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(JP)=2003年04月02日 00:00:00
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サダム・フセインはどこだ
テレビに出る筈のサダム・フセインの姿が見えない。代わりに
フセインの側近が、サダムの書いたと言われるメッセージを
読みあげた。「サダムに何かあったに違いない。ここは一先ず
買い戻しだ。」経済の悪化を示すISM指数は無視され、マーケ
ットは5連敗を免れた。
もっともらしい理由だが、ようするにサポートレベルにぶつかり
反発しただけなのだ。しかし、そう言ってしまったのでは味気無い。
やはりニュースにはストーリーが必要だ。
ダウ指数 
はらみ線
ナスダック指数 
二つのギャップ
またしても、インターネット関連銘柄に格下げが出された。昨日は
EBAY、今日やり玉に挙がったのはアマゾン・ドット・コム(AMZN)だ。
CSファーストボストンのアナリストによれば、AMZNは正当評価額を
上回っていること、また夏は売り上げの減少が見込まれることから
レーティングをOutperformからニュートラルに引き下げた。
下は昨日の終了時点でのアマゾンの日足チャートだが、非常に
きわどい所での引けとなっている。先ずギャップダウンのスタート、
そしてややサポートラインを下回る位置での終了となり、既に嫌な
雰囲気を漂わせていた。
またRSIも上昇トレンドが崩れ、買い手の衰弱が表れている。 
AMZN 日足
さて今度は、今日の終了時点でのチャートを見てみよう。案の定、
影響力の大きな証券会社からの格下げとあって、AMZNは窓を
開けての下げとなった。
ただ今日の線は尻尾を伴なう同時が出来て、弱いという感じはない。 25ドル
が支えとなって反発しているが、何故ここで一転したかお分かりに
なるだろうか。たしかに格下げなのだが、アナリストは25ドルが正当
な株価といったことも発表している。
どちらにしても、今後のアマゾンには大きな3つの壁がある。二つの
ギャップ、そしてレジスタンスになりそうな以前のサポートラインだ。
トレンドはまだ上げ、しかしこのチャートで買いリストから外すトレー
ダーが増えたことだろう。

AMZN 日足
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