Christmas Songs 2005


2005年版クリスマスソング集

 

 

VOL.1



歌手・曲名リスト

01 The Way We Celebrate New Year's  - Michael Franks
02The Christmas Song  - Diana Krall
03 Frosty The Snowman -  Warren Hill
04 The Christmas Song -  Joyce Cooling
05 When The Snowman Sings  - Michael Franks
06 Have Yourself a Merry Little Christmas - Diana Krall
07 This Christmas - Gerald Albright
08 The Christmas Song - The Manhattan Transfer
09 Winter Wonderland  - Wynton Marsalis
10 The Kiss  - Michael Franks
11 White Christmas - Diana Krall
12 I'll Be Home For Christmas - The Beach Boys
13 The Christmas Song  - Warren Hill
14 My Present (Reprise)  - Michael Franks
15 I'll Be Home For Christmas - Spyro Gyra
16 I'll Be Home For Christmas  - Diana Krall
17 The Christmas Song - Celine Dion
18 Last Christmas - Wham!



各曲の詳細


01 The Way We Celebrate New Year's  - Michael Franks
 


マイケルフランクスの Watching The Snow というアルバムのトップを飾る曲。

生ギターのカッティングから始まるイントロを聴いただけでは、クリスマスの曲だとはわからない。

そしてマイケルの「あの歌声」が聴こえ てくると、何故かほっとした気分になる。

薄いストリングスがマイケルと絡み、甘美な世界を写し出し、空間を飛び交う数種類のパーカッションとのコンビネーションの緻密さが、雪の世界を連想させてくれる。

間奏ではフリューゲルの音色が、素朴な雰囲気を醸し出し、全編にわたって繰り返されるフルートのコーラスによるリフが印象的だ。

やがてピアノがシンプルなフレーズで歌に絡み、コーラスもマイケルに絡みつくのを聴いているうちに、マイケルの世界に酔いしれることになる。

最後はフルートのコーラスによるリフをバックに、生ギターによるビビッドなソロでフェードアウト。

マイケルのオリジナル曲の世界で、クリスマスを楽しむ心地よさを、感じることができるはず。

音は悪いですが、こちらで 曲の一部を聴くことができます。

ここから購入することができます

 

The Way We Celebrate New Year's

Out of all the ways there are
To spend the holidays
Only ones a cure for the blues
Just renew that perfect groove
With the one you love
At home by the fire
How can you lose?

On the year's last night
Who cares if Christmas was white
When we're in our igloo alone
I prefer your kiss to schnapps
While the popcorn pops
And Bird reinvents the saxophone

Comes the countdown
Soon the ball will drop
We climb love's mountain
Listening to bebop
Take me to the top
Please don't ever stop
The way we celebrate New Years
For excitement
We don't need champagne
Snow-bound, love-lucked
How can we complain?
People think we're strange
But lets never change
The way we celebrate New year's

what we first got hitched 
When invited we never missed
The chance to hang socially
Now we quench our thirst
At home every thirty-first
Reclusive as Salinger, J.D.
 

冬の休暇の過ごし方はいろいろあるけれど
憂醗な気分を吹き飛ばしたいのなら
愛する人と楽しい時間を過ごせばいい
暖炉の前でふたり
最高の幸せだろ?
大晦日の夜になったら
クリスマスに雪が降ったかなんて関係ない
イグルー(エスキモーの堅雪小屋)の中でふたりきり
シュナップスより君のキスの方が遙かにいい
ポップコーンがはじける音と
チャーリー・パーカーのサックスを聴ぎながら
カウントダウンが始まり
くす玉かもうすぐ割れる
ビーバップを聴きながら
夜はどんどん盛り上がる
このまま止まらずに
上りつめよう
心がわくわくするような
新年を祝うなら
シャンパンは要らない
雪に被われ愛に包まれたなら
それ以上何が要るというのだ?
おかしな奴らと言われても
これからも変わらずに
こうして新年を祝おう
結婚したばかりのころ
僕たちは機会さえあれば
外へと出かけて行った
でも最近は家で大晦日を過ごしている
まるでサリンジャーのような
ぶたりだけの世界で満たされながら
 

