sea:mo

| コメント(0)

Oneway乗捨て型カーシェアリング sea:mo の実証実験車を発見。

1125seamo01.jpg

一般には市販されていない、ニッサンの車両のようだ。

  

神戸市内では時々見かけるので早速ネットで検索。

仮登録はしてあったのだ。    

  

New Mobility CONCEPT(日産自動車)
定員:2人乗り
台数:10台
料金:300円/15分

       

こちらは神戸市の告知 

神戸でも超小型モビリティに乗れる!ワンウェイ型EVカーシェア「sea:mo(シーモ)」がサービスを開始♪

利用の方法は、一般的なカーシェアリングサービスと同じ。

日本の自動車運転免許証を取得していれば、誰でも利用できるという。

      

<「sea:mo(シーモ)」利用手順>

    

1、スマートフォン等から「sea:mo(シーモ)」公式サイト(http://sea-mo.com)にアクセス。

車両と乗り捨てるステーション(ポート)を予約。予約は、利用の30分前から可能。

2、会員証もしくはICカードを車両のカードリーダーにかざし施錠を解除、利用開始。

3、予約したポートに車両を駐車し、会員証もしくはICカードで施錠し、返却終了。

クルマの貸出時間は8:00~22:00まで。

       

 

2月一杯で試験運用は終わるというので、朝9時から営業している県庁前で正式登録

    

0225seamo01.jpg

県庁前の登録拠点は、わかりにくい場所だった・・

      

0225seamo02.jpg

これは登録拠点の室内からのショット。待機車両は室内で充電中。

        

0225seamo03.jpg

ドット柄でヤケに目立つクルマだ。   

ニッサンのバッジが付いているが、中身はルノー製だという。 

  

0225seamo04.jpg

正式登録は10分ほどで完了、カードを交付して貰った。

費用はもちろん無料。

すぐに乗れるというので、スマホで予約。 

   

試乗は30分以内で、2月一杯は無料。  

       

0225seamo05.jpg

5分ほど、パーキングブレーキの位置や、鍵の使い方などのレクチャーを受ける。 

   

0225seamo06.jpg

ドアは、ガルウィング式。   

窓ガラスはないので、外から室内へ手を入れ、ドア内側に付いているハンドルを上に引き上げる。

     

0225seamo07.jpg

一応二人乗り。後席は、足を広げ、跨がって座ることになる。

後席の座面は堅いプラスティックのようだった。

   

0225seamo08.jpg

シートが動くのは前後方向だけ。   

  

0225seamo09.jpg

天井のこの四角いボックス状の部分に会員証のカードをかざす。

すると、左下にあるキーボックスのロックが外れるという仕組み。

     

0225seamo10.jpg

キーボックスから鍵を取り出したあと。   

   

0225seamo11.jpg

近すぎてピントが合わなかった・・(笑)

  

アクセルが鈍感なので、スタート時もフルスロットルで踏まないとダメ。

何だかオンオフスイッチのようなアクセルだ。

ギアは前進と後退とニュートラルという1段変速。

  

同じ電気自動車でもテスラと違って加速はすこぶる悪い。

発進だけではなく、走行時もほとんどのケースでフルスロットルが必要になる。

  

事前のレクチャーで、流れの速い国道2号線などは走らないでくれと言われたのだが、実際に走ってみると納得だ。

試走したコースでは長いストレートがなかったのだが、頑張っても60キロくらいしか出せなかった。

         

0225seamo12.jpg  

余りにも乗り心地が悪いので、サスが付いてないのかと思った。

だがあとで見たら、ちゃんとコイルバネが付いていた。

    

しかしこんなに、乗り心地の悪い乗り物は生まれて初めて。

こんなものには二度と乗りたくない!というほど酷い。

     

ただし、ブレーキはよかった。

ノンサーボで、踏むとダイレクトなタッチ。

気持ちのよい制動フィールだ。

     

良かったのはこの一点だけ。

  

ウィンカーの音は煩いし、全てがチープで、乗っていると惨めな気分になってくるのだった。

ルノー製なのでフランスでは100万円以下で買えるらしい。

だが、タダでくれるといってもノーサンキューだ。

        

さらにこの日は寒くて、サイドウィンドウのないこのクルマだと、手袋がないと手が・・

という状態だったので20分ほどで帰還。

ヒーターやエアコンも付いていないので、夏や冬には走りたくない車だ。

   

見た目の「かわいさ」とは裏腹に、すこぶる居心地の悪い室内環境と、劣悪なドライバビリティ。

これほどギャップの大きな乗り物だとは、お釈迦様でもご存じあるまい。

と言いたくなる、ある意味で、凄い車だ。      

 

付き合っているオンナと別れたいと思ったときに、威力を発揮するクルマではないだろうか。

後席へ乗せ、10分も走れば、確実に愛想を尽かされるはず。(笑)

    

3月から有料で試験サービスを始めるというが、その際も30分しか乗れないという。

4人乗りの三菱i の電気自動車版もあったので、借りるならそっちだ。

4人乗りの三菱「i-MiVE」の利用料金は、「350円/15分」。

 

このワンウェイ型カーシェアリング、横浜の「チョイモビ ヨコハマ」では100台規模で行われたという。

横浜や神戸以外でも、豊田市の「Ha:mo RIDE」など、日本各地で行われているという。 

      

0225tukutuku.jpg

余談だが、コースの途中で見かけた、Tukutuku。

トゥクトゥクと呼ぶらしい。

   

今ダンナの仕事でタイに住んでいる娘が言ってたのが、この三輪タクシーだ。

現地では、ぶつかりそうになりながらも、運転手はみんなブッ飛ばしているらしい。 

   

一度この近辺で、ずいぶん流れが悪いナア・・と渋滞したクルマの列を追い抜いたことがある。

そのとき先頭を走っていたのがこのクルマだった。(笑)

        

  

コメントする

この記事について

このページは、hatchが2016年2月29日 08:10に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「朝の雲と撮影場所」です。

次の記事は「筆の進む考え方」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 6.3.11