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(JP)=2003年02月27日 00:00:00
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何を言えというのだ
今日のマーケットの感想を求められて、トレーダーのディポーレ氏
はこう語った。
「感想ですか、、、こんなに出来高の低いマーケットでは、これといっ
て言うことはありません。2月14日の安値を睨み続けているわけです
が、ここから上げるには先ず大きな出来高を伴なった下げが必要だ
と思います。出来れば、皆がパニックするくらいの売りを見てみたい
ものです。」
ダウ指数 
日足
ナスダック指数 
日足
先ず昨日の書き込み、投稿番号4627を見ていただこう。
「クライマックスの買い
またダイアモンドで話そう。正に今日はリバーサルデイだ。
終了ベルまで約20分。このまま強く行くなら、引け値で買いだ。
DIA: 78.84 (+0.13)」
早速Sさんからの反論が来た。
「クライマックスの買いでも、この買いは無茶です。直ぐ上に20日移動
平均線があるじゃないですか。」
下は今日の終了時点でのDIAの日足だが、確かにSさんの言われる
ように20日移動平均線が難関となり失速となっている。この移動平均
線を見ていたにもかかわらず、なぜ昨日買う気になったのか。
それはクライマックスの他に、あるパターンが出来つつあると思ったか
らだ。番号を付けたが、1-2-3ボトムが出来て20日移動平均線の突破
が可能と読んだ。また昨日の出来高は前日を上回り、空売り買い戻し
ラリーの可能性があるとも読んだ。

DIA日足
結果的には上離れを見ることはできなかったが、ここで負け惜しみを
言わせていただこう。(素直じゃないぞ! サッサと負けを認めろ。)
実は、今日の陰線に気を良くしている人達がいる。確かに下げだが、
これは昨日の線内に収まるハラミ線だ。徹底的に叩かれたわけでは
ないから、この辺で下げ止まった可能性がある。
もちろんハラミ線には方向転換の意味もあるが、横ばい開始のサイン、
それに単なる一日だけの休憩ということもある。どちらにしても結果が
出るのは時間の問題だ。

DIA日足
それでは、今日DIAをどう取引するのが正しかったのだろうか。それは
SP500の状況を説明した、投稿番号4645にヒントがある。
「このニュースは響いたようだ。
呑み込みベア(包み線)、それにトレンドラインを割った。
SP500 (-3.34)」
下は書き込み時点での15分足チャート。 
SP500 15分足
DIAにも同様なチャートパターンが見える。呑み込みベアの形成、
そしてトレンドラインからのブレークダウン、更にダブルトップも出
来ている。正にSさんの言うように、こんなところに20日移動平均線
の威力が発揮されたのだろう。
(この呑み込みベアを作った長い陰線だが、これはトルコが発表した
イラクとの国境閉鎖ニュースが売り材料だ。)

DIA 15分足
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