Second Opinion

アンニュイな曲調だな〜。繰り返しのフレーズのところの音の幅(一番低い音と高い音)がせまく、まるでしゃべっている時の音の幅のようだな〜と。

Michael Franksの声がちょっとハスキーで優しく、髪をなでられながらおしゃべりしているような気持ちにさせてくれます。

淡々と曲が流れていくさまは幾つかのクリスマスと新年を共に過ごしてきたふたりが、ゆったりとふたりの時間を楽しんでいるかのよう。

フルートが効果的に曲全体に流れていますが、車の中ではっちさんに伺ったお話を思いだしていました。一人の人が吹いて録音して合わせているんだな〜って(^^)

 

 

02The Christmas Song  - Diana Krall

 

エルビス・コステロと結婚して2004年に発売された前作「THE GIRL IN THE OTHER ROOM」は、作風をガラっと変えたため、ファンの間では物議を醸しているダイアナクラール。

ソロピアノから始まるダイアナの歌声は、とても落ち着いた気分にさせてくれる。

彼女は歌を引っ張らずに、すこし突き放したような、歌い方をするのだけれど、ハスキーな声とあいまった、「さりげなさ」がとても素敵だと思う。

ブラシとベースがさりげなくサポートするその世界は、雪が舞い降り始めた情景にも似た、たおやかさと、静けさをあわせ持っている。

クリスマスソングはどうしてもピカピカしがちだが、エレガントなアレンジは、巷に溢れているクリスマスソングとは、全く別の世界があることを教えてくれる。

結婚によって、しっとりとした落ち着きを増したように思うのは、気のせいだろうか?

「ジャズ界の女王ダイアナ・クラール滞日記」「2002.10.3〜12 宣伝J&Kから見た日本滞在日記
 

 

 

Second Opinion

私はもともとジャズはほとんど聞いたことがなかったので、もちろんジャズアーティストの事も全くと言っていい程知りません。

でもはっちさんのアップしてくれた写真を見て、ダイアナクラールって素敵な大人の女性なんだなあっていうことがよくわかります。

それは『The Christmas Song』をこれだけしっとりと歌い上げていることからもわかりますし、充分すぎるほどの「艶」を感じます。

技巧に走らず、素朴な歌い方で語りかけてくるダイアナクラール・・・女の私から見ても「いい女」です。

それに聞いていてとても落ち着きますから、ゆったりと過ごす聖夜にピッタリの曲ですね。
 

 

03 Frosty The Snowman -  Warren Hill

 

8日間で1800ドルから6000ドル が SOLD OUT 状態という warrenhillcruise でその人気振りが伺える Warren Hill。

シンプルなリズムで珍しい曲に挑戦しているが、淡々とメロディを吹いた後の、ピアノもシンプルなメロディーから始まるが、後半のタメのあるフレーズを聞けば、只者ではないことがわかるだろう。

で、その後は Warren Hill ソロが展開されるが、バックの掛け声がいかしてるね。

実にシンプルでファンキーな演奏だ。

ここまでシンプルにして聴かせる手腕は並大抵のものではないと思う。

あまりにも短く感じるから、もっと聴きたくなってしまう。

恐れ入谷のオンライン < 意味不明(笑)

 

Second Opinion

楽しい♪聞いていて実に楽しい曲です。

正確に刻むリズムに少し遅れ気味についてくるメロディーライン。

イントロのところでふっと止まるところなんぞ、誰もが「えっ?」って思うでしょうね。

それと曲の中にたった2回だけ入る掛け声がとても印象的です。

私的には一拍おいてから「ヤッ!」って来るのかと思っていたら章節の最後に来ちゃうから驚き(笑)

