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(JP)=2003年01月18日 00:00:00
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倒れたヘビー級マイクロソフト
マイクロソフト、IBMのニ銘柄が駄目ではどうしようもない。昨夜の
決算発表後、マイクロソフトは初めての配当金支払いを表明した
が買い手は集まらなかった。
更に悪いことに、ゴールドマンサックスは、マイクロソフトを投資銘柄
リストから外し、被害はソフトウェア銘柄だけにとどまらず、通信機器、
半導体、そしてハードウェアメーカーと幅広く売られた。
さて月曜は休場で三連休、この週末に投資者達はどんな作戦を練る
のだろうか。ナスダック指数 (二日間のイントラデイチャート) 
15分足
ダウ指数 (二日間のイントラデイチャート) 
15分足
今週は皆さんにとって、どんな一週間だったのだろうか。今日は
米国株掲示板の書き込みの中から、少し復習をしてみたい。

先ずリニアテクノロジー (LLTC 投稿番号3320) から見てみよう。
週足に呑み込みベアが出来つつあったが、結局そうなった。

先週の安値割れが売りのポイントだから、28ドル11セントを割った
ら空売りに出動だ。実際には6セントくらいの幅を持たせるので、
ストップの売りは28ドル5セントになる。
その様子を15分足で示すと、11時の尻尾の所で売りが成立した。
今朝はギャップダウン、そして安値引けとなり約1ドル40セントの
利益が出ている。もちろん三連休を考えれば、利食った人が多かっ
たことだろう。
Panera Bread Company (PNRA 投稿番号3339) 
サポートラインからのブレークダウンを狙った売りだ。34ドルを切っ
たら売るわけだが、この場合も幅を持たせてストップオーダーは33
ドル94セントになる。

問題は今朝のギャップだ。単に33ドル94セントの売りなら、もし株が
20ドルで寄り付いたらその値段で売れてしまう。いくらなんでもそれは
困る。こんな時つかうのがストップリミットオーダーだ。ようするに33
ドル94セントのストップはそのままだが、33ドル75セントのリミットを
指定することで、33ドル75セントより低く売れることを防ぐことができる。
もう一度言いかえると、PNRAの売りは33ドル94セントのストップ、そして
リミットは33ドル75セントだ。売りは今朝の寄り付き (33.77) で成立し、
最初の15分間でほぼ200日移動平均線に達した。売りの機会を逃して
引けで処分すれば、約54セントのプロフィットだ。
Intel (INTC投稿番号3262) 
これも売りの一例だ。20日移動平均線が目障りと書いたが、本当は
あまり気にする必要はない。何故なら既にこの移動平均線は、下降
しているからだ。だから正確に言えば、売りは16日に15日の安値を
割った時点で入った。15日の安値は17ドル34セント、売りの成立は
16日17ドル28セントだった。

20日移動平均線を意識していた場合なら、売りは上のようになった。
15日時点では20日移動平均線の位置は17ドル付近だったから、ストップ
の売りは16ドル94セントになる。今朝の寄り (16.89)で売りは執行され、
ほぼ今日の安値の16ドル34セントで引けた。
Life Point Hospitals (LPNT) 
残念なのは、16日のチャートで見るマーケットで書いたLife Point
Hospitals (LPNT) だ。
今日の弱いマーケットに逆らう上げを見せ、損切る結果となったが、実は
横槍が入ってしまった。LPNTには何のニュースも無いが、叩かれていた
同業種のテネットヘルスケア (THC) が格上げされLPNTにも買い手が
伸びてしまった。
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