Christmas Songs 2005
      
      2005年版クリスマスソング集
		 
		
		
		 
    
      
      VOL.2
		
      	
		
      歌手・曲名リスト
      	
		01 Watching The Snow - Michael Franks
		02 It Came Upon The Midnight Clear - The Manhattan 
		Transfer
		03 Santa Baby - Warren Hill
		04 Have Yourself A Merry Little Christmas - Brian McKnight
		05 Posada - Carlos Santana
		06 Christmas In Kyoto - Michael Franks
		07 (I Long To Feel The) Christmas Spirit - Donna Summer 
		08 Have Yourself A Merry Little Christmas - Warren Hil
		09 Every Year, Every Christmas - Luther Vandross
		10 What Are You Doing New Year's Eve - Diana Krall 
		11 Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! - Wynton Marsalis
		12 Have Yourself A Merry Little Christmas - Babyface
		13 Island Christmas - Michael Franks
		14 God Rest Ye Merry Gentlemen - Richard Elliot
		15 Here Comes Santa Claus - Jeff Golub 
		16 Jingle Bells - Warren Hill 
		17 I Bought You A Plastic Star - Michael Franks 
		
		
   
      
   
      
		各曲の詳細
   
      
  
      	
			
			01 Watching The Snow - 
		Michael Franks
 
	
			
		
		
			4ビートのミディアムテンポで始まる Watching The Snow 。
		
			シャッフル気味の心地よいテンポのバックでホーンによるバッキングは、一定のパターンで構成されている。
		
			途中のピアノが効果的なブリッジで、途中で転調しながら色を変えてゆく。
		
			いわゆるサビの部分は、メロディー部分の変形のようで、それほど雰囲気は変わらない。
		
			エンディングは少し抑え気味に、オフ気味のトランペットとピアノが絡みながら消えてゆく・・
		
			クリスマスの特集アルバムとして2枚目になるので、選曲がポイントだから、あまり重くないものをまず最初に持ってきたというわけだ。
 
		
			Watching the Snow
			Elation for precipitation of the frozen kind 
			Begins to grow when we are both below 
			A quilt watching the snow 
			The crystals fly the wood is dry 
			And you are wearing only fireglow 
			Like a Vermeer tableau 
			Inside watching the snow
 
			To see the meadow sleep beneath 
			Its comforter of irridescent white 
			It sure is quite a sight 
			The maples and the evergreens 
			Surprised their outer branches seem snow-lost 
			As in a poem by Frost 
			
			One of my favorite pastimes 
			And how well you know 
			Is through till picture window 
			When we watch the snow
			
			The gate is locked the dogs been walked 
			Thelonius is on the stereo 
			A crepuscule sec know 
			Inside watching the snow 
			As evening falls tire teapot calls 
			Here's hoping several inches mare sill blow 
			Since we're contented so 
			Inside watching the snow
		
			 
	
	二人で一枚のキルトを被り
	こうして雪を貝ていると
	凍った雨が落ちて来ないわ、と期待する
	宙を舞う緒晶と乾いた薪
	部屋の中で雪を眺める.君
	そのからだは炎に照らされ
	まるでフェルメール1め絵画のようだ
	玉虫哲弓1こ迂軍くEヨし甘圭トにナ布団
	その下で眠る草原は
	なんとも美しい
	楓と針葉樹の枝は
	まるでフ巳ストの詩のように
	雪に埋もれている
	僕の密かな楽しみは
	君もよく知っているように
	こうしで大きな窓から
	外の雪を眺めること
	門は閉めたし犬の散歩も終わった
	ステレオから流れるセロニアス・モンクのビアノ
	部屋の中で雪を眺める
	どこか懐かしい薄暮
	やがて夜が訪れ
	お湯が沸いたとポットが知らぜる
	もっとたくさん降りますように
	こんなに満ち足りた気分になれるから
	部屋から雪を眺めていると
	 
		
			 
		
			02 It Came Upon The Midnight 
			Clear
		
			                                                    
			- The Manhattan Transfer
 
		
			
			
		
			
			イントロの荘厳な雰囲気のコーラスが終わると、フェンダーローズのイントロに導かれ、アカペラのコーラスで始まり、バックのリズム隊がないままでワンコーラスが終了。
		
			そのあとは、弦を中心としてゆったりとしたサウンドが流れ、美しいストリングスの溶け合い具合に酔いしれることができる。
		
			フルートの美しいソロのあとも、まるで映画のような情景が展開される。
		
			2コーラス目に入っても展開される世界は変わらない。
		
			終始一貫した厳かな雰囲気は、しっとりとしたクリスマスムードのうちに、静かに消えてゆく・・
		
			It came upon the midnight 
			clear,
			That glorious song of old,
			From angels bending near the earth,
			To touch their harps of gold:
			"Peace on the earth, goodwill to men
			From heavens all gracious King!"
			The world in solemn stillness lay
			To hear the angels sing.
			