クリスマスの夜雪景色の街で最後の買い物をする家族がそれぞれのお家に帰って行く・・・なぜかそんな情景が目に浮かびます。
 

 

04 The Christmas Song -  Joyce Cooling


リリカルな生ギターで始まるイントロに、シンセが絡むと書くと、ありきたりなサウンドを想像しがちだがが、シンプルなメロディーの謳い方がとてもフレッシュな印象だ。

このようなシンプルなメロディーを生ギターで弾くというのは、逆にそのセンスを問われることになる。

彼女の持つメロディーを崩す際の、シンコペーションやリズムのタメを聴いているうちに、彼女の非凡な才能が伝わってくる。

テーマになるブリッジのメロディーがとても印象的で、聞きなれたメロディーと組み合わされることで、彼女独特の世界を作り上げている。

コーラスや、シンセの使い方などのバランスからも、このことが窺い知れるだろう。

クリスマスソングを通じて、彼女の世界を楽しむといえばいいだろうか。

そういった気分でクリスマスソングを聴くことになるというのは、ちょっと予想しなかった展開。

というわけで、この曲を3曲目に持ってきたというわけだ。

ドラムなしでパーカションだけがリズムを刻み、そのゆったりとしたリズムの波の合間で、ジョイスの生ギターが見え隠れしながら、戯れている。

あたかもそういった情景が目に浮かぶようだ。


Second Opinion

クリアーで優しい音色のギター。

女性が弾いているのですね。

バックコーラスもギターに合わせてしっとりと控えめで、曲全体の雰囲気を最後まで崩さずあくまでさりげなく・・・お見事ですね。

一言でクリスマスソングと言ってもいろんな曲風があったり音の使い方があったり改めてその奥深さに驚かされます。

 

 

05 When The Snowman Sings  - Michael Franks


 

ミディアムスローの4ビートで、ちょっとけだるい雰囲気。

それでいてちょっとユーモラスな雰囲気の曲調だ。

歌詞を見ると・・なるほどね。

ちょっとペーソスを含んだ、ユーモア溢れる彼の世界を感じることができるだろう。


Last night deep in the snowfall
I thought I heard someone singing
Some happy tune very snowissimo
Staring out through the stormdoor
I saw no one but the snowman
We made a few days ago
Now I know


When it snows then the Snowman sings
Lights his pipe and he blows smoke rings
Plays his icicle vibraphone
Just to postpone the approach of Spring
When it snows then the Snowman Sings

And the song that he sings goes something
like this
As I recall, something like this:
"How I do treasure this low pressure
How euphorically hip is this frozen precip
There's no other manifestation of
crystal perfection
In all of creation like snow
That I know of
One thing I miss is a missus
So make me one, please
A Snowwoman my own with whom I
can happily freeze
When the wind blows sub-zero
We'd be nicely equipped
If you catch my drift"

 

昨夜降りしぎる雪の中
誰かが歌う声が聞こえた
ピアニシモならぬスノーイシモな明るい歌
僕は嵐の中を外へ飛び出したけど
そこには
数日前に僕らが作った雪だるまだけ

雪が降ると雪だるまは歌う
くわえたパイプからは煙の輪
つららのビブラフォンを叩き
春の訪れを遅れさせようと
雪が降ると雪だるまは歌う
そして彼が歌う歌は
こんな調子のこんな感じだったね

この低気圧をどうやって保とうか
凍った雪はどれほど深いのか
これほどまでに完壁な結晶は
僕が知っている限り
雪以外にはありえない
ただ一つ欠けているのは僕の妻
だから作ってくれないか
僕だけの雪だるまの彼女を
冷たい零下の風が吹いたとき
幸せな気分で一緒に凍りたい
僕の言いたいことが伝わったら
申し分のない二人になれるからね

 

Second Opinion

ちょっと甘えたような声で歌われているこの曲。

Vol.1の一番目のMichael Franks だと気付いたのは少し時間がたってからでした。

違って聞こえたのはMichaelの歌の表現力があるからなのでしょうか。

「雪だるま」を大人の歌の歌詞に使うって、素敵ですね。
 

 

