30分ギャッププレイ
 

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イントラデイつまりデイトレードの手法。

ニューヨークでは午前9時半から午後4時までトレードで利益を出すチャンスがある。

私がトレードを始めたシアトルでは、時差のため朝6時半から午後1時までということになるわけだ。

ダイレクトアクセストレードでは、イントラデイという、いわゆる一日のうちに売買を済ませるためのプレイがいくつかある。

日本では、春から夏の間のいわゆる夏時間は夜10時半から午前5時まで、冬なら冬時間として夜11時半から午前6時までという時間帯にトレードをすることにな る。

「午後のGO」と勝手に呼んでいる、ランチタイム後の、上昇を獲る方法がある。

これは、マーケットメーカーが、ランチから戻り、今日中にエントリーしておかなければならない銘柄を、売買しはじめるため、突然値段が上昇または下降するのですが、そのタイミングを捉えて売買するというもの だ。

これが起こるのは、日本では夜中の2時以降ということになり、日本での実際のトレード時間帯を考えると現実的ではない。

 

現在の仕事をしながらトレードを始めたいという大多数の受講者の方にとっては、現実にトレードをすることができる時間帯というのは、夏時間なら10時半から12時ごろまで 、冬時間なら11時半からということになるだろう。

あまり遅くなっては、翌日の仕事に差し障りが出るからだ。

最もトレードで有利な時間帯は、マーケット開始後1時間から1時間半までだ。

その理由は、この時間帯が値動きの幅が一番大きいためだ。

日本からトレードをするなら、時差 のために、夏時間は夜10時半から午前0時まで、冬なら冬時間のため夜11時半から午前1時ごろまでという時間帯が最も値動きの幅がある、つまり儲けやすい時間帯 になる。

この時間帯に有利なトレード方法でトレードすれば効率よく利益を出せるというわけだ。

アメリカのいわゆるダイレクトアクセスのトレード手法で、開始から2時間以内のいろいろなレンジをどちらかにブレイクしたらエントリーする方法というのは、米国では一般に、オープニング・レンジ・ブレイクアウト(Opening Range Break Out)と呼ばれてい る。

 

後半のトレード時間帯をブレイクアウトするパターンは、トレンド・ブレイク・アウトとも呼ばれ る。

トレードでは値動きにあたる上下の幅をコントロールすることはできないが、左右の時間軸をコントロールして、一定の幅での値動きとの相対的な割合を監視し、仮説をもとにシミュレーションをする ことでさまざまなプレイが生まれるというわけだ。

こうした検証は、米国マーケットでは非常に活発に行われているが、こうしたプレイの個々の要素は、長い歴史のある手法であり、米国では多くのトレーダーによって認証されてい るものだ。

今までもこうしたエッセンスを凝縮したプレイとして、「30分ギャッププレイ」という代表的な方法を紹介してきたが、さらにその信頼性を高めるための、トリプルセットアップの手法も公開してい る。

そのメソッドの一部のセオリーは断片的にだが、日本でもトレード手法としてチャート分析などの本でも紹介されている。

しかし、こうした要素を組み合わせて実際のマーケットで検証した、いわゆる使い物になるようなセオリーというのは、見当たらず、特にイントラデイでの手法となると日本では皆無という状態 だ。

リアルタイムデータの提供や、ECNなどの標準的な電子取引のシステム構築を怠ってきた日本の証券取引所の基本姿勢が、こうしたチャート分析や手法に大きく影響しているといえる だろう。

 


 

ではそのトレード方法の詳細だ。

エントリー(買い)の条件

エントリーの条件・ロング(買い)の場合で解説・ショート(空売り)は逆

オープニングから30分待つ。

30分以内でもギャップを抜けてきたらエントリーする。

3分足の例だと、そのレンジを始値がブレイクアウトしたら、エントリーだ。

黄色いゾーンが30分間のレンジ。

これの例では、 そこをブレイクアウトしたらエントリーだ。


利益確定とカットロス

エントリーした方向へ同じ色のローソク足が3本以上続いたら、そろそろ脱出の用意をしたほうがいいだろう。

あるいは短いMAつまり 5前後の移動平均線をブレイクしたら脱出だ。


検証

たとえば下のチャートのような米国マーケットのケースはギャップアップで開始。

だがこういう地合いでは、ハイローバンドギャッププレイや、30分マジッククロスは不作でオープニングも不作というケースが多くなる。

これは下のチャートを見ればわかるように、ダウントレンドがまだ崩壊していない、つまり緑の20MAの下にあるためだ。

こちらのギャッパーズアイをご覧になればわか るように、いいものがないという、いわゆる飢饉状態。(笑)
 