			Still through the cloven skies they come,
			With peaceful wings unfurled;
			And still their heavenly music floats
			O'er all the weary world:
			Above its sad and lowly plains
			They bend on hovering wing,
			And ever o'er its Babel sounds
			The blessed angels sing.
			
			O ye beneath life's crushing load,
			Whose forms are bending low,
			Who toil along the climbing way
			With painful steps and slow;
			Look now, for glad and golden hours
			Come swiftly on the wing;
			Oh rest beside the weary road
			And hear the angels sing.
			
			For lo! the days are hastening on,
			By prophets seen of old,
			When with the ever-circling years
			Shall come the time foretold,
			When the new heaven and earth shall own
			The Prince of Peace, their King,
			And the whole world send back the song
			Which now the angels sing.
			
			
			 
		
			 
		
			03 Santa Baby - Warren Hill
		
		
		
		
			一転して、ミディアムスローでタメのある8ビートに載って、まるで酒場でのライブのように人の話し声が入り混じりながら、メロディーが展開される。
		
			ピアノソロは、音数が少ないままで、サックスソロへ。
		
			音の隙間が十分にあるために、観客の雰囲気がよくわかり、それでいてとてもフレンドリーな雰囲気。
		
			結構あっさりと終わるが、何だかやけに短く感じる。
		
			選曲として、それが狙いなんだけどね。
		
			
			
			
			04 Have Yourself A Merry Little Christmas
		
			- Brian McKnight
		
			
			
			
		ジャンルで言えばブラックコンテンポラリーといっていいだろう。
		
			柔らかい声に絡む弦が美しい。
		
			コードのアレンジがかなり凝っているのが聴き所だ。
		
			エレピが奏でる一味違ったコードワークは、音楽を演奏できる人には、堪らない魅力に映るはず。
		
			
			叫んだり、歌を引っ張ったりすることなく、比較的淡々とした歌が終わると、意表を衝かれるハーモニカによる間奏がまた素敵だ。
		
			
			このあたりの選曲は、CD2枚目ということをかなり意識しているので、一枚目から通して聴いても飽きないはず。
		
			
 
		
			05 Posada - Carlos Santana
		
			
			
		
			カルロス・サンタナの生ギターによる、スローテンポのラテンフレーバーがクリスマスに、新鮮な彩りを添えてくれる。
		
			
			重厚でいながら、徐々にエキサイトしてくるサウンドを支える厚く重いエレキベースのフレージングが聴き所だ。
		
			途中の転調は、重くなりがちな雰囲気にスパイスとしてとても効果的に働いている。
		
			
			このあたりになって気がつくと、いつの間にかエレキギターでの泣きのフレーズに突入しているというわけだ。
		
			単調になりがちな楽器だけによる演奏を、アレンジによってうまくカバーしている曲だ。
		
			 
		
