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Wednesday May 31, 2006

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失敗の仕方を学ぶ?

ABCニュースが、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏に挑戦した。誰でもキヨサキ氏の言うように、本当に金持ちになれるのだろうか?スタート資金は1000ドル、そして制限時間は20日間の設定で、3人が実験に参加した。先ずメンバーを紹介しよう。広告会社勤務のシェリルさん、建築会社に務めるジュリーさん、そしてカウンセラーのジェームズさんだ。 集まった3人を前に、キヨサキ氏は話し始める。「あなた方の中で、誰が最も起業家としての才能があるかをテストしたいと思います。与えられた20日間で、手持ち資金の1000ドルを増やしてください。方法は、あなたが自分で決めてください。もちろん、法に違反するやり方はダメです。それから、もう一つ約束してほしいことは、だれにもABCニュースが主催者であることを言わないでください。」 説明が終わり3人が去った後、キヨサキ氏はABCニュ...

Tuesday May 30, 2006

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何を監視するべきか?ファンド・マネージャーの警告

どの株番組でも同じことが討論されている。はたして、本格的なベアマーケットが始まったのだろうか?「中国と米国経済は、やや減速気味の傾向があります。インフレをかなり心配している人たちが多いですが、私はそれほど気にしていません」、と言うのはヘッジ・ファンド・マネージャーのマーク・バウチャー氏だ。「アメリカと中国の経済成長が急ピッチで下がるのではなく、ゆっくりしたペースで修正するなら、世界経済のソフトランディングが可能です。」 これから先、株式市場は何回かの下げを展開することになりそうだが、バウチャー氏は投資者が注目すべき点をいくつか挙げている。「2006年度の投資を成功させるには、国債の監視を忘れてはいけません。下は長期国債ファンド(TLT)の月足ですが、注意を払わなくてはいけないのが、82付近を走るサポートラインです。もしこのラインが崩れるようなら、株式市場は厳しい状況に陥る...

Monday May 29, 2006

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なぜ長期投資をする人が多いのか?

あなたは短期投資専門ですか、それとも長期投資が専門ですか?この質問に明確な回答ができる投資者は少ない、とコラムニストのケン・シュリーブ氏は言う。「ほとんどの人たちは、こう教えられてきたはずです。株を買ったら、長く持ち続けなさい。多少の値動きに動揺してはダメです。もし株価が半分になるようなことがあったら、迷わず買い足しなさい。全ては時間の問題です。きっと株価は元に戻るだけでなく、利益も上げることができるでしょう。」 シュリーブ氏の例で分かるように、長期投資者の欠点は、現在の株価や経済状態にあまり注意を払わないことだ。場合によっては、株は長期持てば必ず儲かる、と信じている人もいるから、持ち株のことを完全に忘れてしまっている投資家もいる。「長期投資を専門にすることは構いません。しかし、多くの人は株を必要以上に長く持ちすぎです」、とシュリーブ氏は指摘する。 どうして人々は...

Saturday May 27, 2006

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米国経済の行方を決定する今期と来期

第1四半期、米国GDP(国内総生産)は5.3%の伸びを見せたが、こんな好調もこれで終わりだ、と言うアナリストたちがいる。最近のデータによれば、製造業は冷えこみ始め、住宅市場も下向きだ。たび重なる金利引き上げ、それにオイルやガソリンなどのエネルギー価格上昇は、消費者の家計に重圧となっている。 「第1四半期のGDPは強い数値でしたが、5%台の数字を見るのは、これが最後になると思われます」、と語るのはグローバル・インサイト社のアナリスト、ナリマン・ベラベッシュ氏だ。「低迷がハッキリし始めた不動産、個人消費の低下は米国経済を減速させることでしょう。」 ドイツ銀行の、ジョセフ・ラボグナ氏は、こんな見方をしている。「+5.3%という第1四半期の結果は目覚しい成長率です。しかし、だからといって将来の見通しに楽観的になることはできません。まだ推測の段階ですが、今期のGDPは2%以...

