奇怪なこと

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雁屋哲氏のブログが話題になっている 今も執拗に続く言論封殺・弾圧 
 

リンク先が繋がらない不可解な現象が起こるため、長くなりますが全文掲載しておきます。

なお太字になっている部分はオリジナルではなく、こちらで加えています。

 

 

2019-04-15 雁屋哲

奇怪なことが私の身辺に起こったので、ご報告します。

話しは2014年に遡ります。

 

その年の4月末に発売された「ビッグコミック スピリッツ」誌の第22・23合併号に「美味しんぼ 福島の真実編」第22話が掲載されると、突然、新聞、テレビ、週刊誌、インターネットで私に対する非難が巻き起こり、しかも、国会議員、大臣、最後には総理大臣まで乗り出してきました。

安倍晋三首相が「美味しんぼ」を風評被害を巻き起こすと非難するのがテレビで流されました。

 

その回の「美味しんぼ」で、主人公の山岡が福島の取材から帰ってきた直後に食事中に鼻血を出す場面が描かれています。

この、鼻血がいけないと言うのです。

 

これでは、福島は放射線量が高くて危険なところであるように思われる。
それは、福島に対する風評被害を生み出す、のだそうです。

 

「風評」とは「デマ」「うわさ」のことです。

 

しかし、この鼻血が出た問題は根拠のないことではありません。

私自身が、福島の取材から帰って来た次の日の夕食時に突然たらたらと鼻血が出始めたのです。

 

私はそれ以前に鼻血を出したことは中学生の時に友人たちとふざけていて、自分で自分の膝に鼻をぶつけたときに一回あるだけでした。

それが、食事中に何もしないのにいきなりだらだらと出始めたので、驚き慌てました。

 

慌てて、近くのソファに横になりましたが、鼻血は頭を高く上げていないといけないそうで、横になるのは間違いなんですね。

さらに、その頃から、非常な疲労感を覚えるようになりました。

 
最初は取材旅行が重なったからその疲労なんだろうと思っていましたが、日を重ねてもその疲労感は消えないどころか、ますますひどくなります。

誰かが、私の背骨を掴んで地面に引きずり込もうとしているような感じです。

 

鼻血は一回だけでなく、翌日また出ました。私は自分の体験をそのまま「美味しんぼ」に書いたのです。

誰に聞いた物でもなく、噂を書いた物でもありません。実際に私が経験したことを書いたのです。

 

私は取材の最後に、2013年4月に、埼玉県に避難していた福島第一原発事故の際の双葉町の町長井戸川克隆さんを訪ねました。

たまたまその際に、偶然、岐阜環境医学研究所の所長の松井英介先生が同席されていました。

 

松井先生が、「福島に取材に何度か行かれたそうですが、体調に変わりはありませんか」と私に尋ねられます。

で、私が「理由が分からないのに突然鼻血が出まして」といったら、松井先生は「やはり」と仰言います。

 

同時に、福島取材で色々と力を貸して下さった、斎藤博之さんが、驚いて、「えっ!雁屋さんもなの!僕もそうなんだよ。

あれ以来何度か出るようになった。病院に行っても理由が分からないと言うんだ」

 
すると、取材にずっと同行してくれていた安井敏雄カメラマンが、「僕もそうなんですよ」と言います。

なんと、福島取材に行った我々取材班4人の中の3人が鼻血を出していたんです。

 

ついでに私が耐え難い疲労感について言うと、斎藤博之さんも、安井敏雄さんも「ああ、私もそうですよ」「いや、ひどく疲れてたまらないんです」といいます。

驚いたことに、それを聞いて井戸川前町長が、「私も鼻血が出ます。今度の町長選の立候補を取りやめたのは、疲労感が耐え難いまでになったからです」と仰言るではありませんか。

 

さらに、「私が知るだけでも同じ症状の人が大勢いますよ。ただ、言わないだけです」と仰言る。

すると松井英介先生が、「大坂で放射能に汚染されたがれきの焼却処理が行われた際、大阪の市民団体がインターネットで体調変化を訴える声を募ったところ、声を寄せた946人中、842人が、鼻血、目、喉や皮膚など空気に触れる部分の症状を訴えている」と仰言った。

