2012年10月アーカイブ

前回からの続きで最終回。

結局はスピーカーを枕とツライチの高さにセッティングするのが、音域バランスやまとまりの点から、ベストという結果になった。

今回のセッティングでは、下記写真のようにスピーカーと耳の位置が非常に近くなる。

そのためだろうか、通常のセッティングだと低いかなあ・・という位置が意外に良いバランスで聴こえるのだ。

何事も実際にやってみないと、わからないもの。

 

聴き込んでみると、このスピーカーは中高音の分解能が高く、しかもサイズが小さいためだろうか、あまりボリュームを上げなくてもかなり良い音で鳴ってくれる。

たとえば、ピアノの高音部分の特徴でもある、いわゆる「芯のある独特の音」もきちんと再現してくれる。

しかもこのシステムだと、低音域と中高音域とのバランスは、ファンソニックとスピーカーの音量で調整することが可能なのだ。

20121019Speaker06.jpg

 

  

低域に寄ったバランスで聴きたいときは、iPhone 側の音量を上げると、ファンソニックの低音部が大きくなり、スピーカーを駆動するアンプを絞る。

低域を絞ったバランスにしたければ、iPhone 側の音量を下げ、スピーカーを駆動するアンプの音量を上げればOK。

予想外だったのは、イアホンでなければ、駆動騒音が気になるだろうというイメージを持っていたのだが、いざスピーカーを鳴らしてみると全く違っていた。

とにかく耳のそばでスピーカーが鳴るためだろうか、音楽が流れ始めると 酸素カプセルやエアコンの駆動騒音は、ほとんど気にならなくなる。

これはホント意外だった。

音質そのものは、SHURE SE535LTD-J には敵わないが、スピーカーから空間へ放射される音楽は、圧迫感がなくとても心地よい。

 

基本的なセッティングが終わったら、あとはファインチューニング。

まず、スピーカーの上に載せる鉛の「おもり」を注文。

最近は表面をペイントしたダイビング用のカラーウェイトがあるので、2キロを4個注文。

 

20121019Speaker07.jpg


 

スピーカー自体の重さは、1本2.4キロ。

その上に4キロの「おもり」を載せようというわけだ。

スピーカーは構造上、スピーカー本体のいわゆる振動する部分は動いてもいいが、ボックス部分は動かない方がいい。

「おもり」を載せることで、箱自体が重くなる。

すると箱は動きにくくなり、音はクリアになり、雑味のない抜けのよい音になるわけだ。

 

20121019Speaker08.jpg 

上の写真が最終的なセッティング状態。 

 

最後にオフィスで使っているフォステクス「HP-P1」を繋いで鳴らしてみる。

iPhone からデジタルで高音質なポータブル ヘッドホンアンプを通し、デジタル信号をアナログ信号に変換(DAコンバート)することで、音が良くするという仕組みだ。

iPhone の安いDAコンバーターとは、投入されているコストが違うため、一線を画するサウンドに変身させることができる、いわゆる必殺アイテム。

試聴すると分解能はさらに一段上がり、ハイスピードでキレのよい一皮剥けた見事なサウンドだ。

まあ値段が値段だから当然なのだが・・

 

このレベルの音の心地よさは別格で、4曲ほど聴くと、気持ちよく寝てしまうようだ。

カプセル内でこの音を聴いていると、ほとんどのケースでアルバム全曲を聴き終わる前に爆睡してしまうことが多い。

というわけで最近は、目が覚めると音楽は止まっている状態で、2時間以上爆睡していた、というパターンが増えている。

というのは、iPhone 側でリピートをしないセッティングだからだが。

もちろんリピート設定にすれば、延々と繰り返すわけだけどね。

 

   

そのせいだろうか、とにかく身体が軽く、どんどん調子がよくなってきている。

一体どこまで行けるのだろうか?

 

こちらの続編。

タイムドメインミニほどの床面積専有サイズ(笑)で、音質も納得できるレベルというスピーカーって存在するのだろうか?

というわけで、まずは以前アンプを購入した、知る人ぞ知るオーディオの「逸品館」のWEBへアクセスしてみた。

 

探してみると、寸法 196H×125W×155D(mm)重量 2.4kg(1本)という IMAGE11/KAI2 がなかなか良さそうだ。

どの程度の評価なのかとググってみると、西野和馬のオーディオ西方浄土を発見。

なかなか良さそうではないか?