 

こういうときは、もちろんノートレードでもいいのだが、そこでご紹介するのが、いわゆるトレンドは関係のない、30分ギャッププレイだ。

ここのギャッパーズアイで解説したが、ギャップさえわかれば誰にでもできるという、簡単なプレイ だ。


2001年6月30日のチャートを見ていただくとわかるように、当時は30分ギャッププレイが中心だった。

7月19日にはタイトルに30分ギャッププレイの文字が見える。

私にとっては、古典的ともいえるプレイなのだが、これを現在のマーケットに適応させたのが、新30分ギャッププレイ。

これはトレンドには関係なくトレードができるというプレイだ。

 

ただし勝てる確率を高くしようとすると、どんな銘柄でもいいというわけではない。

パニックが起こりやすい銘柄つまりティックの多い銘柄が最適だ。

グーグルなどは、まさにぴったりの銘柄だ。
 

グーグルの典型的な30分ギャッププレイ。


 

ティックの多いアップルの昨夜のチャートだ。

その前日 ↓


 

では次にティックの多いサンディスク。

その前日 ↓

 

実際のエントリー時には、髭をつかまないための工夫などをすれば、ほとんど負けることはないだろう。

そういうプレイだ。

 

 

東京マーケットでの30分ギャッププレイ

いわゆるレンジブレイクアウトの手法だから、スイングでのトレンドが出ていなくても、レンジをブレイクする際のパニックは、毎日必ず発生している。

これは、スイングスキャンを使っても探すことができる。
 

脱出の基本はMAだ。

 


 

 

黄色いレンジと同じ幅のゲインを狙ってもいいが、こういうMAの使い方もある。

 

 

ブレイクスキャンプロを使えば・・

         ↓

 

 

 

あまりにも簡単に勝てるので、欲が出ないように気をつけること。
これが唯一の注意点だ。

 


30分ギャッププレイとその応用

以下のチャートは、5年以上前のものだ。



ギャップは薄いが、移動平均線同士が接近しているため、信頼性の高いパターンだ。

1000株換算で約1600ドルほどの利益が出るケースだ。



下は15分足チャート。

@赤い移動平均線は15分足チャートでの200移動平均線。

Aグレーの移動平均線は3分足チャートでの200移動平均線。

15分足で換算すると、40移動平均線。

この2つの移動平均線がサポートとなっているパターンを探す。

ギャップを下へブレイクダウンしなければ、ローソク足の動いた方向へエントリーする。

この例では・・

B開始後約30分内での高値を抜いたらエントリーだ。

以上の3つの条件が揃った場合にエントリーする条件にトリプルセットアップという名前をつけている。

 

 

クアトロセットアップ

上の小さいグリーンの左下の位置で買うと、1000株換算で約400ドルほどの利益を出すことが可能だ。

トリプルセットアップ

大きいグリーンの左下の位置でエントリーすると、1000株換算で約1000ドルほどの利益を出すことが可能になる。

クアトロセットアップとトリプルセットアップのどちらを選択するかによって、リスクと利益幅 をコントロールすることができるというわけだ。

 

クアトロセットアップ

上の小さいグリーンの左下の位置でエントリーすると、1000株換算で約300ドルほどの利益を出すことができる。


トリプルセットアップ

大きいグリーンの左下の位置でエントリーすると、1000株換算で約800ドルのほどの利益を出すことが可能だ。

 


 

30分ギャッププレイの精度を高める

2006年7月18日火曜日の東京マーケットは大きくギャップダウンしたが、スイングトレードでは陰線の連続で、ここからのエントリーはストレスが高いものになる。

このようにハイローバンドギャッププレイでホールドすることに不安があるマーケットでは、同じように複数銘柄をホールドすることもできる30分ギャッププレイで、代わりのチャンスをつかむことができるだろう。
 


30分ギャッププレイは基本的にトレンドとは関係がないプレイなのだが、銘柄を探すときや、脱出のポイントを探すときは、トレンドが形成する抵抗線を利用することで、「しらみつぶし」に銘柄を探す際の効率を高くすることができる。

では具体的にその方法を説明してみよう。

下は、オープニング直後つまり1分後のブレイクスキャンプロの画面だ。
 


 