 

放射線だけの影響とは断定できないと松井先生は仰言ったが、それは大変なことではないでしょうか。

松井先生の説明では、「鼻の粘膜や、毛細血管細胞の70から80パーセントは水で出来ている。

 

水の分子H2Oは放射能で切断されて水酸基(-OH)のような、毒性の強いラジカルと呼ばれるものになる。

しかも、ラジカル同士がくっつくとH2O2(過酸化水素)になる。過酸化水素はオキシフルとして消毒薬に用いられるくらい毒性が強い。

 

放射能は直接粘膜や毛細血管の細胞・DNAを傷つけるが、同時に水の分子が切断されて細胞の中に出来るラジカルによる作用が大きい」 ということです。

 

福島で人びとが受けている放射能被害は、福島第一原発から放出された放射性微粒子によるものです。

放射性微粒子は呼吸によって肺から血管に入り体中に回ります。食べ物や水と一緒に取り込まれ、消化器から血管内にはいり込み、やはり体内に回ります。

 

そのようにして体内に入った放射性微粒子は何処かの臓器に付着すると、その臓器の付着した部分に害を与える。

微粒子一個はマイクロの単位で極めて小さいけれど、付着した臓器の微粒子の周辺の細胞は破壊される。

  

しかも、その微粒子の数が極めて多い。結果的に臓器の被害は大きくなる。

空間線量が1ミリ・シーベルトとすると、その空間に浮遊している微粒子の数はそれこそ無数。

  

一呼吸だけで何千・何万の放射性微粒子が体内に入る。

一個当たりの微粒子の害は小さくても、それが、何千・何万となると鼻血を出させたり、疲労感を感じさせる原因を作るのでしょう。

 

(斎藤博之さんは、私達の福島取材の前に、取材に適した場所を選ぶために何度も福島に通い、結果として私達の数倍被爆したことになります。

 

その後、斎藤さんの体調は回復せず、歯茎からも血が出るようになり、2017年に脳梗塞で亡くなりました。

 

死因が放射能によるものかどうかは明かではありませんが、私が「鉄の胃袋魔神」とあだ名をつけたほど、活発で食欲旺盛だった斎藤さんが、福島の取材を終えた後、鼻血、激しい疲労感、歯茎からの出血などで、衰弱したことは確かです。

東北地方の民俗学的知識の豊富なことと言ったら歩く民俗学事典のような人で、おまけにマルクスの資本論は端から端まで頭の中に入っているという凄さでした。

 

例えば、私が、マルクスが、ルイ15世の愛妾・マダム・ポンパドールの「我が亡き後に洪水は来たれ」という言葉を引用したのは何処だっけ、と尋ねたら、ちょっと待ってねと言って、3,4分後に、あれは第1部『資本の生産過程』第3篇『絶対的剰余価値の生産』第8章『労働日』に書かれているよ、と返事がありました。

感性豊かで、明敏な頭脳。本当に惜しい人を亡くしました。私にとって真の友人であり、同志でした。斎藤さん本当に有り難うございました。ご冥福をお祈りします。

 

斎藤博之さんについてはこのブログにも書きました。

 

以上に述べたように、私が鼻血を出したことは、また私以外の多くの人間が福島第一原発の事故以後福島で鼻血を出していること、疲労感に苦しんでいることは、事実私が体験したことなのです。

風評でもデマでもない。

 

私は、嘘を自分の作品に書くような破廉恥な人間ではありません。

私は自分の書くものは全て第三者にも検証可能な事実しか書きません。

自分で調査した資料は保存してあります。

 

であるのに、安倍晋三首相を始め、テレビ、雑誌、インターネットでは私の言うことを風評だと決めつけ、私を風評被害を福島に与えると言って非難します。

実に理不尽極まりないことで、私の心は煮えくりかえりました。

 

