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0904
Tues.


ナスダック

ナスダック総合指数のデイリーチャート

上のサポートゾーンでかろうじて、止まっているナスダック総合指数。
 

上図と下図の2本のサポートゾーンは同じ位置。
 

4月の安値がサポートゾーン。

この安値まで下がり、上昇してきたときに、ダウントレンドからアップトレンドへ変わる可能性が高くなるだろう。


ダウ

ダウ指数・約3ヶ月のデイリーチャート






この2本の水平線を上から下へ抜けるときは、サポートとして機能するが、一旦下へ株価が抜けると、次はレジスタンスとしての機能として働く。


Today's Tip

8月最後の週は、昏睡状態(出来高も値動きも少ない状態)のダウントレンドで終了した。
 
多くのトレーダーらは、夏休みを終え今週から市場復帰している。
 
例年9月はダウントレンドであることから、4月の安値が重要エリアとなっている。
 
このまま4月の安値に接近し、サポートとして反発するか、もしくは安値を更新するか、を監視。
 
本日は、先週が売られすぎの傾向にあったことと、今朝方発表されたNAPM(全米購買部協会景気指数)が予想以上の強さを見せたことが買い材料となり反発。
 
しかし、大きなトレンドを転換するには買い材料が不十分なため、買いは持続しないだろう。
 
重要エリアとなっている、4月の安値付近にまで一度下げ、売り手が全て売り終えたとき、企業投資家や大手マーケットメーカーが底値を狙い買いに走り、真のトレンド転換となる。
 
チャートからは、サポートがレジスタンスに変わる瞬間がよくわかる。

たとえば、$DJIだと10126エリアが主要レジスタンスになっている。


ニュースとチャートWATCH

◎8月の全米購買部協会景気指数(NAPM)は、前月の43.6から47.9へと大幅上昇。

アナリストらが予想する44も上回ったことから、景気回復への期待感が広まり、本日のマーケットではキャタピラー(CAT)や3M(MMM)、デュポント(DD)、インターナショナル・ペーパー(IP)などの工業株が堅調に推移している。 CNN

◎PCメーカー大手のヒューレット・パッカード(HWP: Research, Estimates) は、同業ライバル社のコンパック(CPQ: Research, Estimates) を250億ドル相当の株式交換で買収することに合意。 

買収が成功に至れば、最大手のIBMに匹敵するパソコン最大手の誕生となり、総売上高は874億ドルを上回る見込み。 CNN
 

買収した側のヒューレットパッカードは、ギャップダウン。

4本の移動平均線を切ると、ギャップダウンに見舞われる可能性が高いことは、繰り返し書いているが、この例もまさにその典型的な例だ。

ニュースとの関連で見とる、買収のコスト負担が増えるため、目先の収益が落ちることを懸念して嫌がられるという心理が、チャートによく現われている。
 

こちらはコンパックのチャート。

こちらも4本の移動平均線を切り、大きく下げている。

両社の買収合併は、業績が悪くなってきたための生き残り策として実行されたことが、チャートを見るとよくわかる。

 

◎自動車メーカー第2位のフォード(F:Research, Estimates) は、8月の販売台数が前月比7.5%減の32万5,943台と下方修正済みの予想をも下回る結果に。

同社は2週間前に、8月と2001年度における目標利益と販売台数見通しを下方修正していた。 CNN

フォードは、サポートでかろうじて止まっているが、さて持ちこたえられるか?

 

◎石油・ガス発掘業のデボン・エナジー(DVN:Research, Estimates) は同業大手アンダーソン・エクスプロレーション(AXN: Research, Estimates) 買収案合意に向け最終段階に突入。

買収は46億ドル相当の株式交換と、推定される12億ドルの負債を引き継ぎ実施される模様。

デボンは、前月にミッシェル・エナジー&デベロップメントの買収も発表したばかりで、両取引は今年度第4四半期に実施される予定。  CNN

これもヒューレットパッカードと同じように、ギャップダウン。

4本の移動平均線を切ると、ギャップダウン。

この例もまさにその典型的な例の繰り返しだ。

ニュースとの関連で見とる、買収のコスト負担が増えるため、目先の収益が落ちることを懸念して嫌がられるという心理は、ヒューレットパッカードと全く同じだ。

チャートが銘柄に関係なく、同じように動くのは、投資家の心理の表れだからだ。

トレードをする人間の心理は、国籍・言葉・肌の色に関係なく全く同じだということが、よくわかるはずだ。

9月のセミナーでは数百例を実際に見ながら、こうしたチャートの読み方を徹底的に検証します。

参加者の方は、楽しみにしていてくださいね。


神風ギャッププレイの検証

(チャートにはセットアップに必要なガイドラインは表示されていません)

このプレイは、執行の難しさがあるので、初心者向きではありません。 念のため。

 

今日はパターンが出た銘柄はこれだけ。

初心者の人には、脱出のタイミングがちょっと難しかったはずです。

 

 

 

 


 

30分ギャッププレイの検証

ギャップアップして、ギャップゾーンを抜けたら、ロングで緑のマーク付近でエントリー。

トレンドに逆らっていないから、十分な利益があります。

1000株だと、700ドル分以上上昇しました。

 

これはギャップダウンしています。

上昇しているので、ルールどおり、アップサイドでエントリーですが、上昇の勢いが上の例と比べ弱いのがわかります。

ギャップダウンというトレンドに逆らった動きは、どうしても鈍くなりがちなのです。

1000株だと、200ドル分の上昇ですが、2時間近くかかっています。

 

これもエントリー後、10分くらいで売らないと、またギャップのゾーンへ戻ってきますから、心臓に悪いですね。

そのあとは、40の移動平均線に当たって、見事に反発して上昇してゆきましたが、時間がかかりますね。

トレンドに逆らうなという基本を守ることで、信頼性の高いトレードが可能になります。

 

 

このように株価がギャップのゾーンをウロウロしてるときは手を出さないのが賢明。

こうした細かい設定は、9月セミナーでも、多くの例を検証しながら、現在のような難しいマーケットでどのように取り組めばいいのかを徹底分析する予定です。


チャートやトレンドツールは、Real Tick というソフトを使っています。


0904 Tues.

 

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