市場では、何が起こるかわからないということが、これほどよくわかる事態になるとは誰が想像しただろうか？
ギャップアップした朝に買って、夕方には利益を獲って売り、現金でオーバーナイトするという、いわゆるデイ・トレードがどれだけ安全かは、こうした有事になるとよくわかる。
今日は昨日のブルーの矢印の位置にある、ギャップアップした分を埋めるほど、株価は下げてしまった。
ギャップの上のラインは、4000に近い位置です。
すみません。色が逆なのでつい間違えました。
メールを頂いてわかった次第で、ごめんなさい。
ホールドしていた人は、今日損切りで売るべきだ。
明日は何が起こるかわからない。
ロスを出したら、最小限にとどめる。
株式市場であなたがコントロールできること、それは、ロスのコントロールだけなのだ。
◆
こちらも今日で３日連続して取り上げているが・・
「株式」ホンダ(7267)−個別銘柄ショート・コメント
*14:47
<7267>
ホンダ 4880 +70
5営業日続伸と戻り歩調を強め、5000円回復が視野に入ってきている。北米でも円安による利益の押し上げ効果が期待できることから、今期最高益更新が予想される数少ない国際優良銘柄として内外機関投資家からの買いが継続か。
(FISCO)
＞＞この赤い矢印のギャップダウンゾーンを株価が上へ抜く＞＞ことがまず大事です。
＞＞私ならまだ買いません。
以上が３日前のコメント。
＞と書きましたが、今日も抜けずにDOJIが出ました。
＞下げてきたら、ショートですね。
これが昨日のコメント。
今日はショート（空売り）が正しいトレード方法です。
◆
今日の高出来高銘柄を見る
8236 丸善
昨日は出来高２位で、１６００万株弱。
今日は２２位で、５６０万株弱。
＞この銘柄に気づくのが遅かった。
＞上にはさしたる抵抗線がありません。
＞ブルーのレジスタンスを抜いたところが、絶好の買いのチャ＞ンスでしたね。
＞これからだと・・
＞必ずプルバックがありますから、少し下げたところを買えば＞いいでしょうね。
＞ですが、長期で持つのは禁物です。
＞マーケット環境が悪いですからね。
＞慎重な人は避けたほうがいいでしょう。
＞これくらいのリスクならOKよ！ という人向きですね。
これだけマーケットが弱くても、レジスタンス（上値抵抗線）より上で、株価は持ちこたえています。
明日の朝の様子を見て反発するようなら、買ってもいいでしょうが、リスクは比較的高い方法です。
現在多くの投資家のマインドはダウントレンドだということは、頭に入れておいた方がいいでしょうね。
◆
連続ＷＡＴＣＨ
2702 マクドナルド
依然トレンドラインに沿って昨日はギャップダウン。
そうして今日は大きくギャップダウン。
何故か？
このブルーの水平線であるサポートラインを、昨日は切ってしまいましたからね。
こういう大きなギャップダウンに見舞われても、おかしくありません。
昨日、今日と出来高も増えています。
IPOといういわゆる新規上場株ですから、ショートつまり、カラ売りはできませんから、これは投売りが出ているということです。
4300から4500で買って持っている人の心理は、ビルから飛び降りたくなるといえば不謹慎ですが、そういう気分にもなるようなチャートになっています。
ロスカットをするチャンスが何度あっても、なかなかロスを取れないというのが、トレードの難しさなのです。
明日になれば上がるかもしれないという欲と、自分の決断を信じたいという希望が、決断を鈍らせるのです。
誰もが最初は、こうした授業料を払います。
それは仕方ありません。人間ですから。
ロボットのように機械的にロスを取ることは、なかなかできないのが人間の証明なのですが。
大事なことは、同じ過ちを何度も繰り返さないことです。
いつ授業料を払うか？
マーケットでの授業料は、遅くなればなるほど、高くなってゆくのが相場と決まっています。