Tokyo Walk


東京ミッドタウン


東京ミッドタウン建設の経緯を調べてみると、1988年7月19日に防衛庁の移転が決まり、2000年5月に防衛庁本庁舎は、新宿区の「市ヶ谷駐屯地」に移転 。

2001年4月26日に東京都によって「赤坂9丁目地区再開発地区計画」が決定。



5月1日に売却が公示され、9月17日に、積水ハウス、全国共済農業協同組合連合会、大同生命保険、富国生命保険、三井不動産、安田生命保険が落札。

東京ミッドタウンが出来たことで、六本木の風景はかなり大きく様変わりした。



東京ミッドタウンの全体計画は国際コンペティションで選ばれた、ニューヨークを中心に活動するスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(Skidmore, Owings & Merril LLP)によるだという。

地下駐車場へのエントランス。

出口と入口の車が交差する地下駐車場の動線は運転しにくいうえ危険だ。


 

2004年5月18日に着工、2007年1月に竣工、2007年3月30日グランドオープン。

オープンスペースはかなり広々として開放的だ。

シンボルのミッドタウン・タワーは、地下5階・地上54階・高さ248m。

吹き抜けの中央には樹木が一列に並び、やはりガラス張りの天井から日光が差し込む。

水と竹をモチーフにした一階部分の造形からは、無機質な雰囲気を和らげようとする工夫が感じられる。

ミッドタウン・タワーは54階が最上階なのだが、ここには展望台がないのがちょっと残念だ。落ち着いて夜景を眺めるなら、六本木ヒルズの東京シティビューが最適だ。



ホテルをはじめとして517戸の住居、オフィス、商業・文化施設、病院、公園などの複合施設から構成されている。

カメラマンと3脚の大きさから吹き抜け部分の高さが伺い知れる。

GALLERIAとオフィス棟(タワー)の間にあるオープンスペース「PLAZA」(プラザ)は、カフェやバー、コンビニ、書店などに囲まれている。



六本木ヒルズに比べると、休憩のための椅子が数多く用意されている。



目玉となる施設は、ミッドタウン・タワーの最上層に位置する248室のホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」や、「サントリー美術館」など。

東京ミッドタウン内には、USEN、ヤフー、富士フイルム、富士ゼロックス、グッドウィル・グループなどの本社があり、ゲーム大手のコナミも、都内各所に分散する拠点を集約し移転。



今や東京都庁舎第一庁舎や六本木ヒルズ森タワーを抜いて、都内で最も高い高層ビルというわけだ。

ミッドタウン・タワーには、米国一の病院ジョンズ・ホプキンス・クリニックと提携したクリニックや、テレンス・コンランの「コンラン」ブランドによるレストランなどがある。

 



商業エリアの中心となる「GALLERIA」(ガレリア)は、4階分の巨大な吹き抜けと一面ガラス張りの壁が特徴。

「ビック・キャノピー」と呼ばれる巨大なガラス屋根を通して日光が差し込み、ここも明るく開放的な空間になっている。

また、タワーの外壁に“檜”をイメージした建材を多用することで、ガラスやコンクリートの無機質さを中和している。

掃除がやりにくそうで、すぐに汚れてしまうこうした設計だと、時間の経過とともにかなり汚くなりそうだ。



隣接する檜町公園を含め4ヘクタールの緑地帯が確保され、桜並木も移設。

他の再開発プロジェクトに比べて、敷地面積内に占める緑地帯の割合が大きいのが特色だという。

ライブカメラ

オフィスワーカーやショッピングに来た人たちが一息つける空間が多い。


 

TSUTAYA やセブンイレブンだとは思えないモダンさだ。
 


営業時間は、ショップが11時〜21時、レストランは11時〜24時。



緑茶専門のバーでカミサンと緑茶を楽しみながら小休止。

もう一度行きたくなるという魅力を見つけることが出来なかった、というのがこの日の正直な感想だ。
 


アクセスは、都営地下鉄六本木駅(直結)あるいは東京メトロ日比谷線の六本木駅(地下通路で直結)。
 

20070417


Tokyo Walk

 

 

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