Friday May 26, 2006

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最悪の事態に備えるフォード・モーター

ふところが寂しくなると、さすがに心細いものだが、現在のフォード・モーターが正にそんな状況だ。ビジネス・ウィーク誌の報道によれば、きびしい展開が予想される向こう18カ月間に備えて、フォードは貴重な現金を節約しているという。その証拠に、5月24日、フォードは今年10月に満期となる社債保持者に、高金利の2010年と2011年に満期になる社債へ乗り換えることを説得した。 少し説明すれば、10月に満期を迎える社債総額は25億ドルにおよび、4.95%の利子が支払われていた。当然、フォードはこれで25億ドルの金が必要になるわけだが、この出費は経営の苦しいフォードはどうしても避けたい。そこでフォードが思いついた策が、現金を払う代わりに、社債保持者に他の債券への乗り換えを強く勧めているわけだ。 もちろん、社債保持者はフォードの悪化する経営状況を知っているから、10月には満期になる社...

Thursday May 25, 2006

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クレーマー氏が語る下げ相場で買える銘柄

人気番組「マッド・マネー」で、ジム・クレーマー氏は「ボラティリティが今日のマーケットを支配している」、と視聴者に警告した。どういう意味だろうか?簡単に説明すれば、株価が乱高下する変動率の高いマーケットでは、損は予想以上に大きくなり、逆にうまく行った場合は思わぬ大きな利益を手にすることができる、ということになる。 マーケットに下げは付き物だが、「まだこれから大きな下落がある」、とクレーマー氏は断言する。投資者はどうするべきだろうか?クレーマー氏の回答を記す前に、投資アドバイザーが薦める一般的な方法を説明しよう。 1、株を現金化する 2000年から2003年まで続いたベアマーケットを思い出してほしい。ハイテク株は徹底的に叩かれ、50%以上下げる株が続出した。ウォーレン・バフェット氏が言うように、投資で成功する秘訣は損を出さないこと。ここは持ち株を売って、しばら...

Wednesday May 24, 2006

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注目される日銀の動き

世界で最も力がある銀行は日銀だ、とジム・ジューバック氏(経済コラムニスト)は言う。ヨーロッパ、アジア、米国株式市場が5月11日から大きな下方修正となったが、どうやらこれは日銀が原因らしい。ジューバック氏の意見を聞いてみよう。 「なぜこんなに株が売られたのでしょうか?5月17日、ダウ指数は214ポイントにのぼる大きな下落を展開しました。アメリカは悪性なインフレに陥る可能性がある。だから連銀は予想以上に金利を引き上げることになるだろう、といったことが株不調の原因と説明されています。 5月17日の朝、発表された消費者物価指数は+2.3%でした。危険信号の2.5%に近い数値だったので、6月の会議で短期金利が引き上げられる可能性が、35%から50%に上昇しました。もし6月に利上げが実施されると、17回連続ということになります。金利上昇は株に悪影響と言われますが、先週マーケッ...

Tuesday May 23, 2006

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アナリストも大衆の一人

バブルが弾けた2000年、いったい何パーセントの株に売り推奨が出されたのだろうか?正解は、たったの5%だ。投資者の資金を守るために、とうぜん売りが薦められるべきだったが、事実は割高なインターネット銘柄が推され続けた。50%の下落など良い方で、シエナやCMGIのように、99%の価値を失う株も続出した。 それから5年、「現状は今日もあまり変わりがありません」、とリッチ・スミス氏(フール・ドット・コム)は言う。話を聞いてみよう。 「インターネットバブルが弾けた後、新しいトレンドが生まれました。アナリストたちが、売り推奨を出すようになったのです。そこで、少し調べてみました。2000年から2004年までに、売りが推薦された株は、年平均で19%の伸びがありました。買いとホールドの格付けが発表された銘柄は、年平均で7%の上昇です。 アナリストは馬鹿ではありません。皆すば...

Monday May 22, 2006

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夏用の株

まだ5月だ、と言われるかもしれないが、そろそろ本格的な夏がやって来る。夏休みでマーケット参加者が減ることを理由に、秋まで株式市場から遠ざかる投資者もいるが、完全に投資を一旦中止してしまうのは勿体ない。「今年の夏、どんなマーケットが展開されるかを、正確に予測できる人はいません。退屈な相場になる可能性もありますが、大切なことは、夏用の投資ポートフォリオを作ることです」、と投資アドバイザーのハリー・ドマッシュ氏は言う。夏用の投資ポートフォリオ?氏の話を続けよう。 「夏は横ばいする傾向がありますから、方向性のはっきりしないマーケットで、良い成績を上げることの出来る株を選ぶことが肝心です。簡単に言うと、高配当銘柄が対象になります。もちろん、企業のサイズ、収益性、アナリストによる格付け、リスク/リワード比なども考慮する必要があります。 配当の利回りは、過去の配当金を使って計算...