信越化学工業(4063)が唯一ロングサイドの銘柄として表示されているが、マーケットはギャップダウンで始まっている。

つまりこの信越化学工業(4063)がロングサイドへのブレイクアウトに失敗する可能性は高いといえるだろう。

下のチャートはギャップの位置がわかりやすい「ギャップバンド」でギャップを表示させた3分チャートだが、ギャップを下へ抜けると見事に下げている。
 

 

下のチャートは、30分足の抵抗線をあわらす、Fix Week というガイドラインを表示させたものだが、わかりやすいように太い青い線を加えてある。

つまりこの6560円の位置が30分足の抵抗線つまりレジスタンスとなって、株価の上昇を阻み、下落を始めるきっかけとなったというわけだ。
 


 

下は30分足チャートだが黄色いゾーンの下のエッジが6560円の位置、つまり30分足の抵抗線つまりレジスタンスだ。

このチャートを見ると、抵抗線と株価の関係がよくお分かりになるはずだ。
 

 

次に注目すべきは、クアトロセットアップではないゾーンにある銘柄だ。

トレンドに沿ったプレイでは、クアトロセットアップの条件のゾーンににある銘柄が最適なのだが、30分ギャッププレイは、ぶれやすく、ブレイクアウトに失敗するパターンを探すわけだ。

つまりトリプルやダブル、あるいはどのどれにもあてはまらない、不安定なゾーンにある銘柄のほうが、30分ギャッププレイのパターンが起こりやすいのだ。

下は9時8分、つまりマーケットが始まってから8分後のブレイクスキャンプロの表示だが30分ギャッププレイの対象銘柄として注目するのは黄色い色をつけたゾーンにある銘柄だ。
 

 

下は、上の黄色い色をつけたゾーンの上から3番目のトリプルセットアップのゾーンにあるオリックス(8591)の3分チャートだ。

 


 

30分の抵抗線は下のチャートに付け加えてわかりやすくしたの太い赤いラインの位置にある。

つまりここまでは下がるだろうというわけで、利益確定のターゲットプライスを設定するときなどに、こうして使うのだ。
 

 

下は9時15分の時点でのブレイクスキャンプロの表示だ。

 

下はトリプルセットアップのゾーンにあるUFJニコス(8583)の3分足チャートだ。

赤い太いラインは30分の抵抗線。
 

 

下はパイオニア(6773)の3分足チャートだが、ブレイクスキャンプロの表示はブレイクダウン寸前のもの。

ブレイクスキャンプロの表示では、すでにこの時点で30分足の抵抗線を切っていることがわかるだろう。

つまり1680円を切手下げる可能性は非常に高いといえるだろう。

つまりこうした点をあらかじめ知っておくことで狙い撃ちが容易になるというわけだ。
 

 

下は丸井(8252)の3分足チャートだが、ブレイクスキャンプロの表示では特別気配のため黒い色のテキストで銘柄名が表示されている。

丸井(8252)


 

下はクレディセゾン(8253)の3分足チャートだが、これも丸井(8252)と同じように、ブレイクスキャンプロの表示では特別気配のため黒い色のテキストで銘柄名が表示されている。



 

このようにブレイクスキャンプロと組み合わせることで「しらみつぶし」に銘柄を探すときに、素早く効率よく「動きやすい状態にある」銘柄を探すことができるだろう。

3分足と30分足の情報をデジタル表示してくれるブレイクスキャンプロは、使い方を工夫することで、このように30分ギャッププレイでの非常に有効なツールとして利用することができるのだ。

 


30分ギャッププレイのパターン

2006年7月19日水曜日のマーケットはギャップアップ。 いくらなんでもそろそろプルバックが起こる頃だ。

陰線が続いていたため、スイングトレードでは、毎日慎重な判定を続けているが、「カブロボはっち一号」は東京マーケットで、お構いなしに昨日ショートを連発して怒涛の進撃。(笑)

「カブロボはっち一号」は、オープニングで執行してその日のクロージングで手仕舞いをするといういわゆるデイトレードの手法を採用している。

その理由は資金効率をよくするためだ。日本株はバイイングパワーは回復しないが、その分米国株のケースより有利となる多目の資金を前提にテスト運用しているが、それでも米国株での運用のほうがよい成績となっている。

イントラデイでの4倍のバイイングパワーと、チャートのブレの少なさのなせるワザだろうか?