とはいっても全く知らないブランドなので、試聴のため大阪の逸品館へ、湾岸線をひた走り。

 

20121019Speaker01.jpg

開店早々の時間に到着。

しかし、このあたりは自転車が多い。

うようよいるうえ、フラフラ走っているので、クルマでこのあたりを走るときは撥ねないよう、注意が必要だった。(笑) 

  

20121019Speaker02.jpg

  

一番上の段の外側のスピーカーが、IMAGE11/KAI2。

iPhoneに入っている聞き慣れた曲で試聴。

この環境でこの音なら、狭いカプセル内では十分なはず。

というわけで速攻で購入。

 

underflame.jpg

あとはセッティング。

酸素カプセルの底部には、このような「すのこ」が敷かれている。

この上にセッティングするわけだが・・

まずはホームセンターの「コーナン」で、どういうものがいいのかを物色。

 

20121019Speaker03.jpg

長さ45センチでバッチグーのドンピシャサイズの木材棒を発見。

組み合わせれば高さを9センチ刻みで調節できるので2本購入。

20121019Speaker04.jpg

こちらも長さ45センチ。

組み合わせれば高さ4センチ50刻みで調整できるので4本購入。

 

20121019Speaker05.jpg

「すのこ」の上のマットを下へ少しずらしたスペースへ角棒を敷き、その上にスピーカーを載せることにした。

スピーカーのセッティングは、設置されているいわゆる床面からは、ある程度高くして、低音が床面に被らないようにするのが基本だ。

太い方の角棒を2本積み重ねると、高さは18センチ。

だがこの高さ以上にすると、カプセル内で横たわった頭の位置だと、低域。中域・広域の音が溶け合わず、バラバラに聴こえてしまうのだ。

これはちょっと意外だった。

1週間かけて、こういう組み合わせを含め、あらゆる組み合わせで試聴。

さてベストなセッティングはどのようなものだったのか?

  

続く・・ 

 

実はここ1週間ほど、酸素カプセルで聴くシステム変更に取り組んでいる。

今までは、iPhone3を音楽プレイヤーとして使い、フォステクス「HP-P1」を通した出力をファンソニックとイアフォンの SHURE SE535LTD-J へ分岐。

低音はボディーソニックで補強した高音質イアフォンで楽しんでいたわけだ。

音質は素晴らしいのだが、ヘッドフォンをしていると、酸素カプセルでは、常に上を向いていなければならない。

カプセルに入っても眠くないときは、頭を上を向けて横たわっているのだが、寝入ってしまうと、姿勢を変えたり寝返りを打つことで、頭が横を向くことになる。

そうなると、耳へフィットしている状態が頭の重さで変化するため、音の左右バランスがおかしくなってしまうわけだ。

自閉症の息子はというと、SHURE SE535LTD-J のような耳にフィットさせるタイプのイアフォンをつけることはできないので、下のようなヘッドフォンを使っている。

 

headset2.jpg

 

だが10年近く使っているため、最近は耳と接触するパッド部分がボロボロになり、劣化して剥げ落ちるという状態。

というわけで、息子んの使っているヘッドフォン買い換えなきゃあなあ・・ということになったわけだ。

 

寝返りを打ったり、常に息子の頭へヘッドフォンを装着するという面倒さを考えると、スピーカーを鳴らして聴きたいところ。

ただ酸素カプセルの中へスピーカーを置くとなると、クリアしなければならない問題がある。

まずスピーカーを置くスペースが狭い。

そして音質がどの程度になるかだ。

 

まずは酸素カプセル内へ設置できるスピーカー探しだ。

手始めに、オフィスでサブとして使っていたタイムドメインミニを鳴らしてみた。

2001年に購入したもので、アンプ内蔵で、確か1万8000円位だったかな。

ただ11年も使っているせいだろうか、ボリュームのガリノイズが発生。

おまけに、左スピーカーの接続コードが差し込まれる部分が接触不良で鳴ったり鳴らなかったり。(笑)

 

timedomainMini01B.jpg

 

何とか酸素カプセル内で鳴らしてみると、スピーカーの口径と値段の割にはいい音だ。

だが低域はユニットの大きさが限られていることもあって、それなりの音でしかないのは仕方ない。

オフィスのPCの前では、フォステクスNF1A と ファンソニック との組み合わせの音に耳が慣れているから、余計に音質が気になるのかも知れない。

 

技術と設計のプロが作ったオーディオブランド「Olasonic」から発売されている TW-S7 等も良さそうだ。

だが、SHURE SE535LTD-J やヘッドフォンで聴き慣れた音質からあまり乖離しないレベルの音質が確保できるだろうか?

たぶん値段相応の音でしかないはず。

しかしタイムドメインミニくらいの設置場所しか必要としないサイズのスピーカーで、音質もそれなりのレベルというスピーカーって存在するのだろうか?