 

06 Have Yourself a Merry Little Christmas - Diana Krall


 

スローなピアノソロから始まり、しっとりと噛み締めるように歌うバラードは、すぐに4ビートのゆったりとしたリズムへ変わり、やがてストリングスが甘く色を添え、その淡々としたダイアナの歌の世界へ私たちを誘ってくれる。

このあたりの、アレンジの巧みさは、こうして分析をして聞かなければわからないことからも、窺い知ることができる。

途中のアコースティックエレキギターによるオーソドックスなアドリブソロが、ジャズのアルバムだということを感じさせてくれる。

そうした自然さのバランスが、また彼女の音楽の魅力なのだろうと思う。

この曲を何と短く感じることか・・
 

Have yourself a merry little Christmas,
Let your heart be light
From now on,
our troubles will be out of sight

Have yourself a merry little Christmas,
Make the Yule-tide gay,
From now on,
our troubles will be miles away.

Here we are as in olden days,
Happy golden days of yore.
Faithful friends who are dear to us
Gather near to us once more.

Through the years
We all will be together,
If the Fates allow
Hang a shining star upon the highest bough.
And have yourself A merry little Christmas now.


今日ここに迎えたクリスマス 永遠の歓びにあふれたクリスマス
ささやかなクリスマスを君に 明るい心のクリスマスを君に
去ってゆく年月にきっと悩みも消えてゆくはずさ
それぞれに歳を重ねた私たち
輝きをともに過ごしてきた友達が 時を超えて今夜ここに
いつかみんなともに集える日まで
私たちはなんとか毎日をやりくりしてゆこうね
悩みはつきないけれど でも今この時は
楽しくささやかなクリスマスを一緒に過ごそう
 

Second Opinion


やはりダイアナクラールの声はいいですね。

落ち着きます。

バックの伴奏もいい雰囲気♪

ブラシが強くなく、かといって弱くなく。

いい感じです。

賑やかなX`masもいいですけど、しっとりとした大人のX`masをちょっと気取って過ごしたくなりますね。

 
 

 

07 This Christmas - Gerald Albright
 


フェンダーローズのリフから始まるイキのいいイントロに導かれて、パーカッションが印象的だ。

8ビートに乗って適度にポップで、適度にビパップしているこの楽しさは、クリスマスならではのものだ。

メロディーに引き続き、アルトサックスとソプラノサックスで次々と繰り出されるアドリブソロは、ジャズ好きには堪らない魅力だろう。

メロディーの崩し方を聴くだけで、その後のアドリブソロのの素晴らしさが窺い知れるはずだ。

高い音域の咽び泣きがセクシー!

この曲の印象的なテーマはホーンのハーモニーで繰り返されるが、アドリブとのバランスはお見事。

もっとソロを聞きたくなる長さで終わってしまうのが、また憎い。

 

Second Opinion

すぐにポップなサックスが歌いはじめ、伸ばす音のビブラートがまるで人間の声のようです。

サックスの魅力に引き込まれてゆきます。

ドラムのハイハットの音が入ってくるあたりからクリスマス気分全開(笑)

かすかに聞こえているベルの音も雰囲気を盛り上げてくれます。
 


 

08 The Christmas Song - The Manhattan Transfer


都会の洗練されたオープンハーモニーは、マンハッタントランスファーならではの味わいだ。

オーケストラのバックで、ゴージャスで厚みのあるコーラスは、スローでもしっかりとシンコペーションでリズムへ突っ込んでいる。

ゆったりとした中にもリズム感を保っているのはこうしたところが、しっかりとしているからだろうね。

内声でハーモニーのメロディーがクロスしながら、奏でるハーモニーの美しさは、素晴らしいメロディーとあいまって、そのサマをあわらす言葉を失ってしまう。
 

Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos.

