The Online Trading EXPO in New York


キー・ノート・セッション

 

Repot by Risa

悪天候のせいで、これでもか」とばかりに遅れた飛行機のせいで、結局ホテルにたどりついたのは朝の4時。

 NYに来たんだ!という感慨にふける間もなく眠りにつくこと2時間半。

目が覚めるとそこは
NYだった。
 

トンネルを抜けるとそこは雪国だった、のパロディーじゃないですが、私にとって今回のNYはそんな感じではじまりました。

 まだ眠りからさめきらず、「ほわほわ」した頭をなんとか叩き起こして、ホテルの窓から外を覗くと、そうそこは私が憧れていたNYの風景。

やっとNYにいるんだっていう実感が「ふつふつ」と湧いてきました。

が、感激に浸っている暇などなく、急いで用意をして、いざ
Expo会場へ。

そーんな慌ただしさも、なんだかNYらしくって素敵、なんて思った私はやっぱりおのぼりさんなのでしょうね(笑)

その日は、朝一番にオリバーさんのキーノートセッションが開かれたので、コーヒーを片手にセッションルームへ。

 



ニューヨークも、Expoも、そして何よりオリバーさんにお会いするのも私にとっては初めての経験。

緊張しないわけがありません。といいつつも、しっかり朝食用に出ていたデニッシュをぺろりと平らげてしまいましたけど・・(笑)

そうこうしているうちに、オリバーさんがセッションルームにやってこられました。

Hatchさんに紹介していただき、とうとうオリバーさんと対面。
軽く挨拶をかわし、握手をして、さわやかな笑顔でオリバーさんはさっそうとステージの方へ向かっていかれました。

ああ、これが成功した男の人の後ろ姿なのね、、と一人意味もなく納得している間にセッションはスタート。
 

 


 

軽く自己紹介をされたあと、自慢の息子の晴れ姿(!?)を見にこられていたオリバーさんのご両親の紹介。

そしてな、なんと、プリスティーン・ジャパンの紹介で、Hatchさんが突然名前を呼ばれ、その場に立ってご挨拶されたのです。

一番後ろに座っていたのに、会場全員がばっと振り向いたその瞬間、私はのんきにコーヒーなんぞすすっていました。

あちゃちゃ、、、
 

オリバーさんは特別、背が高く体が大きいわけではありません。

どちらかというと、アメリカ人にしては小柄な方ではないでしょうか。

ブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオのようにとびっきりハンサムという訳でもありませんが・・(失礼)

それでも一度彼が口を開くと、人は彼の存在感に圧倒され、そして彼の言葉に魅了されるのです。

これが私が抱いたオリバーさんのスピーチでの第一印象。

 


2
年前、デイ・トレーディングは危険で無防備、素人がやることだ、とマスコミや世間から随分とたたかれていました。

それが今や、一番ホットな業界として、時代の最先端を猛スピードで駆け抜けています。

医者や弁護士が成功するために、研究や勉強を重ね、自分の地位を築いてゆくのと同じことで、デイトレーダーも知識と教育を重ね成功への道を歩んで行く・・

それは決して今まで世間が考えていた、ギャンブル精神とは異なった、正々堂々としたビジネスの上で成り立つもの・・

デイトレードは一種のギャンブルというイメージから、洗練されたビジネスへと変化したのです。

 というようなデイトレードの歴史から始まったオリバーさんのスピーチ。

ノート片手に、真剣に聞き入ってしまいました。

オリバーさんは「飴と鞭の使い方」がとてもお上手。(笑)

で、どっと笑わせたなーと思いきや、ビシッと締めたり、そんなアップダウンの妙に翻弄され、あっという間に一時間が過ぎてしまいました。


ステージ上の、Pristine.com 社長 Oliver Velez 氏

手前は質問する参加者


質問タイムではマイクの前にあれよあれよという間に人の列ができたのですが、隣に座っていたHatchさんが一言・・

「Risaちゃんも、あそこに並んで何か質問しておいでよ。せっかくの機会なんだからさ。」

できるわけないじゃないですか、そんなこと。

いくらでしゃばりな私でも何を聞けばいいのかさえわからないのに、質問なぞできません。

そしたら、Hatchさんからまた一言。

「オリバーさんの好きな食べ物でも聞いてみたら?」

いやいや笑いましたね。

あの場で好きな食べ物なんですか?なんて聞いたら、さすがのオリバーさんもびっくりされるしょうね。

でも正直いって、ちょっぴりやってみたいなって気持ちもあったんですけど・・

そんなこんなで一時間余りのキーノートセッションは興奮冷めやらぬうち終わりを迎えました。

「オリバーさんの行くところ人だかりあり」という感じでセッションが終わってからも、集まる集まる、どんどん集まる。

まるで砂糖にたかるアリンコみたいに、オリバーさんの周りには絶えず人が集まっていました。

成功するって、有名になるって大変なんだな、、とまた一人いらぬ心配をした私でした。(笑)

 


定刻より20分ほど遅れで始まったキーノートスピーチでしたが、会場には、全世界からデイ・トレーダーやマスコミを含め、多数が参加。

何と中国から24時間かかって、参加した人もいたようだ。

 

スピーチ内容のサマリー

トレードとは、頭脳を使った専門職であり、株を動かすのではなく、その背後にいる人とのプレイだということだ。

これは毎回オリバー氏が繰り返して強調されていることだ。

デイ・トレーダーとは、脳外科の医者や弁護士と同じように、非常に専門的な知識が必要で、きちんとした教育を受けて、あらゆる場面で対応できるような訓練を受け、はじめて成り立つという、いわば非常に高度な能力を必要とされる職業だ。

デイ・トレードは、その日のうちにトレードを終えるいわゆるイントラデイでのトレードだけでなく、2日から5日のタイムフレーム(期間)でトレードをする、スウィング・トレードもデイ・トレードの一種なのだと定義。

オリバー氏がゲストスピーカーとしてある大学を訪れた時、一人の生徒が「お金持ちになるための一番手っ取りはやい方法は何ですか?」と尋ねた
という

それに対しオリバーさんは「仲介者のいない市場を探すこと。僕はそうやって今の地位を手にいれたんだよ。」とインターネット株におけるバリューの高さを説明。

 

トレーディングとは、Art of finding Idiot. (「まぬけ」を探す芸術なのだ)

大きなホームランを狙うのではない

小さなヒットが確実に打てる高打率のプレーヤーになるべきだ

何故トレードをするのかということが大事なのだ

どんなハイテク機能が備わろうと、正しい教育なしでは意味がない

成功するトレードは芸術の一種だ

出来高増大の原因はマーケットの拡大にある

インターネットという今世紀最大の発明を通じて、USマーケットは世界へ大きく広がっている。
 

 


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