有料メールマガジン『US MARKET WATCH』
(月曜から土曜まで毎日配信)

◆終了したばかりの最新の米国マーケットの様子をアメリカから日本語でお届けします。

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◆東京マーケットが始まる前の早朝にメールで配信。

休刊のお知らせ

当メールマガジンを日頃ご愛読いただきありがとうございます。

2005年8月創刊以来500号余りを配信してまいりましたが、2007年3月末をもって一旦休刊させていただくことになりました。

近日中に発行形態をあらため、リニューアルを予定しておりますのでご期待ください。

最近のHEADLINE

Saturday March 31, 2007

HEADLINE

米国証券業界、変遷の足跡

オンライントレードが当たり前なり、証券会社が、よりいっそう身近になった。90年代のブルマーケットでも、たしかにオンライントレードをすることができたが、不安定な56Kモデムを使っている人が多かったから、注文の途中に接続が切れてしまう、といったトラブルが起きたものだ。 そこで今日は、NWTファイナンシャルグループのジョン・ジェッサム氏(チーフ・オペレーティング・オフィサー)に、米国証券業界について語っていただいた。さっそく、話を聞いてみよう。(Jはジェッサム氏、Kは筆者) K: アメリカの個人投資者たちは、一般にどんな証券会社を使っているのですか? J: 大きく分けると、アメリカには三種類の証券会社があります。現在のように、オンライントレードが普及する前は、「フルサービス」と呼ばれる一種類の証券会社しかありませんでした。ようするに、昔流の証券会社です。電話でのやり取りが中心になり、投資者は営業...

Friday March 30, 2007

HEADLINE

高配当銘柄の選び方

2月27日の急落以来、不安定なマーケットが続いている。ブルマーケットは終わった、と宣言する声も頻繁に聞こえる今日、個人投資家たちはどう対処したら良いだろうか?さっそく、ウィニング・インベスティングのハリー・ドマッシュ氏の意見を聞いてみよう。 「成長株が次々と倒れ、どうしたら良いでしょうか、と毎日のように相談のメールが来ます。こんな時ですから、今は高配当銘柄に狙いを絞ることです。悪い相場環境では、株価も下がるから同じことだ、と言う人たちもいますが、少し考えてください。株価の下落は利回りの上昇につながり、買い手を集める結果になります。これが、高配当銘柄が下げ相場で強い一つの原因です。 毎月配当を払う銘柄もありますが、ほとんどの場合、三カ月に一度です。高配当銘柄の選び方を説明しましょう。 1、下げ相場でも、魅力的な利回りとは何パーセントのことでしょうか。私の経験から言えることは、4%以下の銘柄に...

Thursday March 29, 2007

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やはり金利引下げは当分無い

先ず、バーナンキ連銀議長の議会証言の要点を記そう。 ・最近の四半期を見ると、米国経済成長率は年間で+2%ほどに下がっている。 ・経済を減速させている最大の原因は、低迷が続く住宅市場にある。 ・悪化するサブプライム融資問題は、住宅市場回復時期の予想を困難なものにしている。 ・更に、サブプライム融資は多くの消費者に極度の金銭的負担となり始め、これが米国住宅市場全体に、どの程度の影響を与えるかを現時点で予測することは難しい。 ・2006年第4四半期、そして今年度の初め頃を見ると、企業による設備投資支出が減っている。 ・住宅市場と製造業が低迷しているが、今のところ他のセクターには悪影響を与えていない。 ・米国の主要貿易パートナーの国々の経済は、活発な勢いで現在も成...

Wednesday March 28, 2007

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ベアになった人気テクニシャン

生粋のテクニシャン、と定評のあるティム・ナイト氏は、米国株式市場に対して弱気な見方をしている。なぜだろうか?さっそく、氏の説明を聞いてみよう。 「ベアになることは決して楽ではありません。マーケットは下がる、などと声高に主張することは、大多数の投資者を敵に回すことになります。考えてみてください。投資銀行、証券会社、人気株番組は、株が上がることをいつも望んでいます。大袈裟に言えば、証券業界は上げ相場が土台になっているのです。 ベアには大きな欠点があります。株投資で、莫大な富を築き上げたウォーレン・バフェット氏は、ベア(売り方)ではなく買い方(ブル)です。毎年、フォーブス誌が発表する長者番付を見ても、売り専門でこのリストに入った人は、いままで一度もありません。ようするに、ベア姿勢では資産家にはなれないのです。 ベアの不利なことばかり述べましたが、なぜ私はベアになったのかを説明します。 株が上がる...

Tuesday March 27, 2007

HEADLINE

ストーリー、肉、空腹な客

投資の心理学で有名な、ブレット・スティーンバーガー氏に、こんな質問が寄せられていた。「ホームランを打ってやろうとか、一度に大きく儲けようということではなく、安定した株投資をする場合には、どうやって銘柄を選んだら良いでしょうか?」さっそく、氏の回答を見てみよう。 実際に自分の資金を使って、長期的な株投資をするなら、三つのステップを踏む必要がある。 1、ストーリー性の高い銘柄に注目する: 心理学者たちが長年にわたって集めたデータによれば、人々は事実である正確な情報よりも、談話や物語性の強い話を長く記憶する傾向がある。これが応用されている例は、古代ギリシャやローマだ。教訓や知恵は教科書的なものでなく、神話のような形で人々に語り継がれている。 株の場合にも同様なことが言える。人々を興奮させる、ホットな話題性に富んだ銘柄は、投資者たちに極めて強い印象を与える。単に、強い印象を与えるだけなく、投資者か...

 

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