Everybody knows a turkey
and some mistletoe
Help to make the season bright
Tiny tots with their eyes all aglow
Will find it hard to sleep tonight.

They know that Santa's on his way
He's loaded lots of toys
and goodies on his sleigh
And every mother's child is gonna spy
To see if reindeer
really know how to fly.

And so I'm offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it's been said
many times, many ways
Merry Christmas to you.

暖炉にくべた栗の実がはぜる
ジャック・フロストが君の鼻をつまむ
聖歌隊が歌うクリスマス・キャロル
エスキモーのように着飾った人たち

みんなが知っている
七面鳥とヤドリギ飾りが
この季節を盛り上げてくれると
ちびっ子たちの瞳は爛々と輝き
きっと今夜は眠れないだろう

サンタがやってくるとみんなが知っている
ソリにおもちゃやプレゼントをいっぱい載せて
どの子もみんなこっそり覗いているのさ
トナカイがちゃんと空を飛べるかってね

だから、僕は1歳から92歳の子供達に
このシンプルな言葉を贈ろう
いろんなところで何度も繰り返されている
この言葉を

「メリー・クリスマス!」

 

Second Opinion

伴奏はいらないわというほど綺麗な完璧なコーラス。

男性ボーカルの声がまた素敵。

ハンサム声ですね。

バックのコーラスに負けないくらい、声の存在感があります。

そして、曲全体としてはいいバランスで心地よく聴けるくことができる・・・

そういう風にトータルアレンジされているのでしょうね。

 


09 Winter Wonderland  - Wynton Marsalis


トランペットソロから始まる2小節のリフでリズムを繰り出し、リズム隊が淡々としたミティアムテンポで展開されるイントロが聴きものだ。

ウィントンマルサリスのトランペットサウンドは、あまりにも淡々としているため、かなりジャズフレーバーの強い演奏となっている。

リズムの食い方も又然り。

途中のアドリブソロの、色合いは無彩色系。

それがまた彼らしさを演出しているといっていいだろう。

最後のエンディングの突き放し方もね。

どうしても甘くなりがちな、クリスマスアルバムにスパイスを聴かせてくれるマルサリスにサルート!

 

 

10 The Kiss  - Michael Franks
 

あたかもゆっくりと流れる時間のように、しっとりとしたスローバラードで始まるのはマイケル・フランクスが妻に捧げる愛の歌。

途中のソプラノサックスの短いソロがあたかも一瞬舞い上がるかのように謳い、マイケルの歌に華を添えている。

アコースティックギターが素朴なサウンドを創りあげ、ストリングスが隙間を薄く埋めるバックグラウンドで、マイケルがキャンバスに描く愛の世界は、聴く者の心に、スペシャルなプレゼントを届けてくれる。

彼の世界に酔いしれよう・・
 

Another tear has cone and gone
Who cares if Time gives its a licking
If, like that famous wristwatch,
We just keep on ticking?
If you'll forgive me this cliche
You are rite gift that keeps on giving
lo coin a phrase its true
You make my life worth living
 
At eleven fifth-seven
Our embrace stops lime and Space
My arms will nor release sun
Till next year
Love. let me lose myself in you
Until we can't tell who is who
The dialogue of bliss
Begins each rime we kiss

No matter where this journey ends
As long as I have you beside me
I know I'll carry all my happiness
Inside me
if you'll forgive me this cliche
You are the gift that keeps on giving
Two coin a phrase it's true
You make my life worth living

また一年が過ぎてしまった
時間に叩かれたからって何ともないよ
あの有名な腕時計のように
僕らが時を刻んでいるだけ
ありぎたりの言葉で言わせてもらうなら
君は自らを捧げる贈り物
あえて言うなら
君は僕の生きがい

11時57分だ
僕らの抱擁が時間と空間を止める
来年までこの腕の中で
君を抱いて放さないでいよう
愛しい君の中で自分を失いたい
誰が誰だか分からなくなるまで
ぶたりがキスをするたびに
至福の対話が始まる

