ためしてガッテン・肝炎ウィルス特集

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昨日たまたま自動録画されていた番組を見たら、 NHKの「ためしてガッテン」で肝炎ウィルスの特集を放映していた。

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肝臓がんを8割減らすことも、夢ではない! そんな時代がついに到来だ。・・というサブタイトル。

早期発見方法は、3分でOK!? 肝臓がん撲滅スペシャル!

 

冒頭では、20年もの間、インターフェロン注射で治らなかった人が、2種類の飲み薬で治ったという事例を紹介されていた・・

C型肝炎ウィルスの培養ができるようになり、2013年あたりから、いい薬がどんどん開発されるようになった、という説明あり。

だが内容自体はアウトラインだけで詳細情報はなし。

 

C型肝炎は「ぶろぐ村」のC型肝炎のランキング上位の方が、実に詳しい説明を書かれてるのでとても参考になっている。

 

特に、トマトっと さんの の下記の記事は、オレにとっては、フムフムととても参考になりました。

なので、勝手に引用させていただくと・・(笑)

  

お二人の先生で私が印象的だったところだけのレポを~!

   

  
加藤先生の講演で私が印象的だったのは、

耐性がだんだん無くなるというのは、血中からということで、、、

体内から消え失せると言うことではないのだそう。

 

特にNS5Aの耐性は、出来てしまうと多剤耐性になってしまい、次の治療が今のところないと言うこと。

血中からなくなっても、同じNS3やNS5Aの阻害剤をつかうことにより、また耐性が現れる可能性が高いということも仰っておられました。

これは、戦略会議で泉先生も仰っておられました。

 

発ガンリスクの高い人は、耐性検査をした上で、BMSの経口剤で治療した方がベター。

という先生のお考えは、ガイドラインに沿ったものでした。

熊田先生の講演では、納得出来るところと、疑問に思えるところがありました。

先生、ちょっと開き直られたのか??←失礼な、、、

耐性やALT上昇の副作用について詳しくデータを挙げ、報告されておりました。

もちろん、効き目についてもですが。

先生の言葉で印象的だったのは、

後になればなるほど、効き目がすごくて副作用のないいい薬が出るに決まってる。ギリアドの事を指している模様、、

ただ、待っている間に、ガンが出てしまう人は早く治療すべき。

 

 
耐性は、時間が経てば消える。NS3のD168は、48週には消えている。

ALTが上昇しすぎたら、治療を辞めればいい。

BMSの薬でダメだったら、ギリアドで治るから心配ない。

耐性については、肝臓専門医でも考え方が違っている。患者自身が自分の考えと合った先生で治療すればいい。

と、熊田先生は申しておりました。

 

 
ここからは、独り言、、、一素人患者の戯言と思ってお許し下さい。

  

 

お二人の先生とも、ガイドラインに沿って、発がんリスクの患者についての早急の治療を話されておりました。

しかし発がんリスク自体の解釈も先生方によってマチマチです。

慢性肝炎のまま癌が出てしまったり、昔言われたように10年で一段階進む悪化については現在当てはまらない方もおられます。

 

そして、肝炎患者は皆、癌がリスクに怯えているのです。

私もずっとそうでした。

早く治療したいけど、治らなかったら、もう治療ができないかもしれないという恐怖もきっと並大抵ではないことでしょう。

  

   

KD先生は、肝臓学会の第一人者で、エビデンスや論文を大事になさる先生です。でも、その先生が

BMSの治療で、ALTが急上昇したら治療を中止すればいい。ダメだったら、ギリアドで治る。

などとエビデンスのない事を言われたのは、ちょっと腑に落ちません。

  

途中で辞めたら、耐性ができるんですよ、先生はそのことを全く話されませんでした。

また、BMSのアスナとスンベでダメだった方が、ギリアドのソフォスブビルとレディパスビルで治ったというデータはありません。←これは事実。

テラプレやシメピレでダメだった方が、ギリアドのソフォスブビルとレディパスビルで治ったという方はおられます。←お仲間のすずめさんもそうですが、他にも私は何人か知っております。

  

質問者にも、BMSのアスナ、スンベでダメだったら、ギリアドで治るを連呼されていました。

そんな事を言ってしまって、大丈夫なのでしょうか?

   

でも、先生が最後に仰った

先生方も考えが違っているから、自分に合った先生のところに行けばいい。は、全く同感です。←偉そうに、、、

  

情報錯綜し、未解明な部分が多過ぎる阻害剤については、もう患者が信頼できると思える医師に付くしかないのだと思います。

治療待機の方、沢山の不安で大変でしょうがどうか頑張ってください。皆様がいい方向に向かいますことを心から祈るばかりです。

   

  

なるほどね。

 

ただ、こういった薬のたぐいは、一つの薬でも、いろんな呼び方をするので、ホントわかりにくい。

また病院の先生方も、忙しさのためだろうか、あまり詳しい話してはしてくれないことが多い。

なので、まずは自分で調べ、わからないことはどんどん質問するという基本姿勢が大事だなと。

 

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このページは、hatchが2014年11月13日 16:18に書いた記事です。

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