 

続く・・

 

かなり涼しくなってきたため、カプセル内のエアコンの出番は激減。

だが、最近エアコンをオンにしたとき、古いクルマのエアコンのように、臭いが気になるようになってきた。

購入した代理店に問い合わせ、設置されているエアコンメーカーへ連絡。

  

クルマ用の煙が出るタイプのエアコン消臭剤を使えば、ニオイは消えるという。

早速ネットで注文。

 

20121017cleaning01.jpg

 

蓋の部分を強く押すだけで煙が出るようになっている。

煙が出たら、エアコンをオンにして、スライドドアを閉めて10分ほど待つと完了。

早速エアコンを使ってみると、なるほど全くニオイがなくなっている。

 

20121017cleaning02.jpg

この写真ではわかりにくいが、缶からは煙が出ている。

 

シートの盛り上がりは、ボディーソニックのユニットが入っているため。

ちょうど膝の下あたりに位置するため、横たわった姿勢にとっても良い形状になるわけだ。

 

酸素カプセル内で、アレクサンダー・テクニークのポーズを取ると、とても効果的。

Posture awareness with the Alexander Technique

 

十分な酸素を取り込む呼吸と、アレクサンダー・テクニークの組み合わせは、最高の効果が期待できるからね。

 

 

酸素カプセルで1年

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カプセルを購入してから、まもなく1年が経過しようとしている。

酸素カプセルは自閉症の症状に、劇的な改善をもたらしてくれた。

この一年の変化は、家族でなければ、にわかには信じられないかもしれない。

 

奇しくも、私自身がこの数日に大きな変化を体験。

ソーケンの交流磁気治療器との併用の効果が表れ始めたのか?

この件については、改めて書こうと思っている。

 

20121016capsule.jpg

現状のカプセル内。

  

右側の白いものが、ソーケンの交流磁気治療器。

うつ伏せになり、腹部の肝臓・腎臓・胃・小腸に自分の体重を利用して、適度な圧力を掛けながら物理的に刺激を与えるわけだ。

これを磁気を照射しながら適時行う。

とはいっても眠くないときにやるわけだけどね。

 

今回カミサンの母は滞在中の9日間、毎日2回酸素カプセルを利用したのだが、ワンセッションは大体1時間。

大事なのは、時間よりも回数。

なので、私も時間のないときは30分だけ入ることもあるのが、30分でもしっかり効くからね。

 

カミサンの母は、手の甲の中指の付け根あたりが盛り上がり腫れて、痛みがあるという状態。

そして、股関節には金属製のボルトなどが入っているため、歩くと痛みが走るというコンディション。

そのため、障害者手帳を持っている。

この9日間の酸素カプセルの利用で、何とこの2つの症状が劇的によくなったのだ。

手の甲の腫れは引き、青森へ帰る頃には、痛みは全くない状態に。

股関節は、空港で歩いているのを見ても、歩き方だけでは足の悪いことがわからない、という段階まで改善されていた。

今回このように酸素カプセルに入ることで、著しい反応が見られたわけだが、この例のように、良くなる際には、問題のある部位あたりが少し痛むことが多い。

だからこれは好転反応なのだと、アドバイスをしてあげないと、利用しなくなるわけで、このあたりの「使いこなし」は意外に大事なのだ。

青森へ帰ったら、酸素カプセルを買うつもりだという。

こちらにあるように、酸素カプセルの値段は最近大幅に下落している。

何と70万円で、まともな酸素カプセルが買えるのだ!

オーマイガッ!

爆睡

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早いもので、土曜で結婚式から早1週間!

娘の結婚式以来、カミサンの母親が神戸の自宅に宿泊中。

父ほどではありませんが高齢のため、娘であるカミサンとこれだけの間、一緒に居られるのは、最後かも知れないません。

というわけで、月曜日には青森へ戻られる予定。

私も時々は一緒に出掛け、3人で楽しい時間を過ごしたりしています。

ただカミサンはかなり疲れていたようで、昨夜1時間半ほど酸素カプセルで爆睡。

私も少々疲れていたので、そのあと夜9時頃から1時間ほどの予定で、カプセルに入ったのです。

 

ところが目が覚めると日付が変わり、夜中の12時半!

カプセルは最長3時間で停止するので、目が覚めると減圧はとっくに終わり、圧力ゼロ状態。(笑)

ありゃ。

 

と思ったのもつかの間、何だか様子が違うのです。

疲れていたカラダから、疲れは消え去り、張り気味だった首や肩も、張りは全くナッシング。

寝ている間に凝りや疲れが、あたかも「溶けて流れ落ち、蒸発した」かのよう。

全く今までになかった感覚に、ちょっと呆然としながら、横たわっていたというわけです。

   

トイレで用を足し、水と凍ったローヤルゼリーを胃へ流し込み、ベッドへ戻ったのですが、全く眠くないのです。

仕方ないので、1時半頃からまた、カプセルに入り、膝を抱えたストレッチや、交流磁気治療機を使った、定番ケアをやって時間潰し。

最後の1時間、音楽を聴きながらちょっとウトウトしただけ。

寝ておいた方がいいかな、というときに眠くないのも、なんだかねえ。(笑)

   

2時間半ほどでまたトイレへ行きたくなったので、カプセルから出て、オフィスへ下りてマイクロバブル風呂でさっぱり。

で、今これを書いているわけです。

今4時半。

   

かといって、いまから起きていても仕方ないので、またこれからカプセルに入ろうかと。

続きは日が昇ってから書きますが、さてどうなるか・・

というわけで、再びおやすみなさいモードに復帰であります。(笑)

 

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