Saturday May 20, 2006

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新人トレーダーへの言葉

「あなたなら、どちらを選びますか?完璧なトレードシステムですか、それとも素晴らしい友人ですか?」と質問するのは、先物トレーダーのノーマン・ハレット氏だ。妙な質問と思われるかもしれないが、トレードばかりに熱中してしまうと、当然な答えが分からなくなってしまう。氏の話を続けよう。 「先ず、完璧なトレードシステムの定義から始めましょう。完璧なトレードシステムとは、あなたのトレードスタイルと性格にピッタリ一致するシステムのことです。あなたは長く待つことが嫌いですか?オーバーナイトで株を持つと、気になって眠れなくなりますか?週足チャートより、3分足の方がやりやすいですか?このような質問に回答することで、自分の性格をつかむことができます。 ベテラントレーダーは、なぜ新人トレーダーを大歓迎するか分かりますか。誰でもトレードを始めると、高価なコンピュータを買って、チャートソフト、そ...

Friday May 19, 2006

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トレード・コーチ、ダグ・ハーシュホーン

トレーダーのコーチとして知られるダグ・ハーシュホーン氏は、大学を卒業するまで、野球に明け暮れる毎日だったと言う。シカゴ・マーカンタイル取引所で、しばらくフロア・トレーダーを務めたが、やはり野球を忘れることができない。そんな訳で氏は、大学へ戻ってスポーツ心理学を学び、野球コーチとしての生活が始まった。 「スポーツ心理学が、トレードに応用できることに気がつきました。トレードも野球のように、メンタル・ゲームの要素を多分に持っています」、とハーシュホーン氏は言う。「ほとんどの人たちは、トレードで成功するには、プロ・スポーツ選手のようなタフ・メンタリティーが必要と思っています。しかし、それは誤解です。」誤解?タフなメンタリティーは要らないのだろうか?氏の話を続けよう。 「スポーツの場合ですが、失敗したらうまく出来るようになるまで、徹底的に練習することが強調されます。失敗が重...

Thursday May 18, 2006

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天才少年トレーダー、デービッド・ベイカー

「株を持っていると、よく眠れないのです。ですから、私がデイトレードを選んだのは自然な成り行きです」、とデービッド・ベイカー氏は言う。「ベテラン・トレーダーから手法を学びましたが、これは小さな利益を素早く取る、スカルピングでした。一回の利益が少ないですから、スカルピングに要求されるのは、頻繁な売買です。」 ベイカー氏が本格的にトレードを始めたのは、大学2年生の時だ。株の儲けで、授業料、アパート代、食費などを全てまかなったというから、生まれつきの才能があったのかもしれない。とにかく株が最優先だったから、午前中の講義には一切出席しなかった、とベイカー氏は回顧する。 天才少年、と呼ばれるようになるまでスカルピングの腕は上がったが、ある日ベイカー氏は口座資金の半分を失う大損を出した。「この損で、しばらくトレードが出来なくなりました。資金が不足したからではありません。ここが買...

Wednesday May 17, 2006

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ニュース・トレーダー、ケン・ウルフ

ニュースを聞いてからでは遅すぎる、とよく耳にするが、ケン・ウルフ氏はニュースを利用したトレードが上手いことで有名だ。「一見するとデタラメのようですが、ニュースが作り上げる値動きには、一定のパターンがあります。例えば格下げ、予想以下の決算発表はギャップダウンを引き起こします。小さなギャップではダメですが、極端に大きな時は注目です。高い確率で一転反発がありますから、強力なラリーに乗ることができます。」 とにかくニュースが無くてはトレードができないウルフ氏だから、テレビ、ラジオが消されることはない。ニュース・トレーダーになるには、どんなことに注意する必要があるのだろうか?「たぶんトレード方法はあると思うのですが、5ドル以下の安い銘柄は避けた方が無難です。インチキというわけではないですが、あまり安い銘柄はマーケット・メーカー(注文に応じて売買する義務を負う証券会社)の数が少ないの...