この旅がどこで終わっても
君がそばにいる限り
僕は心の中に幸せを抱いて
生きてゆけるからね
ありきたりの言葉で言わせてもらうなら
君は自らを捧げる贈り物
あえて言うなら
君は僕の生きがい
 

Second Opinion

こんなに甘い台詞を囁かれながら、愛する人の腕の中でNew Yearを迎えられたら誰もが女に生まれてきて幸せってだって感じることでしょうね。

ギターの素朴なメロディーも純粋で素敵な雰囲気を盛り上げてくれています。

愛する人に捧げるために歌うお手本のような歌です。

 

 

11 White Christmas - Diana Krall


スローな 4ビートに 乗って流れるホワイトクリスマス。

ジャージーな雰囲気が、とかく面白くなくなるこの曲を、味わい深いものにしている。

歌を引っ張らない、ダイアナの歌い方もまた、この曲にさっぱりとした印象を与えることに成功している。

途中のピアノソロは彼女が歌手だけではなく、ピアニストとしても非凡な才能を持っていることを教えてくれる。

エンディングのテーマからは、この曲がクリスマスソングだということは全くわからない。

とにかく、純粋な曲としても十分に楽しめる。

Enjoy It !
 

I'm dreaming of a white Christmas
Just like the ones I used to know
Where the treetops glisten
and children listen
To hear sleigh bells in the snow.

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white.

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white.

 

Second Opinion

言わずと知れたクリスマスソング。

Jazz風に歌うとこうなるんですか・・

皆が知っているだけにどんな風に歌って聞かせるかでその人の歌の力量が問われるのですね。

charming な Diana Krall ♪の魅力がいっぱいに歌っています。

7小節目あたりのキュートな、声にドキッ!

 

 

12 I'll Be Home For Christmas - The Beach Boys


映画音楽のようなイントロを聴いただけでは、これがまさかビーチボーイズだとはお釈迦様でもわかるまい。(笑)

このスローでゴージャスなフルオーケストラに、「あの」ビーチボーイズの厚いコーラスが重なると・・

それはほとんどの人の想像力を遥かに上回るはずだ。

少し下の音程からスライドするような独特のコーラスは、ビーチとクリスマスという二つの相反する世界を、ひとつにしたような、不思議な魅力を持っている。

お見それしました。(笑)

 

I'll be home for Christmas
You can count on me
Please have snow and mistletoe
and presents on the tree

Christmas Eve will find me
Where the love light gleams
I'll be home for Christmas
If only in my dreams
 

Second Opinion

完成されたコーラスは聴いていて落ち着きますね。

伴奏が映画音楽のよう♪

 

 

13 The Christmas Song  - Warren Hill



 

ソロピアノで始まるオンマイク録音が独特の世界へ聴く者を引きずり込む。

何気ない聴き慣れたメロディーが、とてもリアルなことが印象的なのは最初だけだ。

サビからは、ドラムがその前兆を示すかのようなシンバルワークを聴かせ、そして2回目のメロディーからはスウィングしたリズムをバックに、Warren Hill が少し抑え気味にメロディーを崩し気味に展開。

ストレートでまっすぐな音楽が魅力のこのアルバムは、ダイレクトにその力強さであなたのハートへ訴えかけるはず。

ほとばしる若さと、粗めの粒子で描写される彼のブローは、理屈ではない力を伝えてくるから、その密度による満足感の高さを文字で伝えることなんてできないのだ。

無念。


 

Second Opinion

思いのままに表現するサックスに圧倒されます。

途中からスウィング調のドラムとピアノをバックにとってもJazzyででdeluxeな盛り上がりをみせてくれ、いままでJAZZにふれた事のなかった私の心をわしづかみです(笑)

Warren Hill 素敵♪
 

 

14 My Present (Reprise)  - Michael Franks



弾き語りのような、この曲はマイケルの魅力を存分に伝えてくれる。

そのうえ、韻を踏んだ美しい詩の世界を堪能することもできる。

あなたが音のいいオーディオシステムをお持ちなら、ピアノのリリカルな響きも楽しめるはずだ。

まさに珠玉のクリスマスプレゼントといっていいだろう。

 

My Present
Am I allowed to shake it?
Will dose inspection break it?
And can my hands retie these
Ribbons I undo
If what I find is you?
 

