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(JP)=2003年04月05日 00:00:00
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雇用統計(3月分)の結果から
失業率は変わらずの5.8%、約845万人のアメリカ人が仕事を探して
いるということになる。
問題は非農業従事者雇用だ。予想は4万人の減だったが、結果は
10万8千の減少となり、金利引き下げ実施が現実的となったようだ。
平均時給は0.1%上がって15ドル10セント、また平均の週労働
時間は12分ほど予想を越える34.3時間だった。ダウ指数 
日足
ナスダック指数 
日足
べつに頼んだわけではないが、マーケットは横ばいの定義を実演
してくれた。面白い演技ではないから、こんな芝居に金を払うわけ
にはいかない。
値幅の狭い日をナロー・レンジ・デイと呼ぶが、もう少しキザに言え
ば低ボラティリティーということになる。しかし、最も適切な表現は
「退屈な一日」だ。
それでは、横ばいの熱演をお見せしよう。下はSP500の日足、そして
15分足だ。

SP500 日足 
SP500 15分足
つまらない、退屈だ、と騒いでいるだけではない。実は次の動きが
楽しみで仕方ないのだ。
ラリー・ウィリアムズ氏の言葉を借りるまでもないが、こんな眠い動き
の次に来るのは大きな動きだ。上に行くのか、下に行くのかは問題
ではない。儲けるのに必要なのは、大きな値幅だ。
横ばいから目覚めるマーケット、実は今日、その実例を見ることが
できた。(投稿番号5479) 下はRMBSの3分足だが、拍手絶賛の見事な
演技を披露している。
狭い値幅、そして暴発、だからスリム・ジムはトレーダーに人気のある
パターンなのだ。

RMBS 3分足
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