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(JP)=2003年03月27日 00:00:00
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戦争の弊害
ミサイル、爆弾、戦車、とにかく戦争には金がかかる。少なくとも
75億ドルが必要と言われるが、ここで危機に立たされたのは、
大統領の減税案だ。
配当金の課税廃止を掲げたブッシュ大統領、しかしこの実現は
難しくなってきた。ただでさえ赤字が問題にされる米政府、戦争
終結に時間がかかるようなら、マーケット関係者の批難が大統領
に向かうことだろう。ダウ指数 
日足
ナスダック指数 
日足
投稿番号5252で紹介したが、寄り付き前にニーダム社のアナリスト
が、Garmin (GRMN) を買いから中立に格下げをした。下は昨日の
終了時点でのGRMNの日足だが、新高値を樹立して極めて強い
チャートパターンだ。
ニーダムの格下げの主な理由は、目標株価の31ドルに達したという
ものだ。しかし、それなら株価は、既に今年1月の時点で31ドルを達成
していた。何故そこで格下げをしなかったのか、何故今朝まで待つ
必要があったのだろう。
兎に角、昨日の引けを見る限りGRMNは買いであり、このチャートに
は空売りのシグナルは出ていない。

GRMN 日足
案の定、GRMNは格下げの影響で、ギャップダウンのスタートを切った。
3分足で見ると、いきなり200移動平均線を割っての寄り付きとなり、
大暴落の観があった。しかし、結局ギャップリバーサル、株価は簡単に
200移動平均線の上に復帰して、空売った人達が後悔する羽目になった。

GRMN 3分足
アップトレンドにある株の空売りの難しさをGRMNは見せてくれたが、それ
では、この株はどのポイントで空売るのが妥当だろう。アップトレンドなの
だから、このトレンドが崩れるところを狙うのが一番簡単だ。言い方を変え
れば、トレンドラインからのブレークダウンを待つことになる。

GRMN 日足
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