現時点で米国株では資金に対して年利換算で30%弱の利回り、日本株では16%ほどの成績となっているが、さてどうなることか。
 


現在開催中の米国株ライブトレードセミナーでは、30分ギャッププレイについてもトレーニング中なのだが、日本株の場合は基本的にギャップとは反対サイドへ入るわけだ。

2週間に渡るライブエイドでロスを出した参加者の方が皆無だったことからもわかるように、正しいガイドがあれば、トレードでそうそう負けるものではない。

今日のマーケットでいえば、基本方針はギャップアップしたものはショート狙いということになる。

では実際にどうだったかを検証してみよう。

 

ギャップアップしたものはショート狙い


いきなりのリバーサルはこれだけ。

 

 

 

 

ギャップダウンしたものはロング狙い

これは数が少なかった。その理由は簡単。

マーケットがギャップアップすると、やはりギャップアップするものが多いからだ。

マーケットの動きと反対にギャップをつけると、マーケットに引きずられるためだろうか、急速に反転しているから、すばやくチェックする必要があるようだ。
 

 

 

ギャップダウンして下げたもの

これは少ない。

特徴的なのは、ファナック(6954)を除いて、ギャップダウンをしてからも一度ロングサイドへ動いてから下げ始めているものばかりということだ。
 


30分ギャッププレイも、このように一応は典型的なパターンというものがあるため、よく発生するパターンを知っておくことで、銘柄をすばやく探すことができるようになるというわけだ。

 


 

ギャップ方向へ強く動くマーケットでの30分ギャッププレイ

 

2006年7月20日木曜日の東京マーケットは久しぶりの大幅ギャップアップという展開。

だが喜んでばかりはいられない。

こういうマーケットは意外と難しいのだ。



 

特にハイローバンドギャッププレイのようなスイングプレイの場合、かなり下げた位置からの上昇なので、下のようにスイングスキャンでは該当銘柄は表示されない。

エントリーはなしだ。


 

では条件を緩めるとどうなるか?



4銘柄が表示されたが、それぞれのチャートをチェックすると・・

イオン(8267)

 

野村HD(8604)

 

マツダ(7261)

 

武田薬品工業(4502)

 

いかがだろうか?条件を緩めると芳しくないことがよくわかるだろう。

というわけで、こういうときは30分ギャッププレイ。

だが、これだけギャップアップが大きいとリバーサルパターンは影を潜め、該当銘柄は任天堂(7974)だけ。


つまりほとんどはギャップをつけた方向への展開となった。

こういうときは30分足の抵抗線をチェックしておいたほうがいい。

今日はチャートに Gap Week という30分足での抵抗線に該当するラインを描画している。

太い線がその線だ。細い赤と青の線はギャップを表わす、Gap Band だ。
 

日揮(1963)は、30分足の抵抗線を抜けてからのほうが、エントリーしやすいだろう。

 

シャープ(6753)は30分足の抵抗線が、脱出のターゲットプライスの目安になる例だ。
 

 

クレディセゾン(8253)は、30分足の抵抗線より上が、クアトロセットアップゾーンだ。

 

横浜銀行(8332)も30分足の抵抗線より上が、クアトロセットアップゾーン。

 

住友信託銀行(8403)は、30分足の抵抗線が、脱出のターゲットプライスの目安となる。
 

アイフル(8515)も30分足の抵抗線が、脱出のターゲットプライスの目安だ。
 

武富士(8564)も30分足の抵抗線が、上値のターゲットプライス。

届かなかったけどね。
 

三井住友海上火災保険(8752)も30分足の抵抗線が、上値のターゲットプライス。

 

損害保険ジャパン(8755)は、30分足の抵抗線がサポートとなっている。

 

ソフトバンク(9984)も、30分足の抵抗線が、上値の目安。

このように、ギャップと同じ方向へ強く動くマーケットでは、30分足の抵抗線をチェックしながらのトレードが、ストレスを大きく減らしてくれる。

ぜひお試しあれ。

 


 

神風ギャッププレイへの移行
 


ブレイクスキャンプロのような、フィルタリングツールを使って、セットアップゾーンにある銘柄を選択することで、より確実にリスクを下げた30分ギャッププレイが可能になるというわけだ。

