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(JP)=2003年03月13日 00:00:00
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マイナーラリーが期待できそうだ
ボラティリティー指数は、日足チャート上のレジスタンスラインを
越えることが出来なかった。ダウ指数には、買い手の力を示す
尻尾も見える。買い戻しラリーに期待しよう。
ダウ指数 
買い手の尻尾だ
ナスダック指数 
こちらも高値引け。昨日の線に大きく食い込んでいる。
やや昂奮した友人から昨夜電話があった。「クエスト・ソフトウェア
(QSFT)が、マーキュリーに買収されるようだ。安い株だから、たとえ
2000株買っても大した額じゃない、、、」(投稿番号5007参照)
さて、昨日の終了時点での日足チャートを見てみよう。たしかに安い
株だ。(割安という意味では無い、念のため) サポートラインを割って、
安値圏で低迷している。どう見ても買いではない。

QSFT 日足
正に空売り候補のQSFTだが、もしもということもある。そして訪れた
寄り付き、出だしだけは良かった。跳ねたところで待っていたのは
売り物、単に売り手に絶好の機会を与えただけだった。

QSFT 5分足
後講釈など聞きたくない、そう言われるかもしれないが、この買収の
話は最初からあまり信憑性がなかった。と言うより、さほど上げる確率
の無いことは見えていた。チャートは見てのとおりのダウントレンド、
しかしそれ以外にも、買い手の興味の無さを示すものがあった。
答えは個別銘柄オプションだ。簡単に説明すれば、オプションは株が
上がるか下がるかを賭けるゲームだ。上がると思えばコールを買い、
下がると思えばプットを買う。全ての銘柄にオプションがあるわけでは
ないが、このQSFTはオプション付きの銘柄だ。
インサイドトレードは違反だが、早耳のトレーダー達はコールオプション
に飛び付く。噂が買収ともなれば、QSFTのコール買いが殺到する筈だ。
しかし、買い手は現れなかった。結局今日の出来高は、3月限の12ドル
50セントに20枚できただけ。正に誰も買収の可能性など信じていなかっ
たわけだ。(下はオプションの出来高。www.cboe.comより)

オプション取引高
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