ところが、「スピリッツ」誌の編集部は私よりもっと大変な目に遭っていました。

担当の編集者から「朝から抗議の電話が鳴り止まずに、編集部全体が困っています」と聞かされたときには私は驚きました。

 

読者には私の連絡先が分からないから、安倍晋三首相の言葉を真に受けた人たちが、「スピリッツ」誌に文句を言うために電話をかけてくるのだろうと思いました。

そこで、私は、このブログに「私に文句のある人は、私のこのページ宛てに書いて貰いたい。編集部に電話をかけると、編集部が迷惑するから」と書きました。

 

それで編集部に対する電話攻撃が収まったから思ったらその逆でした。

「雁屋哲は自分のホームページにこんなことを書いているが、そんな奴の漫画を掲載している『スピリッツ』が悪い」と前より一層激しく電話がかかってくるようになったというのです。

おかしなことに、私のこのページには一件も文句の書き込みはありません。

 

安倍晋三首相の言葉に躍らされて私を風評被害引き起こす悪者扱いするような人たちは、ただ騒ぎたいだけで私に直接文句を言ってくる根性も勇気も無い人たちなのだと私は思いました。

しかし、そんな単純なことではないことが後になって分かりました。

 

鼻血問題が掲載されたのは福島編の第22話です。

それから第24話まで2話残っていました。

 

電話をかけ来た人たちは自分たちの抗議に「スピリッツ」誌は恐れをなして、次週から「美味しんぼ」の掲載をやめるだろうと思ったのでしょう。

しかし、第22話が掲載された段階で、花咲アキラさんは第24話まで完成させていました。

  
「スピリッツ」誌編集部も馬鹿げた脅迫電話に怯むような根性なしではありません。

当然、第23話、第24話と最後まで掲載しました。

  
それで、電話をかけてきた人たちは更にいきり立ったようです。

第23話が掲載された直ぐ後、編集長が善後策を検討するためにシドニーまで来てくれました。

  

その時編集長から詳しく聞いた話は私の想像を絶するものでした。

編集部には電話が20回線引いてあります。

 
その20回線の電話に朝10時の業務開始時間から夜7時、時には10時近くまで電話が鳴り止まないというのです。

それもいきなり怒鳴る、喚く。電話を受けた編集者が返事をすると、その返事が気にいらないと喚く。返事をしないと、なぜ返事をしないと怒鳴る。それが、1時間にわたって続くのです。

 

編集部員は相手をそれ以上刺激しないように応対するので、神経がくたくたになってしまいます。

編集部員はその度に応対しなければならないし、電話回線は塞がれてしまい、作家との打ち合わせなども通常の時間に出来ない。
そういうことが、毎晩続く。

 

編集部員は疲れ切ってしまって、このままでは編集作業が出来ないから「スピリッツ」誌を休刊しなければならないかも知れないところまで、追い詰められていると言います。

これには私は驚きました。

 
こんなすさまじい話は聞いたことがない。

私はこの電話攻撃は大変に不自然だと思います。

 
私が最初に考えたような単純な問題では無い。

電話をかけてくるのは最初に私が考えたような普通の市民ではない。

特殊な人たちだと私には分かりました。

 
普通の抗議電話とは違います。

明らかに、「スピリッツ」誌の編集を妨害して、小学館を傷つけ、「鼻血問題」について謝罪させようという意図を持ったものだと思います。

私個人に対してではなく、小学館を標的にした行為です。

  
小学館に謝罪をさせた方が社会的に効果が大きいからです。

これは、そのような意図を持った指導者が脅迫のプロたちに命じてさせたことだと思います。

 

編集部員に対する脅迫の仕方が、あまりに手慣れている。

普通の人間には出来ないことです。

 

世の中には、様々な企業に難癖をつけるのを職業にしている人間がいます。

企業を脅して、嫌がらせを続けて、企業にことを収めるために何らかの金品などを差し出させるのが目的です。

 

その連中は、プロのクレーマーと呼ばれています。

私は編集長に、そんなことをして来る人間はプロの集団だから相手にしなければ良いと言いましたが、編集長によれば出版社は読者と称して電話をかけてきた相手には丁寧に応対しなければならないのだそうです。