30分ギャッププレイを検証しながら説明している最中に漠然と感じていたことがあった。

「マーケット開始直後からの利益を確実に取れればいいのに・・」という思いだ。

だが、これはとてもムシのいい話だということは百も承知していた。

後でチャートを見るからそういうことを考えるのだし、バクチを打つのでなければ、マーケット開始と同時にロングかショートを決めることは不可能だ。

確率はどちらの方向へエントリーしても50%。

これではギャンブルと同じことだ。

だからが、ふとあることがきっかけで、思いも寄らない思考展開とな り、あるプレイを発見した。

それも従来一般的に言われてきた、「マーケット開始後30分は待つ」という発想を根底から覆すプレイだ。

ある条件が揃ったら、即エントリーするというもので、これは他に例を見ないはずだ。

最初は自分でも信じられなかったが、そりゃそうだ。

いままで、口を酸っぱくしてして、「開始後30分間はエントリーしてはいけません」と、いっていたのだから。

 

このようにこのプレイは、エントリー直後という危険な状況でエントリーするのだが、この神風ギャッププレイは、短時間でゲインは大きいという何だか嘘のようなプレイだ。

もちろん交錯した状況やマーケットでは、エントリーできないような条件設定がしてある。

このプレイは理論的に説明ができるものだから、セミナーを受講されているみなさんにも説明し、さまざまなパターンで検証してみた。

検証した結果、200回のエントリーを想定した検証で、うまく行かなかったのは2例だけ。

おかげで興奮して、睡眠不足状態となり、翌日は実に体調が悪かった。

考え出したばかりのプレイだったので、さらに時間をかけて、米国マーケットでのデータを使い、現在も なお検証し続けている。

もちろんマーケットが変化すれば、こうしたパターンにも違いが生まれる。

特に2002年の終わり頃からは、こうしたパターンの出現がどんどん早くなってきている。

数千例を検証してから正式にメソッドに付け加えたのだが、30分ギャッププレイと組み合わせることで、素晴らしいパフォーマンスを生み出すことができる 。

 

これがある程度できるようになると、30分ギャッププレイがとても簡単に感じるはずだ。

あまりにも、常識からかけ離れたようなパフォーマンスを持ち、これまで危険なため避けることが常識だった時間帯、つまりマーケット開始直後にエントリーする ということに加え、日本人のための、日本の時間帯を考えプレイなので、ちょっと過激だけれど「神風ギャッププレイ」と名づけ た。

名前とは裏腹に、非常に難しいマーケットでも、ロスカットしなければならないハメに陥ることがほとんど皆無といっていいほどの、安定した条件 を設定して、その条件をクリアしたときのみできるプレイなのだ。

だから一度その条件をクリアしたなら、自信をもってエントリーできる。

これは素晴らしいことだ。

 

さらに、このプレイの条件設定がクリアできなかったとしても、30分ギャッププレイで、エントリするチャンスが残っているというのも、魅力的な要素だ。

どの銘柄も、開始後1時間半以内に2度もチャンスがあるのだから!

現時点での検証では、このプレイでエントリーしたら、「30分ギャッププレイ」ではエントリーの条件にならないケースが多い。

これも大きなヒントだ。

ただマーケット開始後からエントリーまでの時間が少ないため、銘柄を選択する時間も少ないのだ。

この点をどうするかというのも、難しいポイントだったが、もちろん問題のない方法がある。

聞けば「なあーんだ」という、まあコロンブスの卵的な発想といえばいいだろうか。

 

注意点だが、マーケット開始後すぐにエントリーするから、初心者でソフトの使用方法などに迷いがあると、パフォーマンスが落ちることになる。

また、ショートサイドは、状況によっては、執行が難しいかもしれない。

だからロングだけに絞るという方法もあるが、それでも十分なほどの利益が出るはずだ。

どちらかといえば、ある程度トレード経験のある方に、最適のプレイといえるかもしれない。

また、神風ギャッププレイ米国デビュー!を参照していただければ、このプレイについて、より客観的に理解していただけるだろう。


 


 

困ったときの30分ギャッププレイ

昨夜の米国マーケットはギャップアップで開始。だが、ハイローバンドギャッププレイや、30分マジッククロスは不作。オープニングも不作。

これは下のチャートを見ればわかるように、ダウントレンドがまだ崩壊していない、つまり緑の20MAの下にあるためです。

ギャッパーズアイをご覧になればわかりますが、飢饉状態。(笑)
 


 