Tuesday May 16, 2006

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ヘッジファンドマネージャー、マーク・バウチャー

1990年代、トップクラスのヘッジファンドマネージャーとして活躍したマーク・バウチャー氏には、嫌な思い出がある。1973年のベアマーケットで、氏は口座資金の90%を失ってしまったのだ。徹底した資金管理抜きで、投資で勝つことはできない。それが、氏の学んだ最高のレッスンだった。以前CBSでレポーターを務めた、ケビン・マーダー氏がバウチャー氏をインタービューした。一部を紹介しよう。 ケビン・マーダー(KM):最初に株式市場に興味を持ったのはいつですか? マーク・バウチャー(MB):初めて株を買ったのは高校生の時です。私が9才の時、父が亡くなってしまったのですが、大学のために10万ドルの資金を残してくれました。実際に私が大学に入学して間もない頃ですが、10万ドルの資金は、たったの1万ドルになっていました。銀行の人が私の資金を運用していたのですが、ベアマーケットで大失敗をお...

Monday May 15, 2006

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トレードで成功するための50項目 その2

残りの25項目を記そう。 26、フェンシングと、トレードの共通点は何だろうか?それはスピードと死だ。 27、儲かったことを自慢するな。 28、夢は大きければ大きいほど良い。 29、失敗の土台が無ければ、勝利を得ることはできない。 30、負けトレードは早く忘れろ。勝ちトレードは更に早く忘れろ。 31、どんなに悔やんでも過去を変えることはできない。開かないドアは忘れて、次のドアを探すことだ。 32、マーケットは、あなたの考えていることに全く興味は無い。いつも正しいのはマーケットだ。 33、出動よりも利食いの方が難しい。 34、思惑が外れたら直ぐ脱出すること。 35、冷静さを失うような大きな買い物をするな。一日で財産を築くのは無理な話だ。 36、連敗を避けろ。 37、高値で売ろうとするな。安...

Saturday May 13, 2006

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トレードで成功するための50項目 その1

下記のルールは決して新しいものではない。しかし、マーケットの魔術師として知られるリンダ・ラシュキ氏には、これら無しで成功を語ることはできない。さっそく見てみよう。 1、トレード計画を立てそれに従う。 2、全てのトレードを記録すること。 3、大きな損を出しても、前向きな姿勢を崩さないこと。 4、マーケットを家庭内に持ち込むな。 5、高い目標を設定しろ。 6、悪材料は買い、好材料は売り。 7、高値圏での買い、安値圏での売りを恐れるな。 8、マーケットの勉強を怠るな。 9、他人の意見を聞き過ぎるな。 10、苦しくても努力を中断するな。 11、損切りを確実にして、損を最小限に抑えろ。 12、一度入れた損切りを変更するな。 13、出動前に、利食いと損切りのポイントを設定しろ。 1...

Friday May 12, 2006

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銘柄選びの注意点

上げ基調の確りした株を選ぶことが買いの基本になる。しかし、「確り」では意味があいまいだ。なだらかにゆっくりと上げる銘柄と、45度の角度で上昇する銘柄なら、どちらが確りした上げ基調だろうか?そんな時に役立つのが、ADX(アベレージ・ディレクショナル指数)だ。 ADXは0から100までの数値で示されるが、60を超えることは滅多に無い。30以上は極めて強いトレンドを表し、20以下なら、方向性に乏しい横ばいケースが多い。だから、買うならADXが30以上の銘柄、悪くとも25以上のADXを有する株を選ぶことが大切だ。ブレイクアウト候補を探すなら、ADXが20以下の横ばい銘柄を見てみるのも面白いだろう。 もう一つ利用したいのがRSI(レラティブストレンクス)だ。これは一般チャートソフトに付いてくるRSIのことではない。チャートのRSIは、過去の株価と現在の株価を比較し...

Thursday May 11, 2006

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重要な値動きと出来高の分析

スティーブ・パームクイスト氏は、マーケット経験20年のベテラントレーダーだ。多くの人たちと同じように、本やセミナーを通してトレードを習得した。問題なのは、本には様々なチャート・パターンが例として載っているが、どんな環境でそのパターンが有効なのかが説明されていない、とパームクイスト氏は言う。 試行錯誤を重ねて出した、パームクイスト氏の結論はこれだ。「あらゆるチャート・パターンをバックテストしましたが、重要なことは好きなパターンを見つけることではなく、マーケット環境に合ったパターンを適用することです。パターンに好き嫌いがあったのでは、利益を得る機会が減ってしまいます。ですから、数多くのパターンを用意しておくことをすすめます。」 株が専門ですか、それとも先物ですか?の質問に、氏はこう答えている。「私は何でもトレードします。たしかに株だけを専門にする人たちが多いですが、私...

