始値の位置

28(金)の米国ナスダックマーケットは、薄いギャップダウンで始まったため、最初にどちらの方向へエントリーすればいいのかがわかりにくいため、成績の悪いトレーダーが多かったようです。

特に最初のユニットでマイナスになってしまうと、モチベーションが下がりますから、オープニングでギャップが薄い場合は、普段より注意が必要になります。

2010-05-28 22:32:39 hatch 始まる位置が微妙
2010-05-28 22:32:50 hatch ちょっと待った方がいいかも

最初に上記のように、指示したのですが、特に買いのロングサイドは、始値の位置が既定の条件を満たさなかった銘柄が多かったようです。

エントリーの基本は2分待つのですが、31分台に指示している銘柄は、最初の2分足の終値が確定して、次のローソク足の始まった位置を見て判定するわけです。

2010-05-28 22:31:52 hatch BRCM

0528BRCMExp.gif

検証ではこの銘柄は掲載していません。

何故なら2本目のローソク足の始値(34.56ドル)が、2分経過後の終値より高い位置で始まっていないからです。

さらに+23.6%のガイドライン(34.59ドル)の下ですから、見送るべき銘柄です。

入ってしまっても、2本目の赤いローソク足の終値で出ればマイナス60ドルほどなのですけどね。


2010-05-28 22:31:56 hatch PRGO

0528PRGOexp.gif

2本目のローソク足の始値(60.50ドル)が、2分経過後の終値より明らかに低い位置で始まっていますからパスです。

3本目は陽線ですが、始まった位置で判定しますから、ルールではエントリーできないのですが、この上ヒゲで入ってしまうトレーダーが多いのです。

4本目も3本目のローソク足の終値(60.60ドル)より、明らかに低い位置で始まっていますから、エントリーできないのです。

さらに+23.6%のガイドライン(60.60)の下ですから、これも見送るべき銘柄なのです。

 


2010-05-28 22:32:21 hatch AKAM
2010-05-28 22:32:39 hatch 始まる位置が微妙

0528AKAM.gif

これも上と同じですね。

さらに+23.6%のガイドライン(40.60)の下ですから、これも見送るべき銘柄です。

このように23.6%のガイドラインと、始まった位置の2つの条件で判定すれば、上がらない銘柄に入ってしまうリスクを大幅に軽減できるのです。

そのためにこの2つの条件は、エントリー時のチェックリストには不可欠だということになりますね。

こうしてみると、指示が出てから慌ててエントリーする必要は全くないことがわかります。

指示された銘柄のチャートをチャートをよく見て、この条件をチェックしてからエントリーしないと、上ヒゲ掴みの名人になってしまうというわけです。(笑)

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