日経平均の10%を占める銘柄

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ファーストリテイリング(9983)の日足チャートです。日経平均に採用されています。日経平均は225銘柄の株価を全て加算(銘柄によっては分割補正)し、日経平均除数で割ることで算出します。現時点の日経平均除数は24.975です。3月8日のファーストリテイリング(9983)の終値は31500円ですから、日経平均に占める割合は、

 31500円 ÷ 24.975 = 1261.261円

 これを3月8日の日経平均の終値 12283.62円で割ると、

 1261.261円 ÷ 12283.62円 = 0.102678 (10.3%弱

ファーストリテイリング(9983)は3万円を超えたので呼値が50円単位です。つまり1ティック動くと2円影響があります。これが数ティック動くと日経先物取引にも影響を及ぼします。簡単に言えば日経平均上げたけりゃファーストリテイリング(9983)を買えです。

先週終値から 6120円上げたので 245円寄与、日経平均は677円上げたので上昇に占める割合はなんと 36%!

他に日経平均への影響度が大きい銘柄はファナック(6954)、ソフトバンク(9984)などです。それぞれの株価は、

 ファナック(6954) 14380円 (呼値10円)

 ソフトバンク(9984) 3775円 (みなし額面 50/3円) ⇒ 11325円 (呼値 1円×3)

3銘柄の日経平均に占める割合は18.6%強。どちらも大型銘柄ですし浮動株数もそれなりにありますから、それほど腰が軽くありません。

日経平均を3月末までに1万3千円にするには、ファーストリテイリング(9983)を4万円まで上げれば楽勝ですね。その代わりに壮絶な高値掴みになりそうですけどね。日証金の融資残高は3月7日時点で200株しかなく天井だと考えている人が多いということなのですが、業績とはもはや関係なく日経平均の思惑だけで動く状況になってきているようです。

その分、月次データにネガティブなものが現れると、壮絶なギャップダウンに見舞われる可能性もありますけどね。