詳細DATA
(JP)=2003年04月08日 00:00:00
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逆指標
何故いつもこうなのだ。プルーデンシャルのアナリスト、ラルフ・
アカンポラ氏の一言が、さも売りの引き金となったように見えて
しまう。
横ばいのマーケットだったが、2時過ぎ、アカンポラ氏はダウ指数
の高値ターゲットを9000ドルに引き上げる発表をした。何故か氏
が強気になると株は売られ、そして氏が弱音を吐くと株は上がる。
アカンポラ氏、今夜のテレビには引っ張りダコだろう。
ダウ指数 
尻尾
ナスダック指数 
冴えない安値引け
3月21日の高値に触れることはできた。しかし、突破が許されるよう
な甘い壁ではなかった。ギャップアップのスタート、方向性の無い足
踏み、そしてブレークダウンの午後、竜頭蛇尾を絵に描いたような
展開だ。投稿番号5492で取り上げた、DIAを例に今日のマーケット
を復習してみよう。
ギャップアップ、寄り付いた場所は3月21日の高値の直ぐ下だ。当然
ブレークアウトの期待が膨らむが、マーケットは買い手達をイライラ
させる展開となる。

DIA 日足
10時15分頃、瞬時3月21日の高値を越える場面があった。ここで飛び
乗った買い手は、尻尾をつかまされたわけだが、まだ反転買いのパタ
ーンが出来る可能性がある。損切りのポイントを、イントラデイの安値、 また
は今日の始値あたりに設定したトレーダーが多かったことだろう。

DIA 5分足
結局二つの損切りポイントを切り、空売りも入るわけだが、今度は売り
手がイライラする番になる。思うように下がらない。おまけに、12時過ぎ
には、ダマシのブレークダウンも起き、売り手のイライラはひどくなるば
かりだ。

DIA 5分足
最終的なブレークダウンは、2時半前に訪れた。RSI、それにAccumulation
Distributionも下離れ、DIAは今日の安値で引けを向かえる運びとなった。

DIA 5分足
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