マイクロバブルと血流促進

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54日目

昨日の日記で書いた息子の「発作」についてですが、12月には何故発生しなかったのか?

親としては、その理由を知りたいところです。

そこで大成マイクロバブル博士が書かれた「マイクロバブルのすべて」という本を読み返してみました。

するとありました。

 

以下は本の内容の要約なので、ちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ読んでみてください。

マイクロバブルと血流促進

マイクロバブル風呂への入浴では、液体中の溶存酸素濃度や水温に関係なく毛細血管の血量が通常の2~3倍ほど増加することが実験から確かめられています 。

つまり血流が促進されるのです。

ですが心拍数や血圧には変化がない状態で促進されるのが我々の常識とは違う点で、血管内の圧力が高くなるために血流量が増えているわけではないのです。

 

ということは、マイクロバブルによる血流促進には、血管の拡張が関係しているのではないか?ということになります。

血管拡張による血流量増大はかなりのものとなるため、毛細血管内の流れの摩擦抵抗は大幅に低減されるのです。

毛細末梢血管は直径が1から10ナノメートルというように非常に細く、赤血球がやっと一つ通過するほどのものもあるといわれています。

 

血液は血管を通って体内を循環し、動脈を通じて器官に栄養と酸素を送り、静脈は老廃物や二酸化炭素を運ぶ ことなどは、私たちが学校で習ったことで、皆さんもよくご存じのはず。

さらにこうした仕組みは水分量や体温の調節にも影響を与え、免疫機能の面にも重要な役割を果たしているのです。

そのため血行不良になると、身体が冷え、循環、代謝、免疫機能が劣化し、基礎体力が低下し、やがては様々なタイプの不具合により発病へと 進展することになります。

 

もちろんこうした傾向は筋肉を硬くし、さらに痛みを発生させることになります。

生マイクロバブルのシャワーを当てると、筋肉がほぐれたり、痛みが止まるのはこうした理由からだと推測されています。

私の体験では、こうした症状の軽減にはマイクロバブル風呂への入浴が最も効果があります。

 

薬で痛みを止めたり、体内の状態を変化させるのではなく、マイクロバブルには身体が元々持っている機能を活性化させる働きがあるようなのです。

心地よい温度に身を任せてバスタブで浮遊していると、身体がポカポと温かくなり、痛みがすぐに消え、筋肉が柔らかくなることがわかるはずです。

肌も潤いを感じ生き生きと若返るのは、マイクロバブルが身体のメカニズムに作用して原因の根本から直す作用があるためなのではないでしょうか。

 

   

なぜ血流促進が起きるのか?

 

1998年に米国テキサス大学薬学部の三人の研究者にノーベル医学生理学賞が贈られました。

受賞の理由は、強心剤として使用されてきたニトログリセリンが体内で一酸化窒素を生成させて血管拡張をもたらすという信号伝達物質としての働きをすることを明らかにしたからです。

このように一酸化窒素は血管内壁にある平滑筋を緩めて血管を拡張させると同時に、脳における神経伝達物質にもなって学習や記憶にも関係している のではないかという仮説が示されています。

 

息子の「発作」が激減したのは、これと何らかの関連があるのではと考えています。

また私に降ってくるアイデアや「閃き」の理由が何故なのかも、この説明によって十分に納得できるものとなったのです。

窒素というと自動車の排ガスから生まれる二酸化窒素を思い浮かべ、癌やアトピー性皮膚炎を引き起こす物質というイメージをお持ちの方も多いはずです。

 

ですが三人の研究者は、この窒素酸化物が、ごく微量の場合には逆に生理活性物質になりうることを証明したことで、この発見は世界を驚愕させることになった というわけです。

その受賞の翌年には、この拡張物質を応用した薬品「バイアグラ」の販売が始まり、その絶大な効果が注目されることとなり世界中で大ヒットしたわけです。

バイアグラが何故効くのかというそのメカニズムをご存じの方は少ないため、一酸化窒素の効果については、バイアグラの商品名ほど、世界中の人々に広く知ることに はならなかったのです。

 

私も「マイクロバブルのすべて」という本を読むまでは知らなかったのですが、わかってみると、まさに「ガッテン」ですね。

 

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この記事について

このページは、hatchが2010年1月 3日 00:19に書いた記事です。

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