			06 Christmas In Kyoto - 
			Michael Franks
			
		マイケルはかつては教鞭に立ったほどのインテリで、しかも赤坂の日枝神社で神前結婚式を挙げてしまったという大の親日家。
		
			歌詞を聴くだけでそうした彼の想いが伝わるような曲で、京都をキヨードと発音する歌詞をはじめとしてひとつの物語のように。
		
			フリューゲルホーンによる途中の間奏は新鮮な雰囲気。
		
			「カッパマキ」や「ワサビ」などの言葉をピリッと聞かせた、ウィットに溢れた曲調は、マイケルの違った一面をうまく引き出している。
 
		
			京都で過こした
	クリスマスが忘れられない
	小さなホテルの部屋から見えた五重塔
	見下ろしたら
	いくつもの仏像が並んでいた
	どれもが似てるのに異なっていて
	それはまるで
	黒澤明の映画を
	見ているようだった
	京都で過こした
	クリスマスが忘れられない
	君がまとった着物に施された
	絹の装飾が鮮やかだった
	ツリー1まなかったけれど
	覚えているだろう
	君の優しい指と高揚した思いが
	僕の心をとらえた
	あのとぎ京都で過こしたクリスマス
	あのとぎ京都で過こしたクリスマス
	君と過こした
	京都での完禦なクリスマス
	京都で祝ったクリスマス
	すべてが望遠写真
	君と僕のぶたDだけ
	心の底から与え合うことが
	どれほど素晴らしいかを
	教えてくれた
	そして忘れてはならないのが
	ホテルからもらったお酒と
	クリスマスのごちそう
	わさびの利いたかっぱ巷き
	窓の外を見ると
	いつのまにか雪が降り始めていた
	まるで台本通りに
	僕たちのために降ったようだった
	あの京都でのクリスマスは
	ずっと忘れないだろう
	あの日煙突を土り下りしていたのは
	サンタと君だけだった
	 
		
			
			07 (I Long To Feel The) Christmas Spirit - Donna Summer 
			
		
			
		
			
			曲の始めの部分では「ディスコミュージックの女王」ドナ・サマーの曲だということは全くわからないだろう。
		
			
			だが、少しずつ、彼女のエネルギッシュな歌が顔を出すが、アレンジによって、途中から彼女の声の魅力を引き出すようにコントロールされている。
		
			
			だが途中からは転調を伴いストリングスも絡みながらエンディングへのクライマックスへとうまく誘導しているが、それでも終始抑制された美しさを味わうことができる。
		
			
			Everyone gather near
			and I'll tell you a story that you'll love
			ooh it's Christmas time
			the season's right
			the season's right
			and all around the world we celebrate the birth of Christ
			
			He came to bring us peace
			he came to bring us everything that we need
			to set us free
			oh I long to feel that Christmas spirit in my heart
			oh I long to feel that Christmas spirit in my heart
			
			As a child I still recall
			well Christmas was my favorite season of them all
			oh my heart was filled with child night praise
			and I hope there is you know it
			why the savior came
			
			He came to bring us peace
			he came to bring us everything that we need
			to set us free
			now I long to feel that Christmas spirit in my heart
			yes I long to feel that Christmas spirit in my heart
			
			So turn your heart throbs in
			and let God grow within
			not to destroy
			the greatest gift I've known
			he came to earth to bring love
			to show us love
			
			He came to bring us peace
			he came to bring us joy
			he came to bring us everything
			
			Have faith if we believe
			the gift that we receive
			is like that love and everything
			
			the greatest gift I've known
			he came to earth to bring love
			he came to bring us everything
			still l long to feel that Christmas spirit in my heart
			yes I long to feel that Christmas spirit in my heart
			now I long to feel that Christmas spirit in my heart
		
			 
		
			 
		
			08 Have Yourself A Merry 
			Little Christmas - Warren Hill
 
		
			艶のある録音が、彼の違った一面をうまく引き出しているようだ。
		
			
			タブラのようなサウンドがとても効果的だが、この有名な曲のメロディーを比較的忠実にブローしているが、端々で彼のアドリブへの展開の能力がわかるようなフレーズを聴くことができる。
		
			
			エンディング近くなると、彼のアドリブを生かした、抑え気味ながらも、生き生きとしたフレーズも登場するから、飽きることはないはず。
		
			
 
		
			 
		
			09 Every Year, Every 
			Christmas - Luther Vandross
		
			
			
			
		ルーサーの声を聴いた瞬間から、彼の世界が展開される。
		
			そういったアレンジはいわば彼の定番といっていいだろう。
		
			
			全体にクリスマスの雰囲気はそれほど濃くないので、彼の艶のあるベルベットボイスを十二分に楽しむことができる。
		
			音を伸ばしても、柔らかさを十分に保っている歌声は、彼の変わらない大きな魅力だ。
		
			 
		
			 
		
			10 What Are You Doing New 
			Year's Eve - Diana Krall 
		
			
			
		
			
			ミディアムスローなブラシによるリズムに乗り、一転してドライなタッチのダイアナのこの歌は、淡々とした表現ととてもよくマッチしている。
		
			
			ちょっと凝ったアレンジのオーケストレーションは、彼女独特の世界を創りあげる大きな要素と言っていいだろう。
		
			とても短く感じる曲だ。
 
		
			When the bells all ring and the 
			horns all blow
			And the couples we know are fondly kissing.
			Will I be with you or will I be among the missing?
			