My present
I hope its not Ulysses
Or I Hersheys candy kisses
'Cause even chocolate's wrong
When love's long overdue
And the sweet I crave is you

It's Christmas Eve
The kids are finally sugar-plummed
Asleep and smiling
Here we arc alone at last
Somehow
Although it nigh seem immature
Of me my love,
One things for sure I'm
Opening  my present up
Right now
 

My present
I'm glad it's not pajamas
You knew just what I wanted
And such a perfect fit
Desire It I do
Cause all I want is you


僕がもらったプレゼント
ちょっと振ってみてもいい?
それとも点検したら壊れてしまうのかな
ほどいたリボンを
結び直せるだろうか
もし包まれていたのが君だったら
僕がもらったプレゼント
ユリシーズじゃないといいな
ハーシーのキスチョコもお断り
だってずっとお預けだったから

僕が欲しいお菓子は
チョコより甘い君の愛
今日はクリスマス・イブ
子供たちも
満足して眠った
ようやくぶたりきり
子供っぽいかも
しれないけれど
僕は決めたよ
今すぐ
プレゼントを開けるんだ
僕がもらったブレゼント
パジャマじゃなくてよかった
ちゃんとわかっていたんだね
僕にぴったり合っている
いちばん欲しかったものは
君なのさ
 

Second Opinion

女性は押しなべてプレゼントされるのが好きですが、反対に愛する人にプレゼントをする時に、何を送ろうかあれこれ悩むものですが・・・

「僕にぴったり合っている いちばん欲しかったものは 君なのさ 」

なんて言われたらもう〜ダメでしょ!(笑)

Michael Franksの歌声で夢の世界へ行ってしまいそう・・♪
 

 

15 I'll Be Home For Christmas - Spyro Gyra



morning dance で一躍有名になったスパイロジャイラ

ジェイベッケンシュタインのサックスのメロディーが流れると、彼らだということがすぐにわかるほど個性的なサウンドだ。

途中のビブラフォンのアドリブソロが美しい。

リズムはその後一転して流れるような4ビートに変化し、ピアノソロへ。

このあたりのアレンジのうまさは、さすがにアメリカ東海岸を代表する長寿フュージョン・バンドだけのことはある。

クリスマスソングが、スパイロジャイラ色に染め上げられるとこうなるのか!

という嬉しい驚きを楽しむことができる。

 

Second Opinion

JAZZだぁ〜!と思わせてくれるアレンジですね。

いろんなリズムが重なっています〜!
 

 

16 I'll Be Home For Christmas  - Diana Krall

ドラムのブラシのサウンドに載って、ミディアムスローの4ビートが展開されるダイアナのバッキングは、ホーンのアレンジが素敵だ。

フルートが透明感のある涼しげな雰囲気を醸し出し、ちょっとクールで幻想的なクリスマスのムードを感じさせてくれる。

アレンジの素晴らしさが堪能できる歌曲だといっていいだろう。


I'll be home for Christmas
You can count on me
Please have snow and mistletoe
and presents on the tree

Christmas Eve will find me
Where the love light gleams
I'll be home for Christmas
If only in my dreams
 

Second Opinion

やっぱりDiana Krallは素敵♪って再確認しちゃいます。

静かなクリスマスを過ごしたい方にはお勧めでしょう♪
 

 

 

17 The Christmas Song - Celine Dion


 

遠くから聞こえるフルートとオーケストラの響きは少しずつその音量を増しながら、やがてセリーヌの透明感のある歌声が聞こえてくる。

あいかわらず素敵な世界だ。

丁寧なフレージングは、彼女の持つ歌の世界の繊細さを十分に伝えてくれる。

オーケストラアレンジは、厚過ぎず、彼女の声を生かすための上質なエコー処理とあいまって、サウンドの素晴らしさをもまた、堪能することができる。

切ないビブラートは、女性の持つ可憐さをよく伝えてくれるうえ、この曲あたりになってくると、そろそろシャンパンも回ってくる頃だから、気がつかないうちに酔いしれ、あなたを夢の世界へ連れて行ってくれるだろう。



 

Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos.