 

しかも、卑怯なことに私がこのブログに何か書くたびにそれについての文句の電話が殺到するというのです。

実に卑劣な連中です。

 

私は編集部に迷惑をかけたくないので、しばらくは自分のブログの書き込みをやめました。

小学館は私を守り、「美味しんぼ」福島編も最終回まで、きちんと掲載を続けました。

 

あの卑劣な集団は目的を達することが出来なかったわけです。

そして話は2019年に飛びます。

  

当時の編集長からメールが来ました。

  

以下に、氏の承諾を得て、そのメールを書き写します。

  

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少し愉快なことがございましたので、ご報告させていただこうとメールをさせていただきました。

昨年の12月に中国と日本の出版ビジネスを手がけている会社から日中のデジタル・ゲーム関係のフォーラムに出席しませんかと声をかけられました。

主催は中国の大きなエンタテインメント会社で、今をときめく成長企業でして、そちらの社内見学もできるということなので、喜んで出席させていただきますとお返事いたしました。
ところがです。フォーラムの主催は中国の会社なのですが、日中のフォーラムということで、北京の日本大使館とJETRO(日本貿易振興機構)が共催に入っておりまして仲介をしてくれた会社から「大使館からNGが出ました」という連絡がありました。

最初「?? 中国大使館からNG?」かと思ったのですが
もちろん日本側からでした。
おそらく僕の名前をネットで検索したところ、『美味しんぼ』関係でいろいろ出てきたので経産省か大使館の人がそんなヤツは呼ぶな、となったのだと思います。僕も大物になったものです(笑)。

僕ではなく他に小学館の人で出席できる人はいませんか? というので、さすがに日もないのでお断りいたしまして「誰がいかなる理由で僕はダメと判断したのか」を教えてほしいと、お伝えしたところ、今にいたるまでなんの回答もありません。
お役所のビジネスマナーは楽でいいな~と思いました。

このような影響力のある作品に関わることができて、大変光栄だなと、この年末年始しみじみ考えておりました。本当にありがとうございます。

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さて、この後、この話を私のブログに書いて良いだろうかと、氏に問い合わせたところ次のようなメールを頂きました。

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この国は、いったいいつから、こんなつまらないことになってしまったのだろうと憤慨しております。「忖度」なんて、本当に卑屈な根性が言わしめる言葉だと思います。
「小学館でほかにいい人いませんか?」というのも失礼な話です(笑)。

あまりにマナーを欠いた話なので、「経緯を教えてほしい」と要望して、その返事を武士の情けと申しますか、少し気長に待ってあげようかとしているところです。

いよいよ、これは本当に無視するつもりだなと思ったら、僕も「ちょっと聞いてくださいよ~」とあたりに触れて回ろうかと思っていますので、ぜひブログにお書きいただければと存じます。

権力のありようについて、『男組』で雁屋さんが示されていた社会や、登場人物たちのありようを今一度、みなで振り返る必要がありますね!

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さて、この元編集長の味わったと同じようなことを私が味わいました。それを以下に記します。

それは、今年(2019年)の3月半ば過ぎのことです。あるテレビ局のディレクター氏からメールが入りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そのディレクターの関わっている番組である食べ物を取り扱うことになったが、その食べ物は、かつて、「美味しんぼ」で取り上げられたことがある。そこで、番組の中で、「美味しんぼ」のその場面を取り上げたい。それについては小学館から承諾を得た。

そこで、原作者の私にも承諾を得て、その上、その食べ物を取り上げた「美味しんぼ」のその回について、また、その食べ物について私の話を聞きたいので電話をかけたい、」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と言う内容でした。

その番組の内容からして断る理由は私には全くありません。
私は、承諾して、シドニーの自宅の電話番号も相手に知らせました。それが週半ばのことでした。
ところが、その次の週の初めに、そのディレクター氏から

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「実はあの後、上司からの進言で方針が番組の内容がガラっと変わってしまい、『美味しんぼ』のカットを使用するという演出自体がなくなってしまいました」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一体これはどう受取れば良いのでしょう。