こういうときは、もちろんノートレードでいいのですが、そこで登場するのが、トレンドは関係のない、30分ギャッププレイ。

昨日のギャッパーズアイで解説しましたが、ギャップさえわかれば誰にでもできるという、超簡単なプレイです。

本当かどうかは、みなさんご自分でチャートを見て確認してください。

CQG ならギャップバンドを引くと、一目瞭然です。

そういえば昔のセミナーは、これ一本でしたからね。(笑)


 

2001年6月30日のチャートを見ていただくとわかりますが、すべて30分ギャッププレイです。

7月19日にはタイトルに30分ギャッププレイの文字が見えますね。

私にとっては、古典的ともいえるプレイなのですが、これを現在のマーケットに適応させたのが、新30分ギャッププレイです。

これはトレンドには関係なくトレードができるという、大きな利点があるんどすえ。

って何弁じゃ。(笑)変換ミス。

 

ただしどんな銘柄でもいいというわけではありません。

パニックが起こりやすい銘柄つまりティックの多い銘柄は問題ありません。

つまりグーグルなんかは、まさにぴったりの銘柄なのです。
 

昨夜のグーグルの30分ギャッププレイ。


 

ティックの多いアップルの昨夜のチャートですがOKですね。

その前日 ↓


 

では次にティックの多いサンディスク。

昨夜のチャートですがOKですね。

その前日 ↓

 

実際のエントリー時には、髭をつかまないための工夫などをすれば、ほとんど負けることはないでしょうね。

そういうプレイです。

 

では日本株では?

できますが、ある大事な条件があります。

これは今回のライブトレードセミナーでやりますが、ここがナスダック銘柄との大きな違いなのですけどね・・

難しいことではありません。

チャートをよく見ればすぐにわかることです。

ワンクリックシミュレーションをやれば、たちどころにわかることです。

っていえばもうわかるでしょう。

 


0708 Sat.

成功する東京マーケットでのデイトレード手法

最終日は年に一度の「七夕」。


金曜日のためでしょうか7日の最終日は参加者の方が最も多い日となりましたが、この5日間でロスを出された方は一人もいらっしゃいませんでした。

といってもハイローバンドギャッププレイを使ってのトレードではなくです。

ハイローバンドギャッププレイは、特に経験の少ない方でも、比較的短期間でマスターできる一貫したプログラムとして提供していますからすでに多くのトレーダーの方が安定した収益を出されています。

 


 

政治的な国際情勢が刻々と変化する、ハイローバンドギャッププレイではリスクの高い、いわゆるスイングトレードでは地合いの悪いときにでも、30分ギャッププレイという手法を使うことで、確実に利益を出すことができます。

これは素晴らしいことです。

きちんとガイドをすることで、基本的な方針をたてて、方向を間違わ なければこうした結果が出せるということを、実証することができたのです。

月曜からの Live Aid の様子を5日間、パターンをチャートつきで毎日解説しましたが「論より証拠」、日本株でも資金の問題さえクリアできれば、30分ギャッププレイを複数でエントリー することで安全に、そして確実に利益を出せることが、この5日間でよくお分かりいただけたと思います。

今日も下記で解説していますが、会場でオープニング後、見ておいたほうがいいと解説した銘柄のチャートです。

ポストイットに書き出した20銘柄中の12銘柄がブレイクして利益を出すことができました。


 

東京マーケットでのデイトレードで、確実に利益を出すことの難しさは、多くのトレーダーの方が身をもって実感されていることだと思います。

月曜日から連続で参加されているお一人の方は、今日も参加費の5倍以上の利益を出されています。

ですから、私にとってもこの初の試みは大きなチャレンジでした。

予想以上の成果を残すことができたといっていいでしょう。

少し疲れましたが、その満足感は何ものにもかえがたいものです。

というわけで、5日間連続でいわゆるトレードフロアを提供するという初めての試みは、無事終了しました。


今回参加された方からリクエストが多かったため、来週月曜日はお休みをいただき、火曜日から Live Aid を再開します!

東京マーケットではどのような銘柄とパターンが有効であり、どのような手順でトレードをすればいいのかを、実マーケットにおいてリアルタイムでガイドしながら、トレードの手助けをするというプログラムです。

30分ギャッププレイの真の威力を難しいマーケットで体験することで、真の自信と手ごたえを、一人でも多くのトレーダーの方に味わっていただきたいと思います。
 

 

Live Aid 最終日

ということで最終日7日の様子を、チャート付で解説をしておきます。

日経先物のオープニングは緑のマークの位置。

ハイローバンドギャッププレイにはあまり向かない位置だ。
 


ということでスイングスキャン銘柄はすべてパス。

これが今日の基本方針だ。

さてマーケット終了後のそれぞれの銘柄はどうだったのか?