Everybody knows a turkey
and some mistletoe
Help to make the season bright
Tiny tots with their eyes all aglow
Will find it hard to sleep tonight.

They know that Santa's on his way
He's loaded lots of toys
and goodies on his sleigh
And every mother's child is gonna spy
To see if reindeer
really know how to fly.

And so I'm offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it's been said
many times, many ways
Merry Christmas to you.

暖炉にくべた栗の実がはぜる
ジャック・フロストが君の鼻をつまむ
聖歌隊が歌うクリスマス・キャロル
エスキモーのように着飾った人たち

みんなが知っている
七面鳥とヤドリギ飾りが
この季節を盛り上げてくれると
ちびっ子たちの瞳は爛々と輝き
きっと今夜は眠れないだろう

サンタがやってくるとみんなが知っている
ソリにおもちゃやプレゼントをいっぱい載せて
どの子もみんなこっそり覗いているのさ
トナカイがちゃんと空を飛べるかってね

だから、僕は1歳から92歳の子供達に
このシンプルな言葉を贈ろう
いろんなところで何度も繰り返されている
この言葉を

「メリー・クリスマス!」

 

Second Opinion

出ました!歌姫!なんて透明で繊細な声の響きなんでしょう。

ガラス細工のようだけれど力強い・・・ただただ聴き惚れてしまいます。

バックのストリングスもとても上品。

Shall we dance?で物語が始まりそうな予感が・・・
 

 

18 Last Christmas - Wham!


この前のクリスマス、君にまごころを捧げたのに、君はすぐにそれを捨てちゃった。ボクはもう泣きたくないから、今年のクリスマスが来たら、まごころは、君以外の誰か特別な人に捧げることにしたよ・・

というちょっとばかりメメしい内容の、大ヒットしたワムのラストクリスマス。

歌詞の内容はともかくとして、やはり歌はメロディーが命!という事が、この曲を聴くとよくわかる。

何といってもメロディーが際立って美しい曲だ。

 

Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, You gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special

Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, You gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special

Once bitten and twice shy
I keep my distance but you still catch my eye
Tell me baby do you recognise me?
Well it's been a year, it doesn't surprise me

(Happy Christmas!) I wrapped it up and sent it
With a note saying "I Love You" I meant it
Now I know what a fool I've been
But if you kissed me now I know you'd fool me again

Chorus

(Oooh. Oooh Baby)

A crowded room, friends with tired eyes
I'm hiding from you and your soul of ice
My God I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on
A face on a lover with a fire in his heart
A man undercover but you tore me apart
Oooh Oooh
Now I've found a real love you'll never fool me again

Chorus

A face on a lover with a fire in his heart
(Gave you my heart)
A man undercover but you tore me apart
Next year
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
special
someone
someone
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
who'll give me something in return
I'll give it to someone
hold my heart and watch it burn
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
I've got you here to stay
I can love you for a day
I thought you were someone special
gave you my heart
I'll give it to someone, I'll give it to someone
last christmas I gave you my heart
you gave it away
I'll give it to someone, I'll give it to someone
 

Second Opinion

定番中の定番!

日本のクリスマスの時期には、街を歩いているとどこからともなく聞こえてくるこの曲・・・

どれだけのカップルがこの曲でワイングラスを傾けたことでしょう。

自然と体がスィングしてしまうのは私だけでしょうか。
 

 

 VOL.2

 


Christmas Songs 2004

 

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