安倍晋三首相が私のことを「風評被害を流す人間」と非難するのがテレビで流れて以来、私はなんだかおかしな感じを懐くようになったのです。

 
おかしな感じというのは、テレビ、雑誌、などのジャーナリズム関係の人が、妙に私に対して白々しい態度を取ることが気になり始めたのです。

 

私は2015年に「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」という本を出版しました。

これは、私の鼻血問題について「風評被害」だと非難した人びとに対する反論の本です。その本を、今話に出ているテレビ局とは別のテレビ局が取り上げて私に話を聞きたいと言ってきました。

 

私は自分の本を多くの人に知ってもらう機会になるだろうと考え、番組に出演しました。

私はあるジャーナリストと対談をする形になりました。

 

そのジャーナリストは三十代か四十代前半という若い人で、売れっ子であるらしく、書くものを最近週刊誌のコラムで読むことがあります。

そのジャーナリストは、私との対談をするのに開口一番「僕は雁屋さんに反対です」と言いました。

 

私は、会うやいなやそんなことを言われて驚き、気をそがれました。

何も話をしないうちに、対話の最初にいきなり「雁屋さんには反対で」とは何のことでしょう。

 
私は私の何に対して反対なのですか、と聞こうと思ったのですが、そのジャーナリストは私に聞く暇を与えず、どんどん話を進めて行きます。

私の何かの意見に反対なのではなく、私という人間の存在に反対だというのでしょう。

 

その口調もなんだか、事件の被疑者を詰問するような調子で、私は大変に居心地の悪い思いをしました。

いきなり冒頭で、「雁屋さんに反対です」と言ってしまっては、それからのそのジャーナリストは私に反対する立場から私に何か訊くという形になるので、全体の流れは当然私の意見をきちんと伝えることからはほど遠いものになりました。

 

番組を見ている人たちは、私が懸命に何か弁解しているように思ったことでしょう。

それは一つの例で、その後も何度か頼まれて幾つかの集まりに出席したのですが、そこに集まった人たちの態度が何かおかしい。

 
私から、一歩引いて接する。よそよそしい。

以前は「美味しんぼ」の原作者と言うことで、非常に好意的に親しく私の話を聞きたいと言う態度を取る人が圧倒的に多数でした。

しかし、今は、私を見る目つきが違う。関わり合いになるまいとするように、用心深く私から引く。

 
私の話しも、話半分程度に聞いている、という感じがするのです。

これは決して、私のひがみ根性のせいではありません。

 
以前と比べれば、自分がそれまでとは違った受取られ方をしていることは、どんな人間でも皮膚感覚みたいなもので感じ取ることが出来ます。

こんなことがあったので、「美味しんぼ」を番組内で使いたいとテレビ局のディレクター氏が言ってきたときに、私は「大丈夫なのかな」と思ったのです。

 
それが、「上司からの進言で番組の内容がガラッと変わってしまい」ということになったので、私は「スピリッツ」元編集長の受けた仕打ちや、鼻血問題以来私自身が受けている厭な感じの延長で、この件も受取りかけています。

どうして上司は番組をガラッと変えるような進言をしたのか。

 
私はそんなことでなければ良いがと思いますが、心の隅に、その上司は安倍晋三首相に「風評被害を流す人間」と名指しで非難された私と関わり合いになることは避けたい、と考えたのではないか、と言う思いが浮かんでくるのです。

 

こんなことを言うのは、私の一方的な思いこみだと、言われるかも知れません。
しかし、最近こんなことが続いているので、どうしてもそういう考えが浮かんでくるのです。

 

私がブログにこんな内容のことを書く、と「スピリッツ」の元編集長にメールを送ったところ、元編集長からこんな返事が来ました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
そのディレクター氏が仰有っているように「同じような演出を考えるディレクター」がいて次の企画はちゃんと通ることを願ってやみません!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私もそう願っています。

このテレビ局の話は別にして、私の鼻血問題を通じて言えることは、この国では真実を語ってはいけないと言うことです。

反対に、安倍晋三首相とその取り巻きたちはどんな嘘を言っても誰もとがめません。

 

