一流アスリートの管理栄養士

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錦織圭、高梨沙羅、浅田真央はみんな同じ管理栄養士

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やたら、栄養バランスを強調し、きれいな円グラフになるよう指導しているという。

試合の前は、炭水化物主体。 

 

試合約3時間前のルーティーン食は、ペペロンチーノやトマト味のパスタだという。

 

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3人とも、最後の最後で惨敗したのは、こういう栄養指導にも原因の一端があるのでは?

 

スポーツ選手は糖質制限をするとパワーが出なくなるんじゃないかと心配をされる方は多いはず。

でも、ほとんどのスポーツではその必要がないというのは欧米では当たり前。

ソチ五輪ではアメリカのボディー・ミラーが36歳で4度目のオリンピックに挑戦。

メダルを目指すために何をしたかというと、糖質制限だった。

結果は、残念ながらメダルには届かず、8位入賞だったが、20台前半がピークと言われるアルペンスキーで36歳で8位入賞は素晴らしい成果ではないだろうか。

 

  
糖質制限食というのは、もともと狩猟採集生活を送っていた人類が常食としていた食事。

糖質制限したら走れない、戦えないでは、獣を相手にした狩猟生活などはできないわけだ。

長距離走や長時間戦う競技では、スタミナがどれだけ続くかがポイント。

そのためには、脂肪を燃焼させてケトン体を利用する糖質制限食の方が理に適っているのではないだろうか。

 

スポーツで糖質摂取が有効な競技も、もちろんあるわけですが、代表的なものは格闘技。

筋肉を鍛え上げ、短時間の勝負で決着をつけるというタイプ。

だがこうした種目は、狩猟採集生活ではなく、人口が増え「人間同士で戦う」ことが必要になってきた農耕生活以降の暮らしの中で生まれた「戦いに端を発したスポーツ」だ。

 

農耕生活社会の中で、いかにして相手に勝つか。

そのためには体を大きくして瞬発力を身につけた方がいいわけだ。

効率の良いエネルギーである糖質を食べ、筋トレに励み超人ハルクとなって闘う。 

モリモリ食べて筋肉マッチョを目指そうという方は、糖質の助けを借りるケースが多い。

   

短距離走の選手や、水泳の選手も筋肉量が勝負を大きく左右する。

なので、エネルギー源としての糖質摂取はありで、1万キロカロリーとか食べても太らない人たちに向いた方法だ。

   

 
スキーのボディー・ミラー選手は、糖質制限をしたわけですが、これはスタミナを持たせるためというより、痩せて体を軽くしようというダイエット。

軽い体の方がその競技に勝つのに向いていると考えての糖質制限。



オリンピックでメダルを取るようなトップ・アスリートも行うのが糖質制限。

糖質制限を行うことで、36歳になってもオリンピックで入賞することができるというわけだ。

    

   

男子テニスの世界ランク1位と言えば、もちろん文句なしのノバク・ジョコビッチ。

ジョコビッチの強さの原因の一つがグルテンフリーダイエット。

グルテンとは小麦 、大麦 、ライ麦 などの穀物 の中でつくられる成分で、水を加えて穀物を練ると、グルテンが生成される。

  

このグルテンが、食品の弾力や粘りの源で、パンやパスタ・うどん・などのコシの強さ・お菓子のクッキーなどに含まれている。

日本人にとっては、グルテンは欠かせないもので、大好きな方が多い。

だがジョコビッチは、このグルテンフリー(グルテンがない状態)での食事を心がけて、2011年を過ごし、ついに王者の地位を得たというわけだ。

  

グルテンフリー(GF)ダイエットはアメリカの大女優エリザベス・ハッセルバックが始めた方法。

そもそもが小麦のグルテンに過剰に反応してしまう病気への対応として、パンやパスタなどの小麦製品のグルテンを澱粉類などで代用した食品が出回り始めたことがきっかけだったわけだ。

そして健康な人でも、このダイエット方法で腸の状態が改善され、体調が良くなったり痩せたりといった効果が確認され、新手のダイエット食として注目されるようになった。

   

セリアック病 と呼ばれる未分解のグルテンが小腸で過剰な免疫反応による炎症を引き起こし、栄養吸収ができなくなり消化不良を起こす病気がある。

その病気は下記のような症状が特徴だ。

   


腹部膨満感と痛み

慢性の下痢

悪臭を放つ便(脂肪便 )

体重の急激な減少や増加

貧血(赤血球数の低下)

骨あるいは関節の痛み

骨粗鬆症

筋肉の痙攣

疲労感

脚部のしびれ感

痛みとかゆみを伴う湿疹

歯の変色あるいはエナメル質の欠損

無月経

成長の遅れ(子供の場合、自閉症など) 

  

アメリカでは以前は1万人に一人と言われていたようですが、最近では400人に1人くらいの割合で患者さんがいるという。

また、セリアック病ほどではないけれども、小麦を摂ることで何らかの悪影響を受けている人も、2割程度はいると言われている。

このため、アメリカでは診断を受けていなくてもグルテンフリーの食事をためしてみると、体調が良くなる人も多いとのことで、現在急速に人気を得ているというわけだ。

  

ジョコビッチは、2012年の全豪オープンの準決勝4時間50分、決勝の5時間53分の超熱戦を制したのは、記憶に新しいところ。

しかしそれまでの彼の弱点は、長期戦になったときの呼吸障害、疲労感などで、試合中のフィジカル維持やメンタルの不安定さなどが指摘されていた。

そのため、常に世界3位という停滞時期を繰り返し、低迷していたのだった。

 

だが2年前に、医者の検査で、極度のグルテン過敏症であることが判明。 

なぜフィジカルを徹底的に鍛えても、疲労感や脱力感が残るのか?

その答えはグルテンフリーの食事だったというわけだ。

   

以後、彼はグルテンフリーの食事で、自分本来の実力を取り戻し、2011年からの大活躍と世界ナンバーワンテニスプレーヤーの称号を得たというわけだ。

 

ドクター江部の糖尿病徒然日記 

 

   

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このページは、hatchが2014年12月27日 23:01に書いた記事です。

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