Windows7は待ち(CQGユーザーは)

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Windows7をノートブックPC(ThinkPad X61 Tablet)に入れて、色々試してみました。元のOSはWindows Vista Ulltimateでしたが、購入したのはWindows7 Professionalのアップグレード版でしたので 、新規インストールになります。

Windows7インストール後は、LenovoよりSystem Updateをダウンロード・インストールして、ThinkPad固有のドライバ類をインストール。更にSystem Updateで導入されないユーティリティ類もダウンロール・インストール。更にWindows UpdateでOSも最新の状態にアップデート。

インストール後の感じとしてはまあまあです。

今回の目的は、メインPC環境をWindows7に移行できるか見極めること。事前情報ではAdobe Acrobat 8 Professionalに若干の不具合があることでした。

本来はAcrobat 9へ移行すれば良いのでしょうが、Adobe Web Premium Suiteの一コンポーネントであり、使用頻度が高いわけでもないので、Windows7をサポートしているWeb Premium CS4はスキップするつもり。

結果、IE8では「Webブラウザ上でのPDF閲覧にAdobe Reader を使用できません。......」というダイアログを表示でOKすれば表示できます。Firefox3.5ではそういったことは無いので大きな問題ではないでしょう。

#11月18日、8.1903へのUpgradeで以下の問題は解消されました。

さて本命の「CQG」です。インストールは特に問題ありません。現在使用中のページをImportしようとしたのですが、CQG File Administratorが、「Suspending CQG for restore...」を表示したままで止まってしまいます。そのまま放置すると次のような画面を表示してImportに失敗してしまいます。

Win7_CouldnotshutdownCQG.png

私の場合、CQGのバージョンは8.1899となっているのですが、仕方ないのでセミナー用アカウントで7.9840も試してみました。こちらも「Suspending CQG for restore...」でしばらく止まりますが、少し待つと解除されて無事Importできました。7.8用のページだともっと早かったのでデータ・バージョンでの違いもありそうです。

もし「Could not shutdown CQG」を表示した場合やSuspending状態に我慢できない場合、タスクマネージャーを起動してプロセスを直接終了させるしかありません。そうしないとCQGのプロセスが残るので、Windowsを再ログイン(あるいは再起動)しない限り、CQGを再実行出来ません。

Win7_taskmanProcess.png

タスクマネージャーで赤く塗っているプロセス・イメージ名を終了させます。終了させてもCQGが正常にシャットダウン出来ていていないので、次にCQGでログインするときには、「現在起動中ですよ」は表示します。

以上は、Windows7の32bit版、64bit版の両方で確認しました。

結論は、「CQGユーザーは、8.1899の次で問題が改善されるまでWindows7は待て」ってことです。だってページをImport出来なければ環境を移行できませんからね。

今のところ、Windows7アップグレード付きのWindows Vistaモデル、Windows7 ProfessionalからのWindows XPダウングレードなモデルも購入できるようなので、Windows7リリースの機会にPCのアップグレードを考えていたCQGユーザーは、考えたほうがよいかもしれませんね。

でも、今更32bit版を購入する時期でもないしな...と思われる方は...、そう考える方はなんとでもなるでしょう。多分...

ちなみにRealTickのrecommendなOSは、未だにWindows XPなんですね。RealTickは、それほど負荷が高いアプリケーションでもありませんから、XPMode上で使うというのも有りかもしれません。

CQGをWindows7のXPModeで使うのはどうかな?CPUが十分であれば行けると思いますが。

私の場合は、しばらくWindows Vistaを使い続けるでしょう。Windows7を使わなければ、ということもほとんどありませんからね。

(そういいながら、Vistaでもいつの間にか移行していましたが)

ちなみに、サポート期間という面を考えると、Windows7はProfessionalが2020年までなので良いのですが、とても10年も同じPCを使っているとは思いません。特にメーカー製の場合はね。なお、Windows VistaではBusinessが2017年まで延長サポート、それ以外は2012年+3年のセルフヘルプ サポートです。

#どうしてもWindows7でCQGを動かしたい方

動いている環境のPrivateフォルダーの内容を、Windows7のPrivate(デフォルトでは、C:\Users\Public\Documents\CQGNet\Private)にコピーすればページを移行できます。しかし、AutoBackupも同じ現象がでますので、ページがクラッシュすると回復手段がありません。

サポートでは現象を認識していて、8.1の次のバージョンあたりで対応されるのでは?という話です。企業がOSを更新する場合、半年程度の評価期間を置くものなので、証券会社やファンドがWindows7を使い始めるのは早くても春先でしょうから、その数か月前には問題が改善されているのだろうと思います。

#8.1は全てのOSで...

8.1899ですが、その後確認したところ、XP・Vistaでも同じ現象が起きています。8.1899へのUpgradeを表示した私のアカウントは、7.9840でログインしても、Upgradeを表示しなくなっていますのでUpgradeの進行が止まっているのかもしれません。