			Maybe it's much too early in the game
			Ooh, but I thought I'd ask you just the same
			What are you doing New Year's
			New Year's eve?
			
			Wonder whose arms will hold you good and tight
			When it's exactly twelve o'clock that night
			Welcoming in the New Year
			New Year's eve
			
			Maybe I'm crazy to suppose
			I'd ever be the one you chose
			Out of a thousand invitations
			You received
			
			Ooh, but in case I stand one little chance
			Here comes the jackpot question in advance:
			What are you doing New Year's
			New Year's Eve?
 
		
			 
		
			 
		
			11 Let It Snow! Let It Snow! 
			Let It Snow!
		
			- Wynton Marsalis
		
			
			
			
		
			
		
			ハードな色合いのイントロから一転して、よくスイングしたミディアムテンポのトランペットが、ジャズフレーバーを一杯に振りまきながら、スウィングする様は「まさにジャズの醍醐味」と言っていいだろう。
		
			
			コードワークこそ、クリスマスソングだが、演奏自体に甘さは一切ないために、こうした組み合わせで聴くと、そのよさが一層際立つことになる。
		
			
			途中のサックスソロも、そのテイストとよくマッチして、少しモノトーンなフレージングを展開し、長すぎない頃合いで、ウィントンのペットへ引き継いているが、このあたりがクリスマスソングとして意識されているかな?といった種類の演奏だ。
		
			 
		
			 
		
			12 Have Yourself A Merry 
			Little Christmas - Babyface
		
			
			
 
		
			ベビー・フェイスのポップで甘く柔らかい歌声は、聴くものの心へ染み入るようは肌合いを持っている。
		
			
			ちょっと、弾き語り風の歌にあわせたオーケストラの厚いアレンジは途中でピアノだけになったり、弦がかなりメロディアスに動いたりと、よく聴くとなかなか凝ったアレンジがなされている。
		
			このあたりの、アレンジに対するインテリさも彼の魅力の一部だと思う。
 
		
			from the film Meet Me In St. 
			Louis
			Hugh Martin, Ralph Blane 1943 
		
			
			Have yourself a merry little Christmas,
			Let your heart be light
			From now on,
			our troubles will be out of sight
			Have yourself a merry little Christmas,
			Make the Yule-tide gay,
			From now on,
			our troubles will be miles away.
			
			Here we are as in olden days,
			happy golden days of yore.
			Faithful friends who are dear to us
			gather near to us once more.
			
			Through the years we all will be together
			If the Fates allow
			Hang a shining star upon the highest bough.
			And have yourself a merry little Christmas now.
 
		
			 
		
			13 Island Christmas - 
			Michael Franks
			
		
			陽気で明るい、南国でのクリスマスをイメージさせる曲調は、マイケルが只者ではないことを端的に物語っていると思う。
		
			それにフルートのアドリブソロの素晴らしさには、ちょっと意表を衝かれた。
		
			ピアノのサポートがまた憎い。
		
			
			スティールドラムのサウンドもとても効果的で、とにかく一気に夏に突入したかのような雰囲気は、とても楽しい気分にさせてくれる。
 
		
	焚き火で焼いた
	栗のにおいは嗅ぎたくないけれど
	君が望むならバナナを剥いてあげるよ
	今年は南の島でクリスマスを過こしたい
	今年は南の島でクリスマスを週こしたい
	クリスマス・キャロルはもう聴きたくないし
	梨の木に留まった鳥を数える歌も歌いたくない
	日焼け止めのクリームを
	僕の全身に塗ってほしいのさ
	今年は南の島でクリスマスを過こしたい
	今年は南の島でクリスマスを過こしたい
	去年の夏に着てたあの透けてるドレスを
	鞄に詰め込んだら
	僕は君をさらって行く
	そしてクリスマスの朝になったらゆっくりと
	椰子の木の下で君を包んでいるものを剥がすのさ
	電話をして切符を買おう
	量より質が大切さ
	だってぶたりにとって最高の贈り物は
	お互いなんだから
	今年は南の島でのクリスマスが必要だ
	今年は南の島でクリスマスを過こそうよ
	マンゴーの木を飾り付けて
	豆電球は僕の体に巻き付ければいい
	クリスマスの日の雪かきはやめて
	青い海でシュノーケリングをしよう
	みんながジングルベルを歌っている間に
	僕らは海岸で貝を集めるんだ
	バハマでネルのパジャマを
	着るのは許されない
	ヘンデルのメサイアの調べも
	スチール・ドラムには暗すぎる
 