Wednesday May 10, 2006

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不安定な世の中を好む金

金の1オンスあたりの価格が700ドルを突破した。こんな高レベルに達するのは、1980年10月以来初めてだ。「世の中が不安定になるほど、金は値上がりします」、と金ディーラーのジョン・ナドラー氏は言う。5月だけでも、金は既に29ドルも上昇している。インフレ懸念、イランの原子力プロジェクト、下降が止まらないドル、それにミューチュアルファンドによる買いが主な金急騰の原因だ。 シティグループの調べによると、4月末における商品市場の総ロングポジションは、オイルが300億ドル、ガソリンも300億ドル、そして金が第3位の130億ドルだ。「多数の人たちが、ドルベースの口座を保有していますから、とにかく口座を守ることが最優先されています。ですから投資者は、上昇する金を追いかけることを、全く気にしていません」、とナドラー氏は述べている。 上記した、イランの原子力問題も、なかなか思ったよ...

Tuesday May 9, 2006

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起業家のための5項目

起業家を夢見るサラリーマンが多い。スモール・ビジネス・アドミニストレーションの統計によれば、三分の一のビジネスは2年以内、そして半分以上が5年以内に倒産するという。まことに厳しい現状だが、だからといって夢を捨てる必要は無い。何故、そんなに高いパーセンテージの失敗率なのだろうか?CNNニュースは、ビジネスオーナーが犯す、5つの大きな間違いを挙げている。 1、不十分な資金 ビジネスが破綻する最大の原因は、十分な資金を持って起業しなかったためだ。経営コンサルタントの、ダグラス・ロング氏はこんなことを言う。「ビジネスを始めるほとんどの人たちは、あまりにも経費を少なく見積もっています。もし少なくとも10万ドル必要と思うのであれば、その3倍の金額を用意することをすすめます。特に、予期していなかった事態が発生した場合、余剰資金の有る無しでは致命的な違いが出てきます。」 ...

Monday May 8, 2006

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凍りついた南フロリダ住宅市場

注目される水曜のFOMC(連邦公開市場委員会)だが、金利は0.25ポイント引き上げれて5%ちょうどになる、というのが大方の意見だ。米国大和証券のエコノミスト、マイケル・モラン氏は、「米国経済は堅調なペースで伸びていますから、インフレが悪化する恐れが十分にあります。ですから、水曜の会議で金利引き上げがあったとしても、全く不思議ではありません」、と述べている。 今月の金利引き上げがほぼ確実なら、6月はどうだろうか?17回連続の引き上げの可能性は、どの程度あるのだろうか?アクション・エコノミクスのマイケル・エングランド氏は半々だと言う。「たぶん、バーナンキ議長は、5%で一旦金利引き上げ政策をストップすると思います。しかし、それを既成事実として完全に受け入れ要るのは危険です。」 執拗な利上げのおかげで、不動産ローンの金利も上がっている。週末の会議で、大投資家ウォーレン・バ...

Saturday May 6, 2006

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金こそ本物の通貨!?

「米ドルが死んだことを知らないのは、米ドルだけだ」、と言うのはグランディック・レターでエディターを務める、ピーター・グランディック氏だ。ウィズダム・ファイナンシャルの、エマニュエル・バラリー氏(マーケット・ストラテジスト)はこう付け加える。「最近のドル下落で、通貨の代用となる金は、いっそう投資者たちに注目されることになるでしょう。」 金はバラリー氏が指摘するように、代替通貨して昔から利用されてきただけでなく、インフレ対策投資として人気がある。4月半ばからドルの下げ足が速まり、ユーロに対しては1年ぶり、そして円に対しては7カ月ぶりの安値を記録した。こんな不安定なドルを背景に、金は今年に入ってから、既に1オンスあたり150ドルを超える上昇だ。 先日、連銀のバーナンキ議長は金利引き上げ政策を一時停止する考えがあることを述べ、この発言もドル売りを呼ぶ原因となった。中東には...

Friday May 5, 2006

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アメリカ版、近代ジプシー生活

「家出のすすめ」、という本があったと思う。読んだような気がするが、どんな内容であったかは忘れてしまった。毎日同じことを繰り返し、マンネリ化した生活が嫌になることがあるが、たまたまこんなコラムをバンクレート・ドット・コム(金融サイト)で見つけた。タイトルは「単調な生活に終止符、さあ出かけよう」だ。さっそく概要を紹介しよう。 「仕事がつまらないですか?毎日の通勤に疲れていますか?もっと刺激が欲しいですか?そうなら、そんな生活を止めるべきです。インターネット、携帯電話が発達し、在宅勤務が広く受け入れられている今日、両親と同様なライフスタイルを繰り返す必要はありません。 思い切ってジプシーになってみるのはどうでしょうか?魅力的なアイディアだが、現実的でないと思いますか?コリーン・シコラスさんと夫のボブさんは、現在ジプシー生活を送っています。ジプシーといっても、ホームレスに...

