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(JP)=2003年03月05日 00:00:00
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投資者の心理
こんな経験が、皆さんにもあることだろう。
思惑どおり株価は上昇、おまけにトントン拍子で目標値に到達し、
めでたく利食いとなった。しかし、そこからが許せない。自分が売っ
たとたんに株価は更に大きく上伸だ。儲けはしたが、これでは全く
嬉しくない。
次の例、
残念ながら、株価は逆方向へ動いてしまった。見たくはなかったが、
損切りの値段に来ている。そこで思い切って株を投げた。すると
どうだろう、自分が投げるやいなや株価は暴落だ。損を出したが
とても良い気分だ。
儲けたのに口惜しい、損をして得意顔、奇妙な世界だ。ダウ指数 
安値が見えてきた
ナスダック指数 
日足
「Show Time ! 飛び出た銘柄」から2銘柄復習してみたい。
投稿番号4810
「上げ
DRYR +2.17, DISH +1.12
下げ
JBLU -1.75, CRAY -1.05」
先ず上げのDRYRを見てみよう。ブランド商品売却のニュースで、
大きな窓を開けてのスタートを切った。しかし、その後は狭いレンジ
に閉じ込められて、このまま終了かと思われた。
売りの機会は、突然引き間際に訪れた。弱いマーケットも好影響に
なったと思うが、正にギリギリでやって来た[午後のゴー」だ。

DRYR 5分足
次は下げのCRAYだが、日足チャートは上昇基調の終焉を告げている
観がある。まだ200日移動平均線が残っている、と言うかもしれないが、
問題は膨大な出来高を伴なってのギャップダウンだ。
このギャップは、アップトレンドに終わりを告げる「ブレークアウェイギャ
ップ」の可能性がある。起きた場所は高値圏、上記したように出来高は
通常の10倍だ。このギャップが数日以内に埋まらないと、アップトレンド
の終了は濃厚だ。

CRAY 日足
さて、このCRAYを週足に換えたら、どんなメッセージが聞こえるだろうか。
出来ているのは「呑み込みベア(包み線)」だ。ベアと言うくらいだから、
もちろん強気である筈はない。

CRAY週足
週足の話が出たついでに、投稿番号の4812に触れてみたい。
「長期トレンドを見る、週足チャートにスイングの売りパターンが
出来ている。
TMN: 19.11 (-0.51)」
(下は書き込み時点でのチャート) 
ITMN 週足
この週足を見れば、買ってみようとは思わない。しかし日足だけ
だと、短期のアップトレンドの様相があり、買ってみようかなどと
考えてしまう。いつも長めのチャートで、トレンドを確認することが
必要だ。

ITMN 日足
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