安倍晋三首相は2013年9月7日にIOC総会で、オリンピックを東京に招致するための演説を行いましたが、福島第一原発について、
 「福島の放射能は、福島第原発からの放射能に汚染された水は福島第一原発の港湾から0.3キロ平方メートル以内に完全にブロックした」

「福島の現状は完全にコントロールされている」

「福島第一原発はこれまでに東京にダメージを与えていないし、これからも与えない」 と言いました。

私は、2013年10月3日付けのこのブログに、「Open letter to the IOC」と言う記事を書き、それが、全部嘘であることを指摘しました。
 

外国人にも読んでもらえるように英文で書いてあります。

私の書く英文だから、極めて平易です。

ご一読下さい。

 
そんな嘘を言った人間が、私が実際に体験した鼻血を風評だというのですから呆れるばかりです。

また、その嘘を見逃すこの日本の社会にも呆れるばかりです。

   

一つの国が滅びるときには必ずおなじことが起こります。

 

支配階級の腐敗と傲慢。
政治道徳の退廃。
社会全体の無気力。
社会全体の支配階級の不正をただす勇気の喪失。
同時に、不正と知りながら支配階級に対する社会全体の隷従、媚び、へつらい。
経済の破綻による社会全体の自信喪失。

  

これは、今の日本にぴったりと当てはまります。

私は社会は良い方向に進んでいくものだと思っていました。

   

まさか、日本と言う国が駄目になっていくのを自分の目で見ることになるとは思いませんでした。

一番悲しいのは、腐敗した支配者を糾弾することはせず、逆に支配者にとっては不都合な真実を語る人間を、つまはじきする日本の社会の姿です。

   

雁屋 哲

  

  

読みながら、文中にあった次の文言が気になりました。

 

日を重ねてもその疲労感は消えないどころか、ますますひどくなります。

誰かが、私の背骨を掴んで地面に引きずり込もうとしているような感じです。

僕もそうなんだよ。

あれ以来何度か出るようになった。病院に行っても理由が分からないと言うんだ」

私が耐え難い疲労感について言うと、斎藤博之さんも、安井敏雄さんも「ああ、私もそうですよ」「いや、ひどく疲れてたまらないんです」といいます。

今度の町長選の立候補を取りやめたのは、疲労感が耐え難いまでになったからです

その後、斎藤さんの体調は回復せず、歯茎からも血が出るようになり、2017年に脳梗塞で亡くなりました。

   

肥田舜太郎さんは低線量内部被曝の健康被害、ぶらぶら病について語っています。

   

医者がわからない「ぶらぶら病」

後に出たものを吸いこんで出てきた病気が、ぶらぶら病という病気なのです。

ぶらぶら病という名まえは医者がつけた名前ではない。

 

これは家族がつけた名まえなのです。

見たところ、何でもない。

 

「とうちゃん、働いてよ」。

それじゃあというので、つるはしをふるい出したら、30分ともたない。

 

「俺はもうとてもかったるくて、生きてられない。先に帰るからな」と先に帰って、座敷に寝てしまっている。

そういうことが続くから、家族や本家のものが、あいつは広島にいって怠け者になって帰ったんだ、医者に診せろということで、診るけれども病気らしい兆候は何もない。

本人がかったるくて動けないというだけなのです。

初めて来た患者が、どうしてきたのと聞くと、かったるくて動けないというのです。

それでどんな医者に診てもらったのとか聞いているうちに、この男が先生ごめんなさいといって、私の机の上で頬杖を突きだした。

 

失礼ですよね。えっと思っていたら、椅子から床へ降りてあぐらをかく。

ごめんなさい。椅子に座っていられませんといって、そのうち横になってしまう。

 

こういう形でしか私は起きていられないのですというのです。

「そんなにだるいの」というと「そうなんです」という。

 

それで初めて僕はぶらぶら病の患者のだるさという程度が分かったね。

初めてこれはただことではないと思いました。

  

  

 

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