Thursday May 4, 2006

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ドル安は止まらない

「夏休みはヨーロッパ旅行ですか?それなら、いまのうちにドルをユーロに替えた方がいいですね」、というのはファイナンシャル・コラムニストのマイケル・ブラッシュ氏だ。ユーロだけに限らず、円に対してもドルは下げている。4月14日、118.72円で取引されていたドルだが、5月1日、112.32円が記録され円高が顕著になった。 膨大な貿易赤字で分かるように、アメリカは、おびただしい量の品物を海外から輸入している。性能の良い日本車、安い中国製品、そして中東からのオイル、とにかく外国製品の需要は増えるいっぽうだから、世界の国々にドルが溢れてしまった。その他にもドル安になる原因はあるのだが、ブラッシュ氏の話を聞いてみよう。 「特に日本が好例ですが、外国の経済成長が目立つようになりました。ですから、アメリカよりも海外株式市場の方が魅力的です。また、連邦準備理事会は一時的に金利引き上げ...

Wednesday May 3, 2006

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新しいエピソードを書くのは投資者

「猿の惑星」に今日の株式市場を例えることができる、とポール・ファーレル氏(経済コラムニスト)は言う。9500万のナイーブな投資者が人間、そしてウォールストリートの支配者たちが猿だ。猿たちは、「ハリケーンは経済活動を刺激する」、「貿易赤字は悪材料にならない」などと発言し、投資者はいつも支配者たちの意見に左右されてしまう。氏の話を続けよう。 「猿たちは、人間が株式市場で大きな財産を築くことができるように、適切な情報を絶えず提供している、と言います。しかし、相変わらずアメリカ人の貯蓄率はゼロに近い状態です。政府も、投資者たちに無知のままでいてほしいようです。2004年、議会はミューチュアルファンドの改革法案を検討していましたが、けっきょくこの法案は成立しませんでした。法案には投資教育も含まれていましたが、議会はその必要性を認めなかったわけです。 投資者の無知ぶりが、最も...

Tuesday May 2, 2006

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ガソリン高はアメリカ人に好影響?

経営コンサルタントのスティーブ・シュトラウス氏には、最近こんな相談が増えている。「助けてください!ガソリンが急ピッチで上がっていますが、車を頻繁に使うセールスマンに、ガソリン代が大きな負担になってきました。ガソリンは自己負担という条件で雇ったのですが、先日、経営者の私にガソリン代を払ってほしいとセールスマンから強い要求がありました。小さな会社ですから、私にはガソリン代を払う余裕はありません。しかし、要求を呑まないと辞めてしまうかもしれません。何か良いアイディアをください。」 去年の同時期と比較すると、ガソリンは20%も上昇している。とうとう1ガロンあたりの値段は3ドル(1リットルあたり91円)を突破して、消費者の不満の声がいっそう大きくなった。一時的なガソリン高に終わってほしいところだが、サム・ボッドマン氏(エネルギー省長官)は、日曜日に放映された番組の中で、ガソリン高は...

Monday May 1, 2006

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重要な収益の質

成長株を見つける方法の一つとして、ウィリアム・オニール氏は、収益が少なくとも毎年15%から50%の伸びがある企業を選ぶことを薦めている。しかし、INGインベストメント・マネージメントの、フェルナンド・ガーザ氏はこんなことを言う。「2003年からの動きを見ると、収益内容の悪い株が大きく上げています。第1四半期だけでも、収益内容が悪い企業の株は、内容の良い企業の株より17%以上も伸びています。」 もはや株式投資に、収益や一株利益を考慮する必要は無いのだろうか?「収益内容の悪い会社を、怪しげな企業と呼ぶことにしましょう。もちろん、怪しげな銘柄の上昇が、いつまで続くかは誰にも分かりません。しかし、長期的な投資には、収益の質を無視することはできません」、と語るのはジョン・ワゴナー氏(経済コラムニスト)だ。 「収益の質」、「収益内容が良い」とはどういう意味だろうか。ワゴナー氏...

 

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