チャートを見てみよう。
 

 

 

 

5日後にならないとどうだったのかはわからないが、エントリーしていた場合、あまりよい結果となったとは、いえないようだ。

 

 

というわけで今日もオープニングあとは、すぐに30分ギャッププレイ銘柄を探すことに。


07/07 09:04 (はっち) ソフトバンク(9984)

07/07 09:16 (はっち) 横河電機(6841) もうすいとこを切ってきた。ソフトバンク(9984)

この2銘柄は見事に下落!

 

07/07 09:10 (はっち)  日本板硝子(5202)リバーサル注目
 
 

ちょっと変則パターン。

 

07/07 09:38 (はっち)  積水ハウス(1928)下げてます
 


07/07 09:42 (はっち) トピックスきってきましたね 東邦亜鉛(5707)
 

 

07/07 09:08 (はっち) 5801も落ちてきましたね
 


 

07/07 09:18 (はっち) 5333もまだぬいてませんが 住友金属鉱山(5713) も楽しみです
 

07/07 09:15 (はっち) 住友金属鉱山(5713) もギャップを抜けようという位置
 


07/07 09:23 (はっち) シャープ(6753)大日本印刷(7912)

 

07/07 09:48 (はっち) 同和鉱業(5714) も下の位置にきてますね

だがこれはブレイクアウトせず。

 


はっち先生

お世話になっております。
先日水曜日大阪からLiveAidに参加いたしました**です。
本日もハイローは入れなかったので30分ギャッププレイ挑戦したのですが、自分でもあってるのかが疑問に思いメールいたしました。

SwingScan銘柄でみつけた5202日本板硝子がギャップをきってきたので、早速9:13に623円でエントリーしたのですが(ペーパーですが)当日はっち先生はある程度トレンドができないとエントリーしてはダメと言っておられた思うのですが、このエントリーは早すぎるのでしょうか?

疑問に思ってます。たまたま運よく下がっただけ?

また、脱出についても4〜5円っていうところかローソク足3本分っていうところかで迷いました。

専業トレーダーになろうと決心し行動を起こして半月ほどたちましたがまだ思うような結果もでずにあせる気持ちもあるんですが、じっと我慢で勉強を続けていくつもりです。お忙しいところ申し訳ありませんが、アドバイスいただければ幸いです。
はやく稼いでJライブに参加したいです。よろしくお願いします。


 

日本株の場合はローソク足4本だとちょっと危ないので、慣れないうちはもっと、ギャップ幅の大きいものを下落してトレンドが安定したもののほうが安全だということです。

エントリーするなら横河電機(6841)と日本板硝子(5202)は同じようなパターンでしたから、複数銘柄でエントリーしたほうがいいでしょうね。


07/07 09:10 (はっち)  日本板硝子(5202)リバーサル注目
 
07/07 09:16 (はっち) 横河電機(6841) もうすいとこを切ってきた。ソフトバンク(9984)


 

過去の例を調べて確率を出せばわかることなのですが、複数銘柄を選択するのは、どちらかが失敗しても、どちらかが成功する確率が高いからです。


このようにオープニング早々のブレイクアウト手法や、30分ギャッププレイ、30分マジッククロスギャッププレイハイローバンドギャッププレイは、基本的な考え方がすべて同じだということが理解していただけるだろう。

タイムフレームと保有時間と、ゲインとリスクのバランスをとりながら、自分の資金量にあわせて、自由に自分のトレードスタイルを構築できるのが、こうした一連のトレード方法だ。

実用のための、数千銘柄での検証も済ませているが、設定はトレードの習得レベルに応じて、多少アジャストすると、よりリスクとゲインのバランスがよくなるはず 。

詳細やトレーニング方法など、より詳しく知りたい方は、スキャニングツールで、トライアルをしながら、実際のマーケットで、選択した銘柄がどのように動くのかを知ることができるだろう。

また、DVDをご覧になると繰り返しこれらの手法を学ぶこともできる。

さらに各種セミナーを受講することで、より深く詳細にこうした仕組みを理解し、さまざまな最先端のツールとシステムを使ったシステムトレードを身に着けることが可能になる。

 

考えの変革だけが、あなたの運命を変える。

 

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