		
	 
		
			 
		
			14 God Rest Ye Merry 
			Gentlemen - Richard Elliot
			
		
			
		
			
		
			8ビートのエレキベースとドラムに載った、ちょっとグローバーワシントン風のリチャードのテナーは、腕達者なエレピやギターの定番サウンドでしっかりとサポートされている。
		
			
			こういうクリスマスソングもあっていいかな?ということで加えた一曲だが、CD一枚に連続して同じようなクリスマスソングが続く場合、こうしたバラエティーを加えるのがポイントだろうね。
		
			ちょっと気分転換だ。
		
			 
		
			 
		
			15 Here Comes Santa Claus - 
			Jeff Golub
		
		
			
			
			
			
		ちょっとラリーカルトン風。バッキングがなかなか凝っている。
			
			職人ワザが散りばめられているから、聴いていて飽きない作りだ。
		
			
			つまり次への展開が読めないというアレンジなのだが、このスリリングさが、この曲の大きな魅力になっている。
		
			譜面であらかじめ、ガッチリと構成された魅力といっていいだろうか。
		
			
			トータルのサウンドでこれだけ多彩なサウンドと、音空間の組み合わせを創り出すプロの技を十分に堪能できる一曲だといっていいだろう。
		
			 
		
			16 Jingle Bells - Warren 
			Hill 
			
		インストだが、この難しい曲をどうアレンジするかが聴き所。
		
			途中のブレイクのアイデアはなかなかのもの。
		
			そう思いません?
		
			
			メロディーの吹き方としてこれだけのネタがあれば、どんな曲でもそれなりに料理することができるというわけだ。
		
			
			途中でリズムが止まったときのソロを聴けば、彼が超一流のノリとフレージングを持っていることがいやおうでもわかってしまうというわけで、なんとも言葉が出ない。
		
			
			最後にちょっと歪んだフェンダーローズで、こういう風にエンディングを決められると、全く持って大したものだと、感心するしかない。
		
			元気がいいのに洒落ているしね。
		
			このアルバムで、彼をちょっと見直したという次第。
		
			 
		
			 
		
			17 I Bought You A Plastic 
			Star - Michael Franks 
		
			2枚目の最後のトリはマイケルだ。これくらい重くなければ、2枚続けて聴いても、クリスマスソング食傷シンドロームにはならないはず。
		
			ということで、やはり選曲と、曲順は大事だなあと。
		
			回の4枚組みクリスマス特集をやってみた実感としてですが。
		
			
			詳細解説もそれなりに工夫をしたというか、この2枚目は書く時間があまりなかったの朝早く起きての書き下ろしなのでこうなってしまったというわけだ。
		
			イントロとエンディングはオルゴールという素敵さ。
		
			さすがマイケル。参りました。
		
	この辺りも夜になると
	20度以下になってけっこう涼しい
	椰子の木にはエンジェルヘア
	クリスマス・ツリーに見えてくる
	でもサンタは謹慎中で
	彼のトナカイは結核を患っている
	だからフラスチックの星を買ってきたよ
	君のアルミ製のツリーのために
	サンタの姿は消えてしまった
	サックスからもメイシーズからも
	シアーズにならいるかもしれない
	思いっきりクリスマス気分に
	ひたるのがいいかもしれない
	これから1Q年は
	暗いサイレント・ナイトが続くから
	不況に襲われる前に
	感動を与えようかと思って
	プラスチックの星を買ってきたよ
	君のアルミ製のツリーのために
	感謝祭のお祝いと
	カボチャから解放されたばかりだというのに
	サンセット通りとバイン通りの交差点には
	もうサンタが集まっている
	地獄で舞う雪は
	きっと僕より溶けるだろう
	だからプラスチックの星を買ってきたよ
	君のアルミ製のツリーのために
	クレジット・カードじゃ
	悩みは解決しないかもしれない
	住所がビバリーヒルズでもないかぎり
	思いっきリクリスマス気分に
	ひたるのがいいかもしれない
	これから10年は
	暗いサイレント・ナイトが続くから
	不況に襲われる前に
	感動を与えようかと思って
	プラスチックの星を買ってぎたよ
	君のアルミ製のツリーのため
		
	 
    
      
      
		VOL.1
		
	 
  
      
